貴方と何故こうなった

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思惑の破綻

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バタバタバタバタバタバタ!

怒涛の足音と共にとある貴族の屋敷は包囲されていた。

その家主は赤い顔をし怒涛を上げている

「「「ワシの屋敷に無断で何事か!」」」

腹は膨らみボタンがはち切れそうだ
顔には脂が溢れテカテカと光っている。
美からは嫌われているかの容姿

「そう怒鳴らずとも聞こえていますよ」

「なに様だ!貴様らごときがワシの屋敷に無断で入りやがって」

「ハ、ハ、ハ、ハ、ハ」

「何が面白い!」

「貴方はたった今爵位も何もない平民以下になったのですよ」

「「ハァ?何を馬鹿げた事を」」

「本当にうるさい人ですね。みに覚えは沢山あるでしょうに、治安部隊でなく第1騎士団副隊長私が迎えに来て差し上げましたよ」

「意味が判らぬ!帰れ!」

カラン、カランと床に剣が数個投げ落とされた。

「見覚えは?」

「・・・ワシが扱う領地での物だ、それがどうした」

「先日皇太子殿下を襲った賊が使用しておりまして」

「武器など何処でも売っておるわ!」

「話は最後までお聞きにならないと「黙れ!」」

ハァ「忠告します、最後までお聞きにならないと説明なく拘束になりますよ」

「拘束される意味がわからん」

「今説明しているのを遮ってらっしゃるからです」

「武器など誰でも手にいれれるわい」

「もう聞く気無しでいいですね」

「なっ」

「後で違う者に説明させましょう、裏は取りました、さぁ連れて行きなさい!」

「止めろ、放せ!」

両脇を抑えられ連れていかれる

『私から説明した方が優しくお話できたものを、哀れな方だ』

冷たい眼差しで見送ると周りの隊員へ

「さぁ、次に行きますよ!」
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