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二章

「ダンジョン合宿と謎の石像」その①

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 商人の街ゴールディ―ウォールの中心部から離れた場所に訳ありの家を借りた、俺こと鈴木秋斗の朝は普通じゃない始まり方をする。
 この家の庭に住んでいる謎の人間型マンドラゴラのセバスチャンの分身体ともいえる、子供の姿をしたコセバス達に起こされ、無理やりセバスチャンのお茶に付き合わされるからだ。

 コセバスは六~七歳ぐらいの白人系の美少年と美少女だ。全員同じような可愛い顔をして執事服とメイド服を着ている。髪や瞳の色はセバスチャンと同じ緑系で、くりっとした大きな目が可愛い。髪型は執事の方がショート、メイドの方はロングヘア。
 掃除や洗濯をしてくれるから本当にありがたいんだけど、いまだに何体いるか分からないほどウジャウジャいるので、たまに気が滅入る。
 何故かクリスはコセバス達と仲が良くて、一緒に掃除したりしている。更にクリスだけが、それぞれの見分けがついていた。
 因みに家は一軒家で庭が広くて塀で囲まれている。道に面している建物の一階は店舗になっており、作りは二階建で部屋は一階に店舗とは別に一つ、二階に六つ、一階にキッチン、トイレ、大きなお風呂、倉庫がある。

 俺はセバスチャンと朝のお茶をしてクリスの作った朝ご飯を食べた後、一人で鍛冶屋に出かけた。
 今日の服装は、袖が黄色の白いラグランTシャツで、定番の青いジーパン、靴はいつも通り魔道具のスニーカーだ。装備はウエストポーチ型の魔法の道具袋とダガーナイフ、ダークグレーのハーフマントである。

 鍛冶屋は街の中心部から離れた山手にあり、一度だけ寄ったことがある。
 幾つか工房がある名の知れた鍛冶屋で、建物は大きな平屋だった。午前中から既に何人もの職人が作業していて活気がある。
 俺はその場を取り仕切っている鍛冶屋の三代目社長である男性に声をかけた。
 名前はジャックといって、歳は二十代半ばぐらいで長身の細マッチョイケメンだ。黒髪の短髪ツンツンヘアで、瞳は青く褐色の肌、服装は白い半袖シャツに黒のカーゴパンツ、靴はブーツを履いていた。
 どういう訳か最近、主人公級のイケメン出現率が急激に上がっている。
 何なのコレ、女神の嫌がらせですかコノヤロー。もうガチでイケメンはお腹いっぱいなんだよ。ただジャックは他の奴らと違い、今のところ訳ありはなく普通の人っぽいので安心している。
 それから応接室に通され、そこでゆっくり話すことになった。まあ一応、客だからね。

「前に話した通り、冒険者相手の店を開店させるには商品が不足しているので、ここで大量に作ってほしいんですけど」
「それは賛成できないな。こっちとしては大量発注は儲かるからありがたいけど、この街で大量生産できる普通の武具を売っても、客となる冒険者は来ないよ。理由が分かるかい」
「……同じ物を売ってる店が、他にいっぱいあるから、かな」
「その通りだ。いま小さな店が客を呼ぶには、量や値段より質と思う。いかにレアな武具やアイテムを用意できるかが、商人の腕の見せ所だ」

 言われてみれば確かにその通りだ。俺の店は中心部から離れているし、商品が良くないと来てもらえないよな。
 大量生産品を何個か安く売っても儲からないし、大きな店が更に安くしたらもう勝てない。
 SNSもないし簡単に宣伝できないから、レアな商品を取り扱って地道に口コミでいい店だと広げていくしかない。

「助言ありがとうございます。早く店を開店させたくて、焦って冷静じゃなくなってました」
「みんな初めはそうだよ。まあ俺としては、君の店が上手くいくように協力させてもらうよ」
「あの、ジャックさんはなんでそんなに良くしてくれるんですか」
「アキト、君の事はエマから聞いているよ、恩人だってね。俺はこの街で生まれ育ったけど、父や祖父はアリマベープ村の出身なんだよ」
「あぁ、そういうことですか。なんか気を使わせてすみません。でも、これからもよろしくお願いします」

 以前色々あって村が消滅したときに復興資金としてお金を寄付したんだよな。しかもかなり大きな額だ。それがこんな所で役に立つとは、やはり日頃から良いことはしておくものだね。

「こちらこそよろしく。アキトはいい常連客になりそうだしね」
「そうなるように頑張ります」

 誰か村を破壊したアンジェリカさんに言っておいてくれ。日頃の良きおこないの大切さを。てか女神、あんたの仕事だと思うぜ。

「で結局、レアな武器というか、売れ筋のものってどんな商品なんですか」
「最近の流行りは大剣かな。召喚勇者たちが何故か大きな武器を持つから、冒険者たちも真似て持ちたがるんだよ。使いこなすのが難しいのに」

