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愛し子と樹海の王
辺獄と天国
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side・レン
「・・・合図・・・北東・・・ホブゴブリンです!!」
「モーガンに任せろ! 止まるな!!」
アレクさんと騎士さんの大きな声で、ビクッと 体が震えて、私は目を覚ましました。
「起きたのか? 昨夜は無理をさせた、まだ寝ていてもいいぞ」
甘々な声で、髪を撫でてくれますが、魔物の生息域であろう山の中、爆走するブルーベルちゃんの上で、涎を垂らして寝コケる羽目になったのは、いったい誰の所為でしょうか?
昨日の昼間、不覚にもギャン泣きしてしまった私は、瞼だけじゃなくて、気分も体もダル重で、残りの半日は、部屋でダラダラしながら、いつもの様に、魔石と魔晶石に浄化と治癒を付与して時間を潰していました。
その間も、アレクさんは、マークさん達と話をしてくれたり、会議もあったし、その後の段取りとかで、とても忙しかったと思います。
因みに、この魔晶石と魔石は、お城の宝物庫で見つかったものだそうです。
よそ様の蔵に有った物を、勝手に拝借するのは、強盗になった気分で、一瞬 ”どうなの?” と思ってしまいました。
でもよくよく考えたら、このお城の財宝って、獣人族の人達を虐げて蓄えた物です。
元々他人から奪って得た富なら、そこまで気にする必要はないな、と考え直しました。
それにこの魔晶石ちゃん達も、傲慢な伯爵に宝物庫で愛でられるより、誰かの役に立った方が良いもんね?
部屋でお留守番をしている間に、出発が早朝になるって、連絡を貰い、早目の就寝をと思っていのだけど、忙しいアレクさんはお部屋に戻ってこないし。
やっと戻って来たと思ったら、まさかのスネ夫君です。
会議の席で何かあったらしいのですが、アレクさんの言葉は歯切れが悪く、ご機嫌を取りながらやっと聞き出したのが ”レンのモノマネが見たい” ってどういう事でしょうか?
思わず耳を疑っちゃいましたよ。
でも、よくよく聞いてみると、会議の席で、ロロシュさんが余計なことを言ったのだと分かりました。
し・か・も マークさんに実演までさせたのだとか。マークさんは、うろ覚えのセリフで、顔を真っ赤にしていたって・・・・。
何の罰ゲームですか?
私は二人が心配で、ギャン泣きまでしたのに・・・・・。
犬も食わないとはこういう事でしょうか?
マークさんは、ロロシュに甘すぎるの!!
お・の・れ・ロロシュ~!!
しおらしかったのは一瞬か~い?!
こっそり震える拳を握りしめる私に、アレクさんは、"自分だけが知らなくて、ロロシュに自慢げにされたのが悔しかった" と言い、でも部屋に戻るまでの間に、いかにも子供っぽい嫉妬で、私に呆れられそうで、言い出し難くなったのだそうです。
そんな事を、大きな体を小さくして、しょんぼり言われたら、胸が痛くなりますよね? 私がチョロいからじゃないですよね?
なので、アレクさんが満足するまで、演じましたよ。インテグラ様を!
ですが、私はセリフを完コピしているだけで、あの麗しいお声を再現出来る訳ではないので、なんとも迫力の無いものなのです。
それなのに何度もアンアコールされてもね・・・。
結局、他のアニメやコミックも交え、覚えている限りのヒーロー、ヒロインを演じ切り、最後に少佐の長台詞を諳んじ終える頃には、夜も更け、HPは残り1、SAN値ピンチの瀕死です。
もうこれ以上無理!!
”いずれ辺獄で” とベットにダイブして寝落ちを決め込もうと思っていたのに・・・。
まさかの第二ラウンドがあったとは。
出発は早朝だったはず。
日の出の光が差すベットで、心身ともに辺獄から天国へ昇天させられるとは、思いもしませんでした。
幾ら魔力を循環させたって、睡眠の代わりにはならないのです。
寝不足でうつらうつらする私を、アレクさんが着替えさせてくれたり、髪を整えてくれたりと、甲斐甲斐しくお世話してくれました。
でも、私は寝不足でフラッフラなのに、何故彼だけがお肌艶々、元気いっぱいのご機嫌なのでしょうか?
