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リーダーがいきなり……
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ダンジョンに入ると見通しが良い一本道が続いていた。
洞窟ダンジョンは大抵の場合は階層で別れており下の階層へと行くほどに敵が強くなるのが通例だ。
先導してダンジョンに入った指揮官マルズが俺達の方へと振り返った。
「俺の経験上このダンジョンはおそらく四階層だ。俺は三階層までは後方支援に回るから魔獣が出てきたら冒険者の諸君で対応してくれ。各々の実力を把握したいからな」
クラスの秘匿は重要だ。これだけの人数の前ではできれば使いたくない。土魔法と剣術だけで対応することにしよう。
俺は幼い頃からの訓練漬けの毎日のおかげで剣術にはかなり長けている。しかも、この前の大幅なレベルアップで攻撃力も高くなった。クラス無しても大抵の魔獣には勝つ自信がある。
平坦な道を少し歩くと前方から魔獣の群れが現れた。全部で5体いるが今の俺の敵ではない。
---------------------------------
【ブロンズオオカミ】 等級:D 種族値:30 個体値:8~40
――銅色の毛皮に覆われた狼の魔獣。群れで狩りをする習性がある。
---------------------------------
「厄介な敵が現れたぞ、お前ら俺の指示の下で連携しろ!」
ルシドが大声で叫んだが俺は構わず一人で突進した。素早く左右に動いて敵の噛みつき攻撃を躱しながら、一体づつ急所を剣で攻撃して確実に倒した。
ルシドは俺の剣術を見て呆気にとられていたが、敵が全滅するや否や怒りだした。
「お前、俺の指示を無視して勝手な行動をとりやがって、そんなにマルズさんに実力を誇示したいのか?」
「何を言っているんだ?俺はマルズ指揮官の命令には従うが、君の指示に従う理由はない。それに拙い連携は命取りになりかねない、悪いが俺は自己判断で戦わせてもらう」
「クッ……」
ルシドは俺の言い分に怒りの表情をみせながらも言い返してこなかった。
「え~と、レオ君だっけ?素晴らしい剣捌きだな!どこか華麗でありながら無駄がない一連の所作は、まるで王家のご子息みたいだよ」
「お褒めの言葉、ありがとうございます」
今の戦闘でそこまで察するのか、マルズ指揮官は要注意だな。
俺は素性を隠している訳ではないが、爺さんに俺が生きていると知られたら面倒なことになるだろうから、今はまだ知られたくない。
「レオ君、すごく強いのね!私はソラ・クリアよ、よろしくね」
「よろしくソラさん!」
俺と同じくソロでレイドクエストに参加している女の子ソラに声をかけられた。
ソラは俺と同い年くらいで容姿端麗だ。大きな水色の瞳と水色の長い髪をしている。
その後も大きな苦戦をすることはなく、俺や他の冒険者が順調に魔獣を討伐しながら三階層まで辿り着いた時だった。
ダンジョン全体が地響きと共に激しく揺れ出した。
「ま、まさかこれは……」
マルズ指揮官がそう呟くとたちまち険しい顔になった。おそらく、俺と同じことを考えている。この揺れはダンジョンの構造変化によるものだ。
ダンジョンの構造変化は珍しい出来事であり、国への報告回数は年に一回あるかないかだが巻き込まれた冒険者の99%以上は死ぬことになる。なぜなら、構造変化後はダンジョン内に桁違いに強い魔獣が出現するのだ。
この件は機密情報であり通常の冒険者は知らない。知っているのは俺みたいな王族出身者やマルズ指揮官みたいな国王軍に所属している者に限られる。
「なんだったんだ今の揺れは?」
「ダンジョン内で地震なんてあるのか?」
「揺れは収まったんだし気にしなくていいよ」
俺以外の冒険者が思い思いに口にしている。
「みんな聞いてくれ!非常事態が起こった為これよりダンジョンの入り口へと全速力で引き返すことにする」
「えっ……」
マルズ指揮官の命令に俺以外の冒険者一同は絶句する。
「非常事態ってなんですか?さっきの揺れと関係があるんですか?」
「それは君たちが知る必要がない事だ、とにかく急げ!」
やはり、ダンジョンの構造変化については冒険者たちに教えてはならない決まりらしい。
マルズ指揮官を先頭に一同は入り口へと全速力で走るが、おぞましい姿の魔獣が地面から現れた。
