61 / 108
なんでもな魔法じゃ
しおりを挟む
二人は魔力を昂らせ、ゆっくりと落ちてくる光の玉を見つめる。
ライラを回収したガルドは一目散にこの場から去ろうとする。
しかし、ヴォルフに首を掴まれ、そのまま地面に押さえつけられる。
「ッガァッ!?」
「悪いな。離れず近くにいた方がいいから、止めてしまったわ」
「し、死にたいのですか……!?あれは龍族の奥義【煉獄】です……!並の防御魔法では耐えられませんよ!!」
「わしとぼるふの魔法で壁を作れば良いのじゃろう?確かにあの魔力の塊は非常に強い。じゃが、今更逃げたところで範囲から逃げられはせんじゃろう?」
ガルドはふくの言っていることが理解できなかった。
ヴォルフに乗ってしまえば攻撃範囲から逃げるのは容易だろうと分かっていたためである。
それをせずに真っ向から受けて立つ姿勢に賛成はできなかった。
しかし、もう遅い。
逃げる時間は無くなってしまった。
光の玉が地面に着地した瞬間、半径五十キロメートルあたりの凍土は全て吹き飛び、荒野であったはずの岩山もなくなり、海の水を一瞬で干上がらせる。
§
炸裂時の閃光と爆音が響き渡り、ヴォルフの国にもその音が振動として伝わった。
「な、なんですか……!?この地響きは……」
「ヴォルフ様の行かれた方角と一致しますね……。何かやらかしているのかもしれませんな」
「ドラゴンと対峙しているなら、真っ向勝負しているのかもしれんな」
「貴方たち……本当に落ち着いていられるわね……」
「あの二人だぞ?そうそうドラゴンに負ける未来は見えないさ」
コリーがそういうと、レオンはうんうんと頷き、セイラは肩をがっくしと落とす。
まだまだ慣れてはいないのだが、こればかりは慣れるしかないと思う事にしたセイラであった。
§
荒野にあった岩場は全て吹き飛び、じりじりと大地は焼かれ、遮るもののない真っ新な土地になる。
海水は一度干上がったものの、他の場所にある海水が流れ込み再び海を形成する。
荒れ狂う波の音が周囲を支配している中、氷の球がポツンと真っ新な土地に置いてあった。
氷にヒビが入り砕けると、水塊が現れ、それもバシャンと弾け飛ぶ。
そして三枚の魔力障壁を球状にしたものが中から現れ、パリンという薄いものが割れたような音が響く。
――なんと……!我の【煉獄】を耐え切ってみせただと……!矮小な存在でた――
「誰が矮小だって?」
ヴォルフは狼の姿になり、ドラゴンに威嚇する。
【煉獄】により熱砂の大地と化したはずだったが、その上から再び凍土が形成される。
空気中の水分も凍らせていき、薄暗い【太陽】の光でもキラキラと輝く。
「――ガウッ!!」
ヴォルフが短く吠えると何もない氷の大地から氷の柱が天空に向けて伸びると、そのままドラゴンを串刺しにする。
その速さは魔力に気付いた時には既に遅く、遠く上空に離れていたドラゴンですら避けることは叶わなかった。
「ドラゴンごときが、思い上がるなよ?」
串刺しにした所からドラゴンは凍らされていき、串に刺されたドラゴンの氷像が出来上がる。
ふくはそれを見てヴォルフに訊く。
「あの龍は氷を解かすと動くのかの?」
「そうだね、コア……魔石のような石が胸にある限り時間は掛かるだろうけどいずれ復活するだろうな」
「ならば、今殺すしかないの」
――パチッ!!
