ウキオロシ

私は、心の中に積もる『ウキ』を下ろしてくれるという『ウキオロシ』を頼むことにした。訪れてきたのは飴色の小さなトランクを下げた、灰色の人だった。
24h.ポイント 0pt
1
小説 193,686 位 / 193,686件 ライト文芸 7,660 位 / 7,660件

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

じじいと娘ちゃん

狐守玲隠
ライト文芸
早瀬貴仁《ハヤセタカヒト》は56歳のどこにでもいそうなおじさんである。 そんな貴仁は、ある時、親族の葬儀に出席した。 そこで、ひとりの女の子に出会う。その女の子は虚ろで、貴仁はどうしても放っておけなかった。 「君さえよければうちの子にならないかい?」 そして始まる不器用な2人の親子生活。 温かくて、楽しくて、2人で毎日笑い合う。この幸せはずっと続いてくれる。そう思っていた__ ″なぁ、じじい。もう辞めたらどうだ__″ これは、ちょっぴり不器用な2人が織りなす、でこぼこ親子の物語。

同棲ブギウギ

ももちよろづ
ライト文芸
同棲に纏わるエトセトラ。 ギャグ。

お別れのために、恋をしよう

椿雪花
ライト文芸
中学一年生の夏休み。 田舎町にある祖父母の家に預けられた速水明日花は、おばあちゃんの紹介で仲良くなった女の子・間宮由香の案内で、立ち入り禁止の森へと入る。 そこで、明日花はひょっとこを被った幽霊の少年・四十万司と出会った。 成仏できない理由を「恋人ができなかったのは、心残りかもしれないな」と笑いながら話す司に、真面目に受け取った明日花は「じゃあ、わたしが恋人になる!」と意気揚々と名乗りを上げるが――。

夏色パイナップル

餅狐様
ライト文芸
幻の怪魚“大滝之岩姫”伝説。 城山市滝村地区では古くから語られる伝承で、それに因んだ祭りも行われている、そこに住まう誰しもが知っているおとぎ話だ。 しかしある時、大滝村のダム化計画が市長の判断で決まってしまう。 もちろん、地区の人達は大反対。 猛抗議の末に生まれた唯一の回避策が岩姫の存在を証明してみせることだった。 岩姫の存在を証明してダム化計画を止められる期限は八月末。 果たして、九月を迎えたそこにある結末は、集団離村か存続か。 大滝村地区の存命は、今、問題児達に託された。

ピントグラス越しの反転された日常

マツモトマサル
ライト文芸
地元を離れて働く30歳の主人公「詩織」。 フリーライターと言えば聞こえは良いけど、表に自分の名前が出るわけでもない文章を量産してる毎日。悲観するほど酷くはないけれど充実しているとは言い難い。そんな詩織の心に引っかかる、カメラ好きだったおじいちゃんがカメラを辞めてしまうきっかけとなった”プチトラウマ“。 祖父にカメラを辞めさせてしまったのは自分かも知れないという罪悪感と小さなトラウマから写真を撮られるのは苦手だ。祖父とは違って、詩織にとってはカメラは仕事で必要な時に使うツールでしかない。でも、時々思い出す、祖父の膝の上から覗かせてもらったカメラから見える「反転した世界」。祖父が隠していた二眼レフカメラが繋ぐ、どこにでも居る女性と当たり前な日常の物語。 大好きだった祖父との、心に残ったわだかまりを解くことで、なんとなく過ぎていく毎日を変えることができたなら。

くろぼし少年スポーツ団

紅葉
ライト文芸
甲子園で選抜高校野球を観戦した幸太は、自分も野球を始めることを決意する。勉強もスポーツも平凡な幸太は、甲子園を夢に見、かつて全国制覇を成したことで有名な地域の少年野球クラブに入る、幸太のチームメイトは親も子も個性的で……。

【完結】忘れてください

仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
愛していた。 貴方はそうでないと知りながら、私は貴方だけを愛していた。 夫の恋人に子供ができたと教えられても、私は貴方との未来を信じていたのに。 貴方から離婚届を渡されて、私の心は粉々に砕け散った。 もういいの。 私は貴方を解放する覚悟を決めた。 貴方が気づいていない小さな鼓動を守りながら、ここを離れます。 私の事は忘れてください。 ※6月26日初回完結  7月12日2回目完結しました。 お読みいただきありがとうございます。