192 / 524
ヴァラクという悪魔
魔獣の森4
しおりを挟む
眼前にノコノコ現れたオークの群れを、エンラの爪で蹴散らし、剣を振るって薙ぎ倒していった。
だが魔物が放つ不穏な気配が、広大な森を覆い尽くしている。
そして3個師団を投入しているにも関わらず、魔物の気配が途切れることがない。
俺達も直ぐに別の魔物と戦闘になるだろう。
今は騎士達の士気も高く、其処彼処から騎士があげる雄叫びや鬨の声が聞こえている。
しかし絶え間ない戦闘は体力だけでなく気力も削ぐ。
人は体力が尽きても、気力さえ有れば剣を握ることが出来るが、気力が尽き心が折れると、そこで終いだ。
一刻も早く核を見つけ、無限に湧いてくる魔物を止めなければ。
「クレイオス!核は何処だ?!」
『もっと東・・・いや南か?』
「巫山戯てるのか?!」
『この状況で巫山戯られる者がおったら、尊敬に値するな?』
「おい!!」
充分ふざけてるだろうが。
『ほれ、新手だぞ?』
クレイオスに言われるまでもなく、魔獣が近づいてきていることは分かっている。
「クソッ!」
今度はグレートウルフか!
生息域も縄張りもお構いなしだな。
「第2中隊かかれ!!第3から第5、索敵と警戒!!」
声を張り上げ、部下に指示を出す俺に構わず、クレイオスは、初めてとは思えないほど巧みな手綱捌きで、ブルーベルの横に並び、レンに話しかけてきた。
俺は部下達の動きを目で追いながら、レンとクレイオスの話しに聞き耳を立てた。
『のうレンよ。其方はどう見る?』
「そうですね・・・そこら中から濃い瘴気を感じます。瘴気溜まりがあちこちにある様です」
『ふむ。他には?』
「天幕でもお話ししましたが、これまでの瘴気溜まりは、呪具で無理矢理作られたところがほとんどで、湧いた魔物もどこかに転移させていました。その転移先がここだと思います」
『ふむ』
組んだ腕の右手で顎を摘むクレイオスは、親が子を導くように、レンを導いている様に聞こえる。
「ですが、これまでシルベスター侯爵は、ここで大規模な魔物の群れに遭遇していないので、魔物はどこかに隠されていたのではないでしょうか」
『どこに隠されていたと思う?』
「これだけ広い森なので、もっと数がすくなければ、森の奥に隠すこともできたでしょう。でもイマミアで召喚された、サハギン以上の数の魔物を森に隠すことなんて不可能です」
『ここまでは悪くない、続けよ』
「ヴァラクはクレイオス様の真似をしたのだと思います。ミーネのクレイオス様の神殿の様に、別の空間を創りそこに魔物を隠していた」
『魔物はどうやって呼んでいる?瘴気溜まりか?』
「いえ・・・召喚魔法です。瘴気溜まりだと、魔物が生まれるまで時間がかかりすぎます。なので瘴気溜まりは召喚陣から目を逸らす為のデコイ・・囮じゃないでしょうか」
『おしいな。半分正解だ』
そう言って、クレイオスはレンの頭を撫でた。
悔しい事に、俺はクレイオスの手を跳ね除けることが出来なかった。
だが、レンがちょっと嬉しそうにしているから、今回は見逃す事にする。
『其方の言う通り、その召喚陣が核となる。が、瘴気溜まりにも召喚陣はあるだろう。その方が其方の目を欺き易い』
「・・・では、瘴気の薄い所にある陣が本物でしょうか?」
『概ね正解だ。魔物がいる以上、瘴気が薄いとは思えんが、その陣を破壊すれば、魔物の出現は止まるだろう。だがここで問題が一つある。分かるか?』
