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side 兄 友に相談
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「なぁジーク、可愛妹が恋をしたみたいなんだ」
「ん?あの何も興味が無いと噂の妹か?」
「そうだ、父上や母上そして兄の俺に対しても塩対応、だが可愛妹がさ最近行動がおかしいから父上から聞き出してくれと頼まれて話を聞きに行ってみた」
「それで、恋人ができたと言われたか」
「違う!」
「じゃなんだよ」
「否定するんだ、顔を赤らめて‥‥いつもなら無表情で何も言い返したりしてこないんだ」
そう、いつもなら下らないって顔をして出ていけと言わんばかりに背を向けるぐらいなのに、何か考えて表情を崩し最後には赤面
あぁ、可愛赤面だったなぁ‥‥って違う!
「男が居るのなら素性を調べなくては!」
「面倒臭い兄だな」
「ジークが早く妹と恋仲にならないからだろうが!」
「俺を巻き込むなよ」
「いや、父上もお前ならと太鼓判を押している」
「ハァ?妹と逢ったことも無いのに関係ない」
「父上は昨日サナちゃんに冷たくあしらわれて泣いちゃって大変だったんだぞ」
「だから知らねーよ」
「俺も泣きそうだったが追い出された」
「面倒臭い親子だな」
「なぁジーク、一度サナちゃんに逢ってみないか?絶対気に入ると思うんだよ!」
「駄目だ」
「良いじゃんか、彼女とか居ないだろ」
「居ないが妹が嫌がるだろ、相手の話しも聞かずには失礼だろうが」
こいつは本当にチャラそうに見えて芯は通っているし、美人男、一見冷たい風だが優しいし
サナちゃんと相性抜群だと俺は思うのだが
「じゃサナちゃんが会うと言えば会ってくれるか?」
「本当に面倒臭い兄だな、嫌われるぞ」
ジークは立ち上がり扉の前に立つと
「お前は仕事へ戻れ、俺の書斎に居ても仕方ないだろう」
「今日は傷心中だからいいんだよ」
「じゃ、俺が出る」
ヒラヒラと手を降りドアから出ていくジークを、見送り俺は途方にくれていた。
「ん?あの何も興味が無いと噂の妹か?」
「そうだ、父上や母上そして兄の俺に対しても塩対応、だが可愛妹がさ最近行動がおかしいから父上から聞き出してくれと頼まれて話を聞きに行ってみた」
「それで、恋人ができたと言われたか」
「違う!」
「じゃなんだよ」
「否定するんだ、顔を赤らめて‥‥いつもなら無表情で何も言い返したりしてこないんだ」
そう、いつもなら下らないって顔をして出ていけと言わんばかりに背を向けるぐらいなのに、何か考えて表情を崩し最後には赤面
あぁ、可愛赤面だったなぁ‥‥って違う!
「男が居るのなら素性を調べなくては!」
「面倒臭い兄だな」
「ジークが早く妹と恋仲にならないからだろうが!」
「俺を巻き込むなよ」
「いや、父上もお前ならと太鼓判を押している」
「ハァ?妹と逢ったことも無いのに関係ない」
「父上は昨日サナちゃんに冷たくあしらわれて泣いちゃって大変だったんだぞ」
「だから知らねーよ」
「俺も泣きそうだったが追い出された」
「面倒臭い親子だな」
「なぁジーク、一度サナちゃんに逢ってみないか?絶対気に入ると思うんだよ!」
「駄目だ」
「良いじゃんか、彼女とか居ないだろ」
「居ないが妹が嫌がるだろ、相手の話しも聞かずには失礼だろうが」
こいつは本当にチャラそうに見えて芯は通っているし、美人男、一見冷たい風だが優しいし
サナちゃんと相性抜群だと俺は思うのだが
「じゃサナちゃんが会うと言えば会ってくれるか?」
「本当に面倒臭い兄だな、嫌われるぞ」
ジークは立ち上がり扉の前に立つと
「お前は仕事へ戻れ、俺の書斎に居ても仕方ないだろう」
「今日は傷心中だからいいんだよ」
「じゃ、俺が出る」
ヒラヒラと手を降りドアから出ていくジークを、見送り俺は途方にくれていた。
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