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第6章 私はただ知らないことを知りたいだけなのに!
12 問題② 扉
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急いで扉を開けると学園の若い事務職員の男性が立っていた。
扉を開けた私の顔を見て驚いている。
私はなぜ彼がそんな驚いた顔をしているのか分からずに首を傾げた。
この部屋の扉を叩いたのは私に用事があるからだ。そうでないならわざわざ他人の部屋の扉をノックしない。
嫌がらせや愉快犯の迷惑行為ならノックした後に走って逃げるだろう。
扉の前で扉が開くのを立って待っていたのなら、私に用事がある人間に違いない。
それなのになぜ私が出てきたことに驚いているのだろうか?
彼が部屋を間違えたのか?
「あの、用件は何かしら?それとも部屋を間違えたの?」
私は顔を徐々に訝しげな表情に変化させていっていると、今度は彼が慌てだした。
「…し、失礼いたしました!部屋を間違えてはおりません!!ルリエラ理術師への伝言を伝えに参りました」
それならなぜそんなに驚いたり慌てたりしているのだろうか?
伝言を伝えるべき相手が部屋から出てきたのだから、好都合ではあっても不都合は何も無いはずだ。
学園内の伝令役は若手の事務職員の仕事だ。彼は新人で不慣れなのか恥ずかしがっているのかキョロキョロと視線を彷徨わせモゴモゴと言い淀みモジモジと挙動不審の態度でなかなか伝言を言わない。
彼の意味不明な態度を最初は怪訝に感じることしかしなかったが、あまりにも不思議でその原因について考えてみた。
そうしたらすぐにその態度の原因に思い至った。
私だ。部屋の主である私がわざわざ部屋の扉を開けて出てきて用件を伺っているせいだ。
普通は使用人が扉を開けて使用人が部屋の外で用件を伺い、それを使用人から主に伝える。
万が一、部屋の使用人が全員出払っている場合は部屋の主は「どうぞ」や「入れ」とか言って入室の許可を与えて中に入れて用件を聞く。
学園の認定師や講師は私のように部屋の主が使用人のようにわざわざ扉を開けて部屋の外で用件を伺うことは誰もしない。
まだ新人らしき彼は想定していないこの状況にどうすればいいのか分からずに戸惑っているだけのようだ。このまま部屋の主に扉を開けさせたまま廊下で伝言を言っていいのか、部屋の中に入れてもらってから伝言を言うべきなのか分からずに悩んでいる。
きっと伝令役に慣れた職員なら不測の事態に最初は動揺しても、すぐに何も気にせずにこのまま伝言を伝えてさっさと自分の仕事を果たすだろうが目の前で困っている伝令役はまだ不測の事態に対応できない素人みたいだ。
ライラもアヤタも部屋にいないことがここ最近は無かったからすっかり失念していた。
扉が叩かれた音に無意識に反射的に体が反応してしまった。
これまでの生活では扉が叩かれたら自分が扉を開けて対応してきた。
なかなか体に染み付いた習慣や常識や意識を変えることは難しい。意識的に変えようとしないと変えられない。
しかし、認定理術師としてこの学園で生活するなら変えなければいけない。
今回の私の使用人のような対応は私の失敗で失態になる。
それでも、認定理術師の私が非常識で使用人のようなことをしていると拡められては堪らない。
私は自分の失態に気付いた瞬間に笑顔を浮かべて急いで失態を取り繕った。
「あなたが来たときに私が偶々扉の近くに立っていたのよ。今はタイミングが悪く他のみんなは出払っているの。だから、あなたは何も気にしないでいいわ」
自分が非常識なことをしている自覚はあるけどタイミングが悪かっただけだと笑顔で全力で誤魔化しつつ気にするなと脅した。
言葉と笑顔の裏に隠した脅しが効いたのか、顔を真っ青にして無言で何度も頷く彼に早く伝言を伝えるように笑顔で促した。
一瞬呆けた後に、自分が何の用事でここまで来たかをやっと思い出した彼だが、なぜか再び困ったような表情を浮かべた。
「…その、門からの伝言なのですが、ルリエラ理術師に会いたいと言われるお客様がいらっしゃっています」
「…お客様?」
私はその伝言を聞いて首を傾げる。
今日は何の約束もしていない。来客の予定は何も無い。
学園の関係者への約束の無い来客は言葉通りに門前払いされる。
学園の門には門番が立っていて訪問客は全員検閲を受ける。
生徒や講師など学園のケープを身に付けている人間ならば顔パスで通れるが、ケープを持っていない学園で働く使用人などは証明書を提示する必要がある。
学園の中にいる知り合いを訪ねてきた部外者は知り合いから手紙などで許可証を事前に受け取り、それを門で提示しなければ中には入れない。
だが、中に入れると言っても、通常は門の近くにある待合室までしか入ることは認められない。
講師か認定師だけが学園の中にある自室にまで部外者を招き入れることができる。
学園の単なる生徒では学園外の知り合いを中に入れる許可は下りない。
それでも、部外者は学園の中に入れても自由に歩き回れるわけではない。事務職員などが案内に付いて、案内される場所以外には立ち入ることは許されない。
私はジュリアーナやアジュール商会の人たちには許可証を渡している。
それでも事前の約束無しに突然訪ねることはしない。
それが上流階級の常識であり、礼儀だからだ。
余程の非常事態でない限り、アポ無し訪問はあり得ない。
でも、ジュリアーナやアジュール商会が突然訪ねてきた場合は事前の伝令無しに無条件にすぐに直接この部屋に案内するように指示を出している。
だから、彼がここに伝令として来たということは客はアジュール商会の関係者では無いということだ。
基本的に学園にいる私に会うには事前に許可を得なければ会えない。
アジュール商会経由の紹介でないなら、手紙で「会ってお話がしたい」という内容で訪問依頼を出さなければならない。
その依頼に私が手紙で「会って話しましょう」と答えて許可証を送らない限りこの学園に訪問しても私に会うことはできない。
しかし、私は手紙で訪問依頼を受けた場合、返事の手紙に「研究で忙しいので時間はとれない」という返答で全ての訪問は断っている。
事前の指示で約束の無い訪問客はこちらに伝令を出すことなく門で全て追い返すように伝えている。こちらに一切取り次がなくていいと許可を出している。
それなのになぜわざわざ伝令役を派遣したのかが分からない。
よほど門前払いができないほどに身分が高い人間が訪ねてきたのだろうか?
でも、それほど身分が高い人はそれこそ体面を重んじる。
アポ無し訪問なんて非常識で無礼なことはしない。
ありとあらゆる伝手を駆使して事前に約束を取り付けるくらいのことはするはずだ。
だからこそ全く相手が予想できない。
「本日は誰ともお約束はしていはずだけど、いったい誰が訪ねてきたのかしら?」
「そ、それは……」
なぜか伝令を伝えるだけの職員が言い淀んでいる。
ただの伝令役がこんなに言いにくそうにする訪問相手が全く思い付かない。ヤクザとか怪しげな人なのだろうか?でも、そんな怪しい人が相手ならわざわざ私に取り次がないはずだ。
何だか不安を通り越して怖くなってきた。
「訪問者は誰なの?」
「……その、ご両親だそうです」
「…ゴリョウシン……誰?」
「ですから、ルリエラ理術師のご両親、父親と母親を名乗る男女二人です」
「…チチオヤ?…ハハオヤ?……え!?」
伝令役の言葉の意味を頭が理解した瞬間、私は絶句した。
彼の言葉を信じたくなかった。反射的に心が拒否して頭が真っ白になった。
これぞまさに青天の霹靂。
全く想定していなかった訪問客に私の頭も心も追いつかない。
私は何も考えられず何も言えずに扉を開けたままその場に立ち尽くした。
扉を開けた私の顔を見て驚いている。
私はなぜ彼がそんな驚いた顔をしているのか分からずに首を傾げた。
この部屋の扉を叩いたのは私に用事があるからだ。そうでないならわざわざ他人の部屋の扉をノックしない。
嫌がらせや愉快犯の迷惑行為ならノックした後に走って逃げるだろう。
扉の前で扉が開くのを立って待っていたのなら、私に用事がある人間に違いない。
それなのになぜ私が出てきたことに驚いているのだろうか?
彼が部屋を間違えたのか?
「あの、用件は何かしら?それとも部屋を間違えたの?」
私は顔を徐々に訝しげな表情に変化させていっていると、今度は彼が慌てだした。
「…し、失礼いたしました!部屋を間違えてはおりません!!ルリエラ理術師への伝言を伝えに参りました」
それならなぜそんなに驚いたり慌てたりしているのだろうか?
