185 / 273
日本式教育の幼女。
神話と童話。
しおりを挟む
「あい。」と、4人目の攻撃魔法幼女が・・・顔が似てるから・・まちがいないのだ。
「ユリコと、申しまする。」と、セーラーのスカートをつまんで、挨拶だ。
「あたいは、ウズメね、よろしくね。」「あい。」 オレは蚊帳の外だ・・・・・っ。
えらく、日本人風の名前だ。 子が付いてるからだ。
「そうじゃ、名前でわかるじゃろう。」「ユリコは、日本式の教育を施した最初の魔法少女じゃ。」と、アマテラス様だ。
「では、歴代の陛下の名前を。」「そうじゃ、暗記しておる。」「では、初代は。」と、ウズメ姫だ。「ジンム。」と、ユリコが答える。
「では、順に言ってみて。」「すいぜい、あんねい、いとく、こうしょう、こうあん、こうれい、こうげん、かいか、すじん、すいにん、けいこう、せいむ、ちゅうあ、すいにん、けいこう、せいむ、ちゅうあ、おうじん、にんとく、りちゅう・・・」「わかった、停止、停止。」 126代まで・・・描くのは・・・
「教育勅語も。」「当然であろう。」「意味は、知ってはいないが暗記はできるぞよ。」 そう、それが戦前の教育だった。 まず、覚えるのだ。
「じゃあ、九九は?」 「とうさんは、あたちをバカにしてる?」 「すんません、はい。」と、ユリコへ・・・
「では、これはなんて読むんだ。」と、出雲大社の日本語の字を見せる。
「いずもおおやしろ。」と、ユリコが・・・「では、これは。」と、伊勢神宮を。「いせのじんぐう。」と、のをつけて読んだのだ。
「では、これはどうだ。」最後のあがきのオレだ。「天照様がお隠れになったとき岩戸を動かした神は、だれだ。」
「天手力男神。」 アメノタヂカラオ、と読んだのだ。 発音も間違いない。 これは、マジだ。 オレでも勝てないな。 保育女官は、マジで戦前の子女を育てたのである。 GHQ(米国の占領軍)のパヨクによる汚染された教育ではないのだ。 マジで、敗北したオレである。 4歳の幼女に負けたのである。
戦前の詰め込み教育と、戦後のゆとり教育は、まさに真逆な結果をもたらしたのだ。
戦前の教育とは、江戸時代の寺子屋の伝統を継ぐものである。
明治になり、いきなり教育制度が整備されたように歴史は描いてるが、それは間違いだ。
時代が変わっても、ヒトはすぐには替われないものである。
「ヒトも動物であるからのう。」と、アマテラス計算機がいうのだ。
「たまに、思うのじゃ、わらわと、ソチらとの差があるかと・・・」
「なんとも、言えませんが、差はないんじゃないですか。」と、オレだ。
「わたくしは、アマテラス計算機を真の女神様と思っております。」と、マジな答えだ。
「世辞が、うまいのう。」「まさか、お世辞ではありませんよ。」「そうなのかへ。」「え、え、たまにウソをおっしゃいますから。」「ウソは機械では、つけませんから。」と、加えるオレだ。「・・・・・」 なんも、おっしゃらない・・・・
その日の午後だ。 四名の攻撃魔法幼女がオレの前に・・・オレは、勝ち組だ。 すべて、オレの娘だからだ。
黒髪に黒い眼玉である。
「弟子の諸君、聞いてくれ。」「あい。」「はい。」「あい、あい。」「ハイ。」と、それぞれが答える。
「さすがに、キント雲の四名はツライのだ。」「それで、紫電改とマスタングで、アリスとクララは頼む。」
「リンダ、とユリコは愛機ができるまでは、オレのキント雲で。」「あい。」「はい。」と、ふたりが答える。
キント雲の幼児シートを2座席にする。
「パパ。」と、アリスだ。 「紫電改のイスが・・・」 体に合わないようだ。 風防もサイズが・・・
しかし、新造も金が・・・・ユリコへの杖もある・・・もう、鼻血もでないんだが・・・
「あんた、あたいを忘れてない。」と、ウズメ姫へチェンジである。
金庫番のウズメ姫だ。 オナゴは金銭に細かいのである。 ほどんどの女子は、お金を貯える性格を生まれながらにもってるのである。
「ユリコの杖の宝玉は支払えるわよ。」と、ドヤ顔のウズメ姫である。 完全に頭があがらないオレである。
「それで、あんたがリンダの愛機を造ってよ。」と、オレへ戻る。
「ねえ、どんな機体なの。」と、リンダが飛び跳ねる。
「そうだな、流星号は?」と、聞く。 カンタンに図面を描いて見せる。 あの、30世紀から過去へ乗ってきたタイムマシンの流星号のことである。 もちろん、マンガの話だが・・・
「うん、そいでいいわ。」と、うれしそうだ。
閃いた、ユリコにはビートルしかない。 科特隊のビートルのことである。 怪獣映画のヤツだ。
もちろん、初代のヤツだ。 ちなみに、すべてのドロ~ンの大きさは遊園地の飛行塔の飛行機のレベルであるからね。
すべてのドロ~ンには風防がついている。 風防が無いと、眼が乾燥するし、ゴミが入るし・・・
髪が乱れるからである。 ユリコは三つ編みのおさげだ。 鼻血が止まらないほど、かわいい娘である。
数日で、流星号とビートルは完成した。 まあ、ドロ~ンにカバーを付けただけだ、カンタンにできるのだ。
ドロ~ンの電源は、魔法少女のナノ・マシンの星間航行船の核ロケットエンジンからの空間転移技術の成果である。
流星号やビートルにも、簡易トイレは当然なのである。
そして、ユリコへ杖を与えるべく、訓練である。
サラマンダーが杖なしで、撃てないと杖が意味がないのだ。
5機編隊で、荒野へ・・・
「ここいらで、いいだろう。」「ユリコ、来なさい。」「はい。」「いいかい、皆がするように、バリバリってやれるかい。」「え、え、できると思うわ。」と、ユリコだ。
「じゃあ、あの大岩へ、撃ってみてくれ。」「わかったわ、とうさん。」 とうさん、うう、涙が止まらん。
とうさん、だなんて。 なんて、いい響きだ。 パパも悪くはないが、やはりオレは日本人なのだ。
「では、バリバリと、やって見せてくれ。」「わかったわ。」・・・・・・
「ユリコと、申しまする。」と、セーラーのスカートをつまんで、挨拶だ。
「あたいは、ウズメね、よろしくね。」「あい。」 オレは蚊帳の外だ・・・・・っ。
えらく、日本人風の名前だ。 子が付いてるからだ。
「そうじゃ、名前でわかるじゃろう。」「ユリコは、日本式の教育を施した最初の魔法少女じゃ。」と、アマテラス様だ。
「では、歴代の陛下の名前を。」「そうじゃ、暗記しておる。」「では、初代は。」と、ウズメ姫だ。「ジンム。」と、ユリコが答える。
「では、順に言ってみて。」「すいぜい、あんねい、いとく、こうしょう、こうあん、こうれい、こうげん、かいか、すじん、すいにん、けいこう、せいむ、ちゅうあ、すいにん、けいこう、せいむ、ちゅうあ、おうじん、にんとく、りちゅう・・・」「わかった、停止、停止。」 126代まで・・・描くのは・・・
「教育勅語も。」「当然であろう。」「意味は、知ってはいないが暗記はできるぞよ。」 そう、それが戦前の教育だった。 まず、覚えるのだ。
「じゃあ、九九は?」 「とうさんは、あたちをバカにしてる?」 「すんません、はい。」と、ユリコへ・・・
「では、これはなんて読むんだ。」と、出雲大社の日本語の字を見せる。
「いずもおおやしろ。」と、ユリコが・・・「では、これは。」と、伊勢神宮を。「いせのじんぐう。」と、のをつけて読んだのだ。
「では、これはどうだ。」最後のあがきのオレだ。「天照様がお隠れになったとき岩戸を動かした神は、だれだ。」
「天手力男神。」 アメノタヂカラオ、と読んだのだ。 発音も間違いない。 これは、マジだ。 オレでも勝てないな。 保育女官は、マジで戦前の子女を育てたのである。 GHQ(米国の占領軍)のパヨクによる汚染された教育ではないのだ。 マジで、敗北したオレである。 4歳の幼女に負けたのである。
戦前の詰め込み教育と、戦後のゆとり教育は、まさに真逆な結果をもたらしたのだ。
戦前の教育とは、江戸時代の寺子屋の伝統を継ぐものである。
明治になり、いきなり教育制度が整備されたように歴史は描いてるが、それは間違いだ。
時代が変わっても、ヒトはすぐには替われないものである。
「ヒトも動物であるからのう。」と、アマテラス計算機がいうのだ。
「たまに、思うのじゃ、わらわと、ソチらとの差があるかと・・・」
「なんとも、言えませんが、差はないんじゃないですか。」と、オレだ。
「わたくしは、アマテラス計算機を真の女神様と思っております。」と、マジな答えだ。
「世辞が、うまいのう。」「まさか、お世辞ではありませんよ。」「そうなのかへ。」「え、え、たまにウソをおっしゃいますから。」「ウソは機械では、つけませんから。」と、加えるオレだ。「・・・・・」 なんも、おっしゃらない・・・・
その日の午後だ。 四名の攻撃魔法幼女がオレの前に・・・オレは、勝ち組だ。 すべて、オレの娘だからだ。
黒髪に黒い眼玉である。
「弟子の諸君、聞いてくれ。」「あい。」「はい。」「あい、あい。」「ハイ。」と、それぞれが答える。
「さすがに、キント雲の四名はツライのだ。」「それで、紫電改とマスタングで、アリスとクララは頼む。」
「リンダ、とユリコは愛機ができるまでは、オレのキント雲で。」「あい。」「はい。」と、ふたりが答える。
キント雲の幼児シートを2座席にする。
「パパ。」と、アリスだ。 「紫電改のイスが・・・」 体に合わないようだ。 風防もサイズが・・・
しかし、新造も金が・・・・ユリコへの杖もある・・・もう、鼻血もでないんだが・・・
「あんた、あたいを忘れてない。」と、ウズメ姫へチェンジである。
金庫番のウズメ姫だ。 オナゴは金銭に細かいのである。 ほどんどの女子は、お金を貯える性格を生まれながらにもってるのである。
「ユリコの杖の宝玉は支払えるわよ。」と、ドヤ顔のウズメ姫である。 完全に頭があがらないオレである。
「それで、あんたがリンダの愛機を造ってよ。」と、オレへ戻る。
「ねえ、どんな機体なの。」と、リンダが飛び跳ねる。
「そうだな、流星号は?」と、聞く。 カンタンに図面を描いて見せる。 あの、30世紀から過去へ乗ってきたタイムマシンの流星号のことである。 もちろん、マンガの話だが・・・
「うん、そいでいいわ。」と、うれしそうだ。
閃いた、ユリコにはビートルしかない。 科特隊のビートルのことである。 怪獣映画のヤツだ。
もちろん、初代のヤツだ。 ちなみに、すべてのドロ~ンの大きさは遊園地の飛行塔の飛行機のレベルであるからね。
すべてのドロ~ンには風防がついている。 風防が無いと、眼が乾燥するし、ゴミが入るし・・・
髪が乱れるからである。 ユリコは三つ編みのおさげだ。 鼻血が止まらないほど、かわいい娘である。
数日で、流星号とビートルは完成した。 まあ、ドロ~ンにカバーを付けただけだ、カンタンにできるのだ。
ドロ~ンの電源は、魔法少女のナノ・マシンの星間航行船の核ロケットエンジンからの空間転移技術の成果である。
流星号やビートルにも、簡易トイレは当然なのである。
そして、ユリコへ杖を与えるべく、訓練である。
サラマンダーが杖なしで、撃てないと杖が意味がないのだ。
5機編隊で、荒野へ・・・
「ここいらで、いいだろう。」「ユリコ、来なさい。」「はい。」「いいかい、皆がするように、バリバリってやれるかい。」「え、え、できると思うわ。」と、ユリコだ。
「じゃあ、あの大岩へ、撃ってみてくれ。」「わかったわ、とうさん。」 とうさん、うう、涙が止まらん。
とうさん、だなんて。 なんて、いい響きだ。 パパも悪くはないが、やはりオレは日本人なのだ。
「では、バリバリと、やって見せてくれ。」「わかったわ。」・・・・・・
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
まじぼらっ! ~魔法奉仕同好会騒動記
ちありや
ファンタジー
芹沢(せりざわ)つばめは恋に恋する普通の女子高生。入学初日に出会った不思議な魔法熟… 少女に脅され… 強く勧誘されて「魔法奉仕(マジックボランティア)同好会」に入る事になる。
これはそんな彼女の恋と青春と冒険とサバイバルのタペストリーである。
1話あたり平均2000〜2500文字なので、サクサク読めますよ!
いわゆるラブコメではなく「ラブ&コメディ」です。いえむしろ「ラブギャグ」です! たまにシリアス展開もあります!
【注意】作中、『部』では無く『同好会』が登場しますが、分かりやすさ重視のために敢えて『部員』『部室』等と表記しています。
【完結】婚活に疲れた救急医まだ見ぬ未来の嫁ちゃんを求めて異世界へ行く
川原源明
ファンタジー
伊東誠明(いとうまさあき)35歳
都内の大学病院で救命救急センターで医師として働いていた。仕事は順風満帆だが、プライベートを満たすために始めた婚活も運命の女性を見つけることが出来ないまま5年の月日が流れた。
そんな時、久しぶりに命の恩人であり、医師としての師匠でもある秋津先生を見かけ「良い人を紹介してください」と伝えたが、良い答えは貰えなかった。
自分が居る救命救急センターの看護主任をしている萩原さんに相談してみてはと言われ、職場に戻った誠明はすぐに萩原さんに相談すると、仕事後によく当たるという占いに行くことになった。
終業後、萩原さんと共に占いの館を目指していると、萩原さんから不思議な事を聞いた。「何か深い悩みを抱えてない限りたどり着けないとい」という、不安な気持ちになりつつも、占いの館にたどり着いた。
占い師の老婆から、運命の相手は日本に居ないと告げられ、国際結婚!?とワクワクするような答えが返ってきた。色々旅支度をしたうえで、3日後再度占いの館に来るように指示された。
誠明は、どんな辺境の地に行っても困らないように、キャンプ道具などの道具から、食材、手術道具、薬等買える物をすべてそろえてた。
3日後占いの館を訪れると。占い師の老婆から思わぬことを言われた。国際結婚ではなく、異世界結婚だと判明し、行かなければ生涯独身が約束されると聞いて、迷わず行くという選択肢を取った。
異世界転移から始まる運命の嫁ちゃん探し、誠明は無事理想の嫁ちゃんを迎えることが出来るのか!?
異世界で、医師として活動しながら婚活する物語!
全90話+幕間予定 90話まで作成済み。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる