215 / 242
二十四章 潜入
4
しおりを挟む
あれでガイアスも結構人を見る目があるらしい。
まぁ、それはともかく。
「なぁ、マーシエ?
ミーシャとレイジスの事、めちゃくちゃ心配してたのは分かるけどさ。
そろそろ俺も仕事に入った方がいいんじゃねぇのかな?
ただのガイアスのおっさんの親戚のリアがマーシエの執務室に何時間もいたらそれこそ怪しまれねぇか?」
ごくごく普通にそう問いかけてみる──と。
マーシエはフン、と一つ息を吐く。
「問題はないでしょう。
私は新人メイドに厳しい鬼メイド長のようですからね。
礼儀作法を叩き込んでいたと言えばそれで済むでしょう」
どことなく怒った様に、言う。
この言い様……。
普段から影でメイド達に『鬼メイド長』とか呼ばれてんのに違いねぇ。
ま、仕事に厳しそうではあるしな。
俺からしてみりゃただのミーシャとレイジスを心から心配してくれるいい人だが仕事となると話は違ってくるのかもしんねぇ。
と、マーシエはそこで何かに火がついたのか「それはそうと、」とやや厳しい口調で俺に言う。
「あなたのその言葉遣い。
今はこういった話の場ですから許していますが、本当に大丈夫なのでしょうね?
ここから一歩外に出れば、あなたは『リッシュ』ではなく『リア・スノーウィル』として立ち回らねばなりません。
どれだけ見た目がしっかりしていても、中身がおざなりでは話になりませんよ?
いくら殿下の遣わした使者と言っても、殿下の策を潰しかねないと思ったら私は即刻あなたをクビにしますからね」
半ば怒り混じりに厳しい口調で言ってくる。
こいつがヘイデンとかだったらテキトーに「へ~い」とか何とか返事して済ませちまうトコだが、今それをやっちまうと完全にマーシエの助けと信頼を失いかねねぇ。
俺はきちっと『礼儀正しいリア』を作り込んでこほんと一つ咳払いし、
「はい。
きちんと胸に留め置きます」
と返事した。
マーシエはそいつに多少怒りを収めてくれたらしい。
眉頭に皺を寄せ目を瞑り、はぁ、な~んて溜息をつかれたりはしたが。
それでも気を切り替えて、マーシエは「では、」と口を開く。
「まずは他のメイド達への挨拶から始めましょう。その後メイドとしての仕事を覚えてもらいます。
偵察等はその後の話です。
よろしいですね?」
「はい」
俺のおしとやかな『リア』の返事に、マーシエは何故かやや不安の残る表情をしてみせたのだった。
◆◆◆◆◆
メイドとしての仕事は、比較的順調に始まった。
俺は城に住み込み……じゃあなく、毎日ガイアスん家からの通いのメイドでやらせてもらう事になっていたから、比較的気は楽だ。
他のメイド達ともわりかし上手くやれてるし、仕事は一度覚えちまえばそう難しいこたぁねぇ。
もちろん正規のメイドに比べりゃ仕事の出来にはかなりの差があるだろうが、マーシエ曰く、
「新人のメイドにしては上手くやれている方」
なんだそうだ。
ちなみに最初ガイアス達から心配された『城の男共から声をかけられまくって目立っちまう』なんて問題も、案外あっさり解決した。
ダンが周りに静かな圧力をかけてくれたからだ。
俺はその場面を見てねぇから全く分からねぇが、その事を教えてくれたメイドによりゃあ、
「もしリアさんに声をかけたり手を出そうとする男がいたら二度とこのサランディールの地に足を踏み入れられない様政治的に抹殺する、みたいな事を仰ったらしいのよ。
ガイアス・クライン様からお預かりした大切な姪御さんだもの、盟友のラードレー卿がそう仰るのも当然よね」
とかなんとか。
ちなみに俺とガイアスのはいつの間にか姪と伯父の間柄って事で浸透してるらしい。
まぁ、どっちだっていいんだけどよ。
さて肝心要の城内部の様子だが、こいつは今の所、ガイアスやマーシエから聞いたまんまって感じだな。
城の警備は可もなく不可もなく──どころか、どこもかしこもかなり厳重だ。
要所要所にゃあ衛兵が立って周囲の見張りをちゃんとしてやがるし、ちょっとでも不審な行動をしたら呼び止められそうな雰囲気がある。
そんでもどこかにちょいと隙を見つけようと思えば、やり方次第じゃあ出来ねぇ事もなさそうだった。
城内部の地図も、大体の所は実際の位置と照らし合わせる事が出来た。
後はアルフォンソの情報だが……。
こいつは──分かっちゃいたが、予想以上に何も出てきやしねぇ。
そもそもアルフォンソや、今は死んじまったと思われてるレイジスやミーシャ、一年前の内乱の日の出来事でさえ、好んで口にしたり教えてくれるモンはいなかった。
そりゃあそうだろうな……とは思うがどーにか何か、ほんの小さな手掛かりだけでも見つけださねぇと、ここまでやって来た意味がねぇ。
俺がメイドとして城に働きに出てる間、ジュードも市街の方へ出てアルフォンソに関する噂や情報を集めてくれてるらしい。
毎日それぞれに得た情報を二人で突き合わせるんだが、今んトコこれといった成果はねぇ。
まぁ、ここ二、三日で俺も大分メイドの仕事に慣れて来たし、行動範囲を今よりもうちょっと広げてもいいだろ。
一番探り甲斐がありそうなのはまぁトーゼン、宰相だ。
アルフォンソが内乱を引き起こした件と奴には、関係があるのかないのか。
そもそもあの内乱は本当にアルフォンソが引き起こしたモンなのか。
仮にそうだとして、どーして王と王妃を殺したアルフォンソがどこかへ消えて、宰相のセルジオが国を乗っ取る事になったのか。
全ての謎を解くにはやっぱり宰相セルジオの事を探るのが手っ取り早そうだ。
今の所セルジオにゃあまだお目にかかっちゃあいねぇが……。
ダンもああ言ってたし、本格的に探るとなりゃあ相当慎重にやっていかねぇとな。
……なぁんて事を考えながら階段の踊り場にある高価そうな壺を磨いていた、丁度その時。
俺の繊細な耳に、ある足音が聞こえてきた。
カツ、カツ、カツ、という、男の足音。
それに一、二歩遅れて付いて行く男の足音が、二つ分。
カッカッカッと乱暴に、それでいて妙に威圧的に歩く足音が一つと、それとは逆にほとんど音がしねぇ程静かな足音だ。
音は、遠い。
階段上の廊下からやって来て、階段前で折れ曲がり、階段側とは逆側──丁度俺の位置からは遠ざかる方向へ、歩いていく。
別に、何て事ねぇ事だ。
ただ少し離れた所で三つの足音がして、ただそれだけ。
俺の前を通った訳でもねぇから、手を止めてそっちを向いて頭を垂れる必要もねぇ。
だが──。
俺は壺を磨いていた手をおもむろに止めて、そこからゆっくりと離す。
手が、震える。
遠くから、声が聞こえた。
「閣下、この後のご予定ですが──」
続けて、声が何かを言っている。
だが俺はそいつをちゃんと聞く事が出来なかった。
先頭を歩く男の、あのカツ、カツ、という冷たい響きを持つ靴の音。
この音には、覚えがあった。
それもつい最近とか、そういう話じゃねぇ。
──十二年前。
ダルクが殺されたあの地下通路。
暗くて狭い、地下通路の中で聞いた、あの足音だ。
まぁ、それはともかく。
「なぁ、マーシエ?
ミーシャとレイジスの事、めちゃくちゃ心配してたのは分かるけどさ。
そろそろ俺も仕事に入った方がいいんじゃねぇのかな?
