銃弾と攻撃魔法・無頼の少女

間章３

楽曲解説『堕天使のＩＮＮＯＣＥＮＴ∵ＷＩＳＨ』

　伝説のロックバンド『ファイブカード』の定番曲。
　静かなイントロから唐突に始まる、爆ぜるように激しいメロディーが特徴。

　本編１２章で、萩山光が悪魔術の行使に使って舞奈や明日香と対決した。
　同章で魔力を暴走させた萩山は、魔力の支配に抗うために熱唱。
　１３章では委員長がサバイバルゲームで披露。
　歌攻撃という謎のルールに基づき、明日香を感動させることにより討ち取った。
　その際のイントロからハイテンションで飛ばすアレンジが舞奈に好評だった。
　１４章では蔓見雷人が最終決戦での悪魔術の行使に使用。
　だが術で守られた彼の手下どもは、ロックのリズムに合わせて舞奈たちに倒された。
　同章の回想ではファイブカードの面々が熱唱。
　生真面目なエース、可憐なジョーカー、大柄なキング、知的なクイーン。
　そしてジャック。
　５人の歌声は聴衆を熱狂させ、１０年経ってなお色あせない伝説になった。

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　ここはコンクリートの壁に囲まれた……
　冷たい鉄の檻の中……
　ボクらは堕とされ翼を無くしたＡＮＧＥＬ……

　だからボクらは古びた鎖、引き千切って……
　何処へ続くか知れない彼方を目指して、走り出す……

　ボクは走る走る走る息が切れるまで、走る！
　羽は無くても２本の足があるから！

　ボクは歌う歌う歌う声がかれるまで、歌う！
　天使のリングなくても願いがあるから！

　走り続けるうちにキミと出会った
　キミはボクの隣で歌ってた
　何を願い走るのか忘れたまま
　気づくと皆で歌ってた

　それが愚かだなんてボクだって思うさ
　皆はボクらを指さして笑うさ
　けれどそれこそが冷たい壁を打ち砕く、ＰＯＷＥＲ！

　だから走る走る走る走る倒れるまで、走る！
　そうさ立ちふさがるものすべてを蹴散らして、走る！

　だから歌う歌う歌う歌う狂うまで、歌う！
　そうさ限界なんてさ無視して振り切って、歌う！

　その先にあるのが楽園だなんて
　そんな保障は何処にもないけど
　走り続けた者しか行けない
　すごい場所だとボクは信じるさ

　だから走る走る走る走る振り向かずに、走る！
　それがボクの生き方さだから振り向かずに、走る！

　だから歌う歌う歌う歌う何も考えずに、歌う！
　それがボクのやりたいことだから躊躇わずに、歌う！

　そこできっと空と大地は混ざり合う……
　ボクはボクだけの空を取り戻した、ＦＡＬＬＥＮ　ＡＮＧＥＬ……
　何処までも走って行けるだろう……