謎です。
其れも此れも、全て余計な事を言ったロロシュの所為です。
おのれロロシュ。
許すまじ。
私の涙を返せと言ってやりたい。
そうしてアレクさんに抱きかかえられたまま出発して、二度寝の爆睡から目覚め、現在に至るのですが、無理をさせた自覚が御有りなら、今後ご自重いただけると、幸いです。
「ご? ゴブリン? 浄化は?」
「浄化はしない。先を急ぐ」
確かに、魔物が生息する山間の狭い道で、立ち止まるのは危険です。
けれど、浄化をしなければ、いくら魔物を倒しても、時間が経てばまた元に戻ってしまいます。
それでも今は立ち止まれない。
数多の獣人にはめられた、隷属の首輪を外すには、王城にあるだろう、首輪を制御している魔晶石を壊さなくちゃいけない。
それは魔物も同じで、この国の王様や神官達が、ヴァラクと同じことをしているのだすれば、国中のあちこちに、人為的に作られた瘴気溜まりが有る筈です。
そして、虐げられた獣人達の怨嗟が、新たな瘴気を生んでしまう。
今は、戦ってくれている騎士さん達を信じて、前に進むしかない。
そして可哀そうな魔物たちの為に、私に出来るのは鎮魂歌を歌う事だけ。
だから私は、鬱蒼と生い茂る木々の間を走り抜け、山の裾野に駆け下るまで、アレクの腕に守られながら、浄化を掛け続け小さな声で歌い続けたのでした。
昼の間は、エンラやオロバスの為の短い休憩を挟むだけで、昼食もそれぞれが騎乗のまま携帯食に齧りつく強行軍です。
それでも不満を漏らす騎士さんは一人もいませんでした。
保護されたゴトフリーの獣人達が口々に語る、同朋の苦難の歴史に、騎士の皆は同情し、憤りを覚えています。
民を国を守るために剣を取り、騎士を目指した高潔な心を持つ彼らは、現代日本人が音を上げる苦行にも、苦しむ同朋を助けるためにと、からからと笑いながら挑んでいくのです。
見た目はキラキラのイケメンだけれど、帝国騎士団の騎士さん達は、見た目だけのへっぽこではなく、心技体すべてが揃った、真のイケメン軍団なのです。
その最高峰のであるアレクさんが、私の番である事が、私は誇らしくて仕方が有りません。
夕暮れ近く、岩場から湧き出す沢の傍に、陣を張る事になりました。
沢の水は澄んでいて綺麗に見えましたが、魔物の生息域なので念の為、沢から直接水を飲むことは禁止して、一旦浄化の魔晶石を入れた樽に溜めた水を使ってもらうようにしました。
夕食は簡単に出来る干し肉を使ったスープに、戦国時代の携帯食を真似た干し飯を投入すれば、なんちゃってリゾットの出来上がりです。
帝国ではお米を食べる習慣が無くて、初めて携帯食として干し飯を配った時には、なんとも微妙な顔をされたものでしたが、持ち運びのし易さや、食べてみたらビックリの美味しさで、今では第二騎士団の定番の遠征食となりました。
毎食これだと飽きてしまうでしょうが、今回は、干し魚の粉末とお味噌を練り込んだ味噌玉や、煮炊き出来ない場合の、ナッツをたっぷり使った、エナジーバー。滋養効果の高い薬草、数種類の穀物とお豆の粉末を練り込んだ、兵糧丸等も配ってありますから、王都に入るまでの数日は、何とか持つと思います。
アン達は、何処で狩って来たのか分かりませんが。
ジャイアントボアを、みんなでむしゃむしゃ食べているので、アン達のご飯も問題なさそうです。
まあ、アン達の獲物を見た騎士さん達が、慌てて結界を張り直しに行っていたので、近くにこんな大物がいるとは思っていなかったのでしょう。
騎士団の皆とわいわいご飯を食べて、アレクさんと天幕に戻ろうと歩いていると、焚火の傍にポツンと一人でいるエーグル卿を見つけました。
焚火の炎に照らされた、エーグル卿の端正な横顔は、物思いに沈んで見えます。
アレクさんと私は顔を見交わし、エーグル卿に声を掛ける事にしました。
「こんばんわ。一人でどうしたんですか?」
「あっ!愛し子様とクロムウェル閣下。気付かずに大変失礼しました」
立ち上がろうとするエーグル卿を、アレクさんは座っていろと手で制しています。
こうやって手の動きだけで、相手をコントロールするときの、アレクさんの仕草って、自然なんだけど、とっても格好良くって、私的には結構グッと来て好き!
体力お化けなのはアレだけど。
全世界に叫びたい。
私の番って素敵なの!!
「・・・合図・・・北東・・・ホブゴブリンです!!」
「モーガンに任せろ! 止まるな!!」
アレクさんと騎士さんの大きな声で、ビクッと 体が震えて、私は目を覚ましました。
「起きたのか? 昨夜は無理をさせた、まだ寝ていてもいいぞ」
甘々な声で、髪を撫でてくれますが、魔物の生息域であろう山の中、爆走するブルーベルちゃんの上で、涎を垂らして寝コケる羽目になったのは、いったい誰の所為でしょうか?
昨日の昼間、不覚にもギャン泣きしてしまった私は、瞼だけじゃなくて、気分も体もダル重で、残りの半日は、部屋でダラダラしながら、いつもの様に、魔石と魔晶石に浄化と治癒を付与して時間を潰していました。
その間も、アレクさんは、マークさん達と話をしてくれたり、会議もあったし、その後の段取りとかで、とても忙しかったと思います。
因みに、この魔晶石と魔石は、お城の宝物庫で見つかったものだそうです。
よそ様の蔵に有った物を、勝手に拝借するのは、強盗になった気分で、一瞬 ”どうなの?” と思ってしまいました。
でもよくよく考えたら、このお城の財宝って、獣人族の人達を虐げて蓄えた物です。
元々他人から奪って得た富なら、そこまで気にする必要はないな、と考え直しました。
それにこの魔晶石ちゃん達も、傲慢な伯爵に宝物庫で愛でられるより、誰かの役に立った方が良いもんね?
部屋でお留守番をしている間に、出発が早朝になるって、連絡を貰い、早目の就寝をと思っていのだけど、忙しいアレクさんはお部屋に戻ってこないし。
やっと戻って来たと思ったら、まさかのスネ夫君です。
会議の席で何かあったらしいのですが、アレクさんの言葉は歯切れが悪く、ご機嫌を取りながらやっと聞き出したのが ”レンのモノマネが見たい” ってどういう事でしょうか?
思わず耳を疑っちゃいましたよ。
でも、よくよく聞いてみると、会議の席で、ロロシュさんが余計なことを言ったのだと分かりました。
し・か・も マークさんに実演までさせたのだとか。マークさんは、うろ覚えのセリフで、顔を真っ赤にしていたって・・・・。
何の罰ゲームですか?
私は二人が心配で、ギャン泣きまでしたのに・・・・・。
犬も食わないとはこういう事でしょうか?
マークさんは、ロロシュに甘すぎるの!!
お・の・れ・ロロシュ~!!
しおらしかったのは一瞬か~い?!
こっそり震える拳を握りしめる私に、アレクさんは、"自分だけが知らなくて、ロロシュに自慢げにされたのが悔しかった" と言い、でも部屋に戻るまでの間に、いかにも子供っぽい嫉妬で、私に呆れられそうで、言い出し難くなったのだそうです。
そんな事を、大きな体を小さくして、しょんぼり言われたら、胸が痛くなりますよね? 私がチョロいからじゃないですよね?
なので、アレクさんが満足するまで、演じましたよ。インテグラ様を!
ですが、私はセリフを完コピしているだけで、あの麗しいお声を再現出来る訳ではないので、なんとも迫力の無いものなのです。
それなのに何度もアンアコールされてもね・・・。
結局、他のアニメやコミックも交え、覚えている限りのヒーロー、ヒロインを演じ切り、最後に少佐の長台詞を諳んじ終える頃には、夜も更け、HPは残り1、SAN値ピンチの瀕死です。
もうこれ以上無理!!
”いずれ辺獄で” とベットにダイブして寝落ちを決め込もうと思っていたのに・・・。
まさかの第二ラウンドがあったとは。
出発は早朝だったはず。
日の出の光が差すベットで、心身ともに辺獄から天国へ昇天させられるとは、思いもしませんでした。
幾ら魔力を循環させたって、睡眠の代わりにはならないのです。
寝不足でうつらうつらする私を、アレクさんが着替えさせてくれたり、髪を整えてくれたりと、甲斐甲斐しくお世話してくれました。
でも、私は寝不足でフラッフラなのに、何故彼だけがお肌艶々、元気いっぱいのご機嫌なのでしょうか?
