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第5章
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五
「どうなっているの?」
真澄がじりっとこちらへ近づいた。
彼女の手には魔器が握られている。手に握っている十字架。
「いや」僕は必死に言い訳を探した。「どうなっているのかな、記憶喪失になったらしい」
「知っていることを話しなさい、睦月」
「何も知らない、という答えは許される? いや、法廷で、っていう意味だけど」
また少し、真澄が間合いを詰めた。
「そこの女の子は、私が追っている対象に間違い無いと思うけど」
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。中学生くらい、山ほどいる」
「銀髪の中学生って、いるかしら?」
……痛いところを突いてくる。
また真澄が前進。下がりたいけど、逃げられる気もしない。
「二人とも、距離を置いて、両手を上にあげなさい」
ついに真澄はこちらを確保することにしたらしい。
僕は月読を見た。彼女もこちらを見ている。
悪い予感がする。それもとびきりの。
閃光と同時に、僕の手の中で月読が剣になった。薔薇の花を模した鍔が綺麗だ。
今は、そんなことはどうでもいい。
「あしらう程度でいいよ!」
僕の声はあっという間に置き去りになった。
自分の意思に反して体が動き、真澄に躍りかかる。
「上等!」
真澄の手の中で十字架が変形、円錐形の槍へと変化。
その槍を中心に炎が吹き上がる。
魔力を炎に変質させる魔法が発動しているのだが、さらにその炎が魔法で物質に置き換えられ、彼女の全身を覆う。
真っ赤な鎧をまとった騎士がそこにいた。
振られた槍を僕の体が回避し、すれ違いざま、剣を繰り出す。
切っ先を翻った槍が弾く。
着地と同時に、僕は駆け出す。どうやら、月読も僕が逃げたい事を察したらしい。
「逃がすわけないでしょ!」
声は横から聞こえた。
僕の体は今、尋常じゃない速度で疾走している。
その真横を槍を構えた真澄が並走していた。
住宅地なので直線は短い。行き止まりで折れることなく、跳躍。家の屋根に着地し、今度は家の屋根を飛びわたるように進む。もちろん、真澄も同じことをしている。引き剥がせない!
さすがに三等級の魔法使いだ。
いやいや、相手に感心している場合じゃない。
槍が僕の足を狙ってくる。動きを止める意図。
それを読んでいたかのように、僕の手がひとりでに剣を繰り出し、受ける。
が、槍から炎が噴き出し、それが蛇のようにのたくったかと思うと、足に絡み付こうとする。
逃れるために大跳躍。
ただし、これも読まれている!
高く跳んだ僕を真澄が追随、空中で剣と槍が交錯する。
火花の連続の後、僕は槍に叩き落とされた。
住宅の物置に背中から墜落する。騒々しい衝突音の中、衝撃が強すぎて息がつまる。っていうか、それだけで済むはずもないのに、済んだ。
全身が痛むが、ぺしゃんこになった物置から這い出した僕の眼前に、真澄の槍が突きつけられる。
「投降しなさい、これまでだよ、睦月」
僕はどうしたらいいのか、判断がつきかねた。
月読は投降なんてしたくないだろう。そのために僕の体を操った。
月読は、ものすごく無力なのだ。誰か、相棒がいないと、戦えない。
自分の意志を貫けない。
僕は真澄を見上げた。彼女はどこか、願うような感情を瞳の奥に覗かせていた。
「武器を捨てて」
再度の命令。
僕は強く剣を握った。
「そこまでだ、天才少女」
突然の声に、真澄が視線をそちらへ向ける。僕も反射的にそちらを見ていた。
パンツスーツにサングラスの女性が立っていた。
まちがいなく、天城光だった。
