上 下
268 / 524
第14章 FOREVER FRIENDS

依頼3 ~歌の奪還

しおりを挟む
「あれは、お母さんの曲なのです」
 委員長は言いつつ、ギターをつま弾く。
 放課後に机の周りに集まった皆は、思い思いに押し黙る。

 KASCは伝説のロックバンド・ファイブカードが遺した幻の新作を発表した。
 今日の昼間の出来事だ。
 だが、それは今は亡き彼女の母親が遺した曲だった。

「小さい頃に、お母さんがいつも歌ってくれた曲なのです」
「なのー」
 桜は不満ありげに頬を膨らませる。

 彼女は委員長と仲がいい。母親のことも知っているのだろう。
 貧乏子だくさんな彼女だが、ご両親は健在だ。
 だからこそ、自分とは逆に経済的に恵まれている委員長の痛みを理解できる。
 あるいは委員長自身から、思い出の歌のことも聞いていたのかもしれない。
 そんな曲を、他人に勝手に発表されて面白いわけがない。

 舞奈も別の理由で口元を歪める。

 テックの調査によると、奴らは新曲の著作権を自分たちで管理すると宣言していた。
 そしてKASC……【親亜音楽著作権協会】は怪異の活動母体だ。

 怪異どもは負の感情を糧とし、それと相反する正の感情を生み出すものを憎み嫌う。
 即ち芸術作品、アイドル、人々を癒し奮い立たせる美しいものすべて、そして歌。

 だからKASCは著作権の管理を名目にしてアーティストから歌を奪う。
 そして聴衆に法外な値段で売りつける。
 逆らう者には実力行使をも辞さない。

 奴らに逆らい続けた双葉あずさはサイン会を襲撃された。
 そしてショックで歌えなくなった。

 同様に権威に反逆していたファイブカードは、今や伝説と言う名の過去だ。
 主のいない歌を奪うことは容易だと判断したのだろう。

 奴らが人間社会を本格的に攻撃しようとしている。
 そんな気がする。
 だが最強ではあるが所詮は小学5年生の舞奈に、社会的な攻撃に対抗する術はない。

 だから、その日は皆で委員長を慰め、帰宅した。

 そして翌朝。
 ホームルーム前の教室で、

「あ、舞奈に明日香。丁度よかったわ」
 テックがタブレット端末から顔を上げた。

「件の歌のことか?」
「まあ、関係することなんだけど……」
 舞奈を見上げ、テックはどう話を切り出したものかと考えるそぶりを見せた末に、

「……昨日の歌、ファイブカードの残した曲だってのは間違いなさそう」
 抑えた声でそう切り出した。

「だが、あれは委員長のお袋さん――」
「――それも本当」
 反論をテックは遮り、そして、

「ファイブカードのジョーカー……梨崎梓依香は委員長の母親よ」
「なんだって!?」
 驚く舞奈に、テックはタブレットの画面を見せてきた。
 舞奈も明日香も思わずそれを覗きこむ。

 いくつか開かれた情報窓のひとつは、学園生徒のデータらしい。
 名簿から委員長のものだけ抽出したのだろう。
 皆から役職で呼ばれてそちらが定着しているが、委員長の本名は梨崎紗羅。
 父親は梨崎蔵人。
 母親は梨崎梓依香。ただし数年前に死去。

 隣の窓は、アイドルやアーティスト関連のアングラなデータベースだ。
 普通の資料や情報誌には載っていないような情報まで網羅している……らしい。
 
 その中でテックが見せたのはファイブカードのヴォーカル、ジョーカーのデータ。
 彼女の本名も梓依香。
 名字が違うが、グループ解散後に変わったとある。
 変更後の姓は梨崎。ただし信頼性の担保がないとの注訳つき。

 アップと引きと2枚並んだ写真に写っているのは、ギターを構えた女性だ。
 屈託なく、清楚ながら小悪魔的な魅力のある笑顔が印象的だ。

「……なるほどね」
 側で明日香がうなずく。
 骨格から血縁関係を言い当てられる彼女が納得するのなら、間違いはないだろう。
 それに舞奈にも、両者の関係を肯定する理由を見つけた。
 笑顔に少し似通った印象がある他に、

