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あと2隻の空母
補助ロケット方式
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アマテラスは、とても国益に役立つ空母だった。
しかし定期点検があり、また部品交換などで4が月はドック入りだ。
その間、日本は空母が商船改造の、やっつけ空母しかない。
まあ格好わるい、とても恫喝にはならない。
国会では、だいぶ以前に予算が通過した。
財務省も文句も言わず出してくれた。
しかし建造に空母は時間がかかるのだ。
しかも進水しても、それからが大変だ。 艤装だ。 まあ船の上の装備だ。
現在、2隻の艤装を24時間体制で行なっている。
亜細亜友好国から訪問要請が王族まで使い、たくさんある、それを延期するのがたいへんだ。
欧米からは、日本の技術を盗み見ようと、ぜひ、訪問して欲しいとうるさい。
米国のインディアンや黒人は、ホワイトハウスがビビッタから、またビビらせたい、と再訪問の強い要請だ。
総理の山田は薬が効きすぎた、と反省しているそうだ。
実際にアマテラスが戦艦や駆逐艦を従えて進む日本海軍機動部隊は、白人社会に、とても大きなクサビを打ち込んだ。
日本海軍は操船技術、など世界一であった。 艦観式での操船も一糸乱れずだ。
それが、3万トンの空母を中心に進めば相手国はなにもいえなかった。
日本のよかった点、それは、覇権に機動部隊を使わなかった点だ。
外国の一般国民を敵にしてしまう。
人種差別の反対を唱えて恫喝しても、困るのは相手政府の利権に絡んだやつだけだ。
一般人は白人でも、まあやむを得まい、程度の感じなのだ。
国は利権があるから植民地政策を唱えるが、一般人は目立った反対はしなかった。
白人優位主義は、空母アマテラスを見たとたん、消えてしまった、欧米人であった。
新空母の名前は、最初の正規空母の名がアマテラスだから自然と日本の女神の名となった。
アマタある女神から誰の名にするか、まあひと悶着あった。
アマテラスは伊勢の神宮だ、だれも文句なんて言えない。
第2,3の空母名が当神社となればお賽銭もウナギ登りは間違いない。
地域一丸となり推薦が増えた。 どうするか、しかたがない公募での多数決となった。
日本は民主国家である。 神武天皇建国から、なんら変わらないのだ。
結果、第2空母は アメノウズメ 第3空母は コノハナサクヤ と決まった。
文句無いよう、数値から県単位の詳細まで公表した。
おもしろくないのが、第3位の クシナダ だ。
その差200あまりだから、再公募だとか、まあ国会がゆれた。
陛下いわく、「朕思うになんと平和な日本国かな。」
空母名で国会決議だ。 野党は、クシナダと国会前で大合唱までやった。
利権がからむと恐ろしい。 総理の山田、どうでもいいことに国会運営ができないと、オレもモリカケのアベちゃんの気持ちわかる。と愚痴ったらしい。
空母は艤装ができ、無事運行がかなった。
問題が発生した。
艦載機のハヤブサが爆装したら上がれないことが、判明した。
爆弾は重いから。
どうするのか、日本飛行機開発の各務ヶ原研究所の有賀研究員は途方にくれた。
時間がない。
今年の艦観式まで、あと20日だ。
逐電(夜逃げ)するか、と遠い親戚まで調べた。
研究所の庭で研究員の子らが花火で遊んでいた。
悪ガキが禁止のロケット花火に火をつけた、それが、有賀が悩んで座っていた部屋のガラスを割って飛び込んだ。 ガキ共、マズイと逃げ出した。
有賀研究員は、ロケット花火の燃えカスを持って「これだ、これしかない。」と設計図を引いた。
職人にやっつけ仕事で作らせた。
翌日の夕方、各務ヶ原飛行場だ。
艦上戦闘機に爆装して翼の下に筒を取り付けた、280メートル先に線を引く。
合図とともに翼の筒から火炎が噴出した。 ロケットだ。