「天城さん」
真澄が天城さんに向き直る。二人もマグマグで会っているので、顔見知りである。
「仕事なんです」
「こちらも仕事でね」
平然と応じた天城さんが腰に吊っていた十字架を取り出すと、それが彼女の手の中で変形。
彼女の魔器は、拳銃と剣を融合させたような武器だった。
その回転弾倉に、ゆっくりと弾を込める天城さんを何もせずに放っておく真澄でもない。
「邪魔をしないでください!」
真澄が槍を振ると、炎が三条に分かれて天城さんを取り囲む。
無茶だ。
僕はそう思った。
真澄の行動は暴挙に近い。
実際、目の前で起こった現象がそれを証明した。
「邪魔」
天城さんが軽く首を振っただけで、炎は弾けて消えてしまった。
「天才でも、この程度か」
弾倉を戻した天城さんが、空いている手を軽く振った。
見えない何かが押し寄せた、と思った時には、真澄が防御姿勢をと取り、腰を低くしたその体が、じりじりと見えない何か押されていく。まるで彼女一人だけ、暴風を受けているような感じだった。
彼女の槍と鎧から炎が引きちぎられるように弱まり、さらにその鎧さえも輪郭がぼやけ始める。真澄がいくら天才と呼ばれても、実力は天城さんの方がはるかに上だ。
この好機を逃す理由はない。
僕は体の具合を一瞬で確認、動けなくはない。
「ごめん、真澄!」
僕は地面を蹴って、民家の屋根に着地、そのまま屋根を伝って逃げる。
天城さんが助けてくれなければ、危なかった。真澄の実力というのを今まで実感しなかったけど、高校生であれだけできれば、確かに天才だ。
できれば彼女にも味方になってもらいたいけど、できるだろうか。
「おーい」
背後から声がした。
肩越しに振り返ると、天城さんが追ってきた。僕は足を止める。
(いけない!)
脳内で月読の警告。
天城さんが手を軽く振ったのが見えた。
瞬間、僕は不可視の拳にぶん殴られたように、吹っ飛んでいた。足は民家の屋根を離れ、踏ん張りが利かない。
そのまま僕は全く関係ない民家の一階、和室に壁をぶち破って突っ込んだ。
気づくと、テーブルを粉砕して、倒れ込んでいた。身を起こした僕を、怯えきった老夫婦が部屋の隅から見ていた。
「どうも」声を絞り出す。「お騒がせしました」
僕はどうにか立ち上がり、庭に出て、そこから民家の間の路地を駆ける。屋根は危険だ、見通しが良すぎる。塀を乗り越え、生垣を突き破る。
しかし、なんで天城さんが僕を攻撃する?
背後に力の気配。
体が勝手に動く。月読による操作。
青い刀身が見えない衝撃を受け止める。ギシギシと軋む音ともに、僕の足も地面を滑る。どうにか踏ん張って耐え切り、衝撃を跳ね飛ばす。
逸らされた衝撃が民家の軒を破壊した。
しかし構ってはいられない。
天城さんから隠れるように、民家の隙間や路地を走り、用水路を抜けた。
(どこに行くの?)
全く知らない家の、生垣の中に紛れつつ、周囲を伺う僕に月読が訊いてくる。
「天城さんは敵みたいだから、頼れないね。それより、大丈夫?」
(何が?)
「月読は、どこも痛くない?」
(大丈夫)
その返事に安心する。
生垣に沿って移動して、次に塀の陰に身を潜ませて匍匐前進した。
まるでゲームみたいだ。しかし現実である。
僕は全身の状態を確認する。自分でも信じられないほど、体力は残っている。きっと、月読の力だろう。僕を操ると同時に、僕をサポートしている。体力もだし、さっきの物置を潰した時も、家の壁を破壊した時も。
あれだけの衝撃を受けて、まだ平然と動けるのだ、もはや人間ではない。
自分がこんな超人になる日が来るとは思わなかった。
背後にまた衝撃の気配。見つかったか!
瞬間的に体を起こし、駆け出す。背後で生垣がなぎ倒され、塀が砕ける。
全く、容赦を知らない人だ!
でも逃げるしかない!
