奪われた幸せ

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あの日何があったのかわからない

ある1部屋だけは入れなくなっている

気が付いた時には治療を終えてベッドに寝かされていた

「父親達は?」

侍女に聞くが首を横に振り教えてくれない

妹は元気にやっているのかと心配している時に婚約者のライクがお見舞いに来てくれた

しかしその顔はやつれ、妹も一緒出はなかった

「ハハ、今留置所から解放されたばかりなんだ」

意味がわからないと伝えると説明してくれた

我が家からミーナクライスを誘拐監禁の疑いとして捕まっていたが先程誤りだったと解放されたらしい、ただミーナは行方不明のままと聞いたらしい

「妹は何処に・・・」

「判らないが自ら消えたみたいなんだ」

「え?」

ライクの手にはシワシワになった手紙が握られている

「親を切り捨てたから自分は消えます、兄へ謝っておいて欲しい事と足は聖女に依頼したから治るだろうと、二人の幸せん願っている・・・そんな内容だよ」

「お前、それで良いのか!」

「「良いわけあるか!手紙が届けられて数日後にやっと釈放だ!
探しまわったが見つからないんだ!お前の父親と愛人達は行方不明で処理されている、ミーナを守らなかった!」」

「すまない・・・」




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