満州国馬賊討伐飛行隊

ゆみすけ

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近づかないで・・・

生娘の太ももが

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 12人もの満州生娘が座敷牢に運びこまれた。 両班貴族はヨダレ、タラタラだ。 「おい、ひとり連れて来い、あいつだ。」 12人の中の、(皆、それなりの可憐さだ。)一番前に泣いている娘を示す。 「わかりやした。」 「おまえれは、手を出すんじゃないぞ。」 「わかってますだ。」 自分だけ、くそっと思ったが両班貴族だ、仕方がない。 「おまえ、出ろ。」 娘は嫌がる。 「出てこんかっ。」 と無理に引き出した。 そして、両班の待つ部屋に。 手下は聞き耳をたてて、トビラが開いて。 「おまえは、あっちに行ってろ。」 と追い出される。 しばらくは、室内から逃げ回る足音が聞えたが・・・ なんと、翌日、死んでる娘の遺骸の始末を頼まれた手下だ。 娘は抵抗したのか両班貴族に首を絞め殺ろされていた。 手下は、なんとももったいないことを・・・ 口に猿ぐつわでもかまして自殺されないように、そして四肢を縛り抵抗できないようにヤルのに、と惜しがる手下だった。 献女は10人なので、あと1人だ。 両班貴族は懲りないのである。 最初に失敗した両班貴族は、今度は失敗しなように、生娘の四肢を寝台に縛るようにさせた。 部屋を逃げ回る生娘だ。 やっと捕まえた。 むんず、と四肢を捕まえる。 生足の感触が・・・ 思わず、鼻血が止まらない手下だ。 「え、え、いお前はあっちへ行ってろ。」 と両班に追い出される。 しかし、生足の感触が、太ももの感触が忘れられない手下であった。 散々、おもちゃにされた生娘は翌日、別の両班へ売りにだされた。 そうして、10人の残る生娘は献女として、馬車で今日にでも運び出されるだろう。 無駄に計画を練ると失敗に終わるが、奇襲だと成功することもあるのだ、と納得した両班貴族だ。 まあ、生娘を1人無駄にしたのは惜しかったが・・・ 1人だけでもモノにしたので、満足げな両班貴族だ。 ・・・ここは、鉄虎隊である。 装甲車が、頻繁に出入りしている。 帰隊するクルマ、出ていくクルマだ。 誘拐された娘らの、新たな情報は入っていなかった。 焦る時間ばかりが過ぎる。 速くしないと献女として、シナへ運ばれてしまう。 その前に、取替えさないと手遅れだ。 今回の事件は、殉職者がでているのだ。 警備の退役軍人から馬車の御者だ。 馬賊の銃の数が多いことや、射撃の腕がいままでより訓練されているのだ。 単なる、野盗の集団ではないようだ。 こちらも、武器や装備を考えなければならないようだ。 討伐隊は夜間は飛ばない。 危険がおおきいからだ。 それで、夜間は昼間に撮影した写真の解析だ。 ヒトの眼は見逃しがあるが、カメラのレンズは見逃しはないのだ。 何百枚と撮影した航空写真を拡大メガネで、詳細に調べるのだ。 出入りする馬賊が写真に写ってるかのしれないからだ。 無駄な努力は続けられた。 娘らを助けるために骨身は惜しまないのだ。 
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