374 / 491
愛し子と樹海の王
魔素湖にて
しおりを挟む
どうやって飛んでいるかは謎だけど、魔法の無い日本でも、空を飛んでたのだから、竜神様は、謎な力を持つ謎生物という事で深堀はしないでおこう。
さっきまで居た水汲み場からは、ここはちょっと大きな公園にある、池くらいの大きさだと思っていました。
ですが、竜神様に運ばれて、切り立った岩場を周り込むと、さっきの池の何倍もの大きさの、魔素湖が広がって居ました。
「わぁ!広い。凄い~綺麗~!!」
『気に入ったかい?私がこっち側に連れて来たのは、君で4人目だ』
「4人目?」
2万年近く生きていて、たったの4人?
『そう一人目は、向こうに住んでいた魔族の一人でね。仲良しだったのだけど、地底に移り住むことになってそれっきりだ。魔族は長命だけれど、流石に生きているかどうか分からないね』
「そう・・・後の二人は?」
『一人は変わり者のドラゴンだよ。 ”こんなところに一人でいても良い事など無い” と言って、”一緒に行こう” と何度も誘ってくれてたのだけれど、急に姿を見せなくなってね。私が意固地なのに呆れたのか、ドラゴン狩りにあったのか。どうだろうね』
「お友達だったのね?」
『友達? どうかな。彼はとても強いドラゴンで、私には恐れ多い存在だった。正直、彼が私にかまう理由が理解できなかったよ』
「そうなんだ」
一緒に行こうって、何度も誘ってくれるなら、お友達だと思うのだけど・・・。
結局会いに来なくなっちゃったなら、分からないままの方が良いのかしら。
『もう一人は、さっき言ったドラゴンと一緒に来たんだ。とても綺麗な人だったけど、最後まであの人が何なのか、分からないままだったな』
「ドラゴンじゃなかったの?」
『違うね。でも君に似た気を持っていたな』
気が似てた?
「それじゃあ、その人は愛し子だったのかも」
『愛し子? それって何かな? 君もそうなのかい?』
「はい。こちらに来てまだ2年にもならないのですが、一応愛し子です」
龍神様は、愛し子が何かを知らなかったので、その辺りも簡単に説明しました。
『ふ~ん。成る程ね・・・・そうだったの。剣を二振りも佩いているから、戦士なのかと思ってた・・さあ、着いたよ』
竜神様が連れて来てくれたのは、岩壁を繰り抜いて作られた湖畔の洞窟住居。
家の前には、手入れの行き届いた薬草畑があり、竜神様は、私に先に家の中へ入る様に、促してくれました。
家の玄関部分は、扉ではなく色鮮やかな織物が掛けられていて、その布を片手で避けて家の中に入ると、木製のカントリーチックな家具と、赤々とした暖炉の炎が、落ち着いた雰囲気を作り出しています。
「れんさま。あいつなに?」
「あれ、ドラゴン?」
ドラゴンキッズは、竜神様の事が気に入らないのか、とても不満そうです。
「そうねぇ。彼みたいなドラゴンを、私達の国では龍って呼んでいたわね」
「りゅう? はじめてきいた」
「ねぇ?二人とも。彼はずっと一人ぼっちだったの。人に会うのもとっても久し振りみたいだから、優しくしてあげてね?」
初めて目にする存在に、二人は警戒しているようですが、私には、あの孤独な竜神様が、悪い人とは思えませんでした。
初めてお邪魔する、人様の家で勝手に椅子に座る気にはなれず、ボーっと暖炉の火を見つめていると、後ろで布をめくる音が聞こえました。
ヒィッ!!
イッイッ・・・イケメン?!
ヤダ!
うそっ?!
怖いけど?!
何気なく振り向くと、濃い藍色の瞳と目が合って、瞳の持ち主は、アレクさんと同じくらいの身長で、瞳と同じ藍色の髪、クレイオス様に匹敵する、超絶イケメンです。
このイケメンは、ニッコリと微笑むと、こんもりと薬草が入った篭をテーブルに置き、いそいそとお茶の用意を始めています。
多分この人は、龍神様が変じた人型なのでしょうが、初見のイケメンは、ほんと、目にも心臓にも宜しくない。
平凡地味っ娘で元喪女な私は、同じ空気を吸うのも申し訳なく。
ジャンピング土下座で、許しを請いたくなってしまいます。
はぁ~。ゴトフリー王家の人達は、やってることはめちゃくちゃだけど、目にだけは優しかったな・・・・。
『お茶が入ったよ。こっちにおいで』
手招かれテーブルに着きましたが、そのギクシャクした動きに、怪訝な顔をされてしまいました。
知らないイケメンでも、アレクさんと一緒ならへっちゃらですが、一人だと苦手意識の方が勝ってしまいます。
『あぁ、そうか急に姿を変えたから、誰か分からなかったんだね?私はさっきのドラゴンだよ?』
「あ・・・あはは・・そうだったんですね」
まさか本人に向かって、イケメンだから怖いとも言えず、乾いた笑いで誤魔化してしまいました。
それにクオン達に、”優しくしてあげて” と言った手前もあります。
大人の女はイケメンの圧なんかに、屈してはいけないのです!
