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イマドコの受信機
最初は飛行機に搭載した。
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イマドコ衛星が3個、日本のはるか上空の赤道上にとまって見える。 静止衛星だ。 地球の自転と同じ速度で地球を円周で回るから止まって見える。 イマドコが上にある。 当然、下に現在地を示す装置があるのだが、これが大きいのだ。 テレビのブラウン管に映像として点がでる。 それが日本地図の画像の上に光るから現在地がわかるのだが、研究所でわかっても仕方がない。 動く自動車なり船なり飛行機でないと意味がない。 で、高額な装置は最初に飛行機に搭載された。 重いから旅客機からだ。 衛星電波を受信す中華ナベ(パラボラだ。)と受信機とテレビ受像機だ。 重さ100キロを越えた。 定員が二人減った。 それでも太平洋のなにもない海域で夜、星による天測ができなくとも現在位置がわかるのは大きいのだ。 飛行機の次は空母に搭載された。 正規空母の正規装備に正規に決定された。 米軍の空母にも搭載された。 まだ米国の上には衛星は打ち上げていないが、満州国の利権を守るために米国が要求したのだ。 これに民間が黙ってるわけがない、オレのも使わせろだ。 総理は、これを了承して電波の周波数など公開した。 どうぞ、使える物ならどうぞだ。 しかしイマドコの受像機までは、政府の知るところではないとケッた。 民間会社はイマドコの利便性を知っていた。 どうする、自身で開発するか。 民間の会社にも変態科学者以上はいるのだ。 しかし一番難しいのがアンテナから受信した極超短波を解析するマグネトロンなどの真空菅だ。 まだ半導体はゲルマニュウムなどが知られているだけだ。 集積回路(ICのことだ。)は、まだ遙か将来の話だ。 で、民間の会社にできるのか、の話だ。
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