ただのガイアスのおっさんの親戚のリアがマーシエの執務室に何時間もいたらそれこそ怪しまれねぇか?」
ごくごく普通にそう問いかけてみる──と。
マーシエはフン、と一つ息を吐く。
「問題はないでしょう。
私は新人メイドに厳しい鬼メイド長のようですからね。
礼儀作法を叩き込んでいたと言えばそれで済むでしょう」
どことなく怒った様に、言う。
この言い様……。
普段から影でメイド達に『鬼メイド長』とか呼ばれてんのに違いねぇ。
ま、仕事に厳しそうではあるしな。
俺からしてみりゃただのミーシャとレイジスを心から心配してくれるいい人だが仕事となると話は違ってくるのかもしんねぇ。
と、マーシエはそこで何かに火がついたのか「それはそうと、」とやや厳しい口調で俺に言う。
「あなたのその言葉遣い。
今はこういった話の場ですから許していますが、本当に大丈夫なのでしょうね?
ここから一歩外に出れば、あなたは『リッシュ』ではなく『リア・スノーウィル』として立ち回らねばなりません。
どれだけ見た目がしっかりしていても、中身がおざなりでは話になりませんよ?
いくら殿下の遣わした使者と言っても、殿下の策を潰しかねないと思ったら私は即刻あなたをクビにしますからね」
半ば怒り混じりに厳しい口調で言ってくる。
こいつがヘイデンとかだったらテキトーに「へ~い」とか何とか返事して済ませちまうトコだが、今それをやっちまうと完全にマーシエの助けと信頼を失いかねねぇ。
俺はきちっと『礼儀正しいリア』を作り込んでこほんと一つ咳払いし、
「はい。
きちんと胸に留め置きます」
と返事した。
マーシエはそいつに多少怒りを収めてくれたらしい。
眉頭に皺を寄せ目を瞑り、はぁ、な~んて溜息をつかれたりはしたが。
それでも気を切り替えて、マーシエは「では、」と口を開く。
「まずは他のメイド達への挨拶から始めましょう。その後メイドとしての仕事を覚えてもらいます。
偵察等はその後の話です。
よろしいですね?」
「はい」
俺のおしとやかな『リア』の返事に、マーシエは何故かやや不安の残る表情をしてみせたのだった。
◆◆◆◆◆
メイドとしての仕事は、比較的順調に始まった。
俺は城に住み込み……じゃあなく、毎日ガイアスん家からの通いのメイドでやらせてもらう事になっていたから、比較的気は楽だ。
他のメイド達ともわりかし上手くやれてるし、仕事は一度覚えちまえばそう難しいこたぁねぇ。
もちろん正規のメイドに比べりゃ仕事の出来にはかなりの差があるだろうが、マーシエ曰く、
「新人のメイドにしては上手くやれている方」
なんだそうだ。
ちなみに最初ガイアス達から心配された『城の男共から声をかけられまくって目立っちまう』なんて問題も、案外あっさり解決した。
ダンが周りに静かな圧力をかけてくれたからだ。
俺はその場面を見てねぇから全く分からねぇが、その事を教えてくれたメイドによりゃあ、
「もしリアさんに声をかけたり手を出そうとする男がいたら二度とこのサランディールの地に足を踏み入れられない様政治的に抹殺する、みたいな事を仰ったらしいのよ。
ガイアス・クライン様からお預かりした大切な姪御さんだもの、盟友のラードレー卿がそう仰るのも当然よね」
とかなんとか。
ちなみに俺とガイアスのはいつの間にか姪と伯父の間柄って事で浸透してるらしい。
まぁ、どっちだっていいんだけどよ。
さて肝心要の城内部の様子だが、こいつは今の所、ガイアスやマーシエから聞いたまんまって感じだな。
城の警備は可もなく不可もなく──どころか、どこもかしこもかなり厳重だ。
要所要所にゃあ衛兵が立って周囲の見張りをちゃんとしてやがるし、ちょっとでも不審な行動をしたら呼び止められそうな雰囲気がある。
そんでもどこかにちょいと隙を見つけようと思えば、やり方次第じゃあ出来ねぇ事もなさそうだった。
城内部の地図も、大体の所は実際の位置と照らし合わせる事が出来た。
後はアルフォンソの情報だが……。
こいつは──分かっちゃいたが、予想以上に何も出てきやしねぇ。