1500馬力にロケット補助でなんとか250メートルで車輪が浮いた。
首がつながった有賀研究員、ガキ共全員に今月分の給金を分け与えたそうな。
しかし定期点検があり、また部品交換などで4が月はドック入りだ。
その間、日本は空母が商船改造の、やっつけ空母しかない。
まあ格好わるい、とても恫喝にはならない。
国会では、だいぶ以前に予算が通過した。
財務省も文句も言わず出してくれた。
しかし建造に空母は時間がかかるのだ。
しかも進水しても、それからが大変だ。 艤装だ。 まあ船の上の装備だ。
現在、2隻の艤装を24時間体制で行なっている。
亜細亜友好国から訪問要請が王族まで使い、たくさんある、それを延期するのがたいへんだ。
欧米からは、日本の技術を盗み見ようと、ぜひ、訪問して欲しいとうるさい。
米国のインディアンや黒人は、ホワイトハウスがビビッタから、またビビらせたい、と再訪問の強い要請だ。
総理の山田は薬が効きすぎた、と反省しているそうだ。
実際にアマテラスが戦艦や駆逐艦を従えて進む日本海軍機動部隊は、白人社会に、とても大きなクサビを打ち込んだ。
日本海軍は操船技術、など世界一であった。 艦観式での操船も一糸乱れずだ。
それが、3万トンの空母を中心に進めば相手国はなにもいえなかった。
日本のよかった点、それは、覇権に機動部隊を使わなかった点だ。
外国の一般国民を敵にしてしまう。
人種差別の反対を唱えて恫喝しても、困るのは相手政府の利権に絡んだやつだけだ。
一般人は白人でも、まあやむを得まい、程度の感じなのだ。
国は利権があるから植民地政策を唱えるが、一般人は目立った反対はしなかった。
白人優位主義は、空母アマテラスを見たとたん、消えてしまった、欧米人であった。
新空母の名前は、最初の正規空母の名がアマテラスだから自然と日本の女神の名となった。
アマタある女神から誰の名にするか、まあひと悶着あった。
アマテラスは伊勢の神宮だ、だれも文句なんて言えない。
第2,3の空母名が当神社となればお賽銭もウナギ登りは間違いない。
地域一丸となり推薦が増えた。 どうするか、しかたがない公募での多数決となった。
日本は民主国家である。 神武天皇建国から、なんら変わらないのだ。
結果、第2空母は アメノウズメ 第3空母は コノハナサクヤ と決まった。
文句無いよう、数値から県単位の詳細まで公表した。
おもしろくないのが、第3位の クシナダ だ。
その差200あまりだから、再公募だとか、まあ国会がゆれた。
陛下いわく、「朕思うになんと平和な日本国かな。」
空母名で国会決議だ。 野党は、クシナダと国会前で大合唱までやった。
利権がからむと恐ろしい。 総理の山田、どうでもいいことに国会運営ができないと、オレもモリカケのアベちゃんの気持ちわかる。と愚痴ったらしい。
空母は艤装ができ、無事運行がかなった。
問題が発生した。
艦載機のハヤブサが爆装したら上がれないことが、判明した。
爆弾は重いから。
どうするのか、日本飛行機開発の各務ヶ原研究所の有賀研究員は途方にくれた。
時間がない。
今年の艦観式まで、あと20日だ。
逐電(夜逃げ)するか、と遠い親戚まで調べた。
研究所の庭で研究員の子らが花火で遊んでいた。
悪ガキが禁止のロケット花火に火をつけた、それが、有賀が悩んで座っていた部屋のガラスを割って飛び込んだ。 ガキ共、マズイと逃げ出した。
有賀研究員は、ロケット花火の燃えカスを持って「これだ、これしかない。」と設計図を引いた。
職人にやっつけ仕事で作らせた。
翌日の夕方、各務ヶ原飛行場だ。
艦上戦闘機に爆装して翼の下に筒を取り付けた、280メートル先に線を引く。
合図とともに翼の筒から火炎が噴出した。 ロケットだ。
1500馬力にロケット補助でなんとか250メートルで車輪が浮いた。
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