伝言を伝えるべき相手が部屋から出てきたのだから、好都合ではあっても不都合は何も無いはずだ。
学園内の伝令役は若手の事務職員の仕事だ。彼は新人で不慣れなのか恥ずかしがっているのかキョロキョロと視線を彷徨わせモゴモゴと言い淀みモジモジと挙動不審の態度でなかなか伝言を言わない。
彼の意味不明な態度を最初は怪訝に感じることしかしなかったが、あまりにも不思議でその原因について考えてみた。
そうしたらすぐにその態度の原因に思い至った。
私だ。部屋の主である私がわざわざ部屋の扉を開けて出てきて用件を伺っているせいだ。
普通は使用人が扉を開けて使用人が部屋の外で用件を伺い、それを使用人から主に伝える。
万が一、部屋の使用人が全員出払っている場合は部屋の主は「どうぞ」や「入れ」とか言って入室の許可を与えて中に入れて用件を聞く。
学園の認定師や講師は私のように部屋の主が使用人のようにわざわざ扉を開けて部屋の外で用件を伺うことは誰もしない。
まだ新人らしき彼は想定していないこの状況にどうすればいいのか分からずに戸惑っているだけのようだ。このまま部屋の主に扉を開けさせたまま廊下で伝言を言っていいのか、部屋の中に入れてもらってから伝言を言うべきなのか分からずに悩んでいる。
きっと伝令役に慣れた職員なら不測の事態に最初は動揺しても、すぐに何も気にせずにこのまま伝言を伝えてさっさと自分の仕事を果たすだろうが目の前で困っている伝令役はまだ不測の事態に対応できない素人みたいだ。
ライラもアヤタも部屋にいないことがここ最近は無かったからすっかり失念していた。
扉が叩かれた音に無意識に反射的に体が反応してしまった。
これまでの生活では扉が叩かれたら自分が扉を開けて対応してきた。
なかなか体に染み付いた習慣や常識や意識を変えることは難しい。意識的に変えようとしないと変えられない。
しかし、認定理術師としてこの学園で生活するなら変えなければいけない。
今回の私の使用人のような対応は私の失敗で失態になる。
それでも、認定理術師の私が非常識で使用人のようなことをしていると拡められては堪らない。
私は自分の失態に気付いた瞬間に笑顔を浮かべて急いで失態を取り繕った。
「あなたが来たときに私が偶々扉の近くに立っていたのよ。今はタイミングが悪く他のみんなは出払っているの。だから、あなたは何も気にしないでいいわ」
自分が非常識なことをしている自覚はあるけどタイミングが悪かっただけだと笑顔で全力で誤魔化しつつ気にするなと脅した。
言葉と笑顔の裏に隠した脅しが効いたのか、顔を真っ青にして無言で何度も頷く彼に早く伝言を伝えるように笑顔で促した。
一瞬呆けた後に、自分が何の用事でここまで来たかをやっと思い出した彼だが、なぜか再び困ったような表情を浮かべた。
「…その、門からの伝言なのですが、ルリエラ理術師に会いたいと言われるお客様がいらっしゃっています」
「…お客様?」
私はその伝言を聞いて首を傾げる。
今日は何の約束もしていない。来客の予定は何も無い。
学園の関係者への約束の無い来客は言葉通りに門前払いされる。
学園の門には門番が立っていて訪問客は全員検閲を受ける。
生徒や講師など学園のケープを身に付けている人間ならば顔パスで通れるが、ケープを持っていない学園で働く使用人などは証明書を提示する必要がある。
学園の中にいる知り合いを訪ねてきた部外者は知り合いから手紙などで許可証を事前に受け取り、それを門で提示しなければ中には入れない。
だが、中に入れると言っても、通常は門の近くにある待合室までしか入ることは認められない。
講師か認定師だけが学園の中にある自室にまで部外者を招き入れることができる。
学園の単なる生徒では学園外の知り合いを中に入れる許可は下りない。
それでも、部外者は学園の中に入れても自由に歩き回れるわけではない。事務職員などが案内に付いて、案内される場所以外には立ち入ることは許されない。
私はジュリアーナやアジュール商会の人たちには許可証を渡している。
それでも事前の約束無しに突然訪ねることはしない。
それが上流階級の常識であり、礼儀だからだ。
余程の非常事態でない限り、アポ無し訪問はあり得ない。
でも、ジュリアーナやアジュール商会が突然訪ねてきた場合は事前の伝令無しに無条件にすぐに直接この部屋に案内するように指示を出している。
だから、彼がここに伝令として来たということは客はアジュール商会の関係者では無いということだ。
基本的に学園にいる私に会うには事前に許可を得なければ会えない。
アジュール商会経由の紹介でないなら、手紙で「会ってお話がしたい」という内容で訪問依頼を出さなければならない。
その依頼に私が手紙で「会って話しましょう」と答えて許可証を送らない限りこの学園に訪問しても私に会うことはできない。
しかし、私は手紙で訪問依頼を受けた場合、返事の手紙に「研究で忙しいので時間はとれない」という返答で全ての訪問は断っている。
事前の指示で約束の無い訪問客はこちらに伝令を出すことなく門で全て追い返すように伝えている。こちらに一切取り次がなくていいと許可を出している。
それなのになぜわざわざ伝令役を派遣したのかが分からない。
よほど門前払いができないほどに身分が高い人間が訪ねてきたのだろうか?
でも、それほど身分が高い人はそれこそ体面を重んじる。
アポ無し訪問なんて非常識で無礼なことはしない。
ありとあらゆる伝手を駆使して事前に約束を取り付けるくらいのことはするはずだ。
だからこそ全く相手が予想できない。
「本日は誰ともお約束はしていはずだけど、いったい誰が訪ねてきたのかしら?」
「そ、それは……」
なぜか伝令を伝えるだけの職員が言い淀んでいる。
ただの伝令役がこんなに言いにくそうにする訪問相手が全く思い付かない。ヤクザとか怪しげな人なのだろうか?でも、そんな怪しい人が相手ならわざわざ私に取り次がないはずだ。
何だか不安を通り越して怖くなってきた。
「訪問者は誰なの?」
「……その、ご両親だそうです」
「…ゴリョウシン……誰?」
「ですから、ルリエラ理術師のご両親、父親と母親を名乗る男女二人です」
「…チチオヤ?…ハハオヤ?……え!?」
伝令役の言葉の意味を頭が理解した瞬間、私は絶句した。
彼の言葉を信じたくなかった。反射的に心が拒否して頭が真っ白になった。
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