僕は走り出した。走りに走って、また身を潜める。天城さんがどこにいるのかもわからなかった。
どこに逃げ込めばいいのか、選択肢は限られている。
投降することはない。
なら、一つだ。
面倒ごとを持ち込んでばかりだけど、今のこの混乱と惨事の原因なんだから、受け入れてもらおう。
僕は衝撃を必死に回避して、どうにか身を隠すことに苦心した。
それしかできないのだ。
自分の無力さを少しだけ、実感した。
「どうなっているの?」
真澄がじりっとこちらへ近づいた。
彼女の手には魔器が握られている。手に握っている十字架。
「いや」僕は必死に言い訳を探した。「どうなっているのかな、記憶喪失になったらしい」
「知っていることを話しなさい、睦月」
「何も知らない、という答えは許される? いや、法廷で、っていう意味だけど」
また少し、真澄が間合いを詰めた。
「そこの女の子は、私が追っている対象に間違い無いと思うけど」
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。中学生くらい、山ほどいる」
「銀髪の中学生って、いるかしら?」
……痛いところを突いてくる。
また真澄が前進。下がりたいけど、逃げられる気もしない。
「二人とも、距離を置いて、両手を上にあげなさい」
ついに真澄はこちらを確保することにしたらしい。
僕は月読を見た。彼女もこちらを見ている。
悪い予感がする。それもとびきりの。
閃光と同時に、僕の手の中で月読が剣になった。薔薇の花を模した鍔が綺麗だ。
今は、そんなことはどうでもいい。
「あしらう程度でいいよ!」
僕の声はあっという間に置き去りになった。
自分の意思に反して体が動き、真澄に躍りかかる。
「上等!」
真澄の手の中で十字架が変形、円錐形の槍へと変化。
その槍を中心に炎が吹き上がる。
魔力を炎に変質させる魔法が発動しているのだが、さらにその炎が魔法で物質に置き換えられ、彼女の全身を覆う。
真っ赤な鎧をまとった騎士がそこにいた。
振られた槍を僕の体が回避し、すれ違いざま、剣を繰り出す。
切っ先を翻った槍が弾く。
着地と同時に、僕は駆け出す。どうやら、月読も僕が逃げたい事を察したらしい。
「逃がすわけないでしょ!」
声は横から聞こえた。
僕の体は今、尋常じゃない速度で疾走している。
その真横を槍を構えた真澄が並走していた。
住宅地なので直線は短い。行き止まりで折れることなく、跳躍。家の屋根に着地し、今度は家の屋根を飛びわたるように進む。もちろん、真澄も同じことをしている。引き剥がせない!
さすがに三等級の魔法使いだ。
いやいや、相手に感心している場合じゃない。
槍が僕の足を狙ってくる。動きを止める意図。
それを読んでいたかのように、僕の手がひとりでに剣を繰り出し、受ける。
が、槍から炎が噴き出し、それが蛇のようにのたくったかと思うと、足に絡み付こうとする。
逃れるために大跳躍。
ただし、これも読まれている!
高く跳んだ僕を真澄が追随、空中で剣と槍が交錯する。
火花の連続の後、僕は槍に叩き落とされた。
住宅の物置に背中から墜落する。騒々しい衝突音の中、衝撃が強すぎて息がつまる。っていうか、それだけで済むはずもないのに、済んだ。
全身が痛むが、ぺしゃんこになった物置から這い出した僕の眼前に、真澄の槍が突きつけられる。
「投降しなさい、これまでだよ、睦月」
僕はどうしたらいいのか、判断がつきかねた。
月読は投降なんてしたくないだろう。そのために僕の体を操った。
月読は、ものすごく無力なのだ。誰か、相棒がいないと、戦えない。
自分の意志を貫けない。
僕は真澄を見上げた。彼女はどこか、願うような感情を瞳の奥に覗かせていた。
「武器を捨てて」
再度の命令。
僕は強く剣を握った。
「そこまでだ、天才少女」
突然の声に、真澄が視線をそちらへ向ける。僕も反射的にそちらを見ていた。
パンツスーツにサングラスの女性が立っていた。
まちがいなく、天城光だった。
「天城さん」
真澄が天城さんに向き直る。二人もマグマグで会っているので、顔見知りである。
「仕事なんです」
「こちらも仕事でね」