「そのギター、委員長がいつも弾いてるやつだな」
「ええ」
 舞奈の言葉にテックはうなずく。

 引きの写真で少女が構えているギター。
 それは委員長が普段から弾いている折り畳み式のギターでもあった。
 見るからに特注品だ。
 同じものが2つも3つも存在するとは思えない。

「ファイブカードの全員が、自分専用に設えたギターを持ってたらしいわ。ジョーカーの専用ギターは漆黒の幽霊を象ったブラックゴースト」
 言いつつ別の写真を表示する。
 ギターのアップだ。
 ユーモラスなおばけが意匠された黒いギター。
 それは可愛らしいジョーカーの小悪魔的なイメージに一役買っている。
 思い返すと生真面目な委員長が手にしていても、不思議と違和感はなかった。

 委員長はこれを『Joker』のオーナーから授かったと言っていた。
 それが彼女の母親のものだったと、オーナーは知っていたのだろうか?

 そんなことを考えながら、別の窓の集合写真を見やる。
 他のメンバーのギターも凝った意匠を施された派手な代物だ。

 ピンク色のハート型のギターに、緑色の象のギター。
 ジョーカーの側で歌う鼻眼鏡のエースの手には、つば付き三角帽子をかぶった魔法使いが意匠された鮮やかな青色のギター。

 そしてグラサンにコートに金髪のジャックの手には、稲妻を象った黄金色のギター。

 尖りまくった稲妻の形に、ふと以前に相対した悪魔術士の萩山光を思い出す。
 奴のギターも形は微妙に違うが稲妻が意匠されていた。
 サングラスに鋲付きコートと、どうやら彼はジャックのフォロワーだったらしい。

 そういえば小夜子たちが倒した大魔道士アークメイジも稲妻のギターを使っていたと言う。
 壮年の男の姿をした奴は、道士にして悪魔術士だったらしい。
 スタイリッシュなジャックに、悪魔術士を惹きつける何かがあるのだろうか?

 そんな風に横道にそれた思考を戻しがてら、舞奈はふと気づいた。
 ニヤリと笑う。

 つまり委員長は伝説のロックバンド・ファイブカードのジョーカーの娘だ。
 そんな彼女の母親の歌を、KASCは奪おうとしている。
 このままでは伝説の曲は怪異どもの金づるにされ、娘である彼女が自由に歌うこともできず、余人に歌われることもなく消えてゆくだろう。

 だから彼女には、歌を奪還する理由がある。
 あの歌は自分のものだと、主張する正当な権利がある。だから、

「――来てたんなら入れよ」
 ドアに向かって呼びかける。

「……工藤さんは、そんなことまで調べられるのですね」
 おずおずと委員長が入ってきた。
 その後ろからは桜にチャビー、園香までいる。
 まったくお前らは、と舞奈は笑う。
 まあ舞奈も気配で気づいてはいたが。

 委員長はどこからともなくギターを取り出し、つま弾いてみせる。
 短いフレーズですら聴衆を魅了する委員長のギター。
 それは彼女がまぎれもなくファイブカードの血を引く証、そして伝説のバンドグループに匹敵する鍛錬の証だ。

「舞奈さんたちに、お願いがあるのです」
 生真面目な委員長の言葉に、舞奈と明日香はそろってうなずく。

「わたしは、お母さんの歌をおかしな人たちに渡したくないのです。そのために、お2人に力を貸してほしいのです」
「ああ、お安い御用さ!」
 舞奈はニヤリと笑う。
 側で明日香もうなずく。
 すると委員長の表情が和らぎ、皆も笑う。

 こうして、舞奈たちはKASCの野望に真っ向から立ち向かうことになった。

 なので放課後。
 舞奈は明日香と委員長を連れ、ライブハウス『Joker』を訪れた。

「……というわけなのです」
「あんたたちは全部……知っちまったんだね」
 委員長から話を聞いたオーナーは、そう言ってニヤリと笑った。

 オーナーもまた、委員長の母親のことを知っていたらしい。
 まあ、それもそうだろう。
 彼女はスミスの知人なのだ。

 そして彼と同様、ファイブカードとその前身となったフォーカードのメンバーだ。
 朝方に写真を見た明日香が見抜いていた。

 だからKASCとの対決を決意した舞奈は、真っ先にここを訪れた。
 戦うことしかできない舞奈は今回の件ではボディーガード以外の役には立たない。
 そして元ファイブカードで今はライブハウスのオーナーをしている彼女以上に、こういったトラブルで頼れる相手を知らなかった。

「そうさ。ファイブカードのメンバー全員が専用のギターを持ってたのさ。エースのブルーマジシャン、ジャックのゴールデンサンダー、キングのグリーンエレファント」
 言いつつ「そして」と何処からともなくギターを取り出す。

 舞奈たちは思わず息をのむ。
 何故なら『どこからともなく』ギターを取り出す動作は委員長とまったく同じ。
 知識として知ってはいたが、それを目の当たりにした驚きは別だ。
 ただひとつだけ、委員長と異なるのが、

「そして、あたしのピンキーハート」
 オーナーが手にしていたのがハートを象ったピンク色のギターだということだ。

「ピンキーハート……」
「……何だい?」
「いや別に」
 10年前ならともかくとしていい年をした今の彼女がピンクのハートはどうなんだ?
 内心で苦笑しながらも、今それを言うと話がややこしくなるので堪える。
 そもそも『スミスみたいなお姫さま』にそれを指摘する資格はない。

「お母さんの……ギターだったのですね。本当に」
「そうさ。けどブラックゴーストをあんたに託したのは、血がつながってるからってだけじゃない。あんたから感じたのさ。あんたの母親と……同じハートをね」
 委員長の言葉に、そう答えてギターをつま弾く。
 その音色の美しさは、なるほど委員長のそれに匹敵する。

 彼女が同じグループのメンバーの形見をその娘に託した気持ち。
 あるいは、かつての仲間が遺した歌をKASCに奪われようとしている気持ち。
 それらを舞奈はわかる気がする。

 舞奈も美佳と一樹がいた過去から、陽介がいた過去から何かを継ごうとしている。
 彼女たちの、彼らの想いを汚されたら心穏やかではいられないだろう。だから、

「こういうのはどうだい?」
 現役時代から時を経てなお聡明なオーナーは、すぐさま案を思いついたようだ。

「同じ曲を、先にあんたが発表するのさ。あんた自身の著作物としてね」
「わたしがですか!?」
「ああ、そうさ」
 驚く委員長を見やり、オーナーは不敵な笑みを向ける。
 大人の女性だと思っていた彼女だが……否、だからこそ、彼女は胆も据わっている。

「場所と広報は用意できる。なんてったってここはライブハウスだからね」
「なるほど。なまじ大きい組織であるKASCには、この企てに対して迅速な対応をとるのは不可能でしょうね」
「ああ、そうさ」
 明日香の言葉にも、頼もしく言葉を返してくれる。
 そのやり取りに舞奈も笑う。

 ファイブカードも著作権の管理を【音楽芸術保証協会SOMAS】に委ねていた。
 KASCではなく。
 だから彼女も、奴らの薄汚い手口は熟知しているのだろう。

「もちろん奴らだって黙っちゃいないさ。あんたに難癖をつけてくるはずだ」
「……なるほど、そこを歌で黙らせるって訳か」
「ま、そういうことさね」
 思わず言葉を継いだ舞奈を見やり、オーナーは笑う。

 かの曲を、KASCは自分たちが見つけた歌だと言い張っている。
 対して委員長は、それを自分の歌だと主張する。
 どちらの言葉が正しいかを証明するのは、議論じゃない。

 歌とギターだ。

 そして委員長が母親から伝え継いだ旋律は、研鑽を重ねたギターは、曲を継ぐのに相応しいのはどちらなのかを如実に示してみせるだろう。

 その挑戦は、悪意と嘘にまみれたKASCに一矢報いる最高の機会だ。
 加えてKASCの周囲に群がる連中にも。
 疣豚潤子に。
 邪な目的を共有するテレビ局を率いる死塚不幸三に
 尖兵たる屑田灰介に。

 そんな提案を前に委員長は熟考する。そして、

「……その方法でやってみたいのです」
 生真面目な表情で宣言しつつ、先ほどのオーナーのようにギターを構えてみせる。
 ユーモラスなおばけが意匠された黒いギター――ブラックゴースト。
 歌と同じように、彼女が母親から受け継いだギター。しかも、

「ただひとつ、志門さんと安倍さんにお願いしたいことがあるのです」
「なんだよ?」
「新曲のお披露目ライブの日、わたしを護衛してもらいたいのです」
 真面目な表情を崩さぬまま言った。
 対して舞奈はニヤリと笑う。