 アニメ、漫画、ゲームとかの影響だろうけど、召喚者の気持ちスゲー分かる。俺も大剣持ちたいし。だってカッコいいんだもの。
 しかも勇者どもは召喚の時に女神から主人公補正を色々と与えられてるし、大型の武器でも魔剣でも簡単に使いこなせるんだろうな。それを真似てる補正のない冒険者たちが可哀想になる。きっとバトルで苦労してるはずだ。

「ただ大剣であっても普通の物じゃダメだ。今は値段が高くても、魔力を増幅させるような魔石が付いているか、剣自体が特殊な金属で作られていないと売れない」
「魔石って高いし、レアな武器作りは簡単にはいかないですね」
「まあね。ただ魔石よりもモンスターを閉じ込めた封印石を使う方が主流になりつつある」

 封印石はごく一部のダンジョンの下層部分にしかない特殊なクリスタルを加工したもので、まだ謎多きレアアイテムだ。
 使い方も様々で、モンスターや魔獣、攻撃や回復魔法を封じたりもできる。そして封じた力を使うこともできた。
 便利なので封印石自体が高く、封じている中身によっては大金が稼げる。しかし封印石に何かを封印できるのは、賢者や勇者、聖騎士に大魔道士など、上級職でレベルの高い者だけだ。

「封印モンスターが炎を操るもので、その封印石が組み込まれた武器は、使い手に魔力があれば職業がほとんど魔法の使えない戦士でも、剣に炎を纏わせ操れる、って事ですよね」
「そう、だから人気がある。ただ出回っている武器の多くが、それほど強い力はないけどね。とはいえモノによっては魔剣に匹敵する場合もある」
「結局、封印石も高いんですよね」
「モノによるかな。魔石も封印石も質が大切だ。まあどういう武器を作るかはアキトしだいだけど、売れる物はお金がかかるということだ。でも考え方によっては、お金を出せばいい武具が作れる。そしていい武具は高くても売れる。だから最終的に必ず儲かる」
「勉強になります。とにかく焦らず、今はもっと資金やレアな金属、アイテムを手に入れることを考えます」
「それがいい。商品の発注はいつでもできるし」

 やはり物資も経験も知識も、色々と足りなさすぎる。ただジャックとの出会いは大きなプラスだ。
 エマさんにナナシ屋のオヤジさん、それに情報屋のサクラ、この街に来てからいい人たちと知り合えている。

「あと盾も大きいのが流行りだけど、鎧は軽装備系が人気だな。これも勇者たちの影響だ」
「なるほど。確かに大きい盾を持ってる冒険者っていっぱいいますね」
「因みに魔剣とか聖剣も作れるぞ」
「それそれ、それ聞きたかったやつ」
「鍛冶屋にも職業レベルがあって、名人とか名工の称号を持つ者だけが、特殊な技法で作れる。でも原料を入手するのも難しい事だけど」
「ジャックさんは作れるの?」
「残念ながらまだ無理だ。でもいつかは作れるようになってみせるよ」
「じゃあ俺はその時までに、レアな原料を手に入れておきます」

 この時、今の自分に何が足りないのか、何をするべきなのかを考えていた。
 答えは簡単である。これまでと何も変わらない。訳あり超人の俺にできるのはバトルだ。
 モンスターバトルをしてレベルを上げていれば、勝手に開店資金と商品の武具を作るための原料も手に入る。
 ということで、いま俺がするべきことは、短期集中ダンジョン合宿だ。遠出になっても上級のダンジョンに行く。当然、今日これからだ。

 鍛冶屋を後にして、街の中心部にあるなんでも売ってる店、ナナシ屋に向かった。
 アンジェリカに見つからないかヒヤヒヤだったけど、なんとか無事にナナシ屋まで辿り着いた。だがその時間帯はオーナーのオヤジさんは居なくて、他の村人A的な男性店員だった。基本的にオヤジさんは夜遅くに居ることが多いらしい。
 ここでダンジョン合宿に行くための準備として、薬草や様々な回復薬、状態異常を治すアイテム、それに調理具やテントや寝袋など、キャンプ用具を色々と買った。
 この後は市場へと移動し、日持ちする食料を買い込みすぐ家に帰った。
 ダイニングルームにクリスとスカーレット、それにマンドラゴラのセバスチャンも呼んで話を始める。

「俺はこの場所で店を始めるわけだが、開店には資金と商品が足りない。なのでレベル上げも兼ねて、また冒険に行く。今度は上級ダンジョンに挑戦だ」
「はいにゃ。クリスチーナは頑張るのにゃ」