そもそもアルフォンソや、今は死んじまったと思われてるレイジスやミーシャ、一年前の内乱の日の出来事でさえ、好んで口にしたり教えてくれるモンはいなかった。
そりゃあそうだろうな……とは思うがどーにか何か、ほんの小さな手掛かりだけでも見つけださねぇと、ここまでやって来た意味がねぇ。
俺がメイドとして城に働きに出てる間、ジュードも市街の方へ出てアルフォンソに関する噂や情報を集めてくれてるらしい。
毎日それぞれに得た情報を二人で突き合わせるんだが、今んトコこれといった成果はねぇ。
まぁ、ここ二、三日で俺も大分メイドの仕事に慣れて来たし、行動範囲を今よりもうちょっと広げてもいいだろ。
一番探り甲斐がありそうなのはまぁトーゼン、宰相だ。
アルフォンソが内乱を引き起こした件と奴には、関係があるのかないのか。
そもそもあの内乱は本当にアルフォンソが引き起こしたモンなのか。
仮にそうだとして、どーして王と王妃を殺したアルフォンソがどこかへ消えて、宰相のセルジオが国を乗っ取る事になったのか。
全ての謎を解くにはやっぱり宰相セルジオの事を探るのが手っ取り早そうだ。
今の所セルジオにゃあまだお目にかかっちゃあいねぇが……。
ダンもああ言ってたし、本格的に探るとなりゃあ相当慎重にやっていかねぇとな。
……なぁんて事を考えながら階段の踊り場にある高価そうな壺を磨いていた、丁度その時。
俺の繊細な耳に、ある足音が聞こえてきた。
カツ、カツ、カツ、という、男の足音。
それに一、二歩遅れて付いて行く男の足音が、二つ分。
カッカッカッと乱暴に、それでいて妙に威圧的に歩く足音が一つと、それとは逆にほとんど音がしねぇ程静かな足音だ。
音は、遠い。
階段上の廊下からやって来て、階段前で折れ曲がり、階段側とは逆側──丁度俺の位置からは遠ざかる方向へ、歩いていく。
別に、何て事ねぇ事だ。
ただ少し離れた所で三つの足音がして、ただそれだけ。
俺の前を通った訳でもねぇから、手を止めてそっちを向いて頭を垂れる必要もねぇ。
だが──。
俺は壺を磨いていた手をおもむろに止めて、そこからゆっくりと離す。
手が、震える。
遠くから、声が聞こえた。
「閣下、この後のご予定ですが──」
続けて、声が何かを言っている。
だが俺はそいつをちゃんと聞く事が出来なかった。
先頭を歩く男の、あのカツ、カツ、という冷たい響きを持つ靴の音。
この音には、覚えがあった。
それもつい最近とか、そういう話じゃねぇ。
──十二年前。
ダルクが殺されたあの地下通路。
暗くて狭い、地下通路の中で聞いた、あの足音だ。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
条件付きチート『吸収』でのんびり冒険者ライフ!
ヒビキ タクト
ファンタジー
旧題:異世界転生 ~条件付きスキル・スキル吸収を駆使し、冒険者から成り上がれ~
平凡な人生にガンと宣告された男が異世界に転生する。異世界神により特典(条件付きスキルと便利なスキル)をもらい異世界アダムスに転生し、子爵家の三男が冒険者となり成り上がるお話。 スキルや魔法を駆使し、奴隷や従魔と一緒に楽しく過ごしていく。そこには困難も…。 従魔ハクのモフモフは見所。週に4~5話は更新していきたいと思いますので、是非楽しく読んでいただければ幸いです♪ 異世界小説を沢山読んできた中で自分だったらこうしたいと言う作品にしております。
優秀な姉の添え物でしかない私を必要としてくれたのは、優しい勇者様でした ~病弱だった少女は異世界で恩返しの旅に出る~
日之影ソラ
ファンタジー
前世では病弱で、生涯のほとんどを病室で過ごした少女がいた。彼女は死を迎える直前、神様に願った。
もしも来世があるのなら、今度は私が誰かを支えられるような人間になりたい。見知らぬ誰かの優しさが、病に苦しむ自分を支えてくれたように。
そして彼女は貴族の令嬢ミモザとして生まれ変わった。非凡な姉と比べられ、常に見下されながらも、自分にやれることを精一杯取り組み、他人を支えることに人生をかけた。
誰かのために生きたい。その想いに嘘はない。けれど……本当にこれでいいのか?
そんな疑問に答えをくれたのは、平和な時代に生まれた勇者様だった。
外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。
人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。
運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。
ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。
ヤンデレ狼の英雄様に無理矢理番にされました。さて、それではデスゲームを始めましょうか
井藤 美樹
恋愛
ゼシール王国が特別ではないけど、この世界は、獣人や竜人、エルフやドワーフなどの亜人族と人族が共存して暮らしている。
とはいっても、同じ町や王都に住んでいるだけで、居住区域は別々。それは人族と亜人族を護るために必要なこと。
なんせ、人族である私にはわからない世界だけど、亜人族には番っていう者が存在するの。昔は平気で亜人族が人族を拉致していたって聞いたわ。今は法律上罰せられるから安心だけどね。
でも、年に一回、合法的に拉致できる日があるの。
それが、愛の女神レシーナ様の生誕の日――
亜人族と人族の居住区の境界にある中央区で行われる、神聖な儀式。
番を求める亜人族と年頃の人族が集まるの、結構な人数だよ。簡単に言えば集団お見合いかな。選ばれれば、一生優雅に暮らせるからね、この日にかける人族の気持ちは理解はできるけどね。私は嫌だけど。
この日ばかりはお店はお休み。これ幸いと店の掃除をしていたら、ドアをノックする音がした。
なにも考えずにドアを開けたら、亜人族の男が私に跪いて差し出してきた、女神が愛する白百合の花を――
「やっと会えた……私の運命の番。さぁ、私たちの家に帰ろう」
たった六歳の少女に求婚してきたのは狼獣人の白銀の守護者様。
その日から、ゴールが監禁というデスゲームが始まった。
異世界の平和を守るだけの簡単なお仕事
富樫 聖夜
ファンタジー
ひょんなことから、ご当地ヒーローのイベントに怪獣役で出ることになった大学生の透湖。その最中、いきなり異世界にトリップしてしまった! 着ぐるみ姿のまま国境警備団に連れていかれた透湖は、超美形の隊長・エリアスルードに見とれてしまう。しかし彼は透湖を見たとたん、いきなり剣を抜こうとした! どうにか人間だと分かってもらい、事なきを得た透湖だが、今度は「救世主」と言われて戦場へ強制連行! そこでマゴスと呼ばれる本物の怪獣と戦うことになり、戸惑う透湖だったけれど、なぜか着ぐるみが思わぬチートを発揮して――?
恐喝されている女の子を助けたら学校で有名な学園三大姫の一人でした
恋狸
青春
特殊な家系にある俺、こと狭山渚《さやまなぎさ》はある日、黒服の男に恐喝されていた白海花《しらみはな》を助ける。
しかし、白海は学園三大姫と呼ばれる有名美少女だった!?
さらには他の学園三大姫とも仲良くなり……?
主人公とヒロイン達が織り成すラブコメディ!
小説家になろう、カクヨムでも投稿しています。
カクヨムにて、月間3位
婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた
cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。
お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。
婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。
過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。
ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。
婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。
明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。
「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。
そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。
茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。
幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。
「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?!
★↑例の如く恐ろしく省略してます。
★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
傍若無人な姉の代わりに働かされていた妹、辺境領地に左遷されたと思ったら待っていたのは王子様でした!? ~無自覚天才錬金術師の辺境街づくり~
日之影ソラ
恋愛
【新作連載スタート!!】
https://ncode.syosetu.com/n1741iq/
https://www.alphapolis.co.jp/novel/516811515/430858199
【小説家になろうで先行公開中】
https://ncode.syosetu.com/n0091ip/
働かずパーティーに参加したり、男と遊んでばかりいる姉の代わりに宮廷で錬金術師として働き続けていた妹のルミナ。両親も、姉も、婚約者すら頼れない。一人で孤独に耐えながら、日夜働いていた彼女に対して、婚約者から突然の婚約破棄と、辺境への転属を告げられる。
地位も婚約者も失ってさぞ悲しむと期待した彼らが見たのは、あっさりと受け入れて荷造りを始めるルミナの姿で……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる