ひさめんとこ

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7章 ~ひさめんとこと外国人さん~

その3

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「なんかここしばらくの記憶がないゾ…」
フラフラしながら拓実が立ち上がる。
「多分スタンガンのせいだね」
「大丈夫デスカ?」
「おーい、誰だー?スタンガンとか持ち歩いてるの」
「それはアリスさん自身ではないでしょうか?」
「あぁ…駄目だ…ザブ◯グルのオープニングしか思い出せない…」
「何でそれだけピンポイントで覚えてるんだ。お前の脳みそどうなってんだよ」
「ていうか私みたいなオタクならまだしも今の人ほとんど知らないでしょそれ」
「疾風のように~♪」
突然歌い出す拓実。
「ザブ◯グル!」「ザブ◯グル!」
和真とアリスがそれに合わせる。
「?」(それ以外の人)
「ところで…お前らちょうど良かったヨ。実はさ…これからメグと適当に遊ぶつもりだったんだが…ちょっとバイトが入ってナ…」
「教師の癖にバイトやってるのお前?」「金がいるんだよ。んで、だから代わりに遊んでやってくれないカ?」
「此方は別にいいっすよ」
「はい。大丈夫です」
「サーイエッサー」
「皆が言うならいいんじゃないの?」
「おぉそうカ!引き受けてくれるカ!ありがとうナ!」
そう言うやいなや何処かへ走り去ってしまった。
「皆さん!よろしくお願いシマス!」
メグが元気よく挨拶する。
「ところで…アナタ、カズマさんデスカ?」
「え?俺?そうだけど」
「やっぱり!タクミから色々お話聞いてマス!」
「拓実から…?例えば?」
「とんでもない無気力とかプータローとか言ってマシタ!」
「今度あったらとっちめてやる」

「ところでメグちゃんはどこ行きたいんすか?」
「あぁ!ひとつ行きたいとこアリマス!」
「何処ですか?」
「ニンジャは何処にいまs「居ない」oh…」
「紫園…少し位夢見させてあげたら…?」
「鬼畜っすねぇ…」
「そうデスカ…ニンジャ居ないデスカ…」
これまで黙って話を聞いていた和真が、
「一応居るところなら知ってるけど…」
「え?」
「ホントデスカ!?」
「行きたい?」
「行きマス!」
「へぇー、忍者ってまだ居るんすかぁ~」
「電車の時間は…うん、大丈夫だ」
「では行きマショウ!」
「あはは…メグちゃんハイテンションだね…」
「ハイ!アリスさん!私ニホンのアニメやゲームで興味持ったです!」
「ありがちっすね」
「アリスと気が合いそうじゃない?」
「これからもよろしく」
「?ハイ、よろしくデス!」
「ところで和真さん、忍者に会えるところって何処ですか?」
「それは…」
移動中…
「…ってここ◯別伊◯時代村じゃないすか!?」
「忍者いるでしょ?スタッフだけど」
「本物かと思ったっすよ…」
「居るわけないじゃんw」
「えっと…本物ではないですけど…どうですか?メグさん」
「スバラシイデス…」
「本当に?なら良かったよ」
「すごいデス!瓦の屋根も始めて生で見ました!!Here is very great , and beautiful ! I am most happy in that it has lived up to now that come in here !!」
「和真お兄ちゃん、翻訳よろしく」
「適当に訳すと“”ここ凄いなー、今まで生きてきた中で一番最高だ”って言ってる」
「カズマさん!Thank you very much!」
といって、抱きついてきた。
「…和真お兄ちゃんもロリコン?」
「違うって…アメリカでは親しい人とはハグで挨拶するんだよ…」
「あ、それ知ってるっす!」
「たしかハグとキ…え、えっと、接吻(キス)でしたよね…」
「堂出さん顔真っ赤」
「うぅ…すみません…」
「じゃあ今メグちゃんが思いっきりキスの体制になってるのはそのせいなの?」
「え?」
見ると、
「わー!ストップ!ストップ!さすがにそれはいけない!」
「え…だめデスカ?」
「流石に友人の嫁とは出来ないって!例え唇じゃなくても!」
「気にしなくていいんデスヨ?」
「気になるの!何故なら日本人だから!」
「そうデスカ…」
その様子を見ていた四人は、
「和真さんのあんなに焦ったところ始めてみた…」
「基本的に負の感情は出さないからねあの人、本当に変わってる」
「…え?」
「堂出さん、どうしたの?」
「しおちん、おまいうお前がいうなって知ってるっすか?」
「知らない」
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