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火竜と地竜の違い。
同じ竜族とは思えない。
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「あれが、そうか。」 地上から火炎が噴出している。
まるで、火山の爆発のようだ。
どこが、地竜と同族なのだ。 まるで、ウルトラマンの怪獣である。
ドロ~ンを少しヤツの側に・・・
「しまった・・」 火炎を浴びたドロ~ンは画像が消えて、通信途絶だ。
エラー表示が点滅している。 もったいないことをした。
以外にヤツは動作が機敏なようだ。
大きさは、ルイザの言う通り、地竜と変わらない。
ただ、眼球が真っ赤だ。 地竜は黒い眼の玉だったが。
そして、皮膚がウロコだ。 硬そうだ。 この建設機械のツメが耐えるか心配なんだが・・
しかし、メイドインジャパンだ。 クボタと日本語で描いてある。
耐火壁が火竜の火炎に負けるとは思えない。
なんせ、オレが造ったからだ。 試行錯誤の果てに、あの土を見つけたのだ。
耐火煉瓦は土で決まるのだ。 陶器もそうだ。
「ここは、正面からではな。」 「どこか、待ち伏せるのに、いい地形はないかな。」
火竜は、ここから約、1キロの地点だ。
「ぐずぐずできないぞ。」 自分で焦り始めた。
「いかん、落ち付かねば・・」 しかし、火竜が来るのだ。
落ち着いていられないのだ。
ふと、逃げるか・・・と、いかん、いかん、オレが討伐しなければライラをはじめ、ルイザもフーボーも燃えて消し炭だ。
オレは、もう行くところがないんだ。
そう、ここに骨をうずめるしかないのだ。
ライラは、おそらくオレの死に水を取ってくれるはずだ。
互いに尻の穴まで、舐めあった仲だ。 無駄な時間を潰してしまった。
森から上へ火炎があがってるのが見える。
もうすぐ、火竜とご対面だ。 「くそっ。」と、カツを入れる。
手が、震えて操作レバーが握れない。
オレは、それほど熱血漢でもないし、意気地もない単なるオッサンなのだ。
「くそっ。」手の震えが止まらない。 ここで、終わりなのか。
「ユミスケ、ユミスケ。」と、声が奥から・・・
「ユミスケ、あなたが頼りです。」と、聞こえるのだ。
「あなたが最後の希望なのです。」と、聞こえるのだ。
「わかりますが、マジ怖いんですよ。」と、本音を漏らした。
「ユミスケ、ライラやルイザやツキヨミまでが頼りにしてるんですよ。」
「もちろん、私もですわ。」と、アマテラス様だ。
「死にたくないです。」と、こぼす。
「いいでしょう、では銀河最速の計算機が計算結果を伝えますよ。」
「ユミスケ、あなたは火竜に勝つことが決まってるんです。」
「そう、私の計算機が回答を出しました。」「それで、自信をもって戦いに臨むのです。」
「さすれば、勝利はユミスケのものですわ。」「ただし、油断は禁物ですよ。」・・・
マジなのか・・・ 勝てるのか・・・ そうだ、オレは地竜の首をもぎ取った討伐人だ。
あばれ熊から猛虎、そして地竜まで討伐した討伐人だ。
オレの右に出る者は居ないのだ。
もう、素人ではないのだ。 歴戦の強者(ツワモノ)なのだ。
いつしか、震えは収まっていた。
レバーを操作して、機械の両腕の操作を確認する。
さすが、日本製だ。 鋼のツメは輝き、決して火竜には負けるものかと光っている。
そう、オレは吹っ切れたのだ。
正面から討伐してやるぞ。
堂々と火竜、何するものぞだ。
そして、オレが機械の両腕を構えたとき、森から火竜が飛び出してきた・・・・・
まるで、火山の爆発のようだ。
どこが、地竜と同族なのだ。 まるで、ウルトラマンの怪獣である。
ドロ~ンを少しヤツの側に・・・
「しまった・・」 火炎を浴びたドロ~ンは画像が消えて、通信途絶だ。
エラー表示が点滅している。 もったいないことをした。
以外にヤツは動作が機敏なようだ。
大きさは、ルイザの言う通り、地竜と変わらない。
ただ、眼球が真っ赤だ。 地竜は黒い眼の玉だったが。
そして、皮膚がウロコだ。 硬そうだ。 この建設機械のツメが耐えるか心配なんだが・・
しかし、メイドインジャパンだ。 クボタと日本語で描いてある。
耐火壁が火竜の火炎に負けるとは思えない。
なんせ、オレが造ったからだ。 試行錯誤の果てに、あの土を見つけたのだ。
耐火煉瓦は土で決まるのだ。 陶器もそうだ。
「ここは、正面からではな。」 「どこか、待ち伏せるのに、いい地形はないかな。」
火竜は、ここから約、1キロの地点だ。
「ぐずぐずできないぞ。」 自分で焦り始めた。
「いかん、落ち付かねば・・」 しかし、火竜が来るのだ。
落ち着いていられないのだ。
ふと、逃げるか・・・と、いかん、いかん、オレが討伐しなければライラをはじめ、ルイザもフーボーも燃えて消し炭だ。
オレは、もう行くところがないんだ。
そう、ここに骨をうずめるしかないのだ。
ライラは、おそらくオレの死に水を取ってくれるはずだ。
互いに尻の穴まで、舐めあった仲だ。 無駄な時間を潰してしまった。
森から上へ火炎があがってるのが見える。
もうすぐ、火竜とご対面だ。 「くそっ。」と、カツを入れる。
手が、震えて操作レバーが握れない。
オレは、それほど熱血漢でもないし、意気地もない単なるオッサンなのだ。
「くそっ。」手の震えが止まらない。 ここで、終わりなのか。
「ユミスケ、ユミスケ。」と、声が奥から・・・
「ユミスケ、あなたが頼りです。」と、聞こえるのだ。
「あなたが最後の希望なのです。」と、聞こえるのだ。
「わかりますが、マジ怖いんですよ。」と、本音を漏らした。
「ユミスケ、ライラやルイザやツキヨミまでが頼りにしてるんですよ。」
「もちろん、私もですわ。」と、アマテラス様だ。
「死にたくないです。」と、こぼす。
「いいでしょう、では銀河最速の計算機が計算結果を伝えますよ。」
「ユミスケ、あなたは火竜に勝つことが決まってるんです。」
「そう、私の計算機が回答を出しました。」「それで、自信をもって戦いに臨むのです。」
「さすれば、勝利はユミスケのものですわ。」「ただし、油断は禁物ですよ。」・・・
マジなのか・・・ 勝てるのか・・・ そうだ、オレは地竜の首をもぎ取った討伐人だ。
あばれ熊から猛虎、そして地竜まで討伐した討伐人だ。
オレの右に出る者は居ないのだ。
もう、素人ではないのだ。 歴戦の強者(ツワモノ)なのだ。
いつしか、震えは収まっていた。
レバーを操作して、機械の両腕の操作を確認する。
さすが、日本製だ。 鋼のツメは輝き、決して火竜には負けるものかと光っている。
そう、オレは吹っ切れたのだ。
正面から討伐してやるぞ。
堂々と火竜、何するものぞだ。
そして、オレが機械の両腕を構えたとき、森から火竜が飛び出してきた・・・・・
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