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愛し子と樹海の王
甘えたい神様とスイーツ
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side・レン
「え~とぉ・・・ママン?」
「なあに?」
「あのぉ・・・そろそろ地上に戻った方が、いいかなぁって」
恐る恐る聞く私に、ママンの眉が八の字に下がってしまいました。
「レンは帰りたいの? そうだよね。私なんかと居るより、番のいる地上の方が楽しいよね」
私の事を自己肯定感の低い子。って言ったくせに、そういう事言う?
「あのね。どっちが楽しいとかじゃなくて、私まだ死んでないので、やっぱり地上に戻った方が良くないですか?みんなも心配してると思うので」
「そうだけど。クレイオスは馬鹿だし。天使達は、私の事を崇めて仕えてくれるけど、話し相手にはならないんだよ?もうちょっと、私に付き合ってくれても良くはない?」
う~~ん。
確かにママンとの時間を大切にしなくちゃって思いましたよ。
でも、流石に長すぎませんか?
私の身体も、ほったらかしで大丈夫なのかしら?
その辺の事は、ママンの謎な神様の力で、どうとでも為りそうでは有るけど。
でも、なぁ・・・・。
「じゃあ、あと一日だけですよ? クレイオス様の所為で、魔物も増えちゃったんでしょ?浄化とか私もお勤めを果たさないと。それに、せっかくママンに授けてもらった神託も、みんなに伝えられなかったら、困りますよね?」
「増えたのは魔獣ね。地上の人間達は、魔の物と魔獣を一緒くたにして、魔物って呼んでいるけれど、幻獣や魔獣は、無害な生き物と比べると数は少なかったけれど、瘴気が増える前から、元々生息していたんだ。瘴気が濃くなったり、瘴気溜まりが増えたせいで、狂暴化してしまったけれどね」
「へぇ~そうなんだ」
「君、せっかく用意してあげたステータス画面。使ってないの?」
「うッ!・・・・つっ使ってますよ?でも、ほらあれって、割と表面的な事をざっくり纏めただけだから、人に聞いた方がより深い情報が・・・・」
「・・・・私が用意してあげたものは、役に立たないんだね。やっぱり私みたいな下っ端が、出来る事なんて大したことないんだ・・・」
あ~~~~!
また拗ねちゃった。
どうしましょう。
段々面倒臭くなって来ちゃった。
「あのほら。ゲームのステータス画面のモンスター図鑑より、アルティマニアの方が、より深い情報が載ってたりするじゃないですか。開発スタッフの裏話とか?」
「あっ!なるほど!」
えぇ~?!
これで納得するの?!
なんだろう。
物凄く理不尽な気がするのは、気の所為かしら?
「あの、話を戻しますね? 魔獣は元々居た生き物なんですよね? そうしたらゴブリンとかオークもそうなんですか?」
ゴブリンと聞いてママンは、物凄くいや~な顔になりました。
これは違うって事だと思うけど、なんでこんなに嫌な顔をするのかしら?
「レンは、私の事を、もっと分かっていると思っていたけど、違うみたいだね。レン?よく聞いて。この私が、ゴブリンやオークみたいな醜い生き物を、わざわざ創ると思う?」
「・・・・創らないと思います」
「それは何故?」
「ママンは、耽美主義だから?」
「その通り!私はクリーチャーものの映画より、ドラキュラの映画が好きなんだ。私の創作意欲は、耽美で色っぽいものに刺激されるんだよ?」
「あはは・・・でしょう~ねぇ」
「それで?何故にゴブリンとオークなの?」
「あ~。前にゴブリンの群れに遭遇した時に、浄化しても死体が消えない個体があったんです。生物としてヴィースに定着したからだって話をしたと・・・・」
うわぁ~。
メチャクチャ嫌そう。
本当に醜いものが御嫌いなのね。
でも、神様が醜美で好き嫌いしちゃっていいのかな?
