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米国の決意
日米英軍事同盟の締結
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勝てる。大統領は確信した。 アマテラス改でガーランド大統領は民主主義陣営の勝利を確信した。 今回の訪日は確たる成果があった。(まだ、着たばかりだ。) 日本と同盟を組んで勝てるのか、が大統領の心配であった。 米国としては、とうぜん負けたくはない。 自身の眼で確認しなければと思い、訪日したのだ。 圧倒的軍事力で独逸帝国、ソ連やシナを押しつぶすしかない。(現に実際のソ連は軍拡競争で米国に負けて崩壊した。) そう思い訪日したのだ。 アマテラス改を独逸帝国民が見たら思うだろう、おろかなことはしてはいけない。 独逸帝国ゲッペルン総裁も、ソ連のステルヒン書記も諦めざるをえないのだ。 シナなどは両国のオマケみたいなものだ計算外でいい。 問題は独逸帝国の軍事力だ。 しかし、米国は現段階では、どうしても軍事技術で独逸帝国に一歩負けているのだ。 英国も似たようなものだ。 独逸ゲルマン民族はハンパではないのだ。 そのための対抗馬の日本だ。 超伝導電磁カタパルトを見て大統領は確信した。 勝てる、いや圧勝だ。 30トンを越える爆装ハヤブサを0キロから一瞬で時速300キロに押し上げる。 30トンのハヤブサが着艦してもビクともしない飛行甲板といい。 文句ないのだ。 大統領に総理がいう。 「あと2隻造ります、それは米国と英国の分です。」 なんと本当か。 「え、本当か。」 「そのための軍事同盟を締結したいのですが。」 「わかった、ではアマテラス改の作戦室を使おう。」 大統領はアマテラス改での会議を望んだ。 まだアマテラス改を降りたくないようだ。 第1条 日本と米国と英国は、互いに不可侵であり、互いが戦時には共同で戦う。 例外は無い。 第2条 互いの軍隊は共同の衛星回線でリンクさせる。 これに例外は無い。 第3条 軍事機密に関しては互いに尊重することとする。 第4条 この同盟は10年更新とする。 第5条 日本、米国、英国は民主主義国家としての国体を互いに重んじる。 これに例外は無い。 アマテラス改の作戦室では衛星回線で英国首相が画面で会議に参加していた。 いまでいう、テレビ討論みたいなものだ。 この軍事同盟は、まだ公にはできない。 しかるべき準備が必要だ。 原子爆弾を独逸帝国が開発する、それを潰せるかわからないのだ。 こちらの原子爆弾の開発は続けるが、相手が持てば、当方も持たざるをえないのだ。 そのための研究は進めなければならない。 あらゆる選択肢を想定しなければならない。 まず、アマテラス改で、独逸帝国の反応を見定めることとなった。 大統領はアマテラス改の限界を知りたく、最大戦速を聞いた。 総理は、まだ知らないという。 総理は艦長に聞いた。 まだ公試をやってないから、といい。 では最大戦速と司令する。 遠くでうなる音が聞えた気がした。 そういえば、アマテラス改には煙突がない。 総理は気がついた。 これは、原子力だった。 大統領は気がついているだろうか。 ・・・・・・
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