「あ・・・ありがとう」
『子供達もこっちに来て一緒に飲みなさい。魔素水と私が育てた薬草のお茶だから、体にいいぞ?』
「ほんとうに? お茶にへんなものはいってない?」
「ぼくたちは、れんさまを守らなくちゃいけないの」
『そうか。二人はまだ小さいが、立派な竜騎士なのだな?えらいぞ』
2人の頭を撫でる竜神様の手つきは、とても優しく見えました。
撫でられて、褒められた二人も、満更ではない様子です。
この人は親に捨てられ、ずっとここで生きて来たけれど、別に人や他のドラゴンが嫌いなわけではないのね。
魔族も友達も、彼の前に現れて、ただ去って行っただけなんだ。
『外のワンコロ達には、魚をあげておいたよ。随分腹がすいていたようだ』
「ありがとうございます。朝ご飯を食べたきりで、何も食べさせていなかったので、助かります」
頭を下げた私をじっと見つめる龍神様は、顎を摘まんで首を傾げています。
「あの? なにか?」
『ワンコロが食べてないなら、君も食べていないの?』
「えぇ、まぁ・・・そんな暇も有りませんでしたし」
『困ったな。人が食べていいものがあったか・・・』
そう言って竜神様は、困った様子で薬草が詰まった瓶が並んだ棚を見ています。
「いえいえ。お気遣いなく。私、携帯食持ってますから」
『そう?なら御持たせで悪いけど、それで我慢してね?』
御持たせ・・・って。
主婦の集まりみたいなことを・・・。
取り敢えず場も落ち着いて、龍神様とクオンとノワールが席に着いたので、改めて自己紹介から始める事にしました。
「私は、レン・シトウ・クロムウェルと言います。この子達はノワールとクオン。外のフェンリルがアン。シルバーウルフの二匹は、アンの子供で太郎と次郎です」
『私はカエルレウス。このエストの地で予言の日を待つものだ』
「カエルレウスさんですね。よろしくお願いします」
『礼儀正しい子だね。じゃあ早速で悪いけど、誘拐の話をしてくれるかい?』
そう促され、帝国でヴァラクが起こした大厄災から、王城に攻め入ったアレクさんが、王族を捕えたけれど、国王の話を聞いている最中に、私が転移させられた事までを、みんなで分け合った、エナジーバーをコリコリと齧りながら語ったのでした。
さっきまで居た水汲み場からは、ここはちょっと大きな公園にある、池くらいの大きさだと思っていました。
ですが、竜神様に運ばれて、切り立った岩場を周り込むと、さっきの池の何倍もの大きさの、魔素湖が広がって居ました。
「わぁ!広い。凄い~綺麗~!!」
『気に入ったかい?私がこっち側に連れて来たのは、君で4人目だ』
「4人目?」
2万年近く生きていて、たったの4人?
『そう一人目は、向こうに住んでいた魔族の一人でね。仲良しだったのだけど、地底に移り住むことになってそれっきりだ。魔族は長命だけれど、流石に生きているかどうか分からないね』
「そう・・・後の二人は?」
『一人は変わり者のドラゴンだよ。 ”こんなところに一人でいても良い事など無い” と言って、”一緒に行こう” と何度も誘ってくれてたのだけれど、急に姿を見せなくなってね。私が意固地なのに呆れたのか、ドラゴン狩りにあったのか。どうだろうね』
「お友達だったのね?」
『友達? どうかな。彼はとても強いドラゴンで、私には恐れ多い存在だった。正直、彼が私にかまう理由が理解できなかったよ』
「そうなんだ」
一緒に行こうって、何度も誘ってくれるなら、お友達だと思うのだけど・・・。
結局会いに来なくなっちゃったなら、分からないままの方が良いのかしら。
『もう一人は、さっき言ったドラゴンと一緒に来たんだ。とても綺麗な人だったけど、最後まであの人が何なのか、分からないままだったな』
「ドラゴンじゃなかったの?」
『違うね。でも君に似た気を持っていたな』
気が似てた?
