大東亜戦争を有利に

ゆみすけ

文字の大きさ
上 下
54 / 380
私はA国のニーニャ

信じられない生活よ

しおりを挟む
 ワタシは、ニーニャ A国で生まれました。 親は、国家警察に連れて行かれた。 ワタシが小さいときだ。 で、祖母が育ててくれた。 生活は貧しかったと思う。 他の人とくらべてだが。 両親がなぜ、国家警察につれていかれたかは、わからない。 祖母は何もいわなかった。 ワタシが18歳のとき事件がおこった。 A国が中東に作った石油プラントでテロ事件らしい。 なんども従業員と家族らが人質らしい。 救援の飛行機は爆破されて、パイロットまで人質らしい。 ワタシは喫茶店でウエイトレスのバイトをしていた。 お客さんらは、毎日テロ事件の話だ。 政治のことは、しらないが、人質は話題だった。 なぜ、もっと軍隊をださないのか、なぜ大統領は言い訳ばかりなのか。 駅前に落書きだ、人質を殺すドンデォとドンデォとは現大統領の名前だ。 ある、オトコが落書きを書いたと逮捕された。 また、人質を見殺しにするドンデォと落書きだ。 デモが起きた。 なんかプラカードを持った人が通りにあふれていた。 (現体制への不満を人質事件と重ねてのデモだ。) A国はドンデォ体制になってから久しい。 軍隊や警察をよく見る。 必ず二人で銃を肩に担いで歩いている。 たまに市民を捕まえて訓練所に強制的に入れる。 なんでも、ドンデォ様思想を学ばせるらしい。  デモは大きくなった。 また毎日だ。 無職がたくさんいたから、毎日デモっても、無職だからだ。 ワタシはまだ若いオンナだからウエイトレスで雇ってもらえた。 で、大統領が声明を出した。 日本の空母に救助を求めたと。 空母てなによ、神さま、と軽く思った。 まあ、ワタシは知らなかった。 そして数日が過ぎた。 いつのまにか、お祭りだ。 なんのと聞いた、助けられた、人質が帰る、助けられた。 表通はあふれんばかりの人の波だ。 3日後、空母なるものが人質を送ってくる。 さあ、港に出迎えだ。 みな空母見たさに港へ、行った。 ワタシも行った。 港の沖にでかい灰色の箱が横になったような船が見えた。 大きいすごい、なんなの、なぜ、ここまでこない。 (港が浅いから空母が入れない。) やがてパタパタ、パタパタと音がする、なんと機械の箱が飛んでくる。 それもゆっくりだ。 飛行機は見たことがあった。 それと全然ちがう。 大きな羽が上で廻っていた。 やがて、その機械が広場に降りた。 ドアがパカと開いて、人質の人達が降りてきた。 6人だ、人質にしては、いいなりだ。(日本政府からの服だ。) また箱の機械が飛んできた。 どれだけ飛んでくるかと数えたら14機もあった。 人質を降ろすと機械は空母へ戻っていった。 我に返った、今のは幻なの、現実とは思えなかったのだ。 だれかが、日本はすごいと叫んだ。 それから、日本はすごいのお祭りだった。 ドンデォの名前なんか出なかった。  隊員の休養をかねて空母が港にしばらく停泊することとなった。 それから、あわただしく時がすぎた。 ドンデォの名前は、もうだれも言わない。  選挙で体制がかわったのだ。 国家警察は普通の警察になり。 二人で銃を肩に担いではいない、一人だ、制服も替わった。 銃はもってない、かわりに警棒になった。 その変化はすごかった。 誰かが影でやっているような感じだ。 駅前の無職のたむろを見なくなった。 ワタシは現在、日本国の国籍取得の宣誓をしている。 日本の国旗に向かい宣誓した。 「ワタシ、ニーニャはいっいかなるときでも陛下の元、日本国のため尽くします。」 すこし噛んだ。 もうすぐ、祖母が来る、洗浄トイレは驚くだろうな。  ワタシもバカではない、喫茶店にくる日本の空母の士官を垂らしこんだ。一発でKOだった。 楽勝だ、ワタシは無双よ。 
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

満州国馬賊討伐飛行隊

ゆみすけ
歴史・時代
 満州国は、日本が作った対ソ連の干渉となる国であった。 未開の不毛の地であった。 無法の馬賊どもが闊歩する草原が広がる地だ。 そこに、農業開発開墾団が入植してくる。 とうぜん、馬賊と激しい勢力争いとなる。 馬賊は機動性を武器に、なかなか殲滅できなかった。 それで、入植者保護のため満州政府が宗主国である日本国へ馬賊討伐を要請したのである。 それに答えたのが馬賊専門の討伐飛行隊である。 

大東亜戦争を回避する方法

ゆみすけ
歴史・時代
 大東亜戦争よ有利にの2期創作のつもりです。 時代は昭和20年ころです。 開戦を回避してからのラノベです。

B29を撃墜する方法。

ゆみすけ
歴史・時代
 いかに、空の要塞を撃ち落とすか、これは、帝都防空隊の血と汗の物語である。

零式輸送機、満州の空を飛ぶ。

ゆみすけ
歴史・時代
 ダクラスDC-3輸送機を米国からライセンスを買って製造した大日本帝国。 ソ連の侵攻を防ぐ防壁として建国した満州国。 しかし、南はシナの軍閥が・・・ソ連の脅威は深まるばかりだ。 開拓村も馬賊に襲われて・・・東北出身の開拓団は風前の灯だった・・・

土方歳三ら、西南戦争に参戦す

山家
歴史・時代
 榎本艦隊北上せず。  それによって、戊辰戦争の流れが変わり、五稜郭の戦いは起こらず、土方歳三は戊辰戦争の戦野を生き延びることになった。  生き延びた土方歳三は、北の大地に屯田兵として赴き、明治初期を生き抜く。  また、五稜郭の戦い等で散った他の多くの男達も、史実と違えた人生を送ることになった。  そして、台湾出兵に土方歳三は赴いた後、西南戦争が勃発する。  土方歳三は屯田兵として、そして幕府歩兵隊の末裔といえる海兵隊の一員として、西南戦争に赴く。  そして、北の大地で再生された誠の旗を掲げる土方歳三の周囲には、かつての新選組の仲間、永倉新八、斎藤一、島田魁らが集い、共に戦おうとしており、他にも男達が集っていた。 (「小説家になろう」に投稿している「新選組、西南戦争へ」の加筆修正版です) 

西涼女侠伝

水城洋臣
歴史・時代
無敵の剣術を会得した男装の女剣士。立ち塞がるは三国志に名を刻む猛将馬超  舞台は三國志のハイライトとも言える時代、建安年間。曹操に敗れ関中を追われた馬超率いる反乱軍が涼州を襲う。正史に残る涼州動乱を、官位無き在野の侠客たちの視点で描く武侠譚。  役人の娘でありながら剣の道を選んだ男装の麗人・趙英。  家族の仇を追っている騎馬民族の少年・呼狐澹。  ふらりと現れた目的の分からぬ胡散臭い道士・緑風子。  荒野で出会った在野の流れ者たちの視点から描く、錦馬超の実態とは……。  主に正史を参考としていますが、随所で意図的に演義要素も残しており、また武侠小説としてのテイストも強く、一見重そうに見えて雰囲気は割とライトです。  三國志好きな人ならニヤニヤ出来る要素は散らしてますが、世界観説明のノリで注釈も多めなので、知らなくても楽しめるかと思います(多分)  涼州動乱と言えば馬超と王異ですが、ゲームやサブカル系でこの2人が好きな人はご注意。何せ基本正史ベースだもんで、2人とも現代人の感覚としちゃアレでして……。

陣代『諏訪勝頼』――御旗盾無、御照覧あれ!――

黒鯛の刺身♪
歴史・時代
戦国の巨獣と恐れられた『武田信玄』の実質的後継者である『諏訪勝頼』。  一般には武田勝頼と記されることが多い。  ……が、しかし、彼は正統な後継者ではなかった。  信玄の遺言に寄れば、正式な後継者は信玄の孫とあった。  つまり勝頼の子である信勝が後継者であり、勝頼は陣代。  一介の後見人の立場でしかない。  織田信長や徳川家康ら稀代の英雄たちと戦うのに、正式な当主と成れず、一介の後見人として戦わねばならなかった諏訪勝頼。  ……これは、そんな悲運の名将のお話である。 【画像引用】……諏訪勝頼・高野山持明院蔵 【注意】……武田贔屓のお話です。  所説あります。  あくまでも一つのお話としてお楽しみください。

四代目 豊臣秀勝

克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。 読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。 史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。 秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。 小牧長久手で秀吉は勝てるのか? 朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか? 朝鮮征伐は行われるのか? 秀頼は生まれるのか。 秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?

処理中です...