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廃城での戦い
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「そんな……勇者様……」
「まさか自分たちだけ助かろうとするなんて」
後発部隊の兵士たちが呆然と声を上げる。
「……あれ、本当に神託の勇者? そのへんの子供のほうが勇敢じゃない?」
サリアが呆れたように呟いた。
正直同意見だ。
だが、今はこれ以上レイドたちのことを気にする余裕はなさそうだ。
『ふん、逃げたか。まあいい。次はお前たちの番だ』
「……お前、他の信徒とはずいぶん姿が違うな」
『当然だ。俺はゲルギア様のみならず、<御使い>様の寵愛も受けている』
「御使い様?」
『生贄を捧げ続ける我々の前に現れた、ゲルギア様の意志を伝えるお方だ。御使い様はルディアノーラをさらえとお告げになった。ゆえに我々は計画を立てたのだ。もっとも、山賊をけしかけたほうは失敗に終わったがな』
山賊をけしかけた、か。
さっき中庭で戦った信徒も山賊のことを口にしていた。
あれもルルを狙っていたのか。
『問答は終わりだ――お前たちもゲルギア様への供物となれええええええ!』
悪魔が襲い掛かってくる。
ズバンッ!
『あひ……え?』
悪魔の腕を魔剣で断つ。
『ぎゃあああああ! そんな馬鹿な! この俺の体がァアア!』
どうやらこの男の体は、外見通り魔物化しているらしい。
中庭で戦った信徒たちと違い、明らかに光魔力の効き目が強い。
『有り得ん、この俺の体は勇者の聖剣すら効かなかったのだぞ! それがなぜ』
レイドの聖剣はこいつに効かなかったのか?
ならどうして俺の魔剣が効くんだろう。
レベルもレイドのほうがが圧倒的に上だと思うが。
謎だな。
『くらえぇぇ! 【ポイズンアロー】!』
毒液の矢が一度に何本も飛んでくる。
バシュバシュバシュッ!
それらすべてを魔剣で遮り切り払う。
『ば、馬鹿な! この距離で【ポイズンアロー】を防ぐだと』
広場での経験が生きた。
正面からならこのくらい、余裕で叩き落せる。
悪魔の残った片方の腕も斬り落とす。
『ぐぉおおおお! も、もうやめてくれ……! その光は痛い! もう許してくれぇ』
「……お前は今までに何人殺した? 正直に言え」
『……ッ、は、八十……覚えていない』
「そうか。お前に容赦する必要はなさそうだ」
ドスッ!
『がはああああああ!』
魔剣で着くと悪魔は倒れた。
八十人って、いくらなんでも殺しすぎだろう。
情けなんてかけようとした俺が馬鹿だった。
「うぉおおおおおおおおおお!?」
「あ、悪魔を倒した! あんなに簡単に!? あいつ何者なんだ!?」
「勇者様でも逃げ出したのに!」
兵士たちが湧きたつ。
……くそ、全然喜べない。
信徒たちも教祖ももとは人だった。
怪物の姿になっていたとはいえ、俺はそいつらを殺したんだ。
ぎゅっ、とサリアが俺の手を握った。
それからまっすぐ目を見て告げてくる。
「あんたは正しいことをしたわ。気をしっかり持ちなさい」
「サリア……」
「ルルを助けるんでしょう?」
「ああ」
サリアの言葉で俺の中の動揺が収まり、肩の力が抜ける。
「……サリア、ありがとう。お前がいてくれてよかった」
「どういたしまして」
そう言ってサリアはにこりと笑った。
普段は言動がきついときもあるけど……こうやって笑っているときのサリアは信じられないほどに可愛い。
彼女のおかげで気持ちを切り替えることができた。
廃城を上へと進んでいく。
最上階には禍々しい祭壇があり、その周囲に兵士たち六人の死体が転がっていた。
どうやら悪魔が言っていたことは本当だったようだ。
彼らはレイドたちが逃げるための捨て石になったんだろう。
祭壇の真ん中にはルルが寝かされている。
「ルル!」
駆け寄ってルルを抱き起こす。
死んでは……いないみたいだ。よかった……!