平然と応じた天城さんが腰に吊っていた十字架を取り出すと、それが彼女の手の中で変形。
彼女の魔器は、拳銃と剣を融合させたような武器だった。
その回転弾倉に、ゆっくりと弾を込める天城さんを何もせずに放っておく真澄でもない。
「邪魔をしないでください!」
真澄が槍を振ると、炎が三条に分かれて天城さんを取り囲む。
無茶だ。
僕はそう思った。
真澄の行動は暴挙に近い。
実際、目の前で起こった現象がそれを証明した。
「邪魔」
天城さんが軽く首を振っただけで、炎は弾けて消えてしまった。
「天才でも、この程度か」
弾倉を戻した天城さんが、空いている手を軽く振った。
見えない何かが押し寄せた、と思った時には、真澄が防御姿勢をと取り、腰を低くしたその体が、じりじりと見えない何か押されていく。まるで彼女一人だけ、暴風を受けているような感じだった。
彼女の槍と鎧から炎が引きちぎられるように弱まり、さらにその鎧さえも輪郭がぼやけ始める。真澄がいくら天才と呼ばれても、実力は天城さんの方がはるかに上だ。
この好機を逃す理由はない。
僕は体の具合を一瞬で確認、動けなくはない。
「ごめん、真澄!」
僕は地面を蹴って、民家の屋根に着地、そのまま屋根を伝って逃げる。
天城さんが助けてくれなければ、危なかった。真澄の実力というのを今まで実感しなかったけど、高校生であれだけできれば、確かに天才だ。
できれば彼女にも味方になってもらいたいけど、できるだろうか。
「おーい」
背後から声がした。
肩越しに振り返ると、天城さんが追ってきた。僕は足を止める。
(いけない!)
脳内で月読の警告。
天城さんが手を軽く振ったのが見えた。
瞬間、僕は不可視の拳にぶん殴られたように、吹っ飛んでいた。足は民家の屋根を離れ、踏ん張りが利かない。
そのまま僕は全く関係ない民家の一階、和室に壁をぶち破って突っ込んだ。
気づくと、テーブルを粉砕して、倒れ込んでいた。身を起こした僕を、怯えきった老夫婦が部屋の隅から見ていた。
「どうも」声を絞り出す。「お騒がせしました」
僕はどうにか立ち上がり、庭に出て、そこから民家の間の路地を駆ける。屋根は危険だ、見通しが良すぎる。塀を乗り越え、生垣を突き破る。
しかし、なんで天城さんが僕を攻撃する?
背後に力の気配。
体が勝手に動く。月読による操作。
青い刀身が見えない衝撃を受け止める。ギシギシと軋む音ともに、僕の足も地面を滑る。どうにか踏ん張って耐え切り、衝撃を跳ね飛ばす。
逸らされた衝撃が民家の軒を破壊した。
しかし構ってはいられない。
天城さんから隠れるように、民家の隙間や路地を走り、用水路を抜けた。
(どこに行くの?)
全く知らない家の、生垣の中に紛れつつ、周囲を伺う僕に月読が訊いてくる。
「天城さんは敵みたいだから、頼れないね。それより、大丈夫?」
(何が?)
「月読は、どこも痛くない?」
(大丈夫)
その返事に安心する。
生垣に沿って移動して、次に塀の陰に身を潜ませて匍匐前進した。
まるでゲームみたいだ。しかし現実である。
僕は全身の状態を確認する。自分でも信じられないほど、体力は残っている。きっと、月読の力だろう。僕を操ると同時に、僕をサポートしている。体力もだし、さっきの物置を潰した時も、家の壁を破壊した時も。
あれだけの衝撃を受けて、まだ平然と動けるのだ、もはや人間ではない。
自分がこんな超人になる日が来るとは思わなかった。
背後にまた衝撃の気配。見つかったか!
瞬間的に体を起こし、駆け出す。背後で生垣がなぎ倒され、塀が砕ける。
全く、容赦を知らない人だ!
でも逃げるしかない!
僕は走り出した。走りに走って、また身を潜める。天城さんがどこにいるのかもわからなかった。
どこに逃げ込めばいいのか、選択肢は限られている。
投降することはない。
なら、一つだ。
面倒ごとを持ち込んでばかりだけど、今のこの混乱と惨事の原因なんだから、受け入れてもらおう。
僕は衝撃を必死に回避して、どうにか身を隠すことに苦心した。
それしかできないのだ。
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