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side 彼
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昨日の休憩での事が頭から離れず、モヤモヤした1日を過ごした。
結論モヤモヤするなら解消するだけだ、だから今日俺は声をかける!
いつも女性逹はどうやって俺に声をかけてきてたかな
男友達はどうやって女性逹に声をかけるのだろうか
あぁ、こんな事なら知人にでも相談すれば、ってバカにされるが落ちだな
下手な事言えば紹介するとかなんとか言われそうだし
ハァ今まで避けてきた問題に突き止められた気分だ
いつもの建物陰に回り込み相手を待っていると
1人の髪が綺麗な華奢な女性が歩いてきた。
あの子だ
後ろに回り声をかけようと手を伸ばした瞬間、クルっと反転
『引き返すの速すぎないか?!』
「キャッ」あっ!と思った時には柔らかな身体を抱き止めていた
『柔らかいし良い香りがする』
女性がギュッと目を瞑って『か、かわいい』
そーっと眼が開いてバッチリ視線が合わさった
茶色の透き通る色に引き込まれ「「キャーッ」」
「わ、悪い」
すぐに柔らかな身体が離れていきギュッと心臓に痛みが走った
「あ、あの、後ろに人が居ると知らず申し訳ありませんでした、倒れないように助けて頂いたのに、さ、叫んでしまい」
「いや、急に後ろに立ったのは俺なので脅かせてしまい申し訳なかった、ケガなどされてないか?」
「‥‥」
「‥‥」
顔をあげてもらえず切なさに心臓がギュッギュッと悲鳴をあげる
『な、なんだよこの気持ち』
「あの、それでは私はこれで失礼させていただきます」
『駄目だ、行かないでくれ』
ガシッ!
思わず腕を掴んでしまっていた
『腕細い、折れないか?!』
結論モヤモヤするなら解消するだけだ、だから今日俺は声をかける!
いつも女性逹はどうやって俺に声をかけてきてたかな
男友達はどうやって女性逹に声をかけるのだろうか
あぁ、こんな事なら知人にでも相談すれば、ってバカにされるが落ちだな
下手な事言えば紹介するとかなんとか言われそうだし
ハァ今まで避けてきた問題に突き止められた気分だ
いつもの建物陰に回り込み相手を待っていると
1人の髪が綺麗な華奢な女性が歩いてきた。
あの子だ
後ろに回り声をかけようと手を伸ばした瞬間、クルっと反転
『引き返すの速すぎないか?!』
「キャッ」あっ!と思った時には柔らかな身体を抱き止めていた
『柔らかいし良い香りがする』
女性がギュッと目を瞑って『か、かわいい』
そーっと眼が開いてバッチリ視線が合わさった
茶色の透き通る色に引き込まれ「「キャーッ」」
「わ、悪い」
すぐに柔らかな身体が離れていきギュッと心臓に痛みが走った
「あ、あの、後ろに人が居ると知らず申し訳ありませんでした、倒れないように助けて頂いたのに、さ、叫んでしまい」
「いや、急に後ろに立ったのは俺なので脅かせてしまい申し訳なかった、ケガなどされてないか?」
「‥‥」
「‥‥」
顔をあげてもらえず切なさに心臓がギュッギュッと悲鳴をあげる
『な、なんだよこの気持ち』
「あの、それでは私はこれで失礼させていただきます」
『駄目だ、行かないでくれ』
ガシッ!
思わず腕を掴んでしまっていた
『腕細い、折れないか?!』
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