生きとし生けるもの全てを愛せ。
じゃない訳?
「仕方がないね・・・魔族や幻獣と同じで、自然・・・とは言い難いけれど、勝手に生まれて来たものでも、私の記憶の影響は受けるから、ファンタジーものには、ゴブリンとオークはつきものだ。今更私の記憶を消すことも出来ないし・・・サラマンダー辺りならいくらでも定着してくれても良いのだけどね・・ここは認めざるを得ないね」
なんか、メチャクチャ依怙贔屓な気がします。
でも、アウラ様のいう事も分かる気がする。
私もラノベは、平凡な主人公の日常物より、麗しい方々の、ほんのり色っぽいお話の方が、私も好きだったし。
「あの、メイジアクネとかは、元からいた魔獣?」
「そうだね。大昔からあの蜘蛛の糸は、利用されていたよ?」
「・・・・そうなんだ。浄化しても消えないわけね」
「レンは、蜘蛛が嫌いなの?」
「はい・・・・昔から苦手で・・・」
「なんでまた。大人しい魔獣ではないけれど、役には立つでしょ?」
「そうなんですけど・・・蜘蛛が益虫だって事は分かっているんです。でも・・・ヤベちゃんと沖縄に行ったときなんですけど、二人でホテルの部屋でやけ酒してた時に、出たんです。こ~~んな大きい蜘蛛が」
こっちの蜘蛛から比べたら、ミニマムサイズですが、あの時の私には充分巨大でした。だって、絡新婦と同じくらいの大きさですよ?
「うん。それで?」
「その蜘蛛が、Gを抱えて走ってたんです壁を、パタパタ足音立てて。蜘蛛なのに」
「う~ん。たしかに気持ち悪いかも」
「苦手な蜘蛛とGのコラボですよ?それだけでもう、気絶しそうな程怖かったんですけど、その時あの蜘蛛、何を思ったのか急にジャンプしたんです。Gを抱えたまま、私に向かって」
「あぁ~」
「で、着地したんですよ。私の太腿に・・・素足の上で、タシって音がして、私そこから記憶が無くて、気が付いたら部屋のドアに縋り付いてたんです」
「それは・・・トラウマになりそうだ」
「私の悲鳴で、ホテルの人が駆けつける大騒ぎになっちゃって。ホテルの人には謝り倒したんですけど、またあの蜘蛛が飛んで来るかも、Gも出るかもって思ったら、もう怖くて寝られなくなっちゃって、やけ酒ついでに吞みすぎちゃって、翌日は二人で二日酔いで苦しんで・・・・あれ以来、お酒もあまり飲まなくなったし、蜘蛛全般が駄目なんです」
「・・・・・・」
「その頃、なんか私、やたらと虫に好かれてる時期だったみたいで、気が付いたら肩でカマキリが揺れてたり、頭に蝶々がとまってたり、背中にセミが飛んできたりと・・・なんなんですかね?」
「・・・・ドンマイ」
えッ?
それだけ?
私のトラウマの告白なのに?
この神様。
たまに薄情よね。
自分は甘えたのくせしてさ!
大体なんで ”ドンマイ” なの?
ここヴィースよね?
それに何故目が泳いでいるのかしら?
ほんと、神様の考えてる事って理解できない。
「はあ~~。そろそろ禊ぎの時間じゃないですか?」
「そっそうだね。レン一緒に行かない?庭の花でも見て、嫌な事は忘れた方がいい」
「はい。お供します」
「お供って・・・他人行儀な」
「すみません。嫌な記憶でちょっと、気分が落ちちゃって」
「なら、禊ぎが終わったら、外でお茶にしよう。彼方の神から、レンにお菓子が届いたんだ」
「地球の神様から?私に?」
「そう、最近流行りのスイーツだって言ってたから、楽しみにしてて?」
「はい!楽しみです」
私も大概現金ですよね。
スイーツって聞いただけで、気分が上がっちゃう。
でも、健康な女子なら、みんなそうだと思うのよ?
アウラ様の日課の禊ぎは、お庭の一角に湧き出る泉で行われます。
なんでもこの泉は、アウラ様に掛けられた呪いを浄化するために、大神様が用意してくれた物なんですって。
青く透き通った泉に、アウラ様が身を沈めると、アウラ様の身体から真っ黒な呪いが流れ出して、それを湧き出る清水が浄化してくれるのです。
アウラ様の身体から呪いが流れ出なくなるまで、毎日続けなくてはいけないそうなのだけれど、ここに来てから毎日その光景を見ていますが、流れ出す呪いが薄まる様子は全く無くて、アウラ様の身の内に込められた呪いの濃さに、胸が痛くなります。
泉から出たアウラ様は、お付きの天使さん達に囲まれて、真っ白な羽で隠されながらお着替えをして戻ってくるのですが、やっぱり禊ぎをした後のアウラ様は、少し顔色が良くなっているように見えて、ちょっとだけホッとするのです。
私がこのお庭で過ごす、最後の日だという事で、二人だけのお茶会では、アウラ様が沢山の事を話してくれました。
相変わらず核心に触れるようなことは、言葉を濁していましたが。それでも、かなり有益な情報は引き出せたと思います。
これでアレクさんが、少しでも楽になればいいのですけど。
そして、地球の神様が贈ってくれたというスイーツは、最近彼方で流行っているというだけあって、どれも絶品でした。
スパイスとハーブを練り込んだ、フィナンシェ。
ベリーがたっぷり入ったクロフラン。
生クリームやチョコソース、私の好みはフランボワーズソースでしたが、それらを付けて食べるディップチュロス。
此方でも再現できそうで、アレクさんにも食べさせてあげたいと思います。
でも、このスイーツは、おばあちゃんが家のお庭のお稲荷さんに、毎日お供えしている物だと聞いて、私は切なくて、ちょっと泣いてしまったのです。
「え~とぉ・・・ママン?」
「なあに?」
「あのぉ・・・そろそろ地上に戻った方が、いいかなぁって」
恐る恐る聞く私に、ママンの眉が八の字に下がってしまいました。
「レンは帰りたいの? そうだよね。私なんかと居るより、番のいる地上の方が楽しいよね」
私の事を自己肯定感の低い子。って言ったくせに、そういう事言う?
「あのね。どっちが楽しいとかじゃなくて、私まだ死んでないので、やっぱり地上に戻った方が良くないですか?みんなも心配してると思うので」
「そうだけど。クレイオスは馬鹿だし。天使達は、私の事を崇めて仕えてくれるけど、話し相手にはならないんだよ?もうちょっと、私に付き合ってくれても良くはない?」
う~~ん。
確かにママンとの時間を大切にしなくちゃって思いましたよ。
でも、流石に長すぎませんか?
私の身体も、ほったらかしで大丈夫なのかしら?
その辺の事は、ママンの謎な神様の力で、どうとでも為りそうでは有るけど。
でも、なぁ・・・・。
「じゃあ、あと一日だけですよ? クレイオス様の所為で、魔物も増えちゃったんでしょ?浄化とか私もお勤めを果たさないと。それに、せっかくママンに授けてもらった神託も、みんなに伝えられなかったら、困りますよね?」
「増えたのは魔獣ね。地上の人間達は、魔の物と魔獣を一緒くたにして、魔物って呼んでいるけれど、幻獣や魔獣は、無害な生き物と比べると数は少なかったけれど、瘴気が増える前から、元々生息していたんだ。瘴気が濃くなったり、瘴気溜まりが増えたせいで、狂暴化してしまったけれどね」
「へぇ~そうなんだ」
「君、せっかく用意してあげたステータス画面。使ってないの?」
「うッ!・・・・つっ使ってますよ?でも、ほらあれって、割と表面的な事をざっくり纏めただけだから、人に聞いた方がより深い情報が・・・・」
「・・・・私が用意してあげたものは、役に立たないんだね。やっぱり私みたいな下っ端が、出来る事なんて大したことないんだ・・・」
あ~~~~!
また拗ねちゃった。
どうしましょう。
段々面倒臭くなって来ちゃった。
「あのほら。ゲームのステータス画面のモンスター図鑑より、アルティマニアの方が、より深い情報が載ってたりするじゃないですか。開発スタッフの裏話とか?」
「あっ!なるほど!」
えぇ~?!
これで納得するの?!
なんだろう。
物凄く理不尽な気がするのは、気の所為かしら?
「あの、話を戻しますね? 魔獣は元々居た生き物なんですよね? そうしたらゴブリンとかオークもそうなんですか?」
ゴブリンと聞いてママンは、物凄くいや~な顔になりました。
これは違うって事だと思うけど、なんでこんなに嫌な顔をするのかしら?
「レンは、私の事を、もっと分かっていると思っていたけど、違うみたいだね。レン?よく聞いて。この私が、ゴブリンやオークみたいな醜い生き物を、わざわざ創ると思う?」
「・・・・創らないと思います」
「それは何故?」
「ママンは、耽美主義だから?」
「その通り!私はクリーチャーものの映画より、ドラキュラの映画が好きなんだ。私の創作意欲は、耽美で色っぽいものに刺激されるんだよ?」
「あはは・・・でしょう~ねぇ」
「それで?何故にゴブリンとオークなの?」
「あ~。前にゴブリンの群れに遭遇した時に、浄化しても死体が消えない個体があったんです。生物としてヴィースに定着したからだって話をしたと・・・・」
うわぁ~。
メチャクチャ嫌そう。
本当に醜いものが御嫌いなのね。
でも、神様が醜美で好き嫌いしちゃっていいのかな?
生きとし生けるもの全てを愛せ。
じゃない訳?
「仕方がないね・・・魔族や幻獣と同じで、自然・・・とは言い難いけれど、勝手に生まれて来たものでも、私の記憶の影響は受けるから、ファンタジーものには、ゴブリンとオークはつきものだ。今更私の記憶を消すことも出来ないし・・・サラマンダー辺りならいくらでも定着してくれても良いのだけどね・・ここは認めざるを得ないね」
なんか、メチャクチャ依怙贔屓な気がします。
でも、アウラ様のいう事も分かる気がする。
私もラノベは、平凡な主人公の日常物より、麗しい方々の、ほんのり色っぽいお話の方が、私も好きだったし。
「あの、メイジアクネとかは、元からいた魔獣?」
「そうだね。大昔からあの蜘蛛の糸は、利用されていたよ?」
「・・・・そうなんだ。浄化しても消えないわけね」
「レンは、蜘蛛が嫌いなの?」
「はい・・・・昔から苦手で・・・」
「なんでまた。大人しい魔獣ではないけれど、役には立つでしょ?」
「そうなんですけど・・・蜘蛛が益虫だって事は分かっているんです。でも・・・ヤベちゃんと沖縄に行ったときなんですけど、二人でホテルの部屋でやけ酒してた時に、出たんです。こ~~んな大きい蜘蛛が」
こっちの蜘蛛から比べたら、ミニマムサイズですが、あの時の私には充分巨大でした。だって、絡新婦と同じくらいの大きさですよ?
