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間章3
魔法解説:修験術
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神術と仏術を習合させた流派。
神仏習合の概念による特殊な修練により森羅万象の魔力を己が身に蓄える。
それを神仏双方のイメージを用い、真言と祝詞を唱えて術と成す。
修験術の使い手は、修験術士と呼ばれる。
本編では以下の術者が使用。
公安の魔道士フランシーヌ草薙(13章以降)
九杖サチ(4章)
※サチは魔道具にこめられた術を使用。
【エネルギーの生成】
己が身に蓄えた魔力を熱や電気に転化する。
【不動・迦具土・走火】
種別:攻撃魔法 仏と神:不動明王+火之迦具土神
1枚ないし数枚の符を投げる。
投げた符は小さな火弾と化して敵を射る。
火弾の威力は仏術の火矢程度。
フランシーヌが13章で牽制に使用。
【不動・迦具土・散華】
種別:攻撃魔法 仏と神:不動明王+火之迦具土神
得物の先端に元素の魔力を凝縮させ、叩きつける。
近接武器に灯せば打撃と同時に爆発する。
弾頭にこめれば魔術による火球と同等な炎の榴弾と化す。
どちらも一打、一射ごとに施術が必要。
フランシーヌが13章で錫杖と銃弾にかけ、怪異どもを次々に撃ち滅ぼした。
その様を、居合わせた術者は「まるで仏敵を滅する不動明王」と評した。
同章での明日香との戦闘においては、魔術による氷盾を破壊した。
14章では透明化して悪漢の背後に忍び寄り、至近距離での爆発で仕留めた。
【帝釈・建御雷・散華】
種別:攻撃魔法 仏と神:帝釈天+建御雷之男神
武器に元素の魔力を宿らせ、叩きつける。
近接武器に灯せば打撃と同時に爆発する。
弾頭にこめれば炎の術より貫通力に秀でた爆雷と化す。
どちらも一打、一射ごとに施術が必要。
フランシーヌが13章で銃弾にかけて明日香に放ったが、氷壁に阻まれた。
14章でも雷の銃弾として朱音の施術と同時に放ち、完全体を撃破した。
【帝釈・建御雷・鳴神】
種別:攻撃魔法 仏と神:帝釈天+建御雷之男神
術者の身体そのものをプラズマの砲弾と化して突撃する。
妖術師の遠距離に届かぬ魔力で遠くの敵を討つべく編み出された豪快な術。
フランシーヌが13章で使用。
稲妻に変じて怪異の群に飛びこみ薙ぎ払い、焼き尽くした。
明日香との戦闘では氷壁に突撃して打ち破り、そのまま本体へ攻撃を加えた。
【帝釈・建御雷・牢籠】
種別:補助魔法 仏と神:帝釈天+建御雷之男神
電気による拘束の術。
本編では未使用。
【心身の強化】
仏術士のように内なる魔力で生命力を活性化させる。
【四大・須佐之男・究竟】
種別:付与魔法 仏と神:四大天王+須佐之男命
筋力を飛躍的に増大させることにより打撃力と耐久力、驚異的な瞬発力を得る。
異能力【虎爪気功】と同等の効果。
四大天王とは、増長天、持国天、広目天、多聞天の総称。
仏術士は増長天の咒で身体の内側を、持国天の咒で外側を強化する。
修験術士はそれに広目天と多聞天を加えた4柱を四大天王と見做す。
加えて須佐之男命のイメージを加え、内なる魔力を盤石な付与魔法と化す。
フランシーヌが13章で明日香との戦闘で使用。
14章では悪漢を完膚なきまで叩きのめすために使用。
サチが4章で使用。
【韋駄・荒脛巾・疾風】。
種別:付与魔法 仏と神:韋駄天+荒脛巾神
己が身に蓄えた魔力を四肢に浸透させることによる高速化。
パワーよりスピードを重視した術。
だが達人が使えば、加速の勢いを打撃に乗せて威力を増すこともできる。
フランシーヌが13章で、明日香を守る氷盾に疾風のような猛打を叩きつけた。
14章では弾幕の中を素早く駆け抜けるために使用。
【摩利支・経津主・陽炎】
種別:補助魔法 仏と神:摩利支天+経津主神
透明化のフィールドで自分自身を覆い、周囲の風景を投影して不可視になる。
音や気配は消せず、使用中は魔力感知の対象になる。
術者自身に加え、術者の体重までの重さの装備品にも作用する。
異能力【偏光隠蔽】と同等の効果。
フランシーヌが14章で使用。
仲間の猛攻の最中に透明化して敵の背後に忍び寄り、奇襲により仕留めた。
○神使との対話
占術や預言と同等の魔法的な諜報手段。
フランシーヌが13章で、この術により執行人たちの危機を察して駆けつけた。
【防護と浄化】
古神術士と同じように魔力で空間を歪める。
【三貴子・不動・身固】
古神術【護身神法】と仏術【不動行者加護法】の長所を併せ持つ。
即ち非常に強固な防御障壁を張り巡らせ、防ぎきれない最後の一撃を無にする。
障壁を構成する重力を操って無理やりに機動し、攻撃を回避することも可能。
フランシーヌが13章で、2連続で襲いかかる雷撃を後者の用法で回避した。
だが明日香の奇襲による短機関銃の掃射で破られた。
