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私たちは共にする
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「なにしてるんですかっっっ?!」
衣装室に響いた悲鳴に、私は恥ずかしさのあまり穴に埋まりたくなった。
幸い、寝坊(?)し、遅刻しかけたがぎりぎりセーフであった。少し遅れるくらいはよくあるらしくすぐに悠人と別れ、そのままあれよあれよと準備できたらよかったのだが服を脱いだ私の体を見て、ヘアメイクさんは真っ青になった。
「痕!これ一体どうするんですかっ?!」
今朝もわかったように私の身体には昨夜の行為によってつけられた痕がびっしり。
不幸にも、私の着るウエディングドレスは肩に鎖骨、背中が出たもので、ウエディングドレスでもポピュラーなプリンセスラインのものだ。ちなみに最終的に決めたのは悠人だ。
今朝はドレスのことなんて頭から飛んでたよ……。
ぐいっと、ヘアメイクさんの般若の顔が近づいた。
「…これだけ濃くちゃ、ヴェールでは隠せません。なので、コンシーラーでカバーできるとこはカバーしますよ?」
「は、はぃ…」
「ラメのとかも色々使いますから。ちょっと高いやつでもいいですか?!」
「ぉ、お願いしまーす……」
そうして鬼気迫る顔で私の着替えを手伝うヘアメイクさんの視線が背中に向かってからさらに鋭くなったのは気づかなかったことにしたい。
めちゃくちゃ悠人にお説教したくなった。
そんなこともあってなんとなく実感が湧かなかったのだが。
時間までお待ちくださいと控え室で一人でいるとどうしても色々と考えてしまう。そして、かなり緊張してきた。
結婚式は花嫁が主役とかいうが、そんな柄じゃないな、とか。さっきあのヘアメイクさんと見たときは別人みたいだったけど、ドレスに切られてないかな、とか。みんな私たちを祝福して「お幸せに」っていう言ってくれるかな、とか。
またちょぴり不安になってきた私を現実に引き戻したのは、知らない人の歓声だった。
「わあぁっ、綺麗!すごい綺麗っ!」
「え、ぇえっ?」
「碧海ちゃん、すごく綺麗だわ!悠人にやるのがもったいない!!」
大人っぽい紫のドレスに身を包んだ女性がそこにいた。明るい茶髪に整った中性的な顔、女性にしては背が高いし声も低い。それに、見たことがある顔だ。
「あ、…中村久弥さんですか?」
「うん。よろしくね、碧海ちゃん。結婚おめでとう。…悠人が話した?」
「はい。ありがとうございます、お世話になりました」
私が勘違いしてしまったあのひとだ。近くで見たらやっぱり綺麗な人だった。
私の首元にはあのペリドットのネックレス。頼んだらつけていていいよ、と快く了承してくれたのだ。
このネックレスがここにあるのは目の前の彼--いや、彼女のおかげだろう。
「悠人に頼まれたから。様子を見てきてほしいって」
「…わざわざありがとうございます」
「顔が暗かったけど、大丈夫?」
そんなところまで見られてたのか。確かに暗い表情はしていたと思うが、ちょっと緊張していただけだ。
不安は昨夜、悠人が取り除いてくれたから。
「大丈夫です。…本当に、ありがとうございます」
自然と微笑む私に中村さんもパッと華やかに笑った。そして内緒よ、と囁いてペリドットのネックレスに視線を落とした。
「ペリドットの石言葉って知ってる?」
「『夫婦の幸福』ですよね?」
「うん、でももう一つあるんだよ」
もったいぶる中村さんがようやく再び口を開いたとき、扉が開く音が聞こえたが、なぜか中村さんから目が離せなかった。
「ペリドットには、『信じる心』っていう石言葉もあるんだよ」
素敵でしょ、と言う中村さんに同意した。とっても素敵だ。
私たちが話す様子をやきもきしながら見つめているそこの花婿と同じくらい。
マリッジブルーだった私の心は、きっと外の空のように晴れていることだろう。
そうして準備には一苦労あったがつつがなく結婚式は結びへと向かい---。
その日の夜。言わずもがな結婚初夜である。私は先にシャワーを終え、ひとりでベッドにいた。
結婚初夜については以前から悠人と相談して、ホテルに泊まろうということになっていた。悠人は今シャワーを浴びているのだが…。
花嫁は、何をすべきか。
このまま今の状態でベッドで座ってたほうがいいのか、それとも立ってたほうがいいか。はたまたさりげなく外でも見ていたほうがいいのか。
ぼうっと考えていたら眠くなってきた。昨日の睡眠時間少なかったからなあ……。
ぱたんとふかふかベッドに倒れ、こくりこくりと船を漕いでいるとおぼろげに音が聞こえる。
「…碧海……?寝ちゃった?」
寝てない。断じて寝てない。眠いけど寝ないようにしてる。目を閉じてるのはちょっと考え事をしているだけだ。
「…、て、ない」
「起きた?できれば起きててほしいな」
「ぇ、なぃ、も…んっ」
むきになって言い返した私の唇を彼のもので塞がれた。縫いとめるように手首を押さえられ、指が絡む。その大きな手を私はぎゅっと握り返した。
「ぁ、ふ」
昨夜のゆったりした交わりとは違い、悠人は性急に手を動かす。けれど焦ったようなものでなくて、我慢できないと言いたげな可愛いものだった。
着ていたバスローブを脱がされ、鬱血の痕が残る胸に顔を寄せた。
「ひゃ!つめたッ…」
「あぁ、ごめんなさい」
まだ若干濡れた髪にびくっと震えた。寝ぼけてた身体が刺激によって目が覚めていく。
ちゅぱちゅぱと胸を舐め、吸われるとくぅっと喉が鳴った。口で愛せないもう片方の膨らみを悠人は容赦なく揉みしだく。柔らかさを強調するように食い込ませる指に強い快楽を感じた。
「ふぁ、あ、あんっ」
「かわいい…碧海」
「ん!ゆうと、ちゃんと、ひぁっ、して…?」
「わかってる。でも碧海、先に一回いって」
「ひぅう?!ゃだ、むねだけ、なんて…っ、んん」
カリッと硬くしこり紅くなった乳首を痛くない程度に甘噛みされる。胸に触れる手や唇は大胆なのにそれ以外の場所にはまったく触ってくれない。
結局私は、胸だけで達してしまった。
「あぁっ、はぁ、ゆーと…ぁん…っ」
「…すごく可愛かった」
「ひどっ…、やだって、言ったのに!」
「ごめん。もうしないから」
絶頂の余韻からびくびく震える私の脚を開かせ、悠人が形ばかりに謝る。どろどろに蕩けているそこに指を這わせ、花芽を突き、慣らすために指先を中に入れる。
そんなのでは足りないのを知ってるくせに「苦しくない?」なんて訊いてくる。確信犯か!
「だいじょうぶ、だからっ…」
「本当?」
「うん、ぁ、もぅ、いれてよ…ああ!」
先端が入り口に埋まる。いつもと違って薄膜がないため中が溶けそうなくらいに悠人のものに絡みついて締め付けてしまう。
ゆっくり慎重に腰を動かし、時折悪戯に私の感じる場所を抉りながら悠人は私を責める。
「あ、あん、あ、ひあ!」
「碧海、動いていい…?」
「ん!もっと、うごいてっ、ちゃんと、して…っ」
私から言葉を引き出させたかったのか、悠人はそこから容赦なかった。
がつがつと奥を穿ち、私の感じるところをぐりぐりと虐めて、けれど逃げようとすると途端に愛撫を低速させて逃げられないようにして。
「んんんっ!ぁあ、いあ!」
「碧海、…っ!」
そしてようやく彼が満足したときには疲労困憊であった。指一本動かすのすらだるい。
「………」
「やりすぎた。ごめん、碧海。お願いだからこっち向いて!」
「…も、しらない」
がらがらに枯れた声で答えて悠人に背を向けた。あわあわと悠人が慌てているがこれは悠人が悪いと思う。
でも、そこまで嫌だったわけではない。
けれどそれを教えるのは、一寝入りしたあとでも許されるだろう。
私たちにはこれから長い時間を、共にするのだから。
衣装室に響いた悲鳴に、私は恥ずかしさのあまり穴に埋まりたくなった。
幸い、寝坊(?)し、遅刻しかけたがぎりぎりセーフであった。少し遅れるくらいはよくあるらしくすぐに悠人と別れ、そのままあれよあれよと準備できたらよかったのだが服を脱いだ私の体を見て、ヘアメイクさんは真っ青になった。
「痕!これ一体どうするんですかっ?!」
今朝もわかったように私の身体には昨夜の行為によってつけられた痕がびっしり。
不幸にも、私の着るウエディングドレスは肩に鎖骨、背中が出たもので、ウエディングドレスでもポピュラーなプリンセスラインのものだ。ちなみに最終的に決めたのは悠人だ。
今朝はドレスのことなんて頭から飛んでたよ……。
ぐいっと、ヘアメイクさんの般若の顔が近づいた。
「…これだけ濃くちゃ、ヴェールでは隠せません。なので、コンシーラーでカバーできるとこはカバーしますよ?」
「は、はぃ…」
「ラメのとかも色々使いますから。ちょっと高いやつでもいいですか?!」
「ぉ、お願いしまーす……」
そうして鬼気迫る顔で私の着替えを手伝うヘアメイクさんの視線が背中に向かってからさらに鋭くなったのは気づかなかったことにしたい。
めちゃくちゃ悠人にお説教したくなった。
そんなこともあってなんとなく実感が湧かなかったのだが。
時間までお待ちくださいと控え室で一人でいるとどうしても色々と考えてしまう。そして、かなり緊張してきた。
結婚式は花嫁が主役とかいうが、そんな柄じゃないな、とか。さっきあのヘアメイクさんと見たときは別人みたいだったけど、ドレスに切られてないかな、とか。みんな私たちを祝福して「お幸せに」っていう言ってくれるかな、とか。
またちょぴり不安になってきた私を現実に引き戻したのは、知らない人の歓声だった。
「わあぁっ、綺麗!すごい綺麗っ!」
「え、ぇえっ?」
「碧海ちゃん、すごく綺麗だわ!悠人にやるのがもったいない!!」
大人っぽい紫のドレスに身を包んだ女性がそこにいた。明るい茶髪に整った中性的な顔、女性にしては背が高いし声も低い。それに、見たことがある顔だ。
「あ、…中村久弥さんですか?」
「うん。よろしくね、碧海ちゃん。結婚おめでとう。…悠人が話した?」
「はい。ありがとうございます、お世話になりました」
私が勘違いしてしまったあのひとだ。近くで見たらやっぱり綺麗な人だった。
私の首元にはあのペリドットのネックレス。頼んだらつけていていいよ、と快く了承してくれたのだ。
このネックレスがここにあるのは目の前の彼--いや、彼女のおかげだろう。
「悠人に頼まれたから。様子を見てきてほしいって」
「…わざわざありがとうございます」
「顔が暗かったけど、大丈夫?」
そんなところまで見られてたのか。確かに暗い表情はしていたと思うが、ちょっと緊張していただけだ。
不安は昨夜、悠人が取り除いてくれたから。
「大丈夫です。…本当に、ありがとうございます」
自然と微笑む私に中村さんもパッと華やかに笑った。そして内緒よ、と囁いてペリドットのネックレスに視線を落とした。
「ペリドットの石言葉って知ってる?」
「『夫婦の幸福』ですよね?」
「うん、でももう一つあるんだよ」
もったいぶる中村さんがようやく再び口を開いたとき、扉が開く音が聞こえたが、なぜか中村さんから目が離せなかった。
「ペリドットには、『信じる心』っていう石言葉もあるんだよ」
素敵でしょ、と言う中村さんに同意した。とっても素敵だ。
私たちが話す様子をやきもきしながら見つめているそこの花婿と同じくらい。
マリッジブルーだった私の心は、きっと外の空のように晴れていることだろう。
そうして準備には一苦労あったがつつがなく結婚式は結びへと向かい---。