 なるほどKASCは卑劣な手段を選択するのに躊躇しない。
 不正に音楽で対応しようとする彼女を、直接に害しようと動く可能性は高い。
 平和な世界で暮らすはずの彼女は、それを正しく理解していた。
 その上で今回の提案を受け入れた。

 彼女は父親に反発しながらも、そのノウハウは受け継いでいたらしい。
 敵が何者かを理解し、手口を予測して、正しく対処できる。
 そのために必要な人材に、正しく協力を仰ぐことができる。だから、

「まかせとけ! あんな連中に、おまえの歌を好き勝手にさせやしないさ」
 舞奈も彼女に不敵な笑みを返した。

 そして翌日。
 ホームルーム前の教室で、

「あ、舞奈。委員長のライブのこと、ネットニュースに載ってたわよ」
「さっすがオーナー。仕事が早いぜ」
「評判は上々。他のアーティストからも賛同の声があがってるわ」
 テックの言葉に思わず頬を緩める。
 だがテックはタブレットから目を上げもせず、

「でも」
 無表情に言葉を続ける。

「大きな声で批判意見もでてる」
「大きな声って、具体的に誰よ?」
「屑田灰介、疣豚潤子、弁護士の大蛸ゲイ子。あとSNSを荒らす専門の業者っぽいのが数人。双葉あずさに殺害予告した方の長屋氏と書きこみの特徴が一致するわ」
「……そりゃ何の冗談だ?」
「本人たちは大真面目みたいよ」
 テックが挙げた名前は、まるで馴染みの悪党どもの一覧表だ。
 年のせいでネットに触れないのか死塚不幸三の名前がないのが残念なくらいだ。

 裏で邪悪な繋がりを持つ怪異どもは、まず集団でSNSでの中傷を試みたらしい。
 だが舞奈は気にも留めない。
 これが奴らの典型的なやり口だと、オーナーから聞いていたからだ。

「で、オーナーさんがSNSで反論してたわ」
「気にするなって言った本人が真っ先にキレたのか……」
 続くテックの言葉に思わず苦笑する。
 あるいはアーティストを大事にする彼女だからこそか。そう思った舞奈だが、

「でも、結構いい返しだったわよ」
 珍しく笑みを堪えたテックの言葉に思わず向き直る。

「疣豚潤子の『音楽のイロハも知らない銭ゲバが』っていう中傷に、自分は元ファイブカードだって返してたのよ。証拠つきでね」
「そりゃ傑作だ」
 思わず吹き出す。

 SNSはネットを通じて全世界に広がっている。
 そんな中で、奴はその台詞を伝説のアーティストに向かって言ってしまった。
 しかも中傷の文句は、そのまんま自分たちがしている悪事の内容だ。
 まるで投げたブーメランが自分の頭に突き刺さったようなものだ。

 そんな妄言に対する周囲の反応は如何ほどか。
 対する疣豚の内心は。
 いつか見た鬼瓦の如く醜い顔が、怒りに歪むところが容易に想像できる。

「しかも疣豚は懲りずに『あんたの歳じゃ満足に歌えないでしょ』って煽ったのよ」
 テックは柄にもなく半笑いで、
「でね、オーナーは『そりゃ元ベースだからね』って返してた。その瞬間、コメント欄が凄い勢いでツッコミと大爆笑で埋まったわ」
「そっちの方面でもやり手だったのか、あの人……」
 舞奈はやれやれと苦笑する。

 ちなみに、その後、オーナーは動画をアップしたらしい。
 10年ぶりにピンキーハートを奏でる自身の様子だ。
 妙齢の女性にはやや不似合いなハートのギターと、齢を感じさせる声、にもかかわらず身体に染みついていたような熟達の歌とギターに再生数もうなぎ登り。
 そのうえ彼女はコメントを残した。
 本番では、もっと凄いものを見られると。
 流石は今はライブハウスのオーナーなだけはある。ライブの宣伝も欠かさない。

 だが舞奈は、普段の感情の薄さから想像し辛いテックの饒舌さに少し驚く。
 普段の彼女はネットで何を話しているのだろうか?
 少し知りたくもあったし、知るのが怖い気もした。
 そうやって苦笑する舞奈に、