「・・・召喚陣の先の亜空間にヴァラクが居る」
『これは正解だ。そしてそこが帝国に描かれた魔法陣の要でもある。我であれば召喚陣を辿り、彼奴の創った空間に数人なら連れて飛ぶことは出来よう。だがそこは、彼奴が掻き集めた魔物で溢れかえっておるだろう』
俺とレンを等分に見つめるクレイオスは、俺たちの覚悟を問うているようだ。
「俺とあんたが居れば、師団を引き連れていく必要も無いだろう?」と、俺が肩を竦めて言えば、レンも「私も覚悟はできています」
と胸の前でふんすと両手の拳を握っている。
『其方らはでかいからの、我の背に乗せられるのは5人までだ。人選は王に任せる』
王と言われて、誰のことかと首を傾げていると、クレイオスの『其方の事だ』と呆れられてしまった。
だが俺は皇弟で大公であって、王ではない。
そう反論すると、クレイオスは『間違いなく其方は樹海の王であろうよ』と言い返された。
「その樹海の王とはなんなのだ?」
『ふむ・・・伝承が伝わっておらんのか、詳しい説明は面倒だから後だ。ただ愛し子の伴侶に相応しい強き獣人だと思っておれ』
「なるほど?」
『分かったら、早く連れていく者を決めよ。この先はもっと魔物が増える故、今のうちに決めてしまえ』
クレイオスに急かされたが、連れていく者はもう決まっている。
マーク・ロロシュ・シッチンのレンがメインパティーと呼ぶ3人だ。
ロロシュとシッチンよりも腕の立つ騎士はいくらでも居るが、詳しい事情を知っている者を連れていく方が、何かと便利だ。
そうは言っても、さらに危険な目に遭わせるのだ、本人達が行きたくないと言うかもしれない、意志確認は重要だ。
「ーーーーーーと言うわけだ。今回は拒否権を与える。嫌なら無理にとは言わない。付いてくるか?」
簡単に事情を説明し、付いて来るかどうかは、本人達に任せる。
「閣下。私はレン様の専属護衛です。置いて行かれては困ります」
「・・・そうか。お前達はどうする?」
ロロシュとシッチンに目を向けると、互いの顔を見た二人は揃ってニヤリと笑って、こちらに向き直った。
「何言ってんだあんた。この世で閣下のそばより安全な場所なんてねぇだろ?行くに決まってんじゃねぇか」
「ロロシュ!言い方!」
いつも通り、マークに叱られるロロシュの横で、シッチンもブンブンと頷いている。
理由はどうあれ、意志の確認は済んだ。
『決まったな?周りが騒がしくなって来た、移動するぞ』
俺たちが話している最中も、魔物の攻撃は続いていたが、今は連れている人数が多いお陰で話をする余裕がある。
まぁ。俺とマークは時々、魔法を飛ばして部下を支援していた訳だが、ロロシュは自分にはできない芸当だと、若干落ち込み気味だ。
「場所はわかるのか?」
『さっきレンの話を聞いていなかったのか?瘴気溜まりは囮だ。レンが浄化に手間取ればその分時間が稼げる。必要なのは魔物の流れの感知だ。それなら其方にも分かるだろう?』
「・・・西だな?」
「東じゃねぇのかよ?」
『西で正解だ。其方は蛇のくせに感知が下手だの?』
「感知は得意な方なんだけどな」とロロシュが落ち込んでいる。
俺が何か言っても、全く気にした様子を見せないロロシュがだ。
ロロシュはクレイオスの前ではあまり口を開かない・・・これは、爬虫類同士の序列とか畏敬の念の違いか?
