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応接間に集まりソファーへ腰を下ろす
何故か私の隣を陣取っているのはエルヴィス様
反対側に私の両親、一人席に公爵様が落ち着いた。
お茶を飲みながら優雅に・・・・と行くわけもなく母親から笑いながら話始めた
「イブちゃんってば本当に頭のなか雁字搦めよね、絶対アルベル侯爵殿が好きだ愛してると言っても帰ってこないと思ったのよ」
クスクスと笑いながら言ってくる
「まぁ誰に似たのか頑固なんだよ娘は」
ハハハハハと笑い母と見つめあう父
「・・・・詳しく説明お願い致します」
ここは両親より詳しそうな公爵様にお願いするしかないと頭を下げる
「そうだね、先に誤っておくね。アルベル侯爵殿が危篤だというのは嘘だよ」
そりゃそうだろう、私の横に嬉しそうにニコニコ座ってる
「その情報を流したのも、噂になるように企てたのもすべて自分だ」
公爵様は悪びれもせず笑顔で説明している
絶対誤っていないよね!
「イブレクト嬢はとても思い込みが激しいみたいで事実より嘘のが動いてくれそうだったからこうなった」
「嘘だったのですね!みんな知っていたのですね!」
「イブ、僕は何もしらないよ?」
「協力してたではありませんか!」
「あ、誤解しないで上げて欲しい。侯爵殿には自分が命令したみたいな物なんだから、彼がしたのは屋敷から出ない事と今日は隠れて居てもらっていただけなんだ」
エルヴィス様を見ると幻覚が見えるのか子犬が怒られて耳を垂れているかのように目をウルウルして私を見ていた
・・・可愛いから!簡単に許しちゃいそうだから!!
「でも、私の両親は知っていて協力したのでしょ?」
話を振られた両親は簡単に「知ってた」と認めたが私をだましていたことには悪びれもせず笑顔だ
「娘を騙すなんて悪趣味だわ!」
「あら、何も言わず相談も無く親の前から突然手紙だけ残され居なくなられた親の気持ちは?イブちゃんは想像できて?」
笑顔だった母親からは悲しみの表情だけになり自分がしてしまっていた事へ悔やまれた
「今回の事は私たちは何も言葉を発していないわ!勝手に勘違いして感情を爆発させたのはイブちゃんよ!」
「え?」
「実は、誰も侯爵殿が危篤だとか死んでしまったとか発していないんだよ。まぁ誤解を与える偽装は少々しているがね、手紙とベットに横たわる人形ぐらい?」
「いいえ!執事さんが言ったわよ!彼は寝てるか聞いたら寝てないって、それに皆エルヴィス様は?って聞いたら・・・・顔を逸らして・・・・・・・・。」
「そうなの私たちは笑いを堪えるために顔を逸らしただけ、それに此方の執事は侯爵殿は寝ていませんと言っただけ、実際寝て居ないから嘘は言ってないわよ」
「公爵様が遅かったかって言ったじゃないですか!」
「あぁ、君の両親より後になったから遅かったかーって呟いたかな?」
ワザとでしょそれ!絶対ワザと誤解与える言い方とか行動して!
・・・・だからベットに横たわっている人形へ手を伸ばしたら執事が声を上げたのね
「・・・・・お父様、お母様勝手に行動して家を出た事深く反省たいします。ごめんなさい」
「根は素直なのよね・・・・。頑なに意見を聞き入れないだけで、でも気が付いてあげれなくて私たちも悪かったわ、イブちゃん御免なさいね。家へ帰ってきてくれる?」
「・・・はい、これからはキチンと相談いたしますわ」
「まぁ結果的に解決できたかな?じゃ自分はそろそろ帰ろうかと思うんだが、何か聞きたい事はあるかい?」
「すみません公爵殿、何故自分達の為に動いていただけたのかお聞きしてもよろしいでしょうか?」
公爵様が帰路に就く前にエルヴィス様はどうしても聞きたかった事なのだろう
立場も関係も縁もゆかりもない自分達に中違いしていた中を取り持ってくれた
こんな奇特な方そうそういらっしゃらないと思う
何故か私の隣を陣取っているのはエルヴィス様
反対側に私の両親、一人席に公爵様が落ち着いた。
お茶を飲みながら優雅に・・・・と行くわけもなく母親から笑いながら話始めた
「イブちゃんってば本当に頭のなか雁字搦めよね、絶対アルベル侯爵殿が好きだ愛してると言っても帰ってこないと思ったのよ」
クスクスと笑いながら言ってくる
「まぁ誰に似たのか頑固なんだよ娘は」
ハハハハハと笑い母と見つめあう父
「・・・・詳しく説明お願い致します」
ここは両親より詳しそうな公爵様にお願いするしかないと頭を下げる
「そうだね、先に誤っておくね。アルベル侯爵殿が危篤だというのは嘘だよ」
そりゃそうだろう、私の横に嬉しそうにニコニコ座ってる
「その情報を流したのも、噂になるように企てたのもすべて自分だ」
公爵様は悪びれもせず笑顔で説明している
絶対誤っていないよね!
「イブレクト嬢はとても思い込みが激しいみたいで事実より嘘のが動いてくれそうだったからこうなった」
「嘘だったのですね!みんな知っていたのですね!」
「イブ、僕は何もしらないよ?」
「協力してたではありませんか!」
「あ、誤解しないで上げて欲しい。侯爵殿には自分が命令したみたいな物なんだから、彼がしたのは屋敷から出ない事と今日は隠れて居てもらっていただけなんだ」
エルヴィス様を見ると幻覚が見えるのか子犬が怒られて耳を垂れているかのように目をウルウルして私を見ていた
・・・可愛いから!簡単に許しちゃいそうだから!!
「でも、私の両親は知っていて協力したのでしょ?」
話を振られた両親は簡単に「知ってた」と認めたが私をだましていたことには悪びれもせず笑顔だ
「娘を騙すなんて悪趣味だわ!」
「あら、何も言わず相談も無く親の前から突然手紙だけ残され居なくなられた親の気持ちは?イブちゃんは想像できて?」
笑顔だった母親からは悲しみの表情だけになり自分がしてしまっていた事へ悔やまれた
「今回の事は私たちは何も言葉を発していないわ!勝手に勘違いして感情を爆発させたのはイブちゃんよ!」
「え?」
「実は、誰も侯爵殿が危篤だとか死んでしまったとか発していないんだよ。まぁ誤解を与える偽装は少々しているがね、手紙とベットに横たわる人形ぐらい?」
「いいえ!執事さんが言ったわよ!彼は寝てるか聞いたら寝てないって、それに皆エルヴィス様は?って聞いたら・・・・顔を逸らして・・・・・・・・。」
「そうなの私たちは笑いを堪えるために顔を逸らしただけ、それに此方の執事は侯爵殿は寝ていませんと言っただけ、実際寝て居ないから嘘は言ってないわよ」
「公爵様が遅かったかって言ったじゃないですか!」
「あぁ、君の両親より後になったから遅かったかーって呟いたかな?」
ワザとでしょそれ!絶対ワザと誤解与える言い方とか行動して!
・・・・だからベットに横たわっている人形へ手を伸ばしたら執事が声を上げたのね
「・・・・・お父様、お母様勝手に行動して家を出た事深く反省たいします。ごめんなさい」
「根は素直なのよね・・・・。頑なに意見を聞き入れないだけで、でも気が付いてあげれなくて私たちも悪かったわ、イブちゃん御免なさいね。家へ帰ってきてくれる?」
「・・・はい、これからはキチンと相談いたしますわ」
「まぁ結果的に解決できたかな?じゃ自分はそろそろ帰ろうかと思うんだが、何か聞きたい事はあるかい?」
「すみません公爵殿、何故自分達の為に動いていただけたのかお聞きしてもよろしいでしょうか?」
公爵様が帰路に就く前にエルヴィス様はどうしても聞きたかった事なのだろう
立場も関係も縁もゆかりもない自分達に中違いしていた中を取り持ってくれた
こんな奇特な方そうそういらっしゃらないと思う
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