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エンドロールの後も人生は続きます
求婚2
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その後、セルジュ以外の全員からからボロクソに言われ、心が折れる寸前まで俺は追い込まれた。
「お前ら・・・10年は待つ覚悟でいたら、今すぐ手に入れられる歳だと分かったのだぞ? それにあの可愛らしさだ! 箍も外れるわ!!」
「うわー。開き直ったよ」
「レン様が、可愛らしいことには同意しますが、最低ですね」
「さいて~っス」
「うるさい! 婚約紋を刻んだだけで、最後までしなかったんだ。その忍耐を褒めろよ!!」
「閣下。当然のことを自慢げに仰るのは、如何なものかと」
ローガンは最近かけ始めた、銀縁の眼鏡を指先で押し上げ、俺に冷たい視線を寄越している。
伊達メガネのくせに。
レンから似合いそうだって、貰ったからって、自慢しやがって。
「まあまあ、過程が如何あれ、当のレン様が受け入れて、お二人は仲睦まじくしているのですから、これ以上とやかく言う必要はないでしょう」
と、見かねたミュラーが助け舟を出してくれなければ、その後の相談どころではなかっただろう。
「まっ恋愛経験が少なそうな閣下が、番を見つけて浮かれるのも分かるしな」
「それは、自分は経験豊富だ、という、自慢 ですか?」
「へっ? やだなぁ一般論だぞ? 閣下みたいな堅物はそう居ないだろ? 三十路にもなって何もないって方が、おか・・しい・・」
「へえー。そうなんですね。ふーん」
棒読みのマークの周りで、気温が下がり始めた。
人のことをボロクソに言っていたが、お前はいい加減、その一言多い癖をなんとかしないと、いつかマークに全身氷漬けにされるぞ?
「兎に角だ、レンが喜んでくれる方法を考えたい。何かいい案はないだろうか?」
「そうですねぇ」
「う~ん」
全員が、首を捻って考え込んでいるが、レンが特別に好む物を、誰も知らなかった。
「ちびっ子って、あれだよな。いっつも楽しそうにしてるから、特別何かを好きだとか、わかんねぇな」
「そうですねぇ。嫌いな物ならすぐに出てくるのですが」
それなら、俺にも分かる。
「閣下の事が大好きなのは、見ててよ~~くわかるっス」
「そっそうか?」
嬉しいことを言ってくれる。
「だから、閣下の首にリボンを着けて、プレゼントって言えば、めちゃくちゃ喜ぶんじゃないっスか?」
シッチンは、正直者で素直な良い奴だが、バカだった。
「ギャハハ!! 閣下にリボン!! いいなそれ! 閣下それ採用で!!」
ゴスッ!!
「あたっ!! 痛って~なぁ。冗談も通じねぇのかよ」
まだ言うか!
目の前に握った拳を突き出すと、ロロシュは渋々口を閉じた。
「レンは・・・レンは喪中でも、俺が最初の予定通り式を挙げたい、と言えば受け入れてくれるだろう。それは分かっているのだ。だが婚約紋を刻む時、お前達が言う様に、俺はことを急ぎすぎた。だから、今回はレンの思い出に残る様な、その・・・ロマンチックな求婚をし直したかったのだ・・・恥を忍んでお前達に相談したのだが、こう言うことは自分で考えるべきだったな、俺が馬鹿だったよ」
いきなりトーンダウンした俺の言葉に、書斎に居る面子が黙り込んだ。
「時間を取らせてすまなかった。仕事に戻っていいぞ」
椅子に座り直し、書類に手を伸ばす俺に、
全員が神妙な顔で視線を交わし合っている。
そこで、今まで黙っていたセルジュが、おずおずと手を挙げた。
「あの。僕は人族なので、獣人の婚約とかの決まりは詳しくないのですが、閣下の何が問題なのですか?」
セルジュはこの一年で、身長だけは大人並みに大きくなったが、まだ子供の域を出ない年齢だったな。
「あ~。獣人と人族の婚姻は、色々細かい決まりが有るからなぁ」
「そうですね、セルジュが知らなくても当然でしたね」
「あっいえ。言い方が悪かったですね。獣人と人族の婚姻は、決められた段階を踏まなきゃいけない事は知ってます。でも人族同士とか、獣人同士だったら、其処までうるさく言われないですよね?婚前交渉とかも普通に有りますし、でも閣下は我慢なさったのでしょう?」
「こっ婚前交渉?! まさか貴方!?」
子供だと思っていた相手が、一気に大人の階段を登った発言をして、ローガンが動揺している。
「やっ! 僕はまだそんな相手はいませんよ!? でも人族同士だと、そっちの相性が悪いと後で困るから、先に確かめた方が良いって、よく聞くし、婚約紋を刻む前に、そういう関係になる獣人も多いって、聞いていたから」
「子供になんてことを! 誰に聞いたのですか?!」
それは色々、とセルジュは苦笑を浮かべ、誤魔化している。
侍従は、幅広い年齢の者が従事する仕事だ。耳年増になるのも無理はない。
それにしても、セルジュの話しに、ロロシュとマークが居心地悪そうに、目を逸らしたな。
コイツら・・・マーキングなしで、如何やって我慢しているのかと思ったら、そう言うことか。
それで良く、俺のことをボロクソに言ってくれたな!