「その流れで、KASCのアーティストとの音楽勝負が決まったわ。委員長には昨日のうちにオーナーから連絡が行ったみたい」
 普段の冷静さを取り戻したテックが言った。

「日時は来週の金曜日。場所は『Joker』」
「金曜日……か」
 ひとりごちつつ、舞奈は窓を見やる。
 抜けるような青い空に、飛行機雲が線を引く。

 件の自動車暴走事件も、連休初日の金曜日のことだった。
 あの日も今日と同じように、空は青く晴れ渡っていた。
 その下で、双葉あずさのサイン会を忌まわしい死塚不幸三が駆る乗用車が襲った。
 可憐なアイドルに癒されようとしていた無辜の人々は、邪悪な怪異にしてやられた。

 だが今度は逆だ。
 次の金曜は、こちらが奴らの企みを叩き潰す。
 奴らが侮り踏みつぶそうとした芸術の、音楽の力で。

 そのための舞奈の役目は護衛という補佐でしかない。
 だが……だからこそ奴らに委員長には指一本、触れさせない。

 そう決意を固め、舞奈は不敵な笑みを浮かべた。

 同じ頃。
 首都圏某所の私立中学のとあるクラスで、

「――『Joker』って、あの街のライブハウスよね」
「ええ、そうですわね」
 ブレザーの制服を着たアホそうな長髪の女子の言葉に、短髪の友人が答える。
 ウィアードテールの中の人こと陽子と夜空だ。

「あいつがいた……街よね」
 そう言って、
「面白そうなことやってるじゃない」
 陽子はニヤリと不敵に笑う。

「……あ、そうだ。KASCって、たしかルビーアイが言ってた悪い奴のことよね」
「ええ、そうよ」
 呼ばれて机上にハリネズミが飛び乗る。
 学校でそれはいかがなものかと普通は思う行為だが、クラス内での彼女の扱いは舞奈たちのクラスのみゃー子のそれと近い。
 なので誰も気にしない。
 それをいいことに、

「そーぉだ! あたし、いいこと思いついちゃった!」
 陽子は人目もはばからずに大笑いした。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

女の子にされちゃう!?「……男の子やめる?」彼女は優しく撫でた。

広田こお
恋愛
少子解消のため日本は一夫多妻制に。が、若い女性が足りない……。独身男は女性化だ! 待て?僕、結婚相手いないけど、女の子にさせられてしまうの? 「安心して、いい夫なら離婚しないで、あ・げ・る。女の子になるのはイヤでしょ?」 国の決めた結婚相手となんとか結婚して女性化はなんとか免れた。どうなる僕の結婚生活。

義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。

克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位 11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位 11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位 11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位

英雄になった夫が妻子と帰還するそうです

白野佑奈
恋愛
初夜もなく戦場へ向かった夫。それから5年。 愛する彼の為に必死に留守を守ってきたけれど、戦場で『英雄』になった彼には、すでに妻子がいて、王命により離婚することに。 好きだからこそ王命に従うしかない。大人しく離縁して、実家の領地で暮らすことになったのに。 今、目の前にいる人は誰なのだろう? ヤンデレ激愛系ヒーローと、周囲に翻弄される流され系ヒロインです。 珍しくもちょっとだけ切ない系を目指してみました(恥) ざまぁが少々キツイので、※がついています。苦手な方はご注意下さい。

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

【完結】私だけが知らない

綾雅(りょうが)電子書籍発売中!
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。 優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。 やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。 記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。 【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ 2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位 2023/12/19……番外編完結 2023/12/11……本編完結(番外編、12/12) 2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位 2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」 2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位 2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位 2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位 2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位 2023/08/14……連載開始

〈完結〉妹に婚約者を獲られた私は実家に居ても何なので、帝都でドレスを作ります。

江戸川ばた散歩
ファンタジー
「私」テンダー・ウッドマンズ伯爵令嬢は両親から婚約者を妹に渡せ、と言われる。 了承した彼女は帝都でドレスメーカーの独立工房をやっている叔母のもとに行くことにする。 テンダーがあっさりと了承し、家を離れるのには理由があった。 それは三つ下の妹が生まれて以来の両親の扱いの差だった。 やがてテンダーは叔母のもとで服飾を学び、ついには? 100話まではヒロインのテンダー視点、幕間と101話以降は俯瞰視点となります。 200話で完結しました。 今回はあとがきは無しです。

ロリっ子がおじさんに種付けされる話

オニオン太郎
大衆娯楽
なろうにも投稿した奴です

処理中です...