冒険者の学校。

ゆみすけ

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6名の、幼女。

オレは、勝ち組だ、と思う・・・

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 6名の幼女らは、2名づつペアであるようだ。 確か、双子と聞いている。
「アンナが、3回の出産で双子ばかりで、6名なのですか。」「そうじゃ。」「アンナは元気で?」
 「逢いたいかへ。」「いいへ、だだ体が・・・」「これ、アンナよ。」「ハイ。」
と、金髪で碧眼のアンナが奥からマタニティドレスで現れたのだ。 つまり、双子を孕んでるようだ。
 「お久しぶりですわ。」「そうだな、飛竜の討伐以来だね。」と、ペコリだ。
「あなたが、私の子のパパだったんですね。」「そうらしいな。」「・・・・・」と、複雑な顔のアンナだ。
 普通、幼児はママ、つまり母親になびくモノだが・・・幼女らはオレの周りから離れない。
産まれたら、すぐに養育係へ・・・そして、戦前の日本式教育だ。 アンナが産休を3月しか取らないかららしい。
 アンナは、自分がアマテラス様へ仕える役を知ってるようである。 つまり、攻撃魔法少女を産む(生理があるかぎり。)マシンとなってるようだ。 
 それで、第1子のアリスも、アンナへより、オレの側から離れない。
髪がクロで、顔も日本人顔だ。 体型も、アンナよりはオレタイプだ。 おマンコがあるから幼女だが・・・
 アンナは、金髪で青い眼なのだ。 顔も欧州風である。 スレンダーな8頭身だ。(下腹はボテレンだが。)
外観が攻撃魔法少女は、全くの日本人なのである。 ハーフらしさは無い。 
 まあ、考えてもしょうもないので、不問にしよう・・・

 アンナは、女官に守られて専用の館へ・・・待遇はいいようだ。
「それで、弟子は何名まで・・・」と、話を振るアマテラス様だ。
 「現在のアリスらが協力してくれますから、6名を弟子として・・・」「そうかへ。」「それが、わたしができることならば。」と、平伏する。
 「パパ。」「とうさん。」「ちゃん。」と、いろいろの呼び方である。
しかし、しかしだ。 双子の見分けがつかないぞ・・・どうしょうか・・・
  
 「ところで、そちの肩に乗ってのはウズメ姫じゃな。」「アマテラス様、ごきげんよろしゅう。」「うぬ。」
「ヒト型小型ロボットかへ。」「はい。」と、返事のウズメ姫だ。
 「なんなら、体を用意しても。」と、アマテラス様が・・・
「いいえ、わたしは満足しておりまする。」と、ウズメ姫だ。
 「ツキヨミがウツ病が収まらぬ。」「治らぬかもしれん。」と、厳しい顔のアマテラス様だ。
「ウズメとソチの奪い合いで負けたことが原因じゃが、本人の問題じゃからな。」と、厳しい顔のアマテラス様である。 
 「ウズメは自身の道を、ゆくのじゃ。」「ハイ。」と、これも仕方がない感じである。
クロ~ンであっても、体は治せるが、心のケアは限界があるようなのだ。

 神の祠から学校へ・・・治癒魔法少女らの、朗らかな笑い声が響く。
攻撃型少女らの教室へ・・・ぞろぞろと全員が・・・
 全員で幼女が11名だ。 そして、オレとウズメ姫の教師が2名である。
ウズメ姫の小人版が居るから、別々に行動できる。
 「どのくらいまで、小人は離れられるんだ。」と、参考までに聞いた。
「え、え、そうね。」「あんたがとのつながりが重要だから、10メートルも無いわ。」
 「以外に、狭いんだね。」「そりゃあ、単なる無線でのつながりじゃないわ。」「精神の問題よ。」
と、上から目線で・・・「ハイ、わかりました。」と、素直なオレである。
 「そういえば、治癒魔法少女らは、全員が黒髪だが。」と、オレが・・・
「そうね、あんたの精子だからだわ。」と、ウズメ姫だ。
 「もちろん、アマテラス様が、遺伝子の操作をしてるから血縁関係の性(サガ)は無いと思うわ。
つまり、血が濃いと遺伝病などの危険があるからだ。
 「それで、治癒魔法少女は黒髪ときまったようね。」と、ウズメ姫が・・・
「天使の輪が、全員ができるそうよ。」と・・・「天使の輪?」と、オレが聞いた。
 「黒髪はツヤツヤだと、光を反射するじゃない。」「そうだな。」「それで、頭は丸いじゃない。」「うん。」
「それで、黒髪のストレートヘアは艶がいいと、輪っかが光るのよ。」と、幼女らを示す。
 「確かに、光が反射して・・・」と、輪っかに見えるのだ。
「金髪では、どれだけ苦労しても無理だわ。」と、ウズメ姫が自分の黒髪をなでる。
 小人のウズメ姫の髪はサラサラだ。 まあ、人工髪なのだが・・・
「アマテラス様の髪も黒髪でカラスの濡れ羽色だわ。」と、ウズメ姫が・・・
 「そうだな、マジで女神様だからな。」と、「それも、序列1位だからな。」と、最高神であることを強調するオレだ。
 
 「それで、6名の魔法少女の名前は?」と、教室で始めるオレである。
「あたいが、ユッコよ。」「あたいは、ミツコよ。」「あたいは・・・・」
 こんがらがるから、止めさせた。
「待ってくれ、オレが指名するから。」と、6名を並ばせた。
 「え、え、と、ユッコは?」「あたいだわ。」と、手が上がる。 「ミツコは?」「ハイ。」「ふむ。」
覚えるのが底辺だ、イヤ大変だ。 それに、制服(当然、セーラーだ。)だから同じで、判別ができネーーーのだ。
 「名札だな。」と、短絡的に決めたのだ。 その方が生徒らしいからでもある。
「でも、先輩らは・・・」と、不満が。
 「そうだな、全員が名札をつける。」と、言い切るオレである。
「アリス、クララやリンダ、ユリコは造るから。」「もちろん、新入りもだよ。」と、全員を納得させたのだ。
 なぜなら、6名は、ほぼ同じ顔なのだ。 
そういえば、アリスはオレの弟子になって、数年だが・・・ほとんど、身長や体の大きさが・・・同じだ。
 クララも、リンダも、ユリコもだ。 
6歳くらいの幼女で、それからの発育がほどんど無いのだ。
 とうとう、攻撃型魔法少女の最大の秘密に気が付いたようなのだ。
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