14章では、敵の背後に回りこむ際に流れ弾を防ぐ目的で使用。
神仏習合の概念による特殊な修練により森羅万象の魔力を己が身に蓄える。
それを神仏双方のイメージを用い、真言と祝詞を唱えて術と成す。
修験術の使い手は、修験術士と呼ばれる。
本編では以下の術者が使用。
公安の魔道士フランシーヌ草薙(13章以降)
九杖サチ(4章)
※サチは魔道具にこめられた術を使用。
【エネルギーの生成】
己が身に蓄えた魔力を熱や電気に転化する。
【不動・迦具土・走火】
種別:攻撃魔法 仏と神:不動明王+火之迦具土神
1枚ないし数枚の符を投げる。
投げた符は小さな火弾と化して敵を射る。
火弾の威力は仏術の火矢程度。
フランシーヌが13章で牽制に使用。
【不動・迦具土・散華】
種別:攻撃魔法 仏と神:不動明王+火之迦具土神
得物の先端に元素の魔力を凝縮させ、叩きつける。
近接武器に灯せば打撃と同時に爆発する。
弾頭にこめれば魔術による火球と同等な炎の榴弾と化す。
どちらも一打、一射ごとに施術が必要。
フランシーヌが13章で錫杖と銃弾にかけ、怪異どもを次々に撃ち滅ぼした。
その様を、居合わせた術者は「まるで仏敵を滅する不動明王」と評した。
同章での明日香との戦闘においては、魔術による氷盾を破壊した。
14章では透明化して悪漢の背後に忍び寄り、至近距離での爆発で仕留めた。
【帝釈・建御雷・散華】
種別:攻撃魔法 仏と神:帝釈天+建御雷之男神
武器に元素の魔力を宿らせ、叩きつける。
近接武器に灯せば打撃と同時に爆発する。
弾頭にこめれば炎の術より貫通力に秀でた爆雷と化す。
どちらも一打、一射ごとに施術が必要。
フランシーヌが13章で銃弾にかけて明日香に放ったが、氷壁に阻まれた。
14章でも雷の銃弾として朱音の施術と同時に放ち、完全体を撃破した。
【帝釈・建御雷・鳴神】
種別:攻撃魔法 仏と神:帝釈天+建御雷之男神
術者の身体そのものをプラズマの砲弾と化して突撃する。
妖術師の遠距離に届かぬ魔力で遠くの敵を討つべく編み出された豪快な術。
フランシーヌが13章で使用。
稲妻に変じて怪異の群に飛びこみ薙ぎ払い、焼き尽くした。
明日香との戦闘では氷壁に突撃して打ち破り、そのまま本体へ攻撃を加えた。
【帝釈・建御雷・牢籠】
種別:補助魔法 仏と神:帝釈天+建御雷之男神
電気による拘束の術。
本編では未使用。
【心身の強化】
仏術士のように内なる魔力で生命力を活性化させる。
【四大・須佐之男・究竟】
種別:付与魔法 仏と神:四大天王+須佐之男命
筋力を飛躍的に増大させることにより打撃力と耐久力、驚異的な瞬発力を得る。
異能力【虎爪気功】と同等の効果。
四大天王とは、増長天、持国天、広目天、多聞天の総称。
仏術士は増長天の咒で身体の内側を、持国天の咒で外側を強化する。
修験術士はそれに広目天と多聞天を加えた4柱を四大天王と見做す。
加えて須佐之男命のイメージを加え、内なる魔力を盤石な付与魔法と化す。
フランシーヌが13章で明日香との戦闘で使用。
14章では悪漢を完膚なきまで叩きのめすために使用。
サチが4章で使用。
【韋駄・荒脛巾・疾風】。
種別:付与魔法 仏と神:韋駄天+荒脛巾神
己が身に蓄えた魔力を四肢に浸透させることによる高速化。
パワーよりスピードを重視した術。
だが達人が使えば、加速の勢いを打撃に乗せて威力を増すこともできる。
フランシーヌが13章で、明日香を守る氷盾に疾風のような猛打を叩きつけた。
14章では弾幕の中を素早く駆け抜けるために使用。
【摩利支・経津主・陽炎】
種別:補助魔法 仏と神:摩利支天+経津主神
透明化のフィールドで自分自身を覆い、周囲の風景を投影して不可視になる。
音や気配は消せず、使用中は魔力感知の対象になる。
術者自身に加え、術者の体重までの重さの装備品にも作用する。
異能力【偏光隠蔽】と同等の効果。
フランシーヌが14章で使用。
仲間の猛攻の最中に透明化して敵の背後に忍び寄り、奇襲により仕留めた。
○神使との対話
占術や預言と同等の魔法的な諜報手段。
フランシーヌが13章で、この術により執行人たちの危機を察して駆けつけた。
【防護と浄化】
古神術士と同じように魔力で空間を歪める。
【三貴子・不動・身固】
古神術【護身神法】と仏術【不動行者加護法】の長所を併せ持つ。
即ち非常に強固な防御障壁を張り巡らせ、防ぎきれない最後の一撃を無にする。
障壁を構成する重力を操って無理やりに機動し、攻撃を回避することも可能。
フランシーヌが13章で、2連続で襲いかかる雷撃を後者の用法で回避した。
だが明日香の奇襲による短機関銃の掃射で破られた。
14章では、敵の背後に回りこむ際に流れ弾を防ぐ目的で使用。
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