--------------------------------------
【デビルトロール】 等級:S 種族値:530 個体値:57
HP:1800/1800 MP:1350/1350
――全身が赤茶色のトロール。右手に持った棍棒での攻撃は凄まじい破壊力を持つ。
--------------------------------------
「な、なんだ!あの化け物は?」
「嘘だろ……種族値530!?」
「あんなの勝てる訳ねーよ」
慌てふためく俺以外の冒険者達を尻目にマルズ指揮官は魔法を発動した。
------------------
〈炎魔法・火炎弾〉 消費MP:100
------------------
強力な火の玉がデビルトロールに命中したが、ほとんど効果はないみたいだ。
「俺がアイツを引き付けるから、お前ら先に行け!」
マルズ指揮官はそう言うと敵との間合いを少しつめたが、これが命取りだった。
デビルトロールは見た目からは想像もつかない俊敏な動きでマルズ指揮官を左手で掴むと口の中へと放り込み嚙み砕き飲み込んだ。
デビルトロールの口から鮮血が溢れ出ている。この凄惨な光景に俺達は息を呑んだ。
俺はすぐさまスキル〈学級閉鎖〉を発動した。
--------------------------------------
〈学級閉鎖〉 消費MP:80 残MP:640/720
効果:発動者の手に触れるで無断欠席の効果を共有できる。効果時間は魔法力と比例する。
--------------------------------------
「みんな!俺の手に触れてくれ、そうすれば敵から攻撃されない」
「ふざけるな、信用できるか!」
「そうだ、いい加減なこと言いやがって」
「俺たちを盾にする気だろうが」
俺の指示に冒険者たちが強く反発する中でソラが俺の手を握った。俺を信頼してくれたこの子だけは絶対に守りきろうと思った。
「そんなヤツは放っておいてダンジョンの奥へと逃げるぞ」
「おう!」
俺とソラ以外の7人の冒険者がダンジョンの奥へと走って逃げていくと、デビルトロールは笑みを浮かべながら追いかけていった……
洞窟ダンジョンは大抵の場合は階層で別れており下の階層へと行くほどに敵が強くなるのが通例だ。
先導してダンジョンに入った指揮官マルズが俺達の方へと振り返った。
「俺の経験上このダンジョンはおそらく四階層だ。俺は三階層までは後方支援に回るから魔獣が出てきたら冒険者の諸君で対応してくれ。各々の実力を把握したいからな」
クラスの秘匿は重要だ。これだけの人数の前ではできれば使いたくない。土魔法と剣術だけで対応することにしよう。
俺は幼い頃からの訓練漬けの毎日のおかげで剣術にはかなり長けている。しかも、この前の大幅なレベルアップで攻撃力も高くなった。クラス無しても大抵の魔獣には勝つ自信がある。
平坦な道を少し歩くと前方から魔獣の群れが現れた。全部で5体いるが今の俺の敵ではない。
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【ブロンズオオカミ】 等級:D 種族値:30 個体値:8~40
――銅色の毛皮に覆われた狼の魔獣。群れで狩りをする習性がある。
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「厄介な敵が現れたぞ、お前ら俺の指示の下で連携しろ!」
ルシドが大声で叫んだが俺は構わず一人で突進した。素早く左右に動いて敵の噛みつき攻撃を躱しながら、一体づつ急所を剣で攻撃して確実に倒した。
ルシドは俺の剣術を見て呆気にとられていたが、敵が全滅するや否や怒りだした。
「お前、俺の指示を無視して勝手な行動をとりやがって、そんなにマルズさんに実力を誇示したいのか?」
「何を言っているんだ?俺はマルズ指揮官の命令には従うが、君の指示に従う理由はない。それに拙い連携は命取りになりかねない、悪いが俺は自己判断で戦わせてもらう」
「クッ……」
ルシドは俺の言い分に怒りの表情をみせながらも言い返してこなかった。
「え~と、レオ君だっけ?素晴らしい剣捌きだな!どこか華麗でありながら無駄がない一連の所作は、まるで王家のご子息みたいだよ」
「お褒めの言葉、ありがとうございます」
今の戦闘でそこまで察するのか、マルズ指揮官は要注意だな。
俺は素性を隠している訳ではないが、爺さんに俺が生きていると知られたら面倒なことになるだろうから、今はまだ知られたくない。
「レオ君、すごく強いのね!私はソラ・クリアよ、よろしくね」
「よろしくソラさん!」
俺と同じくソロでレイドクエストに参加している女の子ソラに声をかけられた。
ソラは俺と同い年くらいで容姿端麗だ。大きな水色の瞳と水色の長い髪をしている。
その後も大きな苦戦をすることはなく、俺や他の冒険者が順調に魔獣を討伐しながら三階層まで辿り着いた時だった。
ダンジョン全体が地響きと共に激しく揺れ出した。
「ま、まさかこれは……」
マルズ指揮官がそう呟くとたちまち険しい顔になった。おそらく、俺と同じことを考えている。この揺れはダンジョンの構造変化によるものだ。
ダンジョンの構造変化は珍しい出来事であり、国への報告回数は年に一回あるかないかだが巻き込まれた冒険者の99%以上は死ぬことになる。なぜなら、構造変化後はダンジョン内に桁違いに強い魔獣が出現するのだ。
この件は機密情報であり通常の冒険者は知らない。知っているのは俺みたいな王族出身者やマルズ指揮官みたいな国王軍に所属している者に限られる。
「なんだったんだ今の揺れは?」
「ダンジョン内で地震なんてあるのか?」
「揺れは収まったんだし気にしなくていいよ」
俺以外の冒険者が思い思いに口にしている。
「みんな聞いてくれ!非常事態が起こった為これよりダンジョンの入り口へと全速力で引き返すことにする」
「えっ……」
マルズ指揮官の命令に俺以外の冒険者一同は絶句する。
「非常事態ってなんですか?さっきの揺れと関係があるんですか?」
「それは君たちが知る必要がない事だ、とにかく急げ!」
やはり、ダンジョンの構造変化については冒険者たちに教えてはならない決まりらしい。
マルズ指揮官を先頭に一同は入り口へと全速力で走るが、おぞましい姿の魔獣が地面から現れた。
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【デビルトロール】 等級:S 種族値:530 個体値:57
HP:1800/1800 MP:1350/1350
――全身が赤茶色のトロール。右手に持った棍棒での攻撃は凄まじい破壊力を持つ。
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「な、なんだ!あの化け物は?」
「嘘だろ……種族値530!?」
「あんなの勝てる訳ねーよ」
慌てふためく俺以外の冒険者達を尻目にマルズ指揮官は魔法を発動した。
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〈炎魔法・火炎弾〉 消費MP:100
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強力な火の玉がデビルトロールに命中したが、ほとんど効果はないみたいだ。
「俺がアイツを引き付けるから、お前ら先に行け!」
マルズ指揮官はそう言うと敵との間合いを少しつめたが、これが命取りだった。
デビルトロールは見た目からは想像もつかない俊敏な動きでマルズ指揮官を左手で掴むと口の中へと放り込み嚙み砕き飲み込んだ。
デビルトロールの口から鮮血が溢れ出ている。この凄惨な光景に俺達は息を呑んだ。
俺はすぐさまスキル〈学級閉鎖〉を発動した。
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〈学級閉鎖〉 消費MP:80 残MP:640/720
効果:発動者の手に触れるで無断欠席の効果を共有できる。効果時間は魔法力と比例する。
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「みんな!俺の手に触れてくれ、そうすれば敵から攻撃されない」
「ふざけるな、信用できるか!」
「そうだ、いい加減なこと言いやがって」
「俺たちを盾にする気だろうが」
俺の指示に冒険者たちが強く反発する中でソラが俺の手を握った。俺を信頼してくれたこの子だけは絶対に守りきろうと思った。
「そんなヤツは放っておいてダンジョンの奥へと逃げるぞ」
「おう!」
俺とソラ以外の7人の冒険者がダンジョンの奥へと走って逃げていくと、デビルトロールは笑みを浮かべながら追いかけていった……
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