マークとロロシュを当分に睨むと、二人は背を向けて小さくなった。
「それで、何が言いたいのだ?」
ロロシュ達に対する怒りを飲み込み、話を振ると、セルジュは真剣な顔で俺と向き合った。
「閣下とレン様は、お互いの事をとても大事にされています。それなのに、あんなふうに閣下を揶揄うのは良くないと思って・・・」
「なるほど」
家の侍従に天使がいたぞ。
シッチン以上にピュアじゃないか。
これは、レンが可愛がるわけだ。
「それで、僕・・・私なりにレン様が喜びそうな事を考えてみたのですが」
「そうか、ぜひ詳しく聞かせてくれ」
俺を揶揄った、汚れた大人達を書斎から追い出し、セルジュの話しに耳を傾けた。
◇◇
「・・・それで、レン様はこちらの料理が、あまりお好きではないので、レストランを利用するのは、お勧めできません。でも宮の料理長は、レン様からレシピを教わっていますし、手解きも受けているので、宮の料理を持って行った方が良いと思います」
「ふむ。セルジュの言う通りだな。あと、何か記念になる様な物を、レンに贈りたいのだが」
「それも、あまり気にしなくて良いのではないでしょうか」
「何故だ?」
「レン様は、閣下がくれた物なら、なんでも喜ぶからです」
「む? う~ん」
考え込む俺に、セルジュは慌てて付け足した。
「関心が無いとか、そう言うことでは有りません。閣下がレン様の為に、考えて選んでくれたという、閣下のその気持ちが嬉しい、と考える方だからです」
「そうだな。レンはそういう人だ」
頷く俺に、セルジュも嬉しそうにニコニコしている。
「しかし、何を選ぶか迷うな」
「そうですねぇ。レン様はセンスがとても宜しいので、其処は悩みどころですが、貴族の方々が好むようなケバケバしいものは避け、シンプルな物を選ばれた方が良いと思います」
「なるほど? 他には?」
「ん~・・・どうせお出掛けされるなら、お揃いの物を一緒に選んで購入する、という手も有りますね」
そうだな、レンは母上に貰ったバングルを、今も大事にしてくれている。
揃いの物というのは、良さそうだ。
「よく分かった。今の話しを参考にさせて貰う。助かったよ、ありがとう」
礼を言う俺に、セルジュは自分の胸をキュッと握り締めた。
「閣下。僕・・・私は侍従仲間から、色々な貴族の方の話を耳にします。他所では、侍従に辛く当たる貴族が少なく有りません。でもレン様や閣下は、僕達にもありがとう、と言ってくださり、大事にしてくださいます」
人として、当たり前の事をしているだけなのだが?
