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さあ、夜襲だ。
飛竜の島。
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海岸で夜がくるのを待ってる内に、ルイザが馬車で到着した。
フーボーもランクルで来てくれた。 (ルイザはランクルの運転が無理なのだ。)
あたりが暗くなる。
この惑星の月が浮かんでる。
地球の月と同じ感じだ。
それで、なんとなく人影がわかるくらいだ。
ランクルからの電源で燈火を点ける。 LEDライトだ。
もちろん、電線は電波送信で配線フリーだ。
「では、行ってくるよ。」と、ドロ~ンへ乗り込んだ。
操作は、オレの中のツキヨミが担当するのだ。
軽い、モーター音がして、難なく上へ上がる。
あっという間に、海の上だ。 夜の海は不気味なものだ。
彼方に飛竜の島が見える。 切り立った崖の島だ。
岩場が波に洗われている。 「どこだったの?」と、ツキヨミだ。
「あ、あ、場所は・・・」 オレの中のオレが場所を思い出す。
「そう、わかったわ。」と、ツキヨミが答える。 誰か別人に操られているような感覚で腕が動く。
「あれっ、以外にドロ~ンは操作が簡単じゃないのか・・・」と、思うのだ。
ちなみに、ドロ~ンはヘッドライトが点灯している。 赤外線ライトではない。
飛竜が赤外線が見える可能性があるからだ。 そう、意味がないのだ。
「あそこの洞穴だ。」と、脳内で指示する。 「わかったわ。」と、オレの中のツキヨミだ。
ドロ~ンは、穴の中へ、そのまま・・・
「うまいもんだな。」と、感想を思う。 「そう、ありがと・・」と、ツキヨミだ。
なんとなく、他人行儀な感覚が・・・・オレとツキヨミは一心同体なのにだ。
「そんなことは、いいから、早く爆弾を運ぶのよ。」と、オレの中のツキヨミが急がせる。
「あ、あ、わかったよ。」と、情けない言葉しか出ない。
後ろの席から、爆弾の部品を降ろす。
さすがに、一度には持てない・ なんせ、40キロ近い重さである。
洞窟の中は、暗闇だ、それでヘッドランプを点けている。 あたりは、波に削られた岩場だ。
不気味な岩場である。 まてよ、月がある、ということは満潮や干潮があるということだ。
「ツキヨミ、今は満潮かな。」と、聞く。
「あたいが、知るわけないじゃない。」と、つれない返事だ。
「なら、今が干潮なら・・・」と、イヤなことしか思わないオレである。
「いいから、早くしてよ。」と、オレの中のツキヨミが遠慮なくいうのだ。
とうとう、「あんた、早くと言ってるでしょ。」と、脳内で怒鳴られた。
「すんません。」と、情けない返事を脳内でいうオレである。
まるで、ルイザだな・・・「いま、失礼なことおもわなかった?」と、ツキヨミがいう。
「あたいは、ルイザじゃないわ、ツキヨミよ。」と、ガツンと怒鳴られた。
「だいぶ、あんたの中に慣れたわ、なかなか住み心地も悪くないわね。」と、遠慮なく言うのだ。
「半分は、あたいだから。」と、オレの脳内を半分宣言である。
「さあ、早くしないと、海水で埋まるわよ。」と、恐ろしいことを言い出すツキヨミである。
そういえば、さきほどより、洞窟内の海水の位置が高くなったような・・・・
「おい、これは大変だ、まだ組み立てが終わってないんだ。」と、慌てふためくオレである。
「だから、言ったじゃないの、早くしなさいと。」と、オレの中で、上から目線のツキヨミである。
どうやら、ルイザと同じで、オレもツキヨミに逆らえないようである。
なぜなら、オレには、はっきりとツキヨミの存在が見えるのだ。
もちろん、オレの頭の中の存在なんだが、側でツキヨミの姿が、セーラー服のJKのツキヨミが・・・
