冒険者の学校。

ゆみすけ

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日誌を読む。

まさに、壮絶な出来事だった。

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 日誌は日本語だから、オレにも読めた。 
日本は、数万年も縄文時代から、日本だ。 
そう、縄文人は古代日本語を話していたのだ。
 おそらく、オレが古代縄文人と会っても会話はできる自信がある。 
なぜなら、日本語だからだ。 方言はあるが、文法は同じである。 
何度も聞いてると理解できるものだ。 
さて、日誌である。 日誌は、惑星開発機構の隊員が書いたらしい。
 杉野隊員との記名があった。 
さて、「・・日、と星間航行ロケットが隕石流で流されたところから書いてあるな。」「え、え、と、冷凍睡眠から眼が覚めたと・・」・・・なぜ、人工冬眠から眼が覚めたのか理解できた。 
予測外の隕石流のせいだ。 
それで、星間航行船の推進部が破壊されたからだ。 
まだ、地球では異次元航行が開発されていない。 
それで、核爆発の原理の星間航行船で旅であるのだ。 
そして、ロケットは各ブロックごとに分かれている。 惑星開発の仕事がこの部署だ。 
それで、重機や建設機械が格納されているのだ。 
機械ブロックだから、少人数しか冬眠していない。 
つまり、惑星での機械運用が仕事なのだ。 一般居住民は移住ブロックで、一番安全にできている。 
最悪でも、ブロックだけでも運行できるのだ。 
しかし、この機械ブロックは・・・ そこまでは無理だ。 
核爆発の応用でも、推力には限度があるからだ。 
それで、人員が多い居住ブロックほど安全策が多く装備されているようだ。 
どうやら、移住ブロックは、独立制御で航行を続けるようだ。 
もう、この星間船にはつながっていないからだ。 
それで、ここに居る数十人は、明日をも知れぬ命というわけである。 
人員は16人だ。 そして、まだ人工冬眠中が2カプセルあるから起きてるのは14人だが。
 私の娘が一番若いかな・・・ 惰性で浮いてるだけの星間航行船の残骸となってしまった。 
空気は十分あるが、食料が乏しい。 
人工栽培は時間が必要だ。 それまでは、栄養剤で我慢である。 
広い広大な宇宙空間だ、他の星間航行船に出会う確率はゼロに等しい。
 この星間航行船のアマテラスが元気づけてくれるが・・・また隕石流がくればオワリだ。 
今度は、回避する推力があるエンジンが無い・・・ 
「あとは、植物育成やら、もろもろの活動報告だな。」と、オレはパラパラとページをめくる。 
ふと、思った。 「まだ、目覚めていない冬眠カプセルが2個だと・・・」 
「じゃあ、その中の1個のカプセルがオレなのか・・・」 
「そうですわ、やっと過去が判明しましたわね。」と、ナノマシンからのアマテラス様の声だ。 
そして、オレが埋葬したのは、オレの仲間だった日本人なのか・・・ 
では、あの女子トイレのJKは杉野の娘か・・・
 しかし、トイレで死んでるなんて・・ 
「それは、最期を読めばわかりますわ。」と、アマテラス様の声が・・・ そしてオレは、日誌の最後の記載を読み始めた・・・・・・
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