「それじゃあ、その人は愛し子だったのかも」
『愛し子? それって何かな? 君もそうなのかい?』
「はい。こちらに来てまだ2年にもならないのですが、一応愛し子です」
龍神様は、愛し子が何かを知らなかったので、その辺りも簡単に説明しました。
『ふ~ん。成る程ね・・・・そうだったの。剣を二振りも佩いているから、戦士なのかと思ってた・・さあ、着いたよ』
竜神様が連れて来てくれたのは、岩壁を繰り抜いて作られた湖畔の洞窟住居。
家の前には、手入れの行き届いた薬草畑があり、竜神様は、私に先に家の中へ入る様に、促してくれました。
家の玄関部分は、扉ではなく色鮮やかな織物が掛けられていて、その布を片手で避けて家の中に入ると、木製のカントリーチックな家具と、赤々とした暖炉の炎が、落ち着いた雰囲気を作り出しています。
「れんさま。あいつなに?」
「あれ、ドラゴン?」
ドラゴンキッズは、竜神様の事が気に入らないのか、とても不満そうです。
「そうねぇ。彼みたいなドラゴンを、私達の国では龍って呼んでいたわね」
「りゅう? はじめてきいた」
「ねぇ?二人とも。彼はずっと一人ぼっちだったの。人に会うのもとっても久し振りみたいだから、優しくしてあげてね?」
初めて目にする存在に、二人は警戒しているようですが、私には、あの孤独な竜神様が、悪い人とは思えませんでした。
初めてお邪魔する、人様の家で勝手に椅子に座る気にはなれず、ボーっと暖炉の火を見つめていると、後ろで布をめくる音が聞こえました。
ヒィッ!!
イッイッ・・・イケメン?!
ヤダ!
うそっ?!
怖いけど?!
何気なく振り向くと、濃い藍色の瞳と目が合って、瞳の持ち主は、アレクさんと同じくらいの身長で、瞳と同じ藍色の髪、クレイオス様に匹敵する、超絶イケメンです。
このイケメンは、ニッコリと微笑むと、こんもりと薬草が入った篭をテーブルに置き、いそいそとお茶の用意を始めています。
多分この人は、龍神様が変じた人型なのでしょうが、初見のイケメンは、ほんと、目にも心臓にも宜しくない。
平凡地味っ娘で元喪女な私は、同じ空気を吸うのも申し訳なく。
ジャンピング土下座で、許しを請いたくなってしまいます。
はぁ~。ゴトフリー王家の人達は、やってることはめちゃくちゃだけど、目にだけは優しかったな・・・・。
『お茶が入ったよ。こっちにおいで』
手招かれテーブルに着きましたが、そのギクシャクした動きに、怪訝な顔をされてしまいました。
知らないイケメンでも、アレクさんと一緒ならへっちゃらですが、一人だと苦手意識の方が勝ってしまいます。
『あぁ、そうか急に姿を変えたから、誰か分からなかったんだね?私はさっきのドラゴンだよ?』
「あ・・・あはは・・そうだったんですね」
まさか本人に向かって、イケメンだから怖いとも言えず、乾いた笑いで誤魔化してしまいました。
それにクオン達に、”優しくしてあげて” と言った手前もあります。
大人の女はイケメンの圧なんかに、屈してはいけないのです!