ルルがゆっくりと目を開けた。
「ユーク?」
「ああ。もう大丈夫だ」
「助けに来てくれたんだ。サリアも、ありがと」
「このくらいたいしたことじゃないわ」
「ユーク、耳貸して」
「ん?」
ルルが俺に手招きをした。
寝起きで大きな声が出ないんだろうか?
大人しく言われた通りにする。
――ちゅ。
「はっ?」
「なっ……!?」
俺とサリアが動揺する中、ルルは出会って初めて小さな笑みを浮かべた。
「助けに来てくれたお礼。幸運のおまじない」
あ、ああ、そういうやつか。
びっくりした……!
「お前、いくらおまじないだからって簡単にそういうことするなよな……」
「大丈夫、誰にでもするわけじゃないから」
ならいい……のか?
「とりあえず聖都に戻るか」
「そうね」
「……なんかサリア不機嫌じゃないか? 悪かったよ、俺だけおまじないしてもらって」
「そういうことじゃないわよ、この女たらし!」
「は!?」
顔を赤くして睨まれた。なんでだ。
『おい……幸運のおまじないって聞いたことあるか?』
『そんなのないだろ』
『ルディアノーラ様、まさかと思うが……』
なんか後ろのほうで兵士たちがひそひそ話し合っているのも気になる。
早く聖都に帰ろう。
俺たちは帰還用の転移アイテムを使い、その場を離脱した。
▽
ユークたちが去ったあと。
廃城の最上階に、一人の男が入ってくる。
「チッ、失敗したか。ようやく肉体が手に入りそうだったのだが」
忌々しそうに呟くその男には――影がなかった。
まるで幽霊のように浮かびながら、男は独り言を口にする。
「仕方ない。次の候補を探すか。……そういえば、さっき見かけた勇者とやらはいい器になりそうだったな」
勇者レイド。
さきほど悪魔化した教祖にボコボコにされ、惨めに逃げ帰った青年だ。
「決めた。次はあの勇者とやらを利用してやろう」
レイドの姿を思い返しながら、男は次の目的を定めるのだった。
「まさか自分たちだけ助かろうとするなんて」
後発部隊の兵士たちが呆然と声を上げる。
「……あれ、本当に神託の勇者? そのへんの子供のほうが勇敢じゃない?」
サリアが呆れたように呟いた。
正直同意見だ。
だが、今はこれ以上レイドたちのことを気にする余裕はなさそうだ。
『ふん、逃げたか。まあいい。次はお前たちの番だ』
「……お前、他の信徒とはずいぶん姿が違うな」
『当然だ。俺はゲルギア様のみならず、<御使い>様の寵愛も受けている』
「御使い様?」
『生贄を捧げ続ける我々の前に現れた、ゲルギア様の意志を伝えるお方だ。御使い様はルディアノーラをさらえとお告げになった。ゆえに我々は計画を立てたのだ。もっとも、山賊をけしかけたほうは失敗に終わったがな』
山賊をけしかけた、か。
さっき中庭で戦った信徒も山賊のことを口にしていた。
あれもルルを狙っていたのか。
『問答は終わりだ――お前たちもゲルギア様への供物となれええええええ!』
悪魔が襲い掛かってくる。
ズバンッ!
『あひ……え?』
悪魔の腕を魔剣で断つ。
『ぎゃあああああ! そんな馬鹿な! この俺の体がァアア!』
どうやらこの男の体は、外見通り魔物化しているらしい。
中庭で戦った信徒たちと違い、明らかに光魔力の効き目が強い。
『有り得ん、この俺の体は勇者の聖剣すら効かなかったのだぞ! それがなぜ』
レイドの聖剣はこいつに効かなかったのか?
ならどうして俺の魔剣が効くんだろう。
レベルもレイドのほうがが圧倒的に上だと思うが。
謎だな。
『くらえぇぇ! 【ポイズンアロー】!』
毒液の矢が一度に何本も飛んでくる。
バシュバシュバシュッ!
それらすべてを魔剣で遮り切り払う。
『ば、馬鹿な! この距離で【ポイズンアロー】を防ぐだと』
広場での経験が生きた。
正面からならこのくらい、余裕で叩き落せる。
悪魔の残った片方の腕も斬り落とす。
『ぐぉおおおお! も、もうやめてくれ……! その光は痛い! もう許してくれぇ』
「……お前は今までに何人殺した? 正直に言え」
『……ッ、は、八十……覚えていない』
「そうか。お前に容赦する必要はなさそうだ」
ドスッ!
『がはああああああ!』
魔剣で着くと悪魔は倒れた。
八十人って、いくらなんでも殺しすぎだろう。
情けなんてかけようとした俺が馬鹿だった。
「うぉおおおおおおおおおお!?」
「あ、悪魔を倒した! あんなに簡単に!? あいつ何者なんだ!?」
「勇者様でも逃げ出したのに!」
兵士たちが湧きたつ。
……くそ、全然喜べない。
信徒たちも教祖ももとは人だった。
怪物の姿になっていたとはいえ、俺はそいつらを殺したんだ。
ぎゅっ、とサリアが俺の手を握った。
それからまっすぐ目を見て告げてくる。
「あんたは正しいことをしたわ。気をしっかり持ちなさい」
「サリア……」
「ルルを助けるんでしょう?」
「ああ」
サリアの言葉で俺の中の動揺が収まり、肩の力が抜ける。
「……サリア、ありがとう。お前がいてくれてよかった」
「どういたしまして」
そう言ってサリアはにこりと笑った。
普段は言動がきついときもあるけど……こうやって笑っているときのサリアは信じられないほどに可愛い。
彼女のおかげで気持ちを切り替えることができた。
廃城を上へと進んでいく。
最上階には禍々しい祭壇があり、その周囲に兵士たち六人の死体が転がっていた。
どうやら悪魔が言っていたことは本当だったようだ。
彼らはレイドたちが逃げるための捨て石になったんだろう。
祭壇の真ん中にはルルが寝かされている。
「ルル!」
駆け寄ってルルを抱き起こす。
死んでは……いないみたいだ。よかった……!
ルルがゆっくりと目を開けた。
「ユーク?」
「ああ。もう大丈夫だ」
「助けに来てくれたんだ。サリアも、ありがと」
「このくらいたいしたことじゃないわ」
「ユーク、耳貸して」
「ん?」
ルルが俺に手招きをした。
寝起きで大きな声が出ないんだろうか?
大人しく言われた通りにする。
――ちゅ。
「はっ?」
「なっ……!?」
俺とサリアが動揺する中、ルルは出会って初めて小さな笑みを浮かべた。
「助けに来てくれたお礼。幸運のおまじない」
あ、ああ、そういうやつか。
びっくりした……!
「お前、いくらおまじないだからって簡単にそういうことするなよな……」
「大丈夫、誰にでもするわけじゃないから」
ならいい……のか?
「とりあえず聖都に戻るか」
「そうね」
「……なんかサリア不機嫌じゃないか? 悪かったよ、俺だけおまじないしてもらって」
「そういうことじゃないわよ、この女たらし!」
「は!?」
顔を赤くして睨まれた。なんでだ。
『おい……幸運のおまじないって聞いたことあるか?』
『そんなのないだろ』
『ルディアノーラ様、まさかと思うが……』
なんか後ろのほうで兵士たちがひそひそ話し合っているのも気になる。
早く聖都に帰ろう。
俺たちは帰還用の転移アイテムを使い、その場を離脱した。
▽
ユークたちが去ったあと。
廃城の最上階に、一人の男が入ってくる。
「チッ、失敗したか。ようやく肉体が手に入りそうだったのだが」
忌々しそうに呟くその男には――影がなかった。
まるで幽霊のように浮かびながら、男は独り言を口にする。
「仕方ない。次の候補を探すか。……そういえば、さっき見かけた勇者とやらはいい器になりそうだったな」
勇者レイド。
さきほど悪魔化した教祖にボコボコにされ、惨めに逃げ帰った青年だ。
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