冒険者の学校。

ゆみすけ

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アンナ、覚醒する。

お腹の子が・・・

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 「だいじょうび。」と、体の中から声が聞こえる。 アンナは、びっくりだ。 
あわてて、周りを見回すが、誰もいない。 「なんや、気のせいや。」と、自身になっとくを・・・
「ねえ、だいじょうび。」と、また幼児語が聞こえた。

 まさか、とアンナは下腹をさする。 
「だいしょうび。」と、下腹から聞こえる。 「まさか。」と、びっくりのアンナだ。
 いくらなんでも、まだ胎児だ。 下腹は膨らんでいないからだ。
「栄養、とつてちょ。」と、また声が聞こえた。 アンナは、これが音声ではなく、思考の声だと、やっと気が付いた。
 アンナの脳髄へ、思考波を胎児が送っているのだ。 その思考波が、アンナの体内のナノ・マシンが変換して音声となり聞こえるのである。
 アマテラス様が改造した、日本人の精子はアンナの卵子と結合して、将来の魔法少女(攻撃タイプ)の才能の片鱗を見せたのだ。
 そう、アンナの下腹の子宮では魔法少女が育ちつつあったのだ。 つまり、オナゴである。
 「パパが着たから、だいじょうびだよ。」と、腹の子が・・・ 
「パパって、あの討伐人のヒトは、初めて見るんだけど。」と、アンナだ。 まあ、胎児の妄想であると、アンナは思うのだ。 なぜって、妊娠はしてるが性交はしてないからである。 まだ、おマンコでのオナニー経験もない、アンナである。(野郎のモノも見たことは無いアンナだ。)
 まさか、アマテラス様が孕ませた精子が、討伐人の精子の加工品とは・・・夢にも思わないアンナである。

 アンナは、もらった栄養剤で、少しは持ち直した。 テントで討伐人が提供してくれる食事も食べられるようになった。 (食事を調理する女子力は皆無のアンナなのだ。) 
はじめて食べる食事ではあったが、とても甘味で美味なのだ。 
 討伐人は、食事ではなく、栄養を補給するモノだと、言っていたが・・・
それは、チェコレートである。 山岳遭難でも非常食に使うくらいだ。  ユミスケとしては、イチゴ大福を提供したかったんだが・・・ さすがに、この場所では、無理なのだ。 
 
 また、アンナの腹の子が、自身の精子をアマテラス様が種付けしたとは、全く知らないユミスケなのだ。
知らぬが仏である。 まさか、魔法少女50名の孕んだ子が、自身の種が元祖とは・・・・ それに、もうチンチンはアマテラス製の極太ロングになり、精子を製造する能力はないのだ。  ルイザと、ひたすら性交する快楽の道具になり果てているのだ。 
 それに、アマテラス様の祠の強力冷凍庫(マイナス70度まで可。)には、あと数万人分の精子が保存されてるのだ。
 なんせ、50個の精子を50人の卒業生へ・・・ ルイザは新入生を募集中である。 
もちろん、女子限定なのである。 野郎の募集はユミスケなのだ。
 そして、現在は野郎のクラスの指導はナデシコとルイザと、イレーヌが交代で面倒見である。 フーボーは用務員として・・・小遣いさん替わりである。
 
 

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