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拠点の設備向上
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目覚めた俺は、いつものように川まで顔を洗いに行く。
意識をはっきりさせてから拠点に戻ると、眠そうな鳴き声が聞こえてきた。
『『キュアア……』』
『ピイッ』
俺の拠点に住み着いた雷を操る鳥型の魔物たち。
スピカ、アルティ(スピカの父親)、ヴェナ(スピカの母親)だ。
「アルティとヴェナは眠そうだな。あまりよく寝られなかったか?」
『『キュア……』』
気だるそうに鳴く二羽。
昨日この二羽がうちの拠点にやってきたわけだが、寝る場所がなかったので適当に石の小屋を作ってみた。スピカを含めた三羽は昨日そこで寝たが、あまりお気に召さなかったようだ。
スピカは元気そうだが。
一応アルティたちに与えたねぐらの中を確認する。
「石の床が固いってわけでもないよなあ……」
昨日のうちにアルティたちが巣の素材になるような植物を山ほど持ち込んでいて、寝心地自体は悪くなさそうだ。
「今までどんな場所で暮らしてたんだ?」
『ピイッ』
スピカが翼で指し示す方向を見ると――山。
山の頂上付近の洞窟なんかを巣にしていたのかもしれない。
それか、そもそも四方を壁に囲まれた空間だとストレスがかかるとか?
まあ、言葉が通じない以上一発で当てるのは難しい。
色々試していこう。
「【クリエイト・ゴーレム】【ランドフォーム・アクス】」
『『『――』』』
朝食を終えた俺はさっそくアルティたちの新しい棲み処作りを始める。
まずは木々を切り倒して拠点を拡張する。
スペースが空いたところで、俺は魔術を使った。
「【アースチェンジ】」
足元一体の土を石にしたうえで俺は魔術を行使する。
「――【ランドフォーム・ゴーレムハンド】!」
ゴゴゴゴゴ……
『『!?』』
アルティとヴェナが驚く。
出現したのは直径十メートル、高さ五十メートルの石柱の上に開いたゴーレムの手のようなものが乗っかったもの。
まあ、要するに超巨大なゴーレムの腕だ。
見た目的にはもはや“塔”だが。
魔術がいつもの【クリエイト・ゴーレム】でなく【ランドフォーム】なのは動かす予定がないからだ。
ただの固定物を作る時は後者を使う方が少ない魔力消費で済む。
また、材料の石は足元の陥没を防ぐため、ある程度俺が魔力を使って生み出した。
「頂上付近に、巣にできそうな穴を作ってある。ちょっと見てきてくれ」
『キュアッ!』
アルティたちが飛び上がってゴーレムの腕の最上部のあたりを見に行く。
するとすぐに戻ってきた。
『キュアッ、キュアアッ!』
おお、目がキラキラしている。
すぐにアルティとヴェナは昨日寝ていた小屋から巣の素材を取り出し、ゴーレムの腕の頂上付近にある穴まで運んでいった。
「気に入ってもらえたみたいだな」
よかった。昨日あの二羽はゴーレムの腕で倒したから、もしかしたら嫌がるかと思っていたんだが……特に気にしていないようだ。
ちなみにこの形にしたのは、遠くから見てもわかる目印にしたかったからだ。
これがあれば拠点を離れても、簡単に戻って来られるだろう。
アルティとヴェナの棲み処も作ったところで、スピカと一緒に森の中に入る。
「それじゃ魔石集めといくか」
『ピィッ』
トレントの一件でわかったのは、俺の拠点の近くにも魔物は存在するということだ。
木に擬態しているトレントたちを見つけて倒せば、魔石が手に入る。
木々に囲まれた場所で、スピカに弱めの電撃を周囲に放ってもらう。
バチィッ!
『ォオオオオオオ……!?』
お、いたいた。
スピカの電撃に驚いたトレントが擬態を解く。
「【クリエイト・ゴーレム】【ランドフォーム・アクス】!」
『ギャアアアアアアアアアアアアアア!』
ゴーレムでトレントをボコボコにして倒す。
倒したトレントから魔石を回収。
ついでに薪にするため死骸も回収。
そんなことを半日繰り返すと、結構な量の魔石が集まった。
数えているわけじゃないが、三十個以上はあるだろう。
「大漁だなー」
『ピイッ!』
「ああ、ありがとうスピカ。助かったよ」
得意げなスピカをモフりながら拠点に戻る。
さて、この魔石を使ってやることと言えばもちろん自動ゴーレム作りなわけだが。
これだけあれば、色んなことを自動化できそうだ。
「……ふう。こんなもんかな」
村に戻った後、早速魔石を使って自動ゴーレムを作る。
新たに作ったゴーレムはこんな感じだ。
・警備ゴーレム
・漁ゴーレム
・水運びゴーレム
・薪割りゴーレム
・火起こしゴーレム
いやー、作った作った。
警備ゴーレムは拠点周囲の警戒。前回アルティたちに壊されたのと同じものだ。
水汲み、薪割り、火起こしはその名の通りの仕事をこなす。今まで俺が動かして行っていた作業を自動でやってくれる、という感じだ。
漁ゴーレムに関しては……一応試しておくか。
川沿いを移動し、いつものポイントに向かう。
「スピカ、頼む」
『ピィッ!』
川面に向かってスピカが電撃を放つ。
例によって感電死した魚が浮いてくる。
『――』
すると漁ゴーレムがひとりでに動き出し、ザブザブと川の中に入った。そして浮いている魚を掴むと、ひょいと背負った壺に入れる。
それを浮いている魚がいなくなるまで繰り返し、川を上がって拠点の方まで戻り始める。
拠点に戻り、その壺を置くと、その隣にあった空の壺を担いで再度川の方に向かっていく。
これでもう一度漁を――というわけではなく、次にスピカが川に電撃を放つまで川のそばで待機するのだ。
「よしよし、完璧だ」
漁ゴーレムの動きを確認した俺は満足して頷いた。
このゴーレムがいれば俺がわざわざ川に行かなくても、スピカさえいれば魚が獲れる。
たき火やら水汲みやらも、もう俺がしなくていい。
やっとゴーレム使いらしい拠点になってきた。
……まあ、さすがに洗濯やら魚を捌いたりは俺がやらなきゃいけないんだがな。
基本的にゴーレムは不器用だから細かい作業はできないのだ。
とはいえ十分な進歩といえる。
そのうち料理や洗濯も含めて、生活を全部自動化させられたらいいんだが。
意識をはっきりさせてから拠点に戻ると、眠そうな鳴き声が聞こえてきた。
『『キュアア……』』
『ピイッ』
俺の拠点に住み着いた雷を操る鳥型の魔物たち。
スピカ、アルティ(スピカの父親)、ヴェナ(スピカの母親)だ。
「アルティとヴェナは眠そうだな。あまりよく寝られなかったか?」
『『キュア……』』
気だるそうに鳴く二羽。
昨日この二羽がうちの拠点にやってきたわけだが、寝る場所がなかったので適当に石の小屋を作ってみた。スピカを含めた三羽は昨日そこで寝たが、あまりお気に召さなかったようだ。
スピカは元気そうだが。
一応アルティたちに与えたねぐらの中を確認する。
「石の床が固いってわけでもないよなあ……」
昨日のうちにアルティたちが巣の素材になるような植物を山ほど持ち込んでいて、寝心地自体は悪くなさそうだ。
「今までどんな場所で暮らしてたんだ?」
『ピイッ』
スピカが翼で指し示す方向を見ると――山。
山の頂上付近の洞窟なんかを巣にしていたのかもしれない。
それか、そもそも四方を壁に囲まれた空間だとストレスがかかるとか?
まあ、言葉が通じない以上一発で当てるのは難しい。
色々試していこう。
「【クリエイト・ゴーレム】【ランドフォーム・アクス】」
『『『――』』』
朝食を終えた俺はさっそくアルティたちの新しい棲み処作りを始める。
まずは木々を切り倒して拠点を拡張する。
スペースが空いたところで、俺は魔術を使った。
「【アースチェンジ】」
足元一体の土を石にしたうえで俺は魔術を行使する。
「――【ランドフォーム・ゴーレムハンド】!」
ゴゴゴゴゴ……
『『!?』』
アルティとヴェナが驚く。
出現したのは直径十メートル、高さ五十メートルの石柱の上に開いたゴーレムの手のようなものが乗っかったもの。
まあ、要するに超巨大なゴーレムの腕だ。
見た目的にはもはや“塔”だが。
魔術がいつもの【クリエイト・ゴーレム】でなく【ランドフォーム】なのは動かす予定がないからだ。
ただの固定物を作る時は後者を使う方が少ない魔力消費で済む。
また、材料の石は足元の陥没を防ぐため、ある程度俺が魔力を使って生み出した。
「頂上付近に、巣にできそうな穴を作ってある。ちょっと見てきてくれ」
『キュアッ!』
アルティたちが飛び上がってゴーレムの腕の最上部のあたりを見に行く。
するとすぐに戻ってきた。
『キュアッ、キュアアッ!』
おお、目がキラキラしている。
すぐにアルティとヴェナは昨日寝ていた小屋から巣の素材を取り出し、ゴーレムの腕の頂上付近にある穴まで運んでいった。
「気に入ってもらえたみたいだな」
よかった。昨日あの二羽はゴーレムの腕で倒したから、もしかしたら嫌がるかと思っていたんだが……特に気にしていないようだ。
ちなみにこの形にしたのは、遠くから見てもわかる目印にしたかったからだ。
これがあれば拠点を離れても、簡単に戻って来られるだろう。
アルティとヴェナの棲み処も作ったところで、スピカと一緒に森の中に入る。
「それじゃ魔石集めといくか」
『ピィッ』
トレントの一件でわかったのは、俺の拠点の近くにも魔物は存在するということだ。
木に擬態しているトレントたちを見つけて倒せば、魔石が手に入る。
木々に囲まれた場所で、スピカに弱めの電撃を周囲に放ってもらう。
バチィッ!
『ォオオオオオオ……!?』
お、いたいた。
スピカの電撃に驚いたトレントが擬態を解く。
「【クリエイト・ゴーレム】【ランドフォーム・アクス】!」
『ギャアアアアアアアアアアアアアア!』
ゴーレムでトレントをボコボコにして倒す。
倒したトレントから魔石を回収。
ついでに薪にするため死骸も回収。
そんなことを半日繰り返すと、結構な量の魔石が集まった。
数えているわけじゃないが、三十個以上はあるだろう。
「大漁だなー」
『ピイッ!』
「ああ、ありがとうスピカ。助かったよ」
得意げなスピカをモフりながら拠点に戻る。
さて、この魔石を使ってやることと言えばもちろん自動ゴーレム作りなわけだが。
これだけあれば、色んなことを自動化できそうだ。
「……ふう。こんなもんかな」
村に戻った後、早速魔石を使って自動ゴーレムを作る。
新たに作ったゴーレムはこんな感じだ。
・警備ゴーレム
・漁ゴーレム
・水運びゴーレム
・薪割りゴーレム
・火起こしゴーレム
いやー、作った作った。
警備ゴーレムは拠点周囲の警戒。前回アルティたちに壊されたのと同じものだ。
水汲み、薪割り、火起こしはその名の通りの仕事をこなす。今まで俺が動かして行っていた作業を自動でやってくれる、という感じだ。
漁ゴーレムに関しては……一応試しておくか。
川沿いを移動し、いつものポイントに向かう。
「スピカ、頼む」
『ピィッ!』
川面に向かってスピカが電撃を放つ。
例によって感電死した魚が浮いてくる。
『――』
すると漁ゴーレムがひとりでに動き出し、ザブザブと川の中に入った。そして浮いている魚を掴むと、ひょいと背負った壺に入れる。
それを浮いている魚がいなくなるまで繰り返し、川を上がって拠点の方まで戻り始める。
拠点に戻り、その壺を置くと、その隣にあった空の壺を担いで再度川の方に向かっていく。
これでもう一度漁を――というわけではなく、次にスピカが川に電撃を放つまで川のそばで待機するのだ。
「よしよし、完璧だ」
漁ゴーレムの動きを確認した俺は満足して頷いた。
このゴーレムがいれば俺がわざわざ川に行かなくても、スピカさえいれば魚が獲れる。
たき火やら水汲みやらも、もう俺がしなくていい。
やっとゴーレム使いらしい拠点になってきた。
……まあ、さすがに洗濯やら魚を捌いたりは俺がやらなきゃいけないんだがな。
基本的にゴーレムは不器用だから細かい作業はできないのだ。
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