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闇
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あれからどれぐらい過ぎただろう
床も壁も冷たい石、身体の体温が奪われる
地下牢へ放り込み放置するなら縛らなくっても良いじゃない!
変な怒りが沸いてくる
遠くで灯っていたであろう明かりも早い段階で消え暗闇に飲み込まれた。
時間の感覚も掴めず、誰かが来てくれる事もない
最初は縛られいたが動いたりしていた、段々力が入らなくなってきた。横になり時間が過ぎるのを待っているしか無い状態
あぁ、このまま終わるのか
絶対泣くものか!負けてたまるか!
何の音も聞こえず、闇のなか静寂が精神を弱くしていく気がした。
眼を開けていても、閉じていても同じ闇、闇、闇、闇
ジークの姿を想いだし口許がゆるむ
こんな時でも彼を想うと暖かい気持ちになった。
ただ、自分が今とても厳しい状態で、あとどれぐらい頑張れるかもわからない
可能な限り希望は捨てないと心に誓いはするが弱さが出始める
「皆に逢いたいなぁ、もし駄目だったとしても、見つけて欲しいなぁ」
ささやかな望みを口にして眠りに落ちるように開いていた眼が閉じていった。
床も壁も冷たい石、身体の体温が奪われる
地下牢へ放り込み放置するなら縛らなくっても良いじゃない!
変な怒りが沸いてくる
遠くで灯っていたであろう明かりも早い段階で消え暗闇に飲み込まれた。
時間の感覚も掴めず、誰かが来てくれる事もない
最初は縛られいたが動いたりしていた、段々力が入らなくなってきた。横になり時間が過ぎるのを待っているしか無い状態
あぁ、このまま終わるのか
絶対泣くものか!負けてたまるか!
何の音も聞こえず、闇のなか静寂が精神を弱くしていく気がした。
眼を開けていても、閉じていても同じ闇、闇、闇、闇
ジークの姿を想いだし口許がゆるむ
こんな時でも彼を想うと暖かい気持ちになった。
ただ、自分が今とても厳しい状態で、あとどれぐらい頑張れるかもわからない
可能な限り希望は捨てないと心に誓いはするが弱さが出始める
「皆に逢いたいなぁ、もし駄目だったとしても、見つけて欲しいなぁ」
ささやかな望みを口にして眠りに落ちるように開いていた眼が閉じていった。
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