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#44、 ライスの処遇

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「ナナエ、準備なさい。陛下がお呼びよ」

 景牧の離宮に侵入したライスを引き渡した数日後のことだ。
 庭でチャーリーと戯れる奈々江の背後に侍女をつれたクレアが神妙な面持ちで立っていた。

「ライスお兄様の処遇が言い渡されるのですね?」
「ええ、そうよ。でも、一体どうなることやら……」

 引き渡しの前にクレアは奈々江からライスが一連の破滅的な行為に及んだわけを聞いている。
 クレアにとっても未だどう捉え扱うべきなのか悩ましいようだ。
 このような大騒ぎにならなければもっと慎重に対処できたかもしれないが、ここまでの大事になってはもはや隠し立てはできないのだろう。
 クレアはライスの趣向は国家のみならず国境を超えて貴族社交界の噂の種になるに違いないと踏んでいるらしかった。

「陛下はライスお兄様にご温情をかけてくださいますよね?」
「どうかしら……。私にもわからないわ。こんなことは初めてよ」

 支度を調えてクレアと共に城に向かう。
 いつもの謁見の間にはもうすでに国の中枢を担う主要な人物たちがずらりと並んでいた。
 段上には王とふたりの王妃、そしてすぐそばにブランシュとイルマラ。
 参上の挨拶をした後、クレアと奈々江も王族たちの座るべき椅子に腰かけた。
 王家の者たちを上座にしてエレンデュラ王国貴族の家臣たちが両脇を通路のように固めている。
 奈々江はほとんど知らない顔だったが、幸いみな歳からいっておそらく既婚者だろう。
 もしものために、今日は薬を飲んでいないが、これなら問題は起こらなそうだ。
 知らないながらも、唯一魔術省副大臣のバトン公爵だけはわかった。
 ホレイシオの父親というだけあって、顔つきがそっくりだったからだ。
 奈々江たちが席について間もなく、ファスタンが命じた。

「ライスを連れて参れ」

 命令とほぼ同時に謁見の間の扉が開き、兵士に左右を挟まれてライスが入ってきた。
 いつもは半分流しているストロベリーブロンドの髪を、今日は三つ編みにして右肩から前に垂らしている。
 服も黒の修道服のような飾り気のない格好だ。
 顔つきにはやや緊張が見て取れたが、どこかふっきれたという感じでもある。

「お呼びにより参上いたしました。本日も国王陛下、女王陛下におかれましてはご機嫌麗しくお喜び申し上げます」

 挨拶の口上にはなんの乱れもなく、質素な風采ながら立ち振る舞いはいつもと変わらなかった。

「よく眠れたか、ライス」
「は、新しい部屋はなにかと勝手が違いますが、幸い以前よりずっと気分は楽です。よく眠れます」
「そうか……。反対にわしはまったく眠れんがな」
「……それは、ご心労お察しいたします。本日を機に少しでも陛下のお気が休まればいいのですが」

 父と子の会話は穏やかだった。
 ふう、とファスタンからため息が漏れたのが聞こえた。

「ライス、お前を王籍から外し、ロカマディオール修道院へ送ることとする。今後は神の御使いとして励むがよい」
「仰せのままに」

 マイラが、うっと声を詰まらせたのが聞こえた。
 そっと目をやると、ドレスの袖で涙を押さえている。
 その手前にいるブランシュもにわかに唇を噛みしめているのが見えた。
 思わず、奈々江は口を出していた。

「ロカマディオール修道院は、遠いのですか?」

 その場にいた全員が、はっとして奈々江を振り返り見た。
 家臣たちも驚いたように仰ぎ見ている。
 このタイミングじゃなかった、と奈々江は一瞬気まずくなった。
 しかも、陛下に発言の許しを得ずに口出ししてしまった。
 だが、太陽のエレスチャルが効いているはずだ。
 もう声を上げてしまったのだから、奈々江は無遠慮に続けることにした。

「国王陛下とマイラ王妃陛下への贈り物をまだ決めていませんよね。
 今後兄弟会を開くとき、遠くからだとライスお兄様がお見えになるときに大変だと思ったものですから」

 ファスタンが眉を下げ、無知な子どもに見せるような顔つきでこちらを向いた。

「ナナエ、ライスはもう王族ではないのだ。兄弟会に呼ばれることはもうない」

 そうかもしれない、と奈々江も思っていた。
 だが、それがこの兄弟、家族にとっていいことなのかはわからない。
 それはすなわち、夢を見ている奈々江自身にとっておそらく重要なことなのだ。
 奈々江には太陽のエレスチャルの力がある。
 もう少しここは様子を見てみて判断したほうが良さそうだ。
 ブランシュがナナエを振り返った。

「ナナエ、呼び方に気をつけよ。もはやライスはそなたの兄ではない」

 奈々江ははっとする。
 苦々しさを押し隠したブランシュの表情は、ぱっと見落ち着いて見えていただろう。
 だが、そこに含んだものの大きさは奈々江にもはっきりと感じ取れた。

(ブランシュも動揺している……。まだ心の整理がついていないんだわ。
 ……それもそうだよね。
 突然今までよく知ってきた間柄だと思っていた弟が、実はゲイでしかも自分のことを愛していただなんて。
 はいそうですかなんて、簡単に受け止められるはずないよね)

 このままライスを修道院送りにしていいのだろうか。
 ひょっとすると、このままライスとは二度と会えなくなるのではないだろうか。
 ファスタンは賢明にもそのあたりを明言しない。
 それとも、このうやむやな様子はつまり、ほとぼりが冷めたら将来的には王籍への復活もあり得るのだろうか。
 はっきり聞きたいところだが、下手に口を出してこの状態をかき回すようなまねはできればしたくない。

(どうしたらいいんだろう……。
 でも、王籍を外れて親子でも兄弟でもなくなるってどういうこと?
 やっぱり隷属魔法を使ったことで犯罪者の扱いは免れないっていうことなの?
 この世界における罪人の扱いってどうなっているの?
 ……"恋プレ"のゲームから逸脱しすぎていて全然わからないわ……)

 奈々江静かに思考を巡らせて状況を計る。
 さきほどからブランシュとライスを観察しているが、どうにもふたりは視線を合わせないようにしている気がする。

(ううん、それよりも今は、ブランシュはライスのことよ。
 ふたりはこの数日の間に話し合えたのかしら。
 ふたりの様子からしたら、なんとなくそうとは思えないんだけど。
 ブランシュには王位継承者としての立場があるし、気持ちも整理できていないなら、ライスとはまだ打ち解け会えていないのかもしれない。
 わたしからもブランシュに話を聞けていたらよかったけど、この数日の間ではそんな時間がなかった。
 ブランシュにとってもライスにとっても、このまま会えない、話ができないっていう状態はまずいよね)

 しかし、この場でそれをどう取り持ったらいいのだろう。
 ブランシュに限ってライスを拒絶するなんてことはないと思うが、それならそうとライスに示してあげてほしい。
 ブランシュにも時間が必要なのかもしれないが、罪人扱いかもしれないライスと自由に面会できるという前提が確認できない以上、これが兄弟の永遠の別れになってしまわないだろうか。
 マイラは母親だから無理を押してでも会いに行きそうだが、ファスタンの様子から見ても男性のほうがこうしたことにネガティブな反応になりやすいのは明らかだ。
 そして、父親がそういう態度であるならば、息子であるブランシュが行動で示すのはかなり難しいはずだ。

 (ライスにとってはそれはそれで納得済みかもしれないけど、ブランシュにもライスにも兄弟の絆を失ってほしくない。
 状況や環境のせいであきらめてほしくない。
 だって、ふたりはきっとわたしのために現れた和左君と右今君のかわりなんだもの。
 これで気まずく疎遠になるだなんて、そんなのいくら夢の中の世界だからって、わたしは見たくない。
 和左君と右今君の絆はそんな弱くない)

 奈々江はじっと見つめ返してブランシュの言葉を待った。

(ブランシュ、あなたは今どう考えているの……?
 お願いだから、なにかいって。
 あなたたち、このままでいいの?)

 奈々江の意思が伝わったのか、ブランシュははっとしたように、にわかに瞳を揺らした。
 だが、わずかに眉を曇らせるとうつむいてしまった。

(ブランシュ……)

 沈黙を破るようにファスタンが口を開いた。

「連れて行け。すぐに出立させよ」

(ちょっ、ちょっと待って……!)

 焦った奈々江が、ファスタン、ライス、ブランシュ順で視線を走らせた。
 心中はどうあれ決断を下したファスタン。
 その隣で声を殺して泣いているマイラ。
 動揺を隠しきれないブランシュ。
 神妙な顔つきのクレアや第二王妃のユーディリア、その隣のイルマラ。
 そして、全てを受け入れる覚悟を決めたライス。
 兵士たちに促されてライスは今にもその場を辞する寸前だ。
 奈々江は素早く頭を巡らせて、早口に告げた。

「そっ、そんなの困りますわ……!」

 またも一同の視線を一気に集めた。
 奈々江にも策があるわけではない。
 だが、少なくとも解決の糸口をつかんでおかなくてはならない。
 その気持ちひとつだった。

「ライスお兄様……、いえライスには、その、両陛下への贈り物についていろいろと相談をしていたのです。
 今後も相談に乗ってもらわなくては、わたしは困りますの」

 ブランシュとイルマラが怪訝な表情を浮かべた。
 兄弟会ではまだなにも話が進んでいない。
 それがなぜ、という顔だ。
 すると隣にいたクレアがこちらを向いた。

「それはどのような相談事なの、ナナエ」
「そ、それはまだ秘密ですわ。だって、贈るときに驚かせたいんですもの」

 ふうむ、と吐息を漏らしたのはファスタンだった。

「そうか、それでか……。
 先日、ライスからできることなら没収される個人資産はナナエに譲ってほしいとの申し出があったのだ。
 ナナエは兄弟会に席を連ねることになったはいいが、活動のための資金にことを欠くだろうということはわかっていた。
 ライスの心配と配慮はもっともだ。
 よかろう、最期にライスの望みをかなえるとしよう」

(えっ、ライスの個人資産……? なにそれ、初耳なんだけど)

 奈々江が一瞬ぽかんとしていると、今度は思わぬところから声が上がった。
 ユーディリアだった。

「まあ、それは驚きですわ。
 ライスの個人資産額は相当なもののはず。
 本来ならば、陛下のものとなるか、もしくは国庫に入るべきもの。
 このような重大なことを、とるも足らないものごとのように簡単に決めてしまうのはいかがなものでしょう」

 ユーディリアの視線は優雅そのものであったが、一瞬ちくりと刺すようにクレアを見ていた。
 ライスの資産が奈々江に譲られれば、それはすなわちクレアの影響力につながると警戒されたのだろう。
 続けてイルマラまでもが意を述べ始めた。

「陛下のご心配されていたことなら問題ございませんわ。
 ナナエさんが兄弟会における資金面で心配する必要は全くありませんのよ。
 わたくしが力になると申し上げたはずですわ。ね?」

 白い羽でできた扇子ごしに、イルマラが笑みを投げてきた。
 笑みは天使のように美しかったが、第三王妃であるクレアに力を持たせたくないユーディリア勢が牽制をしてきたのは明らかだった。
 クレアの顔色がにわかに悪くなる。

(クレアははっきりとはいわないけど、ユーディリアとはいつもこんなバチバチの感じなんだ……)

 ふたりが顔を合わせているのを見るのはこれが初めてだ。
 だが、いつだったかホレイシオがいっていた通りだと思った。

(ええと、どうしようかな……。
 確かにクレアにお金はないけど、別にライスの資産をあてにしなきゃいけないほど切羽詰まっているわけじゃない。
 それに、ユーディリアの敵愾心をあおるくらいなら、ここは受けるべきじゃない。
 見る限り、クレアも望んでなさそうだし)

 奈々江は息を吸った。

「えっと、そうじゃないんです。
 ライスに相談していたのは金銭的なことではないんです。
 今は申し上げられませんが、とにかく、今後もライスに会って相談に乗って欲しいだけなのです。
 だから、ライスの資産を譲っていただけるというお話は丁重のお断りさせていただきます。
 そのかわり、これからもライスと会うことをお許しいただけないでしょうか」

 またも一同が奈々江に目をとらわれた。
 ファスタンやライスはもとより、ユーディリアとイルマラも驚いたように眉を上げている。
 だめ押しに、奈々江は太陽のエレスチャル効果を狙って、ファスタンをじいっと見つめた。

「お願いいたします、お父様」
「む……、そうか、ナナエがそこまで言うのならいいだろう」
(よしっ……! 言質がとれた!)

 とりあえず、これでライスとのつながりを断たずに済んだ。
 今は無策だが、繋がってさえいられれば、ブランシュとライスとの絆の復活を手助けできるかもしれない。
 ライスがなにかいいたげに奈々江を見つめている。
 奈々江もその視線を受けて返した。

「連れていけ」

 ファスタンの命令で、ライスが兵士たちに挟まれて去っていく。
 その背中を一同は静かに見つめていた。

(ライス、あなたをひとりにはしないわ)

 開かれた扉が閉ざされるまで、奈々江はライスの背中を見つめ続けた。


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