その日の夜。言わずもがな結婚初夜である。私は先にシャワーを終え、ひとりでベッドにいた。
結婚初夜については以前から悠人と相談して、ホテルに泊まろうということになっていた。悠人は今シャワーを浴びているのだが…。
花嫁は、何をすべきか。
このまま今の状態でベッドで座ってたほうがいいのか、それとも立ってたほうがいいか。はたまたさりげなく外でも見ていたほうがいいのか。
ぼうっと考えていたら眠くなってきた。昨日の睡眠時間少なかったからなあ……。
ぱたんとふかふかベッドに倒れ、こくりこくりと船を漕いでいるとおぼろげに音が聞こえる。
「…碧海……?寝ちゃった?」
寝てない。断じて寝てない。眠いけど寝ないようにしてる。目を閉じてるのはちょっと考え事をしているだけだ。
「…、て、ない」
「起きた?できれば起きててほしいな」
「ぇ、なぃ、も…んっ」
むきになって言い返した私の唇を彼のもので塞がれた。縫いとめるように手首を押さえられ、指が絡む。その大きな手を私はぎゅっと握り返した。
「ぁ、ふ」
昨夜のゆったりした交わりとは違い、悠人は性急に手を動かす。けれど焦ったようなものでなくて、我慢できないと言いたげな可愛いものだった。
着ていたバスローブを脱がされ、鬱血の痕が残る胸に顔を寄せた。
「ひゃ!つめたッ…」
「あぁ、ごめんなさい」
まだ若干濡れた髪にびくっと震えた。寝ぼけてた身体が刺激によって目が覚めていく。
ちゅぱちゅぱと胸を舐め、吸われるとくぅっと喉が鳴った。口で愛せないもう片方の膨らみを悠人は容赦なく揉みしだく。柔らかさを強調するように食い込ませる指に強い快楽を感じた。
「ふぁ、あ、あんっ」
「かわいい…碧海」
「ん!ゆうと、ちゃんと、ひぁっ、して…?」
「わかってる。でも碧海、先に一回いって」
「ひぅう?!ゃだ、むねだけ、なんて…っ、んん」
カリッと硬くしこり紅くなった乳首を痛くない程度に甘噛みされる。胸に触れる手や唇は大胆なのにそれ以外の場所にはまったく触ってくれない。
結局私は、胸だけで達してしまった。
「あぁっ、はぁ、ゆーと…ぁん…っ」
「…すごく可愛かった」
「ひどっ…、やだって、言ったのに!」
「ごめん。もうしないから」
絶頂の余韻からびくびく震える私の脚を開かせ、悠人が形ばかりに謝る。どろどろに蕩けているそこに指を這わせ、花芽を突き、慣らすために指先を中に入れる。
そんなのでは足りないのを知ってるくせに「苦しくない?」なんて訊いてくる。確信犯か!
「だいじょうぶ、だからっ…」
「本当?」
「うん、ぁ、もぅ、いれてよ…ああ!」
先端が入り口に埋まる。いつもと違って薄膜がないため中が溶けそうなくらいに悠人のものに絡みついて締め付けてしまう。
ゆっくり慎重に腰を動かし、時折悪戯に私の感じる場所を抉りながら悠人は私を責める。
「あ、あん、あ、ひあ!」
「碧海、動いていい…?」
「ん!もっと、うごいてっ、ちゃんと、して…っ」
私から言葉を引き出させたかったのか、悠人はそこから容赦なかった。
がつがつと奥を穿ち、私の感じるところをぐりぐりと虐めて、けれど逃げようとすると途端に愛撫を低速させて逃げられないようにして。
「んんんっ!ぁあ、いあ!」
「碧海、…っ!」
そしてようやく彼が満足したときには疲労困憊であった。指一本動かすのすらだるい。
「………」
「やりすぎた。ごめん、碧海。お願いだからこっち向いて!」
「…も、しらない」
がらがらに枯れた声で答えて悠人に背を向けた。あわあわと悠人が慌てているがこれは悠人が悪いと思う。
でも、そこまで嫌だったわけではない。
けれどそれを教えるのは、一寝入りしたあとでも許されるだろう。
私たちにはこれから長い時間を、共にするのだから。
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