いかん、早くしなければ・・・ 波があふれそうだ。
フーボーもランクルで来てくれた。 (ルイザはランクルの運転が無理なのだ。)
あたりが暗くなる。
この惑星の月が浮かんでる。
地球の月と同じ感じだ。
それで、なんとなく人影がわかるくらいだ。
ランクルからの電源で燈火を点ける。 LEDライトだ。
もちろん、電線は電波送信で配線フリーだ。
「では、行ってくるよ。」と、ドロ~ンへ乗り込んだ。
操作は、オレの中のツキヨミが担当するのだ。
軽い、モーター音がして、難なく上へ上がる。
あっという間に、海の上だ。 夜の海は不気味なものだ。
彼方に飛竜の島が見える。 切り立った崖の島だ。
岩場が波に洗われている。 「どこだったの?」と、ツキヨミだ。
「あ、あ、場所は・・・」 オレの中のオレが場所を思い出す。
「そう、わかったわ。」と、ツキヨミが答える。 誰か別人に操られているような感覚で腕が動く。
「あれっ、以外にドロ~ンは操作が簡単じゃないのか・・・」と、思うのだ。
ちなみに、ドロ~ンはヘッドライトが点灯している。 赤外線ライトではない。
飛竜が赤外線が見える可能性があるからだ。 そう、意味がないのだ。
「あそこの洞穴だ。」と、脳内で指示する。 「わかったわ。」と、オレの中のツキヨミだ。
ドロ~ンは、穴の中へ、そのまま・・・
「うまいもんだな。」と、感想を思う。 「そう、ありがと・・」と、ツキヨミだ。
なんとなく、他人行儀な感覚が・・・・オレとツキヨミは一心同体なのにだ。
「そんなことは、いいから、早く爆弾を運ぶのよ。」と、オレの中のツキヨミが急がせる。
「あ、あ、わかったよ。」と、情けない言葉しか出ない。
後ろの席から、爆弾の部品を降ろす。
さすがに、一度には持てない・ なんせ、40キロ近い重さである。
洞窟の中は、暗闇だ、それでヘッドランプを点けている。 あたりは、波に削られた岩場だ。
不気味な岩場である。 まてよ、月がある、ということは満潮や干潮があるということだ。
「ツキヨミ、今は満潮かな。」と、聞く。
「あたいが、知るわけないじゃない。」と、つれない返事だ。
「なら、今が干潮なら・・・」と、イヤなことしか思わないオレである。
「いいから、早くしてよ。」と、オレの中のツキヨミが遠慮なくいうのだ。
とうとう、「あんた、早くと言ってるでしょ。」と、脳内で怒鳴られた。
「すんません。」と、情けない返事を脳内でいうオレである。
まるで、ルイザだな・・・「いま、失礼なことおもわなかった?」と、ツキヨミがいう。
「あたいは、ルイザじゃないわ、ツキヨミよ。」と、ガツンと怒鳴られた。
「だいぶ、あんたの中に慣れたわ、なかなか住み心地も悪くないわね。」と、遠慮なく言うのだ。
「半分は、あたいだから。」と、オレの脳内を半分宣言である。
「さあ、早くしないと、海水で埋まるわよ。」と、恐ろしいことを言い出すツキヨミである。
そういえば、さきほどより、洞窟内の海水の位置が高くなったような・・・・
「おい、これは大変だ、まだ組み立てが終わってないんだ。」と、慌てふためくオレである。
「だから、言ったじゃないの、早くしなさいと。」と、オレの中で、上から目線のツキヨミである。
どうやら、ルイザと同じで、オレもツキヨミに逆らえないようである。
なぜなら、オレには、はっきりとツキヨミの存在が見えるのだ。
もちろん、オレの頭の中の存在なんだが、側でツキヨミの姿が、セーラー服のJKのツキヨミが・・・
いかん、早くしなければ・・・ 波があふれそうだ。
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