普段ならロロシュの方が感知は上手いし、
確かに東にも、大きな魔物の気配がある。
だが、口では説明できないが、西の違和感の方が強いと感じる。
俺が正解を引き当てたのは、魔物との戦闘経験の差だろう。
西への移動は、襲ってくる魔物を蹴散らしながら、各中隊長を呼び、今後の計画を説明し他の大隊長への伝達も指示した。
少人数で、敵の本丸に突入することに懸念を示したものもいたが、最終的には“閣下だから仕方ない”と言われてしまった。
俺としては不本意な言われようだが「みんなアレクを信頼してるのね」とレンに言われると悪い気がしないから不思議だ。
目当ての召喚陣に近づくと、ショーンが率いる大隊が戦闘中だった。
「ショーン!! ショーンはいるか?!」
「閣下?」
気付いて寄ってきたショーンは、戦闘中で伝言を聞いて居なかった。改めて計画を説明すると、ショーンは微妙な顔をしたが反対はしなかった。
「俺たちが中に入ったら、召喚陣を破壊しろ。他にも同じ物がある筈だ。見つけ次第破壊するんだ」
「しかし、閣下が戻れなくなるのでは?」
「問題ない」とクレイオスに視線を向けると、ショーンも「ああ、なるほど」と納得していた。
「すぐに戻れるかは分からん。召喚陣の破壊と討伐が済んでも俺が戻らなければ、シルベスター候の指示に従うように」
「ハッ!ご無事の帰還をお祈りいたします。ご武運を!」
「お前もな」
ショーンの肩を叩いて送り返し、直属の第一大隊に号令を叫んだ。
「偃月陣!!」
偃月陣は指揮官が先頭になり、敵に突っ込んでいく陣形だ。もっと小規模な戦闘や、練度の低い兵を率いているときに使う物だが、今の俺達にはこの陣形で充分だろう。
合図の角笛が鳴り響き、騎士達が隊列を組み替えていく。
「勝利は我らと共にある!!進め!!」
だが魔物が放つ不穏な気配が、広大な森を覆い尽くしている。
そして3個師団を投入しているにも関わらず、魔物の気配が途切れることがない。
俺達も直ぐに別の魔物と戦闘になるだろう。
今は騎士達の士気も高く、其処彼処から騎士があげる雄叫びや鬨の声が聞こえている。
しかし絶え間ない戦闘は体力だけでなく気力も削ぐ。
人は体力が尽きても、気力さえ有れば剣を握ることが出来るが、気力が尽き心が折れると、そこで終いだ。
一刻も早く核を見つけ、無限に湧いてくる魔物を止めなければ。
「クレイオス!核は何処だ?!」
『もっと東・・・いや南か?』
「巫山戯てるのか?!」
『この状況で巫山戯られる者がおったら、尊敬に値するな?』
「おい!!」
充分ふざけてるだろうが。
『ほれ、新手だぞ?』
クレイオスに言われるまでもなく、魔獣が近づいてきていることは分かっている。
「クソッ!」
今度はグレートウルフか!
生息域も縄張りもお構いなしだな。
「第2中隊かかれ!!第3から第5、索敵と警戒!!」
声を張り上げ、部下に指示を出す俺に構わず、クレイオスは、初めてとは思えないほど巧みな手綱捌きで、ブルーベルの横に並び、レンに話しかけてきた。
俺は部下達の動きを目で追いながら、レンとクレイオスの話しに聞き耳を立てた。
『のうレンよ。其方はどう見る?』
「そうですね・・・そこら中から濃い瘴気を感じます。瘴気溜まりがあちこちにある様です」
『ふむ。他には?』
「天幕でもお話ししましたが、これまでの瘴気溜まりは、呪具で無理矢理作られたところがほとんどで、湧いた魔物もどこかに転移させていました。その転移先がここだと思います」
『ふむ』
組んだ腕の右手で顎を摘むクレイオスは、親が子を導くように、レンを導いている様に聞こえる。
「ですが、これまでシルベスター侯爵は、ここで大規模な魔物の群れに遭遇していないので、魔物はどこかに隠されていたのではないでしょうか」
『どこに隠されていたと思う?』
「これだけ広い森なので、もっと数がすくなければ、森の奥に隠すこともできたでしょう。でもイマミアで召喚された、サハギン以上の数の魔物を森に隠すことなんて不可能です」
『ここまでは悪くない、続けよ』
「ヴァラクはクレイオス様の真似をしたのだと思います。ミーネのクレイオス様の神殿の様に、別の空間を創りそこに魔物を隠していた」