 今日のクリスは髪の毛と同じオレンジ色のブルマを穿いている。見慣れない色のせいか凄くセクシーに感じた。後はいつもの白い体操服、靴下は白、上履き風の靴を履いている。

「ご主人のお役に立てるように頑張ります」

 スカーレットの服装は、黒いミニのタイトスカートにダークブルーのキャミソールと、黄色のスカーフ、ニーハイは黒とグレーのボーダー柄で、冒険者用のブーツを履いている。

「おう、頼むぞ二人とも。でだ、いきなりだけど今から行く。だから準備してきて」
「はいにゃ」
「はい。すぐに済ませます」
「ということは、泊りがけになるわけですね」

 ただ椅子に座っているだけなのに何故か優雅に見えるセバスチャンは、コセバス達が用意したお茶を楽しみながら徐に言った。
 セバスチャンの見た目は二十代半ばの白人系の男性で、横分けのサラサラヘアは緑髪、目は切れ長、瞳は神秘的なグリーン、超美形で精悍な顔立ち。身長は180センチあり細マッチョ体型。
 本当なら露出度の高い変態丸出しの格好だが、俺が服を着てくれと頼んでからはちゃんとしている。服装は白い長袖ワイシャツに紺色の蝶ネクタイ。濃紺のベストとズボンで黒いエナメルシューズだ。
 普通の服を着ていたら、少女漫画に出てくるイケメンキャラなんだよな。まあ人間じゃなくモンスターに近い謎の生物だけど。

「たぶん一週間は帰らないと思う。なのでセバスチャンにはこれまで通り留守番をお願いする」
「アキト殿、承知いたしました」

 セバスチャンは微笑みながら穏やかに言った。
 クリスとスカーレットは自分の部屋に魔法の道具袋を取りに行って旅支度を済ませた。
 スカーレットはいつも手に付けている指の部分がない革の手袋をして、やる気満々の顔をしていた。スカーレットはご主人様に尽くす事に喜びを感じる犬系だから、早く役に立ちたくて仕方がないんだろうな。
 そして二人とも身を隠すためのマントを纏い、既にフードもかぶっている。
 前もって買っておいた回復薬や食料を二人に渡した。調理道具とキャンプ用具は家事担当のクリスに持たせる。

「よし、じゃあ出発だ」
「はいにゃー」
「御意」

 家を出た後は途中で馬車に乗せてもらい街の中心部までやって来た。
 俺たちはいつも通り身元がバレないように仮面をつけ、アンジェリカに気を付けながら裏通りをコソコソと移動する。
 この時に、一週間ほど冒険に行くから連絡は取れない、と書いたレオン宛の手紙をギルドの掲示板に張り付けておいた。
 それからはいつも通り馬車を手配して、まずは初心者冒険者が集まる北の森の狩場へと向かう。
 三十分ほどで到着し、ここからは森の中を歩いて移動する。馬車は片道だけの契約なので、俺たちを運び終わるとすぐに街へと帰った。

「もうマントは脱いだら、暑いし」
「はいにゃ」
「はい、そうします」

 二人はマントを脱いで鞄の魔法空間に入れた。
 本当は暑いとかは関係ない。ただ俺的に、耳と尻尾が見えてる方が可愛くていいからだ。でも誰が見てるか分からないから、三人とも仮面は付けたままにする。
 問題はここからだ。上級冒険者向けダンジョンの場所は、この森から北西に丸一日進んだところにある。だからモンスターを倒しながら、それなりの距離を歩かないといけない。しかも正確な場所が分からないから迷子になる可能性もある。
 とにかく今は進むしかない。それなりに有名なダンジョンらしいので、近付けば他の冒険者もいるだろうから、後は同伴させてもらう作戦だ。
 そしてたまに出てくるスライムやゴブリン、植物や昆虫系の低級モンスターを倒しながら森の中を日が暮れるまで歩いた。

「今日はここでキャンプだな」
「はいにゃ。すぐにテントや食事の用意をしますのにゃ」
「ご主人、私はこの辺りを見回ってきます」
「あぁ、じゃあ頼むな」

 二人とも自分がやる事を分かってて頼もしい。
 特に冒険ではド天然ドジっ子のクリスだけど、家事やその他の事は意外にそつなくこなす。奴隷歴が長いので、ベテラン家政婦のようで助かっている。
 クリスは俺が買っておいた魔法のランプを出して灯りをともし、慣れた感じでテントを張った後、持ってきた材料で手早くホットドッグを作る。それを三人で美味しく食べた。