謎です。
其れも此れも、全て余計な事を言ったロロシュの所為です。
おのれロロシュ。
許すまじ。
私の涙を返せと言ってやりたい。
そうしてアレクさんに抱きかかえられたまま出発して、二度寝の爆睡から目覚め、現在に至るのですが、無理をさせた自覚が御有りなら、今後ご自重いただけると、幸いです。
「ご? ゴブリン? 浄化は?」
「浄化はしない。先を急ぐ」
確かに、魔物が生息する山間の狭い道で、立ち止まるのは危険です。
けれど、浄化をしなければ、いくら魔物を倒しても、時間が経てばまた元に戻ってしまいます。
それでも今は立ち止まれない。
数多の獣人にはめられた、隷属の首輪を外すには、王城にあるだろう、首輪を制御している魔晶石を壊さなくちゃいけない。
それは魔物も同じで、この国の王様や神官達が、ヴァラクと同じことをしているのだすれば、国中のあちこちに、人為的に作られた瘴気溜まりが有る筈です。
そして、虐げられた獣人達の怨嗟が、新たな瘴気を生んでしまう。
今は、戦ってくれている騎士さん達を信じて、前に進むしかない。
そして可哀そうな魔物たちの為に、私に出来るのは鎮魂歌を歌う事だけ。
だから私は、鬱蒼と生い茂る木々の間を走り抜け、山の裾野に駆け下るまで、アレクの腕に守られながら、浄化を掛け続け小さな声で歌い続けたのでした。
昼の間は、エンラやオロバスの為の短い休憩を挟むだけで、昼食もそれぞれが騎乗のまま携帯食に齧りつく強行軍です。
それでも不満を漏らす騎士さんは一人もいませんでした。
保護されたゴトフリーの獣人達が口々に語る、同朋の苦難の歴史に、騎士の皆は同情し、憤りを覚えています。
民を国を守るために剣を取り、騎士を目指した高潔な心を持つ彼らは、現代日本人が音を上げる苦行にも、苦しむ同朋を助けるためにと、からからと笑いながら挑んでいくのです。
見た目はキラキラのイケメンだけれど、帝国騎士団の騎士さん達は、見た目だけのへっぽこではなく、心技体すべてが揃った、真のイケメン軍団なのです。
その最高峰のであるアレクさんが、私の番である事が、私は誇らしくて仕方が有りません。
夕暮れ近く、岩場から湧き出す沢の傍に、陣を張る事になりました。
沢の水は澄んでいて綺麗に見えましたが、魔物の生息域なので念の為、沢から直接水を飲むことは禁止して、一旦浄化の魔晶石を入れた樽に溜めた水を使ってもらうようにしました。
夕食は簡単に出来る干し肉を使ったスープに、戦国時代の携帯食を真似た干し飯を投入すれば、なんちゃってリゾットの出来上がりです。
帝国ではお米を食べる習慣が無くて、初めて携帯食として干し飯を配った時には、なんとも微妙な顔をされたものでしたが、持ち運びのし易さや、食べてみたらビックリの美味しさで、今では第二騎士団の定番の遠征食となりました。
毎食これだと飽きてしまうでしょうが、今回は、干し魚の粉末とお味噌を練り込んだ味噌玉や、煮炊き出来ない場合の、ナッツをたっぷり使った、エナジーバー。滋養効果の高い薬草、数種類の穀物とお豆の粉末を練り込んだ、兵糧丸等も配ってありますから、王都に入るまでの数日は、何とか持つと思います。
アン達は、何処で狩って来たのか分かりませんが。
ジャイアントボアを、みんなでむしゃむしゃ食べているので、アン達のご飯も問題なさそうです。
まあ、アン達の獲物を見た騎士さん達が、慌てて結界を張り直しに行っていたので、近くにこんな大物がいるとは思っていなかったのでしょう。
騎士団の皆とわいわいご飯を食べて、アレクさんと天幕に戻ろうと歩いていると、焚火の傍にポツンと一人でいるエーグル卿を見つけました。
焚火の炎に照らされた、エーグル卿の端正な横顔は、物思いに沈んで見えます。
アレクさんと私は顔を見交わし、エーグル卿に声を掛ける事にしました。
「こんばんわ。一人でどうしたんですか?」
「あっ!愛し子様とクロムウェル閣下。気付かずに大変失礼しました」
立ち上がろうとするエーグル卿を、アレクさんは座っていろと手で制しています。
こうやって手の動きだけで、相手をコントロールするときの、アレクさんの仕草って、自然なんだけど、とっても格好良くって、私的には結構グッと来て好き!
体力お化けなのはアレだけど。
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私の番って素敵なの!!
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