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私はA国のニーニャ
信じられない生活よ
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ワタシは、ニーニャ A国で生まれました。 親は、国家警察に連れて行かれた。 ワタシが小さいときだ。 で、祖母が育ててくれた。 生活は貧しかったと思う。 他の人とくらべてだが。 両親がなぜ、国家警察につれていかれたかは、わからない。 祖母は何もいわなかった。 ワタシが18歳のとき事件がおこった。 A国が中東に作った石油プラントでテロ事件らしい。 なんども従業員と家族らが人質らしい。 救援の飛行機は爆破されて、パイロットまで人質らしい。 ワタシは喫茶店でウエイトレスのバイトをしていた。 お客さんらは、毎日テロ事件の話だ。 政治のことは、しらないが、人質は話題だった。 なぜ、もっと軍隊をださないのか、なぜ大統領は言い訳ばかりなのか。 駅前に落書きだ、人質を殺すドンデォとドンデォとは現大統領の名前だ。 ある、オトコが落書きを書いたと逮捕された。 また、人質を見殺しにするドンデォと落書きだ。 デモが起きた。 なんかプラカードを持った人が通りにあふれていた。 (現体制への不満を人質事件と重ねてのデモだ。) A国はドンデォ体制になってから久しい。 軍隊や警察をよく見る。 必ず二人で銃を肩に担いで歩いている。 たまに市民を捕まえて訓練所に強制的に入れる。 なんでも、ドンデォ様思想を学ばせるらしい。 デモは大きくなった。 また毎日だ。 無職がたくさんいたから、毎日デモっても、無職だからだ。 ワタシはまだ若いオンナだからウエイトレスで雇ってもらえた。 で、大統領が声明を出した。 日本の空母に救助を求めたと。 空母てなによ、神さま、と軽く思った。 まあ、ワタシは知らなかった。 そして数日が過ぎた。 いつのまにか、お祭りだ。 なんのと聞いた、助けられた、人質が帰る、助けられた。 表通はあふれんばかりの人の波だ。 3日後、空母なるものが人質を送ってくる。 さあ、港に出迎えだ。 みな空母見たさに港へ、行った。 ワタシも行った。 港の沖にでかい灰色の箱が横になったような船が見えた。 大きいすごい、なんなの、なぜ、ここまでこない。 (港が浅いから空母が入れない。) やがてパタパタ、パタパタと音がする、なんと機械の箱が飛んでくる。 それもゆっくりだ。 飛行機は見たことがあった。 それと全然ちがう。 大きな羽が上で廻っていた。 やがて、その機械が広場に降りた。 ドアがパカと開いて、人質の人達が降りてきた。 6人だ、人質にしては、いいなりだ。(日本政府からの服だ。) また箱の機械が飛んできた。 どれだけ飛んでくるかと数えたら14機もあった。 人質を降ろすと機械は空母へ戻っていった。 我に返った、今のは幻なの、現実とは思えなかったのだ。 だれかが、日本はすごいと叫んだ。 それから、日本はすごいのお祭りだった。 ドンデォの名前なんか出なかった。 隊員の休養をかねて空母が港にしばらく停泊することとなった。 それから、あわただしく時がすぎた。 ドンデォの名前は、もうだれも言わない。 選挙で体制がかわったのだ。 国家警察は普通の警察になり。 二人で銃を肩に担いではいない、一人だ、制服も替わった。 銃はもってない、かわりに警棒になった。 その変化はすごかった。 誰かが影でやっているような感じだ。 駅前の無職のたむろを見なくなった。 ワタシは現在、日本国の国籍取得の宣誓をしている。 日本の国旗に向かい宣誓した。 「ワタシ、ニーニャはいっいかなるときでも陛下の元、日本国のため尽くします。」 すこし噛んだ。 もうすぐ、祖母が来る、洗浄トイレは驚くだろうな。 ワタシもバカではない、喫茶店にくる日本の空母の士官を垂らしこんだ。一発でKOだった。 楽勝だ、ワタシは無双よ。
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