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囲まれた、二人の女神様。
これは、どうしようもないわ・・・
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「わかったわ。」と、王都方向へドロ~ンを向ける。
いけない、飛竜が多い。 では、大回りして・・、いけない、囲まれたわ。
「姉さん、囲まれたわ。」と、緊急無線のツキヨミだ。
しかし、ウズメ姫のドロ~ンもすでに囲まれていたのだ。
若いオナゴの二人は、飛竜にとり極上のエサである。
「ギャア、ギャア。」と、鳴きながら二人を囲む飛竜の群れだ。
「ツキヨミ、後ろを守って。」と、ウズメ姫だ。
互いに後ろを守る作戦である。 しかし、その態勢にするには、飛竜が多すぎるのだ。
レールガンで活路を開こうとしても、別の飛竜がふさいでしまうのだ。
クチバシからヨダレを垂らして、二人の女神様へ肉薄する飛竜だ。
ドロ~ンの風防なぞ、飛竜のクチバシで破られてしまいそうである。
ユミスケやルイザは、どこで何をしてるんだ・・・ (そのころ、ユミスケはルイザと馬車で王都へ帰る道中である。)
「ここは、あたしが活路を開くわ、逃げなさい。」と、前へでるウズメ姫だが・・・
このまま、二人とも喰われて終わるのか・・・
「ツキヨミ、このままでは、二人とも終わりよ。」
「あたいが、オトリになるわ、高度を上げて逃げなさい。」と、悲痛な叫びだ。
飛竜は生物である。 なら、酸素が薄い高々度は飛べないはずである。
ドロ~ンは最高6000位は上がれるのだ。
「イヤよ、イヤですわ。」と、叫んで譲らないツキヨミである。
「姉さんこそ、逃げてユミスケに知らせてよ。」と、姉妹で混乱である。
無駄な時間が・・・ 「このままでは、二人とも犬死によっ。」と、叫んだウズメ姫が飛竜を誘ってスキをつくろうとするが、無駄である。
飛竜はウズメ姫のドロ~ンの風防を破ろうと、クチバシで突くのだ。
これでは、二人がエサとして喰われるのも時間の問題である。
そして、飛竜の足がドロ~ンのプロペラへ絡む。
ドロ~ンと足が絡んだ飛竜とがあばれる。
2機のドロ~ンと飛竜が数匹、足が絡まったまま墜ちる。
下は岩場である。 岩場へ飛竜とドロ~ンが墜ちる・・・
巻き込まれなかった飛竜は王都めざして飛び去る。
数は50匹余りか・・・約半数はウズメ姫とユキヨミが堕としたことになる。
王都は貧民街が飛竜に襲われて、大騒動である。
逃げ回る人々、そして空を舞う飛竜だ。
逃げ回る人々へ飛竜が降りてきて、クチバシでオナゴを挟む。
そして、オナゴを銜えたまま適当な足場をさがす。
足場を見つけると、降りて銜えたオナゴを突いて殺して喰うのだ。
ウズメ姫とツキヨミも安否は不明である。
混乱の王都である・・・
そこへ、馬車で王都へ着いたユミスケとルイザだったのだ。
どうするユミスケ、ルイザである。
人々の悲鳴と飛竜の鳴き声がこだまする王都なのだ。
王都の状況を見て凍り付く、ユミスケとルイザである。
空にはドロ~ンは飛んでいない。 つまり、ウズメ姫とツキヨミは堕とされたのだ。
それを理解したユミスケは、「ルイザ、武器のコンテナへいくぞ、持ってきたいモノがある、手伝ってくれ。」と、馬車を走らせる。
ユミスケは飛竜への仕返ししか考えていなかった。
王都の逃げ惑う人々より、ウズメ姫とツキヨミの仇を取るのだ。
「対戦車ミサイルだ。」「飛竜は1匹残らず、細切れミンチだ。」と、叫んで宿舎へ急ぐ二人だった・・・
いけない、飛竜が多い。 では、大回りして・・、いけない、囲まれたわ。
「姉さん、囲まれたわ。」と、緊急無線のツキヨミだ。
しかし、ウズメ姫のドロ~ンもすでに囲まれていたのだ。
若いオナゴの二人は、飛竜にとり極上のエサである。
「ギャア、ギャア。」と、鳴きながら二人を囲む飛竜の群れだ。
「ツキヨミ、後ろを守って。」と、ウズメ姫だ。
互いに後ろを守る作戦である。 しかし、その態勢にするには、飛竜が多すぎるのだ。
レールガンで活路を開こうとしても、別の飛竜がふさいでしまうのだ。
クチバシからヨダレを垂らして、二人の女神様へ肉薄する飛竜だ。
ドロ~ンの風防なぞ、飛竜のクチバシで破られてしまいそうである。
ユミスケやルイザは、どこで何をしてるんだ・・・ (そのころ、ユミスケはルイザと馬車で王都へ帰る道中である。)
「ここは、あたしが活路を開くわ、逃げなさい。」と、前へでるウズメ姫だが・・・
このまま、二人とも喰われて終わるのか・・・
「ツキヨミ、このままでは、二人とも終わりよ。」
「あたいが、オトリになるわ、高度を上げて逃げなさい。」と、悲痛な叫びだ。
飛竜は生物である。 なら、酸素が薄い高々度は飛べないはずである。
ドロ~ンは最高6000位は上がれるのだ。
「イヤよ、イヤですわ。」と、叫んで譲らないツキヨミである。
「姉さんこそ、逃げてユミスケに知らせてよ。」と、姉妹で混乱である。
無駄な時間が・・・ 「このままでは、二人とも犬死によっ。」と、叫んだウズメ姫が飛竜を誘ってスキをつくろうとするが、無駄である。
飛竜はウズメ姫のドロ~ンの風防を破ろうと、クチバシで突くのだ。
これでは、二人がエサとして喰われるのも時間の問題である。
そして、飛竜の足がドロ~ンのプロペラへ絡む。
ドロ~ンと足が絡んだ飛竜とがあばれる。
2機のドロ~ンと飛竜が数匹、足が絡まったまま墜ちる。
下は岩場である。 岩場へ飛竜とドロ~ンが墜ちる・・・
巻き込まれなかった飛竜は王都めざして飛び去る。
数は50匹余りか・・・約半数はウズメ姫とユキヨミが堕としたことになる。
王都は貧民街が飛竜に襲われて、大騒動である。
逃げ回る人々、そして空を舞う飛竜だ。
逃げ回る人々へ飛竜が降りてきて、クチバシでオナゴを挟む。
そして、オナゴを銜えたまま適当な足場をさがす。
足場を見つけると、降りて銜えたオナゴを突いて殺して喰うのだ。
ウズメ姫とツキヨミも安否は不明である。
混乱の王都である・・・
そこへ、馬車で王都へ着いたユミスケとルイザだったのだ。
どうするユミスケ、ルイザである。
人々の悲鳴と飛竜の鳴き声がこだまする王都なのだ。
王都の状況を見て凍り付く、ユミスケとルイザである。
空にはドロ~ンは飛んでいない。 つまり、ウズメ姫とツキヨミは堕とされたのだ。
それを理解したユミスケは、「ルイザ、武器のコンテナへいくぞ、持ってきたいモノがある、手伝ってくれ。」と、馬車を走らせる。
ユミスケは飛竜への仕返ししか考えていなかった。
王都の逃げ惑う人々より、ウズメ姫とツキヨミの仇を取るのだ。
「対戦車ミサイルだ。」「飛竜は1匹残らず、細切れミンチだ。」と、叫んで宿舎へ急ぐ二人だった・・・
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