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後発部隊
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「神託の勇者レイド殿。彼らがこの街に来ていたのはまさに神のご意思だ! 我が娘ルディアノーラはきっと戻ってくるだろう!」
「「「うおおおおおおおおおお!」」」
神託の勇者、という言葉に広場の人々は沸き立つ。
「神託の勇者殿を中心に六名の兵士を募れ! ……どうか頼む、勇者殿。娘を救ってくれ」
「いいでしょう。あんな連中僕たちにかかれば楽勝ですよ」
教皇様の言葉にレイドは自信たっぷりに答える。
「転移!」
帰還用の転移アイテムとともに宝玉を受け取ったレイドが叫ぶ。
レイドたちを含む十人がその場から転移した。
今頃ルルのもとに行き、『紫紺の夜明け』に対峙しているんだろう。
俺はここで立っているだけなのか?
最後にルルは助けを求めて俺を見たんじゃないのか?
「ユーク……」
サリアが心配そうに呟く。
教皇様は続けて叫んだ。
「念のため、もう十人ルディアノーラのもとに送る。兵士の中で特に強い者を――」
「俺も行かせてください!」
気付けば俺は前に進み出ていた。
「なんだ君は?」
「俺は……ルルの友達です。馬車で話しただけですが、そう思っています」
すると教皇様は目を見開いた。
「君はもしやユーク君か?」
「は、はい。なぜ俺の名前を?」
「娘が……ルディアノーラが式典の前に君たちのことを話していた。盗賊たちをたった二人で全滅させた凄腕の冒険者だとね。君たちが同行してくれるなら心強い。よろしく頼む」
「はい!」
俺とサリアも後発組に加わることになった。
「悪いサリア、勝手に決めてしまって」
「ふん、あんたならルルを助けに行くって言うと思ったわよ。お人好しだもの。……パーティメンバーだし、付き合うわ」
「ありがとう」
教皇様が言う。
「すでに転移先では勇者殿たちが戦っているはずだ。転移直後に巻き込まれないよう、少し離れた場所に飛んでくれ。転移が終わり次第、先行部隊と合流するように」
「「「はい!」」」
「転移!」
受け取った宝玉を使い、俺たち十人も転移によって移動した。
「なんだお前ら!」
「ここをどこだと思っている!?」
転移先は廃城の中庭だった。
どうやら『紫紺の夜明け』とやらはここを拠点にしているらしい。
無数の信徒たちが襲い掛かってくる。
兵士たちが応戦する中、俺は魔剣を抜く。
ガンッ! ゴッ! ドガッ!
「「「ぎゃあああああ!」」」
山賊たちと戦ったときと同じく、魔力を込めない状態の魔剣で信徒たちを叩きのめしていく。
さすがにこんな連中でも、生身の人間を真っ二つにするのは抵抗がある。
「こいつら……思い出した! 山道で山賊たちを叩きのめした冒険者だ!」
俺たちが山賊に襲われたことを知っている?
こいつら、あのとき山道にいたのか。
勝ち目がないと思って引いてくれたりしないだろうか。
こいつらに用はない。
「普通に戦っても勝てん! お前たち、『あれ』を使え! ――我が身は邪神ゲルギア様のために!」
「「「我が身は邪神ゲルギア様のために!」」」
信徒たちが一斉に懐から短剣を取り出し、自身の胸を突き刺す。
すると信徒たちの体がぐぐっと大きくなり、全身を黒い体毛に覆われた二足歩行の怪物となる。
気配でわかるが、さっきまでとは強さが段違いになっている。
「はは、ははははっ! 拷問で苦しませた生贄を邪神様に捧げ、我らは邪神様のしもべとなった! 数分で命は尽きるが、強さは今までとは比べ物にならんぞ」
狂信者。
そんな言葉が脳裏に浮かぶ。
こんな怪物になって、寿命を縮めてまで邪神とやらを崇拝する。
まったく理解できない。
だが、好都合だ。
俺は魔剣を起動させた。
ザシュッ! ザンッ!
「な、なんだと……!? この姿の我々を一撃で……」
人間の姿じゃないなら存分に魔剣を使える。
俺とサリアの二人で中庭の全員を始末した。
しゅわんっ。
あ、また体が光った。
レベルアップしたんだろうか?
ステータスを確認したいが、さすがに今はそんなことをしている余裕はない。
ルルを助け出してからだ。
廃城を移動する。
バリンッ!
「「「うわああああああああ!」」」
ドサドサドサッ!
上の界から何人かが落下してきた。
「レイド……? それにキャシーたちまで!」
中庭に落ちてきたのは勇者パーティの四人だった。
レイドは俺に気付いて驚愕した。
「――ッ、ユークか!? 君のようなクズがなんでここにいる!?」
「こっちの台詞だ! ルルはどうした? 助けに行ったんだろ!?」
「行ったさ! けど話が違う! あんな化け物がいるなんて」
怯えたようにレイドが言う。
なんだ? こいつはなにを見たんだ?
そしてレイドたちを追うように上の階から『それ』は降ってきた。
ドンッッ! という大きな音とともに着地する。
身長三メートルはあるだろう。
額から巨大な角が二本伸びている。
お伽噺に出てくる悪魔のような外見のそれは、俺たちを見て笑った。
『まだこんなに侵入者がいたのか。ゲルギア様復活の儀式を邪魔はさせん。教祖たる俺が儀式場を守っているのだからな』
よく見ると、そいつの胸には短剣が刺さっている。
さっき中庭で倒した連中と同じか?
しかし中庭の信徒たちとは比べ物にならないほど強そうだ。
「「「ひいっ! ひぃいいいいい!」」」
悪魔は腰を抜かすレイドたちに目を向けた。
『それにしても……お前たちは本当に神託の勇者か? 弱いうえに、仲間の兵士たちを盾にして逃げようとするとはな。やはりウラノスは偽物の神だ。選んだ勇者がこんなザコなのだからな!』
兵士を……盾にした?
そういえば落ちてきた人間はレイドたち四人だけだ。
先行部隊には他に六人の兵士がいたはず。
ならなぜ兵士たちはここにいない?
「う、うるさい! 僕は神託の勇者だぞ? 兵士たちが僕たちを守るために死ぬのは当然だ!」
レイドは悪魔の言葉を否定しなかった。
「おい、レイド……本気で言ってるのか?」
「お前もうるさいんだよ! そうだ、お前たちがあの悪魔の相手をしろ! 僕は魔王を倒す神託の勇者だ! こんなところで死んでいいわけないんだ!」
そう喚くと、レイドは続けて「転移!」と叫んだ。
レイドたち四人の姿が掻き消える。
ここに来る前に渡されていた帰還用の転移アイテムを使ったんだろう。
「は……はあああああああああああ!?」
逃げた!?
自分たちだけ!?
「「「うおおおおおおおおおお!」」」
神託の勇者、という言葉に広場の人々は沸き立つ。
「神託の勇者殿を中心に六名の兵士を募れ! ……どうか頼む、勇者殿。娘を救ってくれ」
「いいでしょう。あんな連中僕たちにかかれば楽勝ですよ」
教皇様の言葉にレイドは自信たっぷりに答える。
「転移!」
帰還用の転移アイテムとともに宝玉を受け取ったレイドが叫ぶ。
レイドたちを含む十人がその場から転移した。
今頃ルルのもとに行き、『紫紺の夜明け』に対峙しているんだろう。
俺はここで立っているだけなのか?
最後にルルは助けを求めて俺を見たんじゃないのか?
「ユーク……」
サリアが心配そうに呟く。
教皇様は続けて叫んだ。
「念のため、もう十人ルディアノーラのもとに送る。兵士の中で特に強い者を――」
「俺も行かせてください!」
気付けば俺は前に進み出ていた。
「なんだ君は?」
「俺は……ルルの友達です。馬車で話しただけですが、そう思っています」
すると教皇様は目を見開いた。
「君はもしやユーク君か?」
「は、はい。なぜ俺の名前を?」
「娘が……ルディアノーラが式典の前に君たちのことを話していた。盗賊たちをたった二人で全滅させた凄腕の冒険者だとね。君たちが同行してくれるなら心強い。よろしく頼む」
「はい!」
俺とサリアも後発組に加わることになった。
「悪いサリア、勝手に決めてしまって」
「ふん、あんたならルルを助けに行くって言うと思ったわよ。お人好しだもの。……パーティメンバーだし、付き合うわ」
「ありがとう」
教皇様が言う。
「すでに転移先では勇者殿たちが戦っているはずだ。転移直後に巻き込まれないよう、少し離れた場所に飛んでくれ。転移が終わり次第、先行部隊と合流するように」
「「「はい!」」」
「転移!」
受け取った宝玉を使い、俺たち十人も転移によって移動した。
「なんだお前ら!」
「ここをどこだと思っている!?」
転移先は廃城の中庭だった。
どうやら『紫紺の夜明け』とやらはここを拠点にしているらしい。
無数の信徒たちが襲い掛かってくる。
兵士たちが応戦する中、俺は魔剣を抜く。
ガンッ! ゴッ! ドガッ!
「「「ぎゃあああああ!」」」
山賊たちと戦ったときと同じく、魔力を込めない状態の魔剣で信徒たちを叩きのめしていく。
さすがにこんな連中でも、生身の人間を真っ二つにするのは抵抗がある。
「こいつら……思い出した! 山道で山賊たちを叩きのめした冒険者だ!」
俺たちが山賊に襲われたことを知っている?
こいつら、あのとき山道にいたのか。
勝ち目がないと思って引いてくれたりしないだろうか。
こいつらに用はない。
「普通に戦っても勝てん! お前たち、『あれ』を使え! ――我が身は邪神ゲルギア様のために!」
「「「我が身は邪神ゲルギア様のために!」」」
信徒たちが一斉に懐から短剣を取り出し、自身の胸を突き刺す。
すると信徒たちの体がぐぐっと大きくなり、全身を黒い体毛に覆われた二足歩行の怪物となる。
気配でわかるが、さっきまでとは強さが段違いになっている。
「はは、ははははっ! 拷問で苦しませた生贄を邪神様に捧げ、我らは邪神様のしもべとなった! 数分で命は尽きるが、強さは今までとは比べ物にならんぞ」
狂信者。
そんな言葉が脳裏に浮かぶ。
こんな怪物になって、寿命を縮めてまで邪神とやらを崇拝する。
まったく理解できない。
だが、好都合だ。
俺は魔剣を起動させた。
ザシュッ! ザンッ!
「な、なんだと……!? この姿の我々を一撃で……」
人間の姿じゃないなら存分に魔剣を使える。
俺とサリアの二人で中庭の全員を始末した。
しゅわんっ。
あ、また体が光った。
レベルアップしたんだろうか?
ステータスを確認したいが、さすがに今はそんなことをしている余裕はない。
ルルを助け出してからだ。
廃城を移動する。
バリンッ!
「「「うわああああああああ!」」」
ドサドサドサッ!
上の界から何人かが落下してきた。
「レイド……? それにキャシーたちまで!」
中庭に落ちてきたのは勇者パーティの四人だった。
レイドは俺に気付いて驚愕した。
「――ッ、ユークか!? 君のようなクズがなんでここにいる!?」
「こっちの台詞だ! ルルはどうした? 助けに行ったんだろ!?」
「行ったさ! けど話が違う! あんな化け物がいるなんて」
怯えたようにレイドが言う。
なんだ? こいつはなにを見たんだ?
そしてレイドたちを追うように上の階から『それ』は降ってきた。
ドンッッ! という大きな音とともに着地する。
身長三メートルはあるだろう。
額から巨大な角が二本伸びている。
お伽噺に出てくる悪魔のような外見のそれは、俺たちを見て笑った。
『まだこんなに侵入者がいたのか。ゲルギア様復活の儀式を邪魔はさせん。教祖たる俺が儀式場を守っているのだからな』
よく見ると、そいつの胸には短剣が刺さっている。
さっき中庭で倒した連中と同じか?
しかし中庭の信徒たちとは比べ物にならないほど強そうだ。
「「「ひいっ! ひぃいいいいい!」」」
悪魔は腰を抜かすレイドたちに目を向けた。
『それにしても……お前たちは本当に神託の勇者か? 弱いうえに、仲間の兵士たちを盾にして逃げようとするとはな。やはりウラノスは偽物の神だ。選んだ勇者がこんなザコなのだからな!』
兵士を……盾にした?
そういえば落ちてきた人間はレイドたち四人だけだ。
先行部隊には他に六人の兵士がいたはず。
ならなぜ兵士たちはここにいない?
「う、うるさい! 僕は神託の勇者だぞ? 兵士たちが僕たちを守るために死ぬのは当然だ!」
レイドは悪魔の言葉を否定しなかった。
「おい、レイド……本気で言ってるのか?」
「お前もうるさいんだよ! そうだ、お前たちがあの悪魔の相手をしろ! 僕は魔王を倒す神託の勇者だ! こんなところで死んでいいわけないんだ!」
そう喚くと、レイドは続けて「転移!」と叫んだ。
レイドたち四人の姿が掻き消える。
ここに来る前に渡されていた帰還用の転移アイテムを使ったんだろう。
「は……はあああああああああああ!?」
逃げた!?
自分たちだけ!?
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