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眺望 - ベロビスト
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「マジ?残高が10万単位で増えていくよ…」
渋谷のセルリアンタワー東急ホテルの最上階にあるバー”ベロビスト”で、ワインを片手に驚嘆の声を口にした。ローテーブル上に置かれた15インチのMacBook Proの画面には、証券会社のWebページが開かれ、分単位で増加していく口座残高を映し出していた。
”ベロビスト”とはスペイン語で”美しい眺望”を意味しているが、その名に違わず、大きな開口のガラス窓から、ビル直下の渋谷の街並みや、先は、新宿、六本木、そして遠くには東京タワーやスカイツリーまで眺めることができると最高のロケーションを備えていいる。最近の僕のお気に入りの店(バー)だ。
僕がベロビストに足繁く通うようになったのは今から遡ること8年ほど前になるが、交流のあった投資家仲間と東京でオフライン・ミーティングを行うことになった。しかし、その当時僕は名古屋在住だったので一泊しようと考え、いつものビジネスホテルではなく、せっかくなら良いホテルに泊まりたいと予約したのが、セルリアンタワー東急ホテルの1泊5万のエグゼクティブ・ダブルだった。
この部屋はエグゼクティブというだけあって、30m2と一人で泊まるには十分な広さで、調度品も洗練され、窓から見える眺望も最高で、この部屋を選んだことに満足した。そして、オフライン・ミーティングで投資家達と有意義な時間を過ごした後に、余韻を楽しもうと、入ったのがセルリアンタワーの最上階にあるバー”ベロビスト”だった。
それまでは兎に角お金がなく、同じ渋谷でも文化村通りにある格安ビジネスホテルに泊まっていた僕からすれば、高級ホテルであるセルリアンタワー東急ホテルに泊まり、その最上階のバーで高級ワインを飲む。これが成功の証だという気分を味合わせてくれる一つのイベントになっていた。
これは、借金2000万円の底辺だった僕が、投資の世界を知りそれまでの自分から新しい自分に生まれ変わって、FX投資で億を超えるお金を稼げるようになった本当の話です。
世の中にお金で悩んでいる方は多いと思いますが、僕の人生もずっとお金に悩まされてきました。「もう僕らの人生は終わりだ」と妻と抱き合って泣いたこともあります。でも苦境を乗り越え生まれ変わることができました。
僕はFXで成功することができました。でも、それは僕が特別な才能を持っていたからではありません。僕の成功はほんのちょっとした切っ掛けから始まり、そこから大きく好転しただけに過ぎません。
僕のこの経験は、同じようにお金に悩んでる方達にとって少しの希望、そしてヒントになるかもしれないと思いこのような形で筆を執りました。
ちょっと気取って小説風な書き出しにしているのは、当時の事をありのまま書くと当時を思い出し胸が苦しくなってしまうので、第三者目線で作家として描いた方が楽だと思ったからです。(実際、過去にも自分の半生を記録に残そうと書き始めた時に、辛くて途中で挫折した経験があります。)
そして、小説家になりたいと夢見たこともあり、このような形でご紹介することにしました。ですので、単に小説として読んで頂いても嬉しく思います。(小説家は夢見ただけで本格的に学んでないので随所に稚拙な箇所がみられるかもしれませんが、それはご容赦ください。)
※作中に出てくる登場人物や会社は全て実在しますが、ご迷惑をお掛けする可能性を考慮し仮名としています。
渋谷のセルリアンタワー東急ホテルの最上階にあるバー”ベロビスト”で、ワインを片手に驚嘆の声を口にした。ローテーブル上に置かれた15インチのMacBook Proの画面には、証券会社のWebページが開かれ、分単位で増加していく口座残高を映し出していた。
”ベロビスト”とはスペイン語で”美しい眺望”を意味しているが、その名に違わず、大きな開口のガラス窓から、ビル直下の渋谷の街並みや、先は、新宿、六本木、そして遠くには東京タワーやスカイツリーまで眺めることができると最高のロケーションを備えていいる。最近の僕のお気に入りの店(バー)だ。
僕がベロビストに足繁く通うようになったのは今から遡ること8年ほど前になるが、交流のあった投資家仲間と東京でオフライン・ミーティングを行うことになった。しかし、その当時僕は名古屋在住だったので一泊しようと考え、いつものビジネスホテルではなく、せっかくなら良いホテルに泊まりたいと予約したのが、セルリアンタワー東急ホテルの1泊5万のエグゼクティブ・ダブルだった。
この部屋はエグゼクティブというだけあって、30m2と一人で泊まるには十分な広さで、調度品も洗練され、窓から見える眺望も最高で、この部屋を選んだことに満足した。そして、オフライン・ミーティングで投資家達と有意義な時間を過ごした後に、余韻を楽しもうと、入ったのがセルリアンタワーの最上階にあるバー”ベロビスト”だった。
それまでは兎に角お金がなく、同じ渋谷でも文化村通りにある格安ビジネスホテルに泊まっていた僕からすれば、高級ホテルであるセルリアンタワー東急ホテルに泊まり、その最上階のバーで高級ワインを飲む。これが成功の証だという気分を味合わせてくれる一つのイベントになっていた。
これは、借金2000万円の底辺だった僕が、投資の世界を知りそれまでの自分から新しい自分に生まれ変わって、FX投資で億を超えるお金を稼げるようになった本当の話です。
世の中にお金で悩んでいる方は多いと思いますが、僕の人生もずっとお金に悩まされてきました。「もう僕らの人生は終わりだ」と妻と抱き合って泣いたこともあります。でも苦境を乗り越え生まれ変わることができました。
僕はFXで成功することができました。でも、それは僕が特別な才能を持っていたからではありません。僕の成功はほんのちょっとした切っ掛けから始まり、そこから大きく好転しただけに過ぎません。
僕のこの経験は、同じようにお金に悩んでる方達にとって少しの希望、そしてヒントになるかもしれないと思いこのような形で筆を執りました。
ちょっと気取って小説風な書き出しにしているのは、当時の事をありのまま書くと当時を思い出し胸が苦しくなってしまうので、第三者目線で作家として描いた方が楽だと思ったからです。(実際、過去にも自分の半生を記録に残そうと書き始めた時に、辛くて途中で挫折した経験があります。)
そして、小説家になりたいと夢見たこともあり、このような形でご紹介することにしました。ですので、単に小説として読んで頂いても嬉しく思います。(小説家は夢見ただけで本格的に学んでないので随所に稚拙な箇所がみられるかもしれませんが、それはご容赦ください。)
※作中に出てくる登場人物や会社は全て実在しますが、ご迷惑をお掛けする可能性を考慮し仮名としています。
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