まぁ確かに、権威主義の高慢な貴族なら、侍従に礼など言わんだろうし、鞭で打たれる係が居る家も有るらしいからな。
「閣下、僕を雇ってくれて、レン様の侍従にしてくださって、本当に感謝しています」
「いや。俺の方こそレンに良く仕えてくれて感謝している。これからもレンを支えてやってくれ」
深々と頭を下げたセルジュが書斎を出ていき、俺は書類を片手に、今後の計画を立てて行く。
しかし、うちには二人も天使が居たのだな。
レンが熾天使なら、セルジュはただの天使くらいの差はあるが、ロロシュの様な汚れた大人とは大違いだ。
「お前ら・・・10年は待つ覚悟でいたら、今すぐ手に入れられる歳だと分かったのだぞ? それにあの可愛らしさだ! 箍も外れるわ!!」
「うわー。開き直ったよ」
「レン様が、可愛らしいことには同意しますが、最低ですね」
「さいて~っス」
「うるさい! 婚約紋を刻んだだけで、最後までしなかったんだ。その忍耐を褒めろよ!!」
「閣下。当然のことを自慢げに仰るのは、如何なものかと」
ローガンは最近かけ始めた、銀縁の眼鏡を指先で押し上げ、俺に冷たい視線を寄越している。
伊達メガネのくせに。
レンから似合いそうだって、貰ったからって、自慢しやがって。
「まあまあ、過程が如何あれ、当のレン様が受け入れて、お二人は仲睦まじくしているのですから、これ以上とやかく言う必要はないでしょう」
と、見かねたミュラーが助け舟を出してくれなければ、その後の相談どころではなかっただろう。
「まっ恋愛経験が少なそうな閣下が、番を見つけて浮かれるのも分かるしな」
「それは、自分は経験豊富だ、という、自慢 ですか?」
「へっ? やだなぁ一般論だぞ? 閣下みたいな堅物はそう居ないだろ? 三十路にもなって何もないって方が、おか・・しい・・」
「へえー。そうなんですね。ふーん」
棒読みのマークの周りで、気温が下がり始めた。
人のことをボロクソに言っていたが、お前はいい加減、その一言多い癖をなんとかしないと、いつかマークに全身氷漬けにされるぞ?
「兎に角だ、レンが喜んでくれる方法を考えたい。何かいい案はないだろうか?」
「そうですねぇ」
「う~ん」
全員が、首を捻って考え込んでいるが、レンが特別に好む物を、誰も知らなかった。
「ちびっ子って、あれだよな。いっつも楽しそうにしてるから、特別何かを好きだとか、わかんねぇな」
「そうですねぇ。嫌いな物ならすぐに出てくるのですが」
それなら、俺にも分かる。
「閣下の事が大好きなのは、見ててよ~~くわかるっス」
「そっそうか?」
嬉しいことを言ってくれる。
「だから、閣下の首にリボンを着けて、プレゼントって言えば、めちゃくちゃ喜ぶんじゃないっスか?」
シッチンは、正直者で素直な良い奴だが、バカだった。
「ギャハハ!! 閣下にリボン!! いいなそれ! 閣下それ採用で!!」
ゴスッ!!
「あたっ!! 痛って~なぁ。冗談も通じねぇのかよ」
まだ言うか!
目の前に握った拳を突き出すと、ロロシュは渋々口を閉じた。
「レンは・・・レンは喪中でも、俺が最初の予定通り式を挙げたい、と言えば受け入れてくれるだろう。それは分かっているのだ。だが婚約紋を刻む時、お前達が言う様に、俺はことを急ぎすぎた。だから、今回はレンの思い出に残る様な、その・・・ロマンチックな求婚をし直したかったのだ・・・恥を忍んでお前達に相談したのだが、こう言うことは自分で考えるべきだったな、俺が馬鹿だったよ」
いきなりトーンダウンした俺の言葉に、書斎に居る面子が黙り込んだ。
「時間を取らせてすまなかった。仕事に戻っていいぞ」
椅子に座り直し、書類に手を伸ばす俺に、
全員が神妙な顔で視線を交わし合っている。
そこで、今まで黙っていたセルジュが、おずおずと手を挙げた。
「あの。僕は人族なので、獣人の婚約とかの決まりは詳しくないのですが、閣下の何が問題なのですか?」
セルジュはこの一年で、身長だけは大人並みに大きくなったが、まだ子供の域を出ない年齢だったな。
「あ~。獣人と人族の婚姻は、色々細かい決まりが有るからなぁ」
「そうですね、セルジュが知らなくても当然でしたね」
「あっいえ。言い方が悪かったですね。獣人と人族の婚姻は、決められた段階を踏まなきゃいけない事は知ってます。でも人族同士とか、獣人同士だったら、其処までうるさく言われないですよね?婚前交渉とかも普通に有りますし、でも閣下は我慢なさったのでしょう?」
「こっ婚前交渉?! まさか貴方!?」
子供だと思っていた相手が、一気に大人の階段を登った発言をして、ローガンが動揺している。
「やっ! 僕はまだそんな相手はいませんよ!? でも人族同士だと、そっちの相性が悪いと後で困るから、先に確かめた方が良いって、よく聞くし、婚約紋を刻む前に、そういう関係になる獣人も多いって、聞いていたから」
「子供になんてことを! 誰に聞いたのですか?!」
それは色々、とセルジュは苦笑を浮かべ、誤魔化している。
侍従は、幅広い年齢の者が従事する仕事だ。耳年増になるのも無理はない。
それにしても、セルジュの話しに、ロロシュとマークが居心地悪そうに、目を逸らしたな。
コイツら・・・マーキングなしで、如何やって我慢しているのかと思ったら、そう言うことか。
それで良く、俺のことをボロクソに言ってくれたな!
マークとロロシュを当分に睨むと、二人は背を向けて小さくなった。
「それで、何が言いたいのだ?」
ロロシュ達に対する怒りを飲み込み、話を振ると、セルジュは真剣な顔で俺と向き合った。
「閣下とレン様は、お互いの事をとても大事にされています。それなのに、あんなふうに閣下を揶揄うのは良くないと思って・・・」
「なるほど」
家の侍従に天使がいたぞ。
シッチン以上にピュアじゃないか。
これは、レンが可愛がるわけだ。
「それで、僕・・・私なりにレン様が喜びそうな事を考えてみたのですが」
「そうか、ぜひ詳しく聞かせてくれ」
俺を揶揄った、汚れた大人達を書斎から追い出し、セルジュの話しに耳を傾けた。
◇◇
「・・・それで、レン様はこちらの料理が、あまりお好きではないので、レストランを利用するのは、お勧めできません。でも宮の料理長は、レン様からレシピを教わっていますし、手解きも受けているので、宮の料理を持って行った方が良いと思います」
「ふむ。セルジュの言う通りだな。あと、何か記念になる様な物を、レンに贈りたいのだが」
「それも、あまり気にしなくて良いのではないでしょうか」
「何故だ?」
「レン様は、閣下がくれた物なら、なんでも喜ぶからです」
「む? う~ん」
考え込む俺に、セルジュは慌てて付け足した。
「関心が無いとか、そう言うことでは有りません。閣下がレン様の為に、考えて選んでくれたという、閣下のその気持ちが嬉しい、と考える方だからです」
「そうだな。レンはそういう人だ」
頷く俺に、セルジュも嬉しそうにニコニコしている。
「しかし、何を選ぶか迷うな」
「そうですねぇ。レン様はセンスがとても宜しいので、其処は悩みどころですが、貴族の方々が好むようなケバケバしいものは避け、シンプルな物を選ばれた方が良いと思います」
「なるほど? 他には?」
「ん~・・・どうせお出掛けされるなら、お揃いの物を一緒に選んで購入する、という手も有りますね」
そうだな、レンは母上に貰ったバングルを、今も大事にしてくれている。
揃いの物というのは、良さそうだ。
「よく分かった。今の話しを参考にさせて貰う。助かったよ、ありがとう」
礼を言う俺に、セルジュは自分の胸をキュッと握り締めた。
「閣下。僕・・・私は侍従仲間から、色々な貴族の方の話を耳にします。他所では、侍従に辛く当たる貴族が少なく有りません。でもレン様や閣下は、僕達にもありがとう、と言ってくださり、大事にしてくださいます」
人として、当たり前の事をしているだけなのだが?
まぁ確かに、権威主義の高慢な貴族なら、侍従に礼など言わんだろうし、鞭で打たれる係が居る家も有るらしいからな。
「閣下、僕を雇ってくれて、レン様の侍従にしてくださって、本当に感謝しています」
「いや。俺の方こそレンに良く仕えてくれて感謝している。これからもレンを支えてやってくれ」
深々と頭を下げたセルジュが書斎を出ていき、俺は書類を片手に、今後の計画を立てて行く。
しかし、うちには二人も天使が居たのだな。
レンが熾天使なら、セルジュはただの天使くらいの差はあるが、ロロシュの様な汚れた大人とは大違いだ。
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