「うん。それで?」
「その蜘蛛が、Gを抱えて走ってたんです壁を、パタパタ足音立てて。蜘蛛なのに」
「う~ん。たしかに気持ち悪いかも」
「苦手な蜘蛛とGのコラボですよ?それだけでもう、気絶しそうな程怖かったんですけど、その時あの蜘蛛、何を思ったのか急にジャンプしたんです。Gを抱えたまま、私に向かって」
「あぁ~」
「で、着地したんですよ。私の太腿に・・・素足の上で、タシって音がして、私そこから記憶が無くて、気が付いたら部屋のドアに縋り付いてたんです」
「それは・・・トラウマになりそうだ」
「私の悲鳴で、ホテルの人が駆けつける大騒ぎになっちゃって。ホテルの人には謝り倒したんですけど、またあの蜘蛛が飛んで来るかも、Gも出るかもって思ったら、もう怖くて寝られなくなっちゃって、やけ酒ついでに吞みすぎちゃって、翌日は二人で二日酔いで苦しんで・・・・あれ以来、お酒もあまり飲まなくなったし、蜘蛛全般が駄目なんです」
「・・・・・・」
「その頃、なんか私、やたらと虫に好かれてる時期だったみたいで、気が付いたら肩でカマキリが揺れてたり、頭に蝶々がとまってたり、背中にセミが飛んできたりと・・・なんなんですかね?」
「・・・・ドンマイ」
えッ?
それだけ?
私のトラウマの告白なのに?
この神様。
たまに薄情よね。
自分は甘えたのくせしてさ!
大体なんで ”ドンマイ” なの?
ここヴィースよね?
それに何故目が泳いでいるのかしら?
ほんと、神様の考えてる事って理解できない。
「はあ~~。そろそろ禊ぎの時間じゃないですか?」
「そっそうだね。レン一緒に行かない?庭の花でも見て、嫌な事は忘れた方がいい」
「はい。お供します」
「お供って・・・他人行儀な」
「すみません。嫌な記憶でちょっと、気分が落ちちゃって」
「なら、禊ぎが終わったら、外でお茶にしよう。彼方の神から、レンにお菓子が届いたんだ」
「地球の神様から?私に?」
「そう、最近流行りのスイーツだって言ってたから、楽しみにしてて?」
「はい!楽しみです」
私も大概現金ですよね。
スイーツって聞いただけで、気分が上がっちゃう。
でも、健康な女子なら、みんなそうだと思うのよ?
アウラ様の日課の禊ぎは、お庭の一角に湧き出る泉で行われます。
なんでもこの泉は、アウラ様に掛けられた呪いを浄化するために、大神様が用意してくれた物なんですって。
青く透き通った泉に、アウラ様が身を沈めると、アウラ様の身体から真っ黒な呪いが流れ出して、それを湧き出る清水が浄化してくれるのです。
アウラ様の身体から呪いが流れ出なくなるまで、毎日続けなくてはいけないそうなのだけれど、ここに来てから毎日その光景を見ていますが、流れ出す呪いが薄まる様子は全く無くて、アウラ様の身の内に込められた呪いの濃さに、胸が痛くなります。
泉から出たアウラ様は、お付きの天使さん達に囲まれて、真っ白な羽で隠されながらお着替えをして戻ってくるのですが、やっぱり禊ぎをした後のアウラ様は、少し顔色が良くなっているように見えて、ちょっとだけホッとするのです。
私がこのお庭で過ごす、最後の日だという事で、二人だけのお茶会では、アウラ様が沢山の事を話してくれました。
相変わらず核心に触れるようなことは、言葉を濁していましたが。それでも、かなり有益な情報は引き出せたと思います。
これでアレクさんが、少しでも楽になればいいのですけど。
そして、地球の神様が贈ってくれたというスイーツは、最近彼方で流行っているというだけあって、どれも絶品でした。
スパイスとハーブを練り込んだ、フィナンシェ。
ベリーがたっぷり入ったクロフラン。
生クリームやチョコソース、私の好みはフランボワーズソースでしたが、それらを付けて食べるディップチュロス。
此方でも再現できそうで、アレクさんにも食べさせてあげたいと思います。
でも、このスイーツは、おばあちゃんが家のお庭のお稲荷さんに、毎日お供えしている物だと聞いて、私は切なくて、ちょっと泣いてしまったのです。
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