『魔物はどうやって呼んでいる?瘴気溜まりか?』
「いえ・・・召喚魔法です。瘴気溜まりだと、魔物が生まれるまで時間がかかりすぎます。なので瘴気溜まりは召喚陣から目を逸らす為のデコイ・・囮じゃないでしょうか」
『おしいな。半分正解だ』
そう言って、クレイオスはレンの頭を撫でた。
悔しい事に、俺はクレイオスの手を跳ね除けることが出来なかった。
だが、レンがちょっと嬉しそうにしているから、今回は見逃す事にする。
『其方の言う通り、その召喚陣が核となる。が、瘴気溜まりにも召喚陣はあるだろう。その方が其方の目を欺き易い』
「・・・では、瘴気の薄い所にある陣が本物でしょうか?」
『概ね正解だ。魔物がいる以上、瘴気が薄いとは思えんが、その陣を破壊すれば、魔物の出現は止まるだろう。だがここで問題が一つある。分かるか?』
「・・・召喚陣の先の亜空間にヴァラクが居る」
『これは正解だ。そしてそこが帝国に描かれた魔法陣の要でもある。我であれば召喚陣を辿り、彼奴の創った空間に数人なら連れて飛ぶことは出来よう。だがそこは、彼奴が掻き集めた魔物で溢れかえっておるだろう』
俺とレンを等分に見つめるクレイオスは、俺たちの覚悟を問うているようだ。
「俺とあんたが居れば、師団を引き連れていく必要も無いだろう?」と、俺が肩を竦めて言えば、レンも「私も覚悟はできています」
と胸の前でふんすと両手の拳を握っている。
『其方らはでかいからの、我の背に乗せられるのは5人までだ。人選は王に任せる』
王と言われて、誰のことかと首を傾げていると、クレイオスの『其方の事だ』と呆れられてしまった。
だが俺は皇弟で大公であって、王ではない。
そう反論すると、クレイオスは『間違いなく其方は樹海の王であろうよ』と言い返された。
「その樹海の王とはなんなのだ?」
『ふむ・・・伝承が伝わっておらんのか、詳しい説明は面倒だから後だ。ただ愛し子の伴侶に相応しい強き獣人だと思っておれ』
「なるほど?」
『分かったら、早く連れていく者を決めよ。この先はもっと魔物が増える故、今のうちに決めてしまえ』
クレイオスに急かされたが、連れていく者はもう決まっている。
マーク・ロロシュ・シッチンのレンがメインパティーと呼ぶ3人だ。
ロロシュとシッチンよりも腕の立つ騎士はいくらでも居るが、詳しい事情を知っている者を連れていく方が、何かと便利だ。
そうは言っても、さらに危険な目に遭わせるのだ、本人達が行きたくないと言うかもしれない、意志確認は重要だ。
「ーーーーーーと言うわけだ。今回は拒否権を与える。嫌なら無理にとは言わない。付いてくるか?」
簡単に事情を説明し、付いて来るかどうかは、本人達に任せる。
「閣下。私はレン様の専属護衛です。置いて行かれては困ります」
「・・・そうか。お前達はどうする?」
ロロシュとシッチンに目を向けると、互いの顔を見た二人は揃ってニヤリと笑って、こちらに向き直った。
「何言ってんだあんた。この世で閣下のそばより安全な場所なんてねぇだろ?行くに決まってんじゃねぇか」
「ロロシュ!言い方!」
いつも通り、マークに叱られるロロシュの横で、シッチンもブンブンと頷いている。
理由はどうあれ、意志の確認は済んだ。
『決まったな?周りが騒がしくなって来た、移動するぞ』
俺たちが話している最中も、魔物の攻撃は続いていたが、今は連れている人数が多いお陰で話をする余裕がある。
まぁ。俺とマークは時々、魔法を飛ばして部下を支援していた訳だが、ロロシュは自分にはできない芸当だと、若干落ち込み気味だ。
「場所はわかるのか?」
『さっきレンの話を聞いていなかったのか?瘴気溜まりは囮だ。レンが浄化に手間取ればその分時間が稼げる。必要なのは魔物の流れの感知だ。それなら其方にも分かるだろう?』
「・・・西だな?」
「東じゃねぇのかよ?」
『西で正解だ。其方は蛇のくせに感知が下手だの?』
「感知は得意な方なんだけどな」とロロシュが落ち込んでいる。
俺が何か言っても、全く気にした様子を見せないロロシュがだ。
ロロシュはクレイオスの前ではあまり口を開かない・・・これは、爬虫類同士の序列とか畏敬の念の違いか?
普段ならロロシュの方が感知は上手いし、
確かに東にも、大きな魔物の気配がある。
だが、口では説明できないが、西の違和感の方が強いと感じる。
俺が正解を引き当てたのは、魔物との戦闘経験の差だろう。
西への移動は、襲ってくる魔物を蹴散らしながら、各中隊長を呼び、今後の計画を説明し他の大隊長への伝達も指示した。
少人数で、敵の本丸に突入することに懸念を示したものもいたが、最終的には“閣下だから仕方ない”と言われてしまった。
俺としては不本意な言われようだが「みんなアレクを信頼してるのね」とレンに言われると悪い気がしないから不思議だ。
目当ての召喚陣に近づくと、ショーンが率いる大隊が戦闘中だった。
「ショーン!! ショーンはいるか?!」
「閣下?」
気付いて寄ってきたショーンは、戦闘中で伝言を聞いて居なかった。改めて計画を説明すると、ショーンは微妙な顔をしたが反対はしなかった。
「俺たちが中に入ったら、召喚陣を破壊しろ。他にも同じ物がある筈だ。見つけ次第破壊するんだ」
「しかし、閣下が戻れなくなるのでは?」
「問題ない」とクレイオスに視線を向けると、ショーンも「ああ、なるほど」と納得していた。
「すぐに戻れるかは分からん。召喚陣の破壊と討伐が済んでも俺が戻らなければ、シルベスター候の指示に従うように」
「ハッ!ご無事の帰還をお祈りいたします。ご武運を!」
「お前もな」
ショーンの肩を叩いて送り返し、直属の第一大隊に号令を叫んだ。
「偃月陣!!」
偃月陣は指揮官が先頭になり、敵に突っ込んでいく陣形だ。もっと小規模な戦闘や、練度の低い兵を率いているときに使う物だが、今の俺達にはこの陣形で充分だろう。
合図の角笛が鳴り響き、騎士達が隊列を組み替えていく。
「勝利は我らと共にある!!進め!!」
34
お気に入りに追加
1,316
あなたにおすすめの小説
私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
抱かれたい騎士No.1と抱かれたく無い騎士No.1に溺愛されてます。どうすればいいでしょうか!?
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ヴァンクリーフ騎士団には見目麗しい抱かれたい男No.1と、絶対零度の鋭い視線を持つ抱かれたく無い男No.1いる。
そんな騎士団の寮の厨房で働くジュリアは何故かその2人のお世話係に任命されてしまう。どうして!?
貧乏男爵令嬢ですが、家の借金返済の為に、頑張って働きますっ!
【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる
奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。
だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。
「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」
どう尋ねる兄の真意は……
婚約者が巨乳好きだと知ったので、お義兄様に胸を大きくしてもらいます。
鯖
恋愛
可憐な見た目とは裏腹に、突っ走りがちな令嬢のパトリシア。婚約者のフィリップが、巨乳じゃないと女として見れない、と話しているのを聞いてしまう。
パトリシアは、小さい頃に両親を亡くし、母の弟である伯爵家で、本当の娘の様に育てられた。お世話になった家族の為にも、幸せな結婚生活を送らねばならないと、兄の様に慕っているアレックスに、あるお願いをしに行く。
王女殿下の秘密の恋人である騎士と結婚することになりました
鳴哉
恋愛
王女殿下の侍女と
王女殿下の騎士 の話
短いので、サクッと読んでもらえると思います。
読みやすいように、3話に分けました。
毎日1回、予約投稿します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる