大東亜戦争を有利に

ゆみすけ

文字の大きさ
上 下
96 / 380
日本軍陸戦隊

陸戦隊とレンジャー

しおりを挟む
 日本軍には、陸軍 海軍 空軍がある。 そして軍隊の中で誰もがイチモク置く存在が陸戦隊だ。 米国の海兵隊の様な物だ。 しかし陸戦隊は高度に機械化されている、装備が高額なのだ。 ヘルメットに暗視ゴークルと相互通信機能とデスプレイ装置が付いている。 防弾アーマーはチタン合金の板を重ねて体の動きを阻害しない。 背中に背負ってるのは補助動力装置だ。 これが日本軍、最高機密なのだ。 チタンの骨格で体の動きにサポートするのだ。 あの変態科学者が作り出した無線操縦ロボットが進化したものだ。 欠点は電池が長時間持たないことだ。 現在も同じだが。 それでも現地で4時間は全力でサポートで動けるのだ。 速度は50キロを越えて走れる、2トンまで持てるのだ。 このサポート装置が高額なのだ。 ジェット機よりお値段が高いといえばわかるだろう。 その日本軍最高機密を任せるのだ。 下手な兵では勤まらない。 万一、捕虜の恐れがあれば自爆するのが覚悟の陸戦隊だ。 分解を誤ると自爆装置が入る(特殊充電電池が爆発するのだ。)、これは、陸戦隊員でも解除できない。 そのときは体だけ機械からはずして離れればいいのだが。 陸戦隊の中で選ばれた者がレンジャー徽章をつけて最高機密のサポート装置を装備できる。 現在、レンジャーは10名だ。 予備隊員はいるのだが、サポート装置の生産が時間と金がかかるのだ。 職人技の日本人技工士しか作れないサポート装置だ。 しかしもう少しカッコイイ名をつけれなかったものか。 ・・・・話が半島のレンジャーにもどる。 そう、10名のレンジャーは全員がサポート装置装備だ。 時速50キロで疾走する。  ウラン鉱山の駅は近い。 暗視ゴークルで暗闇を音もなく疾走する。  線路が見えた、これを上がれば駅だ。 駅舎が見える。 ウラン鉱石を鉱道から運んでくるトロッコから大きな鉄道用の貨車に積み替える場所だ。 まあ雨天用に屋根があるだけだが、作業員は夜間はいない。 ここは、精錬工場ではないから守衛もいない。  天然ウランは暗闇であわく光から発見しやすい。 また天然ウラン鉱石は放射能は影響あるほどではない。 遠心分離機などで、分離して濃縮しなければ危険は無い。 一緒に始終いるわけではないから。(通販でウラン鉱石は販売されている。) 貨車にあわく光を出す鉱石がある。 まだ、積みかけのようだ。  無言でレンジャーは行動する、サポート装置の時間は限られているのだ。 貨車の先に蒸気機関車のタンク型が連結してある。 ブレーキがとうぜん掛けてある。 また車輪トメもしてある。 これをハズす、ブレーキのワイヤーを老化でちぎれたようにチギル。 サポート装置の力でワイヤーを引きちぎった。 あとは、全員で機関車や貨車を押すのだ。 まあエンヤコラと押す。 とても生みの人間では無理だが、サポート装置で、機関車や貨車は動き出した。 巻きこまれないように、と隊長が隊員の肩をたたいて注意する。 もう下り坂は目前だ。
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

満州国馬賊討伐飛行隊

ゆみすけ
歴史・時代
 満州国は、日本が作った対ソ連の干渉となる国であった。 未開の不毛の地であった。 無法の馬賊どもが闊歩する草原が広がる地だ。 そこに、農業開発開墾団が入植してくる。 とうぜん、馬賊と激しい勢力争いとなる。 馬賊は機動性を武器に、なかなか殲滅できなかった。 それで、入植者保護のため満州政府が宗主国である日本国へ馬賊討伐を要請したのである。 それに答えたのが馬賊専門の討伐飛行隊である。 

大東亜戦争を回避する方法

ゆみすけ
歴史・時代
 大東亜戦争よ有利にの2期創作のつもりです。 時代は昭和20年ころです。 開戦を回避してからのラノベです。

B29を撃墜する方法。

ゆみすけ
歴史・時代
 いかに、空の要塞を撃ち落とすか、これは、帝都防空隊の血と汗の物語である。

零式輸送機、満州の空を飛ぶ。

ゆみすけ
歴史・時代
 ダクラスDC-3輸送機を米国からライセンスを買って製造した大日本帝国。 ソ連の侵攻を防ぐ防壁として建国した満州国。 しかし、南はシナの軍閥が・・・ソ連の脅威は深まるばかりだ。 開拓村も馬賊に襲われて・・・東北出身の開拓団は風前の灯だった・・・

土方歳三ら、西南戦争に参戦す

山家
歴史・時代
 榎本艦隊北上せず。  それによって、戊辰戦争の流れが変わり、五稜郭の戦いは起こらず、土方歳三は戊辰戦争の戦野を生き延びることになった。  生き延びた土方歳三は、北の大地に屯田兵として赴き、明治初期を生き抜く。  また、五稜郭の戦い等で散った他の多くの男達も、史実と違えた人生を送ることになった。  そして、台湾出兵に土方歳三は赴いた後、西南戦争が勃発する。  土方歳三は屯田兵として、そして幕府歩兵隊の末裔といえる海兵隊の一員として、西南戦争に赴く。  そして、北の大地で再生された誠の旗を掲げる土方歳三の周囲には、かつての新選組の仲間、永倉新八、斎藤一、島田魁らが集い、共に戦おうとしており、他にも男達が集っていた。 (「小説家になろう」に投稿している「新選組、西南戦争へ」の加筆修正版です) 

西涼女侠伝

水城洋臣
歴史・時代
無敵の剣術を会得した男装の女剣士。立ち塞がるは三国志に名を刻む猛将馬超  舞台は三國志のハイライトとも言える時代、建安年間。曹操に敗れ関中を追われた馬超率いる反乱軍が涼州を襲う。正史に残る涼州動乱を、官位無き在野の侠客たちの視点で描く武侠譚。  役人の娘でありながら剣の道を選んだ男装の麗人・趙英。  家族の仇を追っている騎馬民族の少年・呼狐澹。  ふらりと現れた目的の分からぬ胡散臭い道士・緑風子。  荒野で出会った在野の流れ者たちの視点から描く、錦馬超の実態とは……。  主に正史を参考としていますが、随所で意図的に演義要素も残しており、また武侠小説としてのテイストも強く、一見重そうに見えて雰囲気は割とライトです。  三國志好きな人ならニヤニヤ出来る要素は散らしてますが、世界観説明のノリで注釈も多めなので、知らなくても楽しめるかと思います(多分)  涼州動乱と言えば馬超と王異ですが、ゲームやサブカル系でこの2人が好きな人はご注意。何せ基本正史ベースだもんで、2人とも現代人の感覚としちゃアレでして……。

陣代『諏訪勝頼』――御旗盾無、御照覧あれ!――

黒鯛の刺身♪
歴史・時代
戦国の巨獣と恐れられた『武田信玄』の実質的後継者である『諏訪勝頼』。  一般には武田勝頼と記されることが多い。  ……が、しかし、彼は正統な後継者ではなかった。  信玄の遺言に寄れば、正式な後継者は信玄の孫とあった。  つまり勝頼の子である信勝が後継者であり、勝頼は陣代。  一介の後見人の立場でしかない。  織田信長や徳川家康ら稀代の英雄たちと戦うのに、正式な当主と成れず、一介の後見人として戦わねばならなかった諏訪勝頼。  ……これは、そんな悲運の名将のお話である。 【画像引用】……諏訪勝頼・高野山持明院蔵 【注意】……武田贔屓のお話です。  所説あります。  あくまでも一つのお話としてお楽しみください。

四代目 豊臣秀勝

克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。 読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。 史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。 秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。 小牧長久手で秀吉は勝てるのか? 朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか? 朝鮮征伐は行われるのか? 秀頼は生まれるのか。 秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?

処理中です...