【完結】魔王の婿取り~忠臣だったはずの宰相に監禁されて、なぜか溺愛執着されています~

魔王ダールと宰相のクェントは、よき王と忠実な家臣である。
そんな二人には別の顔がある。ダールの性欲処理のため、夜毎彼女の身を慰める間柄だったのだ。

ある時ダールは正式に婿を迎える意向をクェントに伝える。それは二人の関係の清算を意味した。

しかしクェントはダールに積年の恋慕を募らせていた。狂気にも似た独占欲が、自身が仕えるべき女王を監禁するという暴挙に走らせる。

「お前が俺を捨てるって言うんなら――お前を殺して俺も死ぬよ」

この話は、心を確かめ合う前に身体だけ繋がってしまった男女が、遠回りしながら愛を得るまでのお話です。

(R18シーンが含まれる話はタイトルの末尾に「※」マークを付けています。ご参考になさってください)

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