「あ・・・ありがとう」
『子供達もこっちに来て一緒に飲みなさい。魔素水と私が育てた薬草のお茶だから、体にいいぞ?』
「ほんとうに? お茶にへんなものはいってない?」
「ぼくたちは、れんさまを守らなくちゃいけないの」
『そうか。二人はまだ小さいが、立派な竜騎士なのだな?えらいぞ』
2人の頭を撫でる竜神様の手つきは、とても優しく見えました。
撫でられて、褒められた二人も、満更ではない様子です。
この人は親に捨てられ、ずっとここで生きて来たけれど、別に人や他のドラゴンが嫌いなわけではないのね。
魔族も友達も、彼の前に現れて、ただ去って行っただけなんだ。
『外のワンコロ達には、魚をあげておいたよ。随分腹がすいていたようだ』
「ありがとうございます。朝ご飯を食べたきりで、何も食べさせていなかったので、助かります」
頭を下げた私をじっと見つめる龍神様は、顎を摘まんで首を傾げています。
「あの? なにか?」
『ワンコロが食べてないなら、君も食べていないの?』
「えぇ、まぁ・・・そんな暇も有りませんでしたし」
『困ったな。人が食べていいものがあったか・・・』
そう言って竜神様は、困った様子で薬草が詰まった瓶が並んだ棚を見ています。
「いえいえ。お気遣いなく。私、携帯食持ってますから」
『そう?なら御持たせで悪いけど、それで我慢してね?』
御持たせ・・・って。
主婦の集まりみたいなことを・・・。
取り敢えず場も落ち着いて、龍神様とクオンとノワールが席に着いたので、改めて自己紹介から始める事にしました。
「私は、レン・シトウ・クロムウェルと言います。この子達はノワールとクオン。外のフェンリルがアン。シルバーウルフの二匹は、アンの子供で太郎と次郎です」
『私はカエルレウス。このエストの地で予言の日を待つものだ』
「カエルレウスさんですね。よろしくお願いします」
『礼儀正しい子だね。じゃあ早速で悪いけど、誘拐の話をしてくれるかい?』
そう促され、帝国でヴァラクが起こした大厄災から、王城に攻め入ったアレクさんが、王族を捕えたけれど、国王の話を聞いている最中に、私が転移させられた事までを、みんなで分け合った、エナジーバーをコリコリと齧りながら語ったのでした。
94
お気に入りに追加
1,297
あなたにおすすめの小説
迷い込んだ先で獣人公爵の愛玩動物になりました(R18)
るーろ
恋愛
気がついたら知らない場所にた早川なつほ。異世界人として捕えられ愛玩動物として売られるところを公爵家のエレナ・メルストに買われた。
エレナは兄であるノアへのプレゼンとして_
発情/甘々?/若干無理矢理/
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
【R18】転生したら異酒屋でイキ放題されるなんて聞いてません!
梅乃なごみ
恋愛
限界社畜・ヒマリは焼き鳥を喉に詰まらせ窒息し、異世界へ転生した。
13代目の聖女? 運命の王太子?
そんなことより生ビールが飲めず死んでしまったことのほうが重要だ。
王宮へ召喚?
いいえ、飲み屋街へ直行し早速居酒屋で生ビールを……え?
即求婚&クンニってどういうことですか?
えっちメイン。ふんわり設定。さくっと読めます。
🍺全5話 完結投稿予約済🍺
大嫌いな次期騎士団長に嫁いだら、激しすぎる初夜が待っていました
扇 レンナ
恋愛
旧題:宿敵だと思っていた男に溺愛されて、毎日のように求められているんですが!?
*こちらは【明石 唯加】名義のアカウントで掲載していたものです。書籍化にあたり、こちらに転載しております。また、こちらのアカウントに転載することに関しては担当編集さまから許可をいただいておりますので、問題ありません。
――
ウィテカー王国の西の辺境を守る二つの伯爵家、コナハン家とフォレスター家は長年に渡りいがみ合ってきた。
そんな現状に焦りを抱いた王家は、二つの伯爵家に和解を求め、王命での結婚を命じる。
その結果、フォレスター伯爵家の長女メアリーはコナハン伯爵家に嫁入りすることが決まった。
結婚相手はコナハン家の長男シリル。クールに見える外見と辺境騎士団の次期団長という肩書きから女性人気がとても高い男性。
が、メアリーはそんなシリルが実は大嫌い。
彼はクールなのではなく、大層傲慢なだけ。それを知っているからだ。
しかし、王命には逆らえない。そのため、メアリーは渋々シリルの元に嫁ぐことに。
どうせ愛し愛されるような素敵な関係にはなれるわけがない。
そう考えるメアリーを他所に、シリルは初夜からメアリーを強く求めてくる。
――もしかして、これは嫌がらせ?
メアリーはシリルの態度をそう受け取り、頑なに彼を拒絶しようとするが――……。
「誰がお前に嫌がらせなんかするかよ」
どうやら、彼には全く別の思惑があるらしく……?
*WEB版表紙イラストはみどりのバクさまに有償にて描いていただいたものです。転載等は禁止です。
淫らなお姫様とイケメン騎士達のエロスな夜伽物語
瀬能なつ
恋愛
17才になった皇女サーシャは、国のしきたりに従い、6人の騎士たちを従えて、遥か彼方の霊峰へと旅立ちます。
長い道中、姫を警護する騎士たちの体力を回復する方法は、ズバリ、キスとH!
途中、魔物に襲われたり、姫の寵愛を競い合う騎士たちの様々な恋の駆け引きもあったりと、お姫様の旅はなかなか困難なのです?!
クソつよ性欲隠して結婚したら草食系旦那が巨根で絶倫だった
山吹花月
恋愛
『穢れを知らぬ清廉な乙女』と『王子系聖人君子』
色欲とは無縁と思われている夫婦は互いに欲望を隠していた。
◇ムーンライトノベルズ様へも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる