森の熊さん

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ある日森の中

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さぁ、準備バッチリね♪

鏡の前でクルリと回り姿を確認する。

今日はおばあちゃんに頼まれて隣街にお使いに行くのでおかしな格好はしたくない!

準備に時間をかけすぎちゃったからダメよと言われていたけど森を抜けて近道しちゃいましょ♪

天気も良いし気持ちがいいわね

鼻歌をかもしながら気持ちはルンルン

周りには花が咲き誇り道行くロードを作ってくれている

キレイな花に澄んだ空気、最高なのに森の近道は危ないといわれているのを疑問に想いながドンドン進んで行った。

ガサガサ、ガサガサ

ビクッと振り替えると黒い影が見えた。

「おい、おい、お嬢ちゃん1人でこんな森の中危ないじゃないか!」

ジーッとみると頭に丸いフワフワ耳が見えた!!

『あ!熊の獣人さんだぁ、初めて見た!』

「あのね、この森を抜けた方が早く隣街に着くの」

「だからって1人で入るのは頂けないな、オレは大丈夫だが、此所には狼や、豹それに別の熊などの獣人がうろうろしている、ゆっくり散歩みたいに歩いてないで早く抜ける事だな」

「まぁ、優しい熊の獣人さんご忠告ありがとう。
素直に駆け足で抜ける事にするわ」

ニコリと笑顔でお礼を伝えた。

「もし、良ければ獣人さんのお名前教えて頂けますか?私はサブリナ  ロイスと申します。サブリナって呼んでね」

「・・・サブリナ、俺が怖く無いのか?」

「ん?全然、だって素敵な獣人さんにあえて心配してもらえたのに、私興奮しちゃってるわ」

「面白いお嬢ちゃんだな、俺はイアンだ」

「イアン様ね。またお会いした時はよろしくお願いいたしますね」

「ああ、様付けしなくていいぞ、オレもお前をサブリナと呼ぶからな」

「ありがとうイアン、カッコいい獣人さんと知り合えて良かった♪
では、駆け足で森を抜けますね。」

「気をつけて急げよ、また逢えたらな」

「はい、サヨウナラ」

笑顔で手を振り森を抜けるため急ぎ足になった。

イアンはカッコいいし優しいし素敵だった
また逢えたら良いなぁ
獣人さんと知り合えるなんて滅多にないのに私今日は運が良いのかしら♪
はぁ~あの耳、フワフワしてて気持ち良さそう、もし、仲良くなれたなら触らせて貰えないかしら!
獣人さんは耳やしっぽを触らせたがらないらしいから無理かしら。

獣人さんの番って相手なら好きなだけ触らせて貰えるのよね!
何処に私の番が居ないかしら!
さっきのイアンなら素敵だし番になれないのかしら!
って初めて会えた獣人さんに興奮しすぎね

クスクス1人で笑いながら森の中急ぎ足で先を急いだ。
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