指を鳴らした瞬間、衝撃波が氷像ドラゴンを襲い、氷柱ごと粉々に砕いた。
目に見えないその力は一瞬の魔力反応だけ見せ、魔力を帯びていない力の波が音速の如き速さで襲いかかる魔法であった。
ヴォルフはそのような魔法を今まで一度も見たことがなく、ふくの着ている服を無理矢理脱がせた。
赤い紋様は顔にだけでなく、身体にまで及んでおり、見たことのない紋様が胸、腹部、背中に走っていた。
「この紋様……魔法だ……!」
「も、もう着ても良いのか?」
「ちょっと待って……。まだ、分からないことが――」
「ふく様の裸を見せちゃダメー!!」
「んがっ!?」
いつの間にか目を覚ましていたライラによってヴォルフは制裁されるのであった。
密かにガルドは手を合わせて気を失っていたのだった。
ガルドが目を覚ますと野営が進んでおり、ちょうど肉を食べる時であった。
「ガルド君!起きた?はいコレ、ガルド君の分だよ!」
「あ、アリガト……」
ふくとヴォルフも食事を進めており、何やら話をしていた。
「ふく様の紋様が全身に付いててね、この紋様は実は魔法を使うためのものなのじゃないかなってハナシ」
「……へぇ。ヴォルフ様には顔だけしか付いていなかった筈だよな?」
「うん。狼の姿になっても全身に紋様は走らないけれど……もしかしたら、ふく様の王族としての魔法を発現したのじゃないかな?ってコト」
ガルドたち竜人族には王族変異をしたものが居らず、いまいちピンと来なかったがそういうものだと無理矢理理解したことにする。
「分かってないでしょ?」
「バレた?竜人はあんな模様を出したやついなかったからさ、オウゾクヘンイ?ってのがよく分からないんだ。強い奴が王、それだけだからさ」
「大丈夫、ウチたち一般の魔法しか使わないヒトには関係ないから。ふく様は『なんでも知る魔法』ヴォルフ様は『なんでも止める魔法』っていう、メチャクチャな魔法だし、国にいる紋様出してるヒトは『精霊を呼び出す魔法』、『全てを見切る魔法』、『全てを見通す魔法』っていう強い魔法持ってるヒトばかりだし」
ライラの話を聴き、ヴォルフの国は非常に厄介な魔法使いが多いのだと理解する。
そして、滅びた自分の国に当てはめると、そのような魔法を使っていた一族はおらず、戦いで強い者が王というものは長く続くわけがないと理解するのであった。
ライラを回収したガルドは一目散にこの場から去ろうとする。
しかし、ヴォルフに首を掴まれ、そのまま地面に押さえつけられる。
「ッガァッ!?」
「悪いな。離れず近くにいた方がいいから、止めてしまったわ」
「し、死にたいのですか……!?あれは龍族の奥義【煉獄】です……!並の防御魔法では耐えられませんよ!!」
「わしとぼるふの魔法で壁を作れば良いのじゃろう?確かにあの魔力の塊は非常に強い。じゃが、今更逃げたところで範囲から逃げられはせんじゃろう?」
ガルドはふくの言っていることが理解できなかった。
ヴォルフに乗ってしまえば攻撃範囲から逃げるのは容易だろうと分かっていたためである。
それをせずに真っ向から受けて立つ姿勢に賛成はできなかった。
しかし、もう遅い。
逃げる時間は無くなってしまった。
光の玉が地面に着地した瞬間、半径五十キロメートルあたりの凍土は全て吹き飛び、荒野であったはずの岩山もなくなり、海の水を一瞬で干上がらせる。
§
炸裂時の閃光と爆音が響き渡り、ヴォルフの国にもその音が振動として伝わった。
「な、なんですか……!?この地響きは……」
「ヴォルフ様の行かれた方角と一致しますね……。何かやらかしているのかもしれませんな」
「ドラゴンと対峙しているなら、真っ向勝負しているのかもしれんな」
「貴方たち……本当に落ち着いていられるわね……」
「あの二人だぞ?そうそうドラゴンに負ける未来は見えないさ」
コリーがそういうと、レオンはうんうんと頷き、セイラは肩をがっくしと落とす。
まだまだ慣れてはいないのだが、こればかりは慣れるしかないと思う事にしたセイラであった。
§
荒野にあった岩場は全て吹き飛び、じりじりと大地は焼かれ、遮るもののない真っ新な土地になる。
海水は一度干上がったものの、他の場所にある海水が流れ込み再び海を形成する。
荒れ狂う波の音が周囲を支配している中、氷の球がポツンと真っ新な土地に置いてあった。
氷にヒビが入り砕けると、水塊が現れ、それもバシャンと弾け飛ぶ。
そして三枚の魔力障壁を球状にしたものが中から現れ、パリンという薄いものが割れたような音が響く。
――なんと……!我の【煉獄】を耐え切ってみせただと……!矮小な存在でた――
「誰が矮小だって?」
ヴォルフは狼の姿になり、ドラゴンに威嚇する。
【煉獄】により熱砂の大地と化したはずだったが、その上から再び凍土が形成される。
空気中の水分も凍らせていき、薄暗い【太陽】の光でもキラキラと輝く。
「――ガウッ!!」
ヴォルフが短く吠えると何もない氷の大地から氷の柱が天空に向けて伸びると、そのままドラゴンを串刺しにする。
その速さは魔力に気付いた時には既に遅く、遠く上空に離れていたドラゴンですら避けることは叶わなかった。
「ドラゴンごときが、思い上がるなよ?」
串刺しにした所からドラゴンは凍らされていき、串に刺されたドラゴンの氷像が出来上がる。
ふくはそれを見てヴォルフに訊く。
「あの龍は氷を解かすと動くのかの?」
「そうだね、コア……魔石のような石が胸にある限り時間は掛かるだろうけどいずれ復活するだろうな」
「ならば、今殺すしかないの」
――パチッ!!
指を鳴らした瞬間、衝撃波が氷像ドラゴンを襲い、氷柱ごと粉々に砕いた。
目に見えないその力は一瞬の魔力反応だけ見せ、魔力を帯びていない力の波が音速の如き速さで襲いかかる魔法であった。
ヴォルフはそのような魔法を今まで一度も見たことがなく、ふくの着ている服を無理矢理脱がせた。
赤い紋様は顔にだけでなく、身体にまで及んでおり、見たことのない紋様が胸、腹部、背中に走っていた。
「この紋様……魔法だ……!」
「も、もう着ても良いのか?」
「ちょっと待って……。まだ、分からないことが――」
「ふく様の裸を見せちゃダメー!!」
「んがっ!?」
いつの間にか目を覚ましていたライラによってヴォルフは制裁されるのであった。
密かにガルドは手を合わせて気を失っていたのだった。
ガルドが目を覚ますと野営が進んでおり、ちょうど肉を食べる時であった。
「ガルド君!起きた?はいコレ、ガルド君の分だよ!」
「あ、アリガト……」
ふくとヴォルフも食事を進めており、何やら話をしていた。
「ふく様の紋様が全身に付いててね、この紋様は実は魔法を使うためのものなのじゃないかなってハナシ」
「……へぇ。ヴォルフ様には顔だけしか付いていなかった筈だよな?」
「うん。狼の姿になっても全身に紋様は走らないけれど……もしかしたら、ふく様の王族としての魔法を発現したのじゃないかな?ってコト」
ガルドたち竜人族には王族変異をしたものが居らず、いまいちピンと来なかったがそういうものだと無理矢理理解したことにする。
「分かってないでしょ?」
「バレた?竜人はあんな模様を出したやついなかったからさ、オウゾクヘンイ?ってのがよく分からないんだ。強い奴が王、それだけだからさ」
「大丈夫、ウチたち一般の魔法しか使わないヒトには関係ないから。ふく様は『なんでも知る魔法』ヴォルフ様は『なんでも止める魔法』っていう、メチャクチャな魔法だし、国にいる紋様出してるヒトは『精霊を呼び出す魔法』、『全てを見切る魔法』、『全てを見通す魔法』っていう強い魔法持ってるヒトばかりだし」
ライラの話を聴き、ヴォルフの国は非常に厄介な魔法使いが多いのだと理解する。
そして、滅びた自分の国に当てはめると、そのような魔法を使っていた一族はおらず、戦いで強い者が王というものは長く続くわけがないと理解するのであった。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
戦争から帰ってきたら、俺の婚約者が別の奴と結婚するってよ。
隣のカキ
ファンタジー
国家存亡の危機を救った英雄レイベルト。彼は幼馴染のエイミーと婚約していた。
婚約者を想い、幾つもの死線をくぐり抜けた英雄は戦後、結婚の約束を果たす為に生まれ故郷の街へと戻る。
しかし、戦争で負った傷も癒え切らぬままに故郷へと戻った彼は、信じられない光景を目の当たりにするのだった……
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)電子書籍発売中!
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
伯爵夫人のお気に入り
つくも茄子
ファンタジー
プライド伯爵令嬢、ユースティティアは僅か二歳で大病を患い入院を余儀なくされた。悲しみにくれる伯爵夫人は、遠縁の少女を娘代わりに可愛がっていた。
数年後、全快した娘が屋敷に戻ってきた時。
喜ぶ伯爵夫人。
伯爵夫人を慕う少女。
静観する伯爵。
三者三様の想いが交差する。
歪な家族の形。
「この家族ごっこはいつまで続けるおつもりですか?お父様」
「お人形遊びはいい加減卒業なさってください、お母様」
「家族?いいえ、貴方は他所の子です」
ユースティティアは、そんな家族の形に呆れていた。
「可愛いあの子は、伯爵夫人のお気に入り」から「伯爵夫人のお気に入り」にタイトルを変更します。
妹しか愛していない母親への仕返しに「わたくしはお母様が男に無理矢理に犯されてできた子」だと言ってやった。
ラララキヲ
ファンタジー
「貴女は次期当主なのだから」
そう言われて長女のアリーチェは育った。どれだけ寂しくてもどれだけツラくても、自分がこのエルカダ侯爵家を継がなければいけないのだからと我慢して頑張った。
長女と違って次女のルナリアは自由に育てられた。両親に愛され、勉強だって無理してしなくてもいいと甘やかされていた。
アリーチェはそれを羨ましいと思ったが、自分が長女で次期当主だから仕方がないと納得していて我慢した。
しかしアリーチェが18歳の時。
アリーチェの婚約者と恋仲になったルナリアを、両親は許し、二人を祝福しながら『次期当主をルナリアにする』と言い出したのだ。
それにはもうアリーチェは我慢ができなかった。
父は元々自分たち(子供)には無関心で、アリーチェに厳し過ぎる教育をしてきたのは母親だった。『次期当主だから』とあんなに言ってきた癖に、それを簡単に覆した母親をアリーチェは許せなかった。
そして両親はアリーチェを次期当主から下ろしておいて、アリーチェをルナリアの補佐に付けようとした。
そのどこまてもアリーチェの人格を否定する考え方にアリーチェの心は死んだ。
──自分を愛してくれないならこちらもあなたたちを愛さない──
アリーチェは行動を起こした。
もうあなたたちに情はない。
─────
◇これは『ざまぁ』の話です。
◇テンプレ [妹贔屓母]
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング〔2位〕(4/19)☆ファンタジーランキング〔1位〕☆入り、ありがとうございます!!
私はお母様の奴隷じゃありません。「出てけ」とおっしゃるなら、望み通り出ていきます【完結】
小平ニコ
ファンタジー
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。
他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。
それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。
友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。
レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。
そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。
レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる