満州国馬賊討伐飛行隊

ゆみすけ

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誘拐計画だ。

なりすましである。

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 制服を運ぶデパートの店員の馬車を待ち伏せする。 そして、馬車を取り囲み、店員から、着ているデパート店員の服を奪う。 そして、パット見、おとなしそうな、満州語のできる手下をデパート店員に化けさせるのだ。 つまり、手下を店員に化けさせたのである。 配達する村々の内容は注文書を見ればわかる。 店員は口封じのために首を絞めて殺した。 小藪の中に死体は隠した。 さて、仲間が数人、馬車の中に隠れる。 そして、近い配達さきの村へ馬車を進める。 「お頭、最初はどこからでげすか。」 「まて、まて、いま注文書を見ている。」 「うむ、これによると、ソンリ村だな。」 「それなら、ここから近いでげすよ。」 利工は手下に、「では、ソンリ村の生娘からいただくか。」 「ヘイ。」 奉天のデーマルデパートの店員に化けた手下は、利工がみてもマズマズの化け具合だった。 「これなら、わかるまい、シメシメ。」 利工は、今のところ献女集めの計画がうまいこといってるので、自身の娘を差し出さなくてもよさそうだ、とほくそ笑んだ。 朝鮮族も家族は大切なのであろう。 まあ、あたりまえのことであるが。 「この先の分かれ道を左だ。」 利工は馬車内より手下に指示する。 「お頭、村が見えてきました。」 あれが、ソンリ村か。 昔、馬賊を率いて襲ったときより、ずいぶん豊かな村に変貌したいた。 内心、くそっと思う、今から村の生娘を奪って村人の哀れむ顔が観たい利工だが、献女のためだ、計画どうりヤルのだ。 村の集会所も、大きくなって建て直されていた。 そこに、馬車をつける。 そして、近くの村人に手下が、「デーマルから来ました。」 「デパートの人かえ。」 「そうです、制服が出来ましたので。」 「そんなら、娘らを呼んでくるから。」 と村人は・・・だ。 思わずほくそ笑む利工だ。 馬車の中には生娘を縛る、猿ぐつわや縄を持って手下が隠れている。 しばらくして、「キャア、キャア。」と黄色い声がする。 観ると数人の生娘が走ってくるではないか。 どの生娘もヨダレが止まらないほどの売れどきだ。 店員に化けた手下は馬車の中を示して、「中に制服に名前が書いて置いてあります。」 「着て、寸法に間違いないか・・」 言うが早いか、生娘らは、「キャ、キャ。」と騒いで馬車の中へ。 それを見届けて店員に化けた手下が馬車を出す。 うまいことに、周りには誰もいなかった。 なんか、物音が少し馬車の中で、していたが、中から「オイ、うまくいった、戻るぞ。」とお頭の声だ。 手下は、満州国の国境を越えて、朝鮮貴族の両班の隠れ家へ急ぐ。 そうなのだ、街では、居場所がわかってしまう、だから隠れ家だ。 朝鮮貴族の両班も侮りがたしだ。 こうして、ソンリ村の貴重な人類の財産である、生娘4人は座敷牢の中へ。 哀れ、4人はシナ様の欲求を満たす貢物となってしまうのか・・・・・・ 
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