死神さんのお仕事

ミミココ

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~公園~

ベクター「美穂...お前、私服だと普通に可愛いな」

美穂「ちょっ、ベクターさん何言ってるんですか!褒めたって何も出てきませんよ?」

ベクター「ああ、そんなことはわかってる。だから俺からサンドウィッチ弁当が出てくるのだ」

美穂「わぁ~美味しそう!......ってベクターさん、何気に失礼なこと言いませんでした?」

ベクター「ん?気のせいだろ」

美穂「そうなんですか......?」

美穂「......あ、ベクターさんのそのズダボロのローブ、ベクターさんに良く似合ってますよ」

ベクター「それはズダボロだから俺に似合うって言いたいのか?けなしてんのか、お前?あと、ビンテージ物と言いなさい」

美穂 「」アハハ

ベクター「ったく」ハハ 

美穂「なんだか平和ですね」

ベクター「だな、そこらへんで遊んでる子供たちも楽しそうだ」

美穂「そうですね、もし、あの子たちに私の隣にいるベクターさんが突然見えたらどうなるんでしょうね」

ベクター「間違いなくドン引きだな。そしてさっきから独り言が激しいお前は現在進行形で周りからドン引きされてる」

美穂「独り言って...あっ!...ちょっとぉ、なんで教えてくれなかったんですか?」

ベクター「いや、いつになったら気づくのかなぁと思って」ハハハ

美穂「ベクターさん意地悪です...」ムゥー

ベクター「悪い、悪い。俺より多くサンドウィッチ食っていいから」ハハ

美穂「私は子供ですか?でも頂きます」

ベクター「食欲に素直だな、お前は。けど、良いことだ」



















美穂「………」

ベクター「………」

美穂「...私、こんな風な家族団らんな様子をみてると思うんですよ」

ベクター「ん?ぶち壊したい。とか?」

美穂「違いますよ。私、性格悪すぎじゃないですか」

ベクター「」アハハ

美穂「笑わないでください」モー

ベクター「悪い、続けて」

美穂「……子供が欲しいなって......」

ベクター「ブフォッ!!!」 

美穂「え!?ベクターさん!?」

ベクター「ゲホッゲホッ...む、無理だぞ!俺には!流石にその未練だけは無理だ!」

美穂「え、えぇぇぇぇぇ!!ちょっと、勘違いしないでくださいよ!決してそうゆう意味で言ったんじゃありませんからっ」

ベクター「じ、じゃあどうゆうつもりだよ...!」

美穂「ただ単に欲しいなって思ってただけです。ベクターさんにそうゆうことを求めたわけじゃありませんから...」

ベクター「そ、そうか。俺が深読みしすぎたな...すまなかった」

美穂「ホントですよ、ベクターさんのえっち...」 

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