「明日も歩くことになるから早めに寝よう」
「ご主人はお休みください。私たちは見張りをします」
「眠たくなったらテントの中で交互に寝たらいいからな」

 そう言ったけど、ここはモンスターが出る場所だから、恐らく二人とも寝ずに見張りをすると思う。
 半獣人は二日とか三日寝なくてもなんてことないが、本当に尽くしてくれるいい子たちだ。
 二人のおかげで朝までぐっすりと眠れた。といっても早くに寝たので明け方には起床した。
 時間がもったいないのと、体力が有り余っていたので起きてすぐに出発する。因みに仮面は三人とも付けていない。もう少しダンジョンに近付くまでは必要ないだろう。
 休みなく三時間ほど歩いたところで、そろそろ朝食にしようかと考え出した時、後ろでクリスの悲鳴が聞こえた。
 俺とスカーレットが同時に後方を確認すると、クリスは木の根に躓いてバランスを崩し転んでいた。

「大丈夫か、クリス」
「はいにゃ。大丈夫なのにゃ」

 元気に立ち上がったクリスだったが、たった一歩で他の根に躓き、今度は前のめりに眼前の木に頭をぶつける。
 はい出ましたお約束の奇跡。なんなのこの天才ドジっ子は。今ここでそんな天然スキル発動しなくていいよね。
 だがその時、ガコン、というトラップが発動するような音がした。

「えっ、なに、なになに、怖いんだけどその音」
「ご主人、バカ猫が頭をぶつけた場所が、仕掛けのように凹んでいます」
「なんでだよっ⁉ どういう意味があんのそれ、まさかトラップじゃないよね」

 おいおいおい、モンスターが出るとはいえ、ここは普通の森の中だろ。誰かが作った仕掛けなんだろうけど、本来は見つけちゃダメなやつで間違いない。てか絶対に発見できないし普通は。恐るべし天然星人。

「なにも分かりませんが、とりあえずバカ猫を殴っておきます」

 スカーレットはそう言って、頭をぶつけた後、地べたに座っているクリスの頭を強めに叩いた。

「ふにゃんっ⁉ スカーレットちゃん凄く凄く痛いのにゃ」
「口答えするな、反省しろバカ猫」

 二人に構わず凹んだままの木を確認する。
 木には拳が入るぐらいの正方形の穴がぽっかりと開いていて、その中に十五センチ程のシルバーの大きな鍵が置いてある。
 手に取って穴から出すと、すぐに仕掛けが発動して穴がふさがって元通りの普通の木になる。
 うわぁ~ヤバい、思わず手に取っちゃったよ。これ絶対に訳ありだよね。ゲームとか少年漫画なら、勇者が賢者とかに導かれて冒険や修行の中で発見する重要なアイテムでしょ。この世界の場合は女神に召喚された勇者たちってことだけど。
 なんかほんと我が家の猫がすみません、って感じなんだが。仕掛け作った人に心から謝りたい気分だ。

「鍵があるということは、近くに扉か何かがあるのでしょうか」

 スカーレットが俺の手にある鍵を見て言った。

「どうだろうな……全然関係ないところの鍵かもしれない」

 昔のロープレとかなら、隠されている地下牢や城に入るための隠し通路の扉の鍵ってのがテンプレだけど、この鍵、発見した者が持ってていいのかな。

「クリスチーナは分かったのにゃ。それは大きな大きな宝箱の鍵なのにゃ」
「で、その宝箱はどこにあるんだ、クリスさんや」
「ん~っと……たぶん、あそこなのにゃ‼」

 クリスは辺りを見渡した後、自信満々に普通の茂みを指差した。
 よくもまあ適当に指差せたな。しかもドヤ顔付きかよ。

「な訳ないだろ、バカ猫‼」

 スカーレットがクリスのお尻に蹴りを入れながらツッコミを入れた。

「酷いのにゃ、きっとあそこにあるのにゃ」

 クリスはそう言って茂みに向かって走り出す。だがお約束の三歩で転んだ。クリスはこの時また木に頭から激突した。するとまさかのガコン音がする。
 ですよねぇ~、そりゃ一回で終わりませんよね。だってレベルMAXのド天然星人だもの。
 先程と同じように仕掛けが発動し、木は凹み隠し空間が現れた。
 ……もしかしたら製作者的に、すぐ近くにもう一つ仕掛けがあるなんて思わないだろう、って感じのひっかけだったのかな。
 真意は定かでないが、我が家の天才が色々とすみません。ホンとクリスさん空気読もうぜ。

「ご主人、木の中には同じような大きさの金色の鍵がありました」

 確認しに行ったスカーレットが鍵を取って俺のところに持ってきた。

「似たような鍵か……」

 一つゲットした後にもう一つ探させるイベントで、さんざん色々な場所を探したあげく「結局ここに戻ってくるのかよ」っていうツッコミを、仕掛けの製作者はしてほしかったのかも。流石に考えすぎかなぁ。
 とりあえずもう一度、心の中で謝っておこう。ホンと我が家の猫がすみません。





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