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第14章 FOREVER FRIENDS

KASCの野望

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――連休前にさ、梓さんと話したんだ
――すっごく楽しみにしてた。応援してくれる皆の為に頑張るぞって、笑ってた
――それなのに……糞ったれ!

 ふと漏らした堪えようのない感情に、だが明日香は答えてくれなかった。
 何故なら彼女自身も虚空を睨み、言い知れぬ怒りに黙して震えていたから。

 双葉あずさが音楽活動を休止した。

 そんなニュースを知った日の、昼休み。
 舞奈は6年生の教室を訪れていた。

「よう鷹乃ちゃん、久しぶり」
「なんじゃ、志門舞奈か。どうしたというのじゃ?」
 丁度よく廊下を歩いていた鷹乃を呼び止める。
 すると小さな先輩は面倒そうに振り返った。

「いやな、ちょっと梓ちゃんたちはどうしてるかなって」
 普段と変わらぬ何食わぬ口調で問う。

「そんなことだろうと思ったわい」
 鷹乃はやれやれと苦笑する。
 そして開け放たれたドアを目でうながす。

 視線を追って教室の中を見やる。
 長身でスタイルもいい梓と美穂はすぐ見つかった。
 窓際の前後に並んだ自席の椅子にラフに腰掛け、何やら歓談している様子だ。
 一見すると、普段と変わらぬ様子で笑いあっているように見える。

 梓が双葉あずさであること。
 美穂がその協力者であること。
 それらを知っているのは、生徒の中では鷹乃と舞奈たちだけだ。

 だから彼女はアイドル活動から離れて普通の女の子として人生を謳歌している。
 そう思うことは容易いように思える。

 だが舞奈には嫌と言うほど理解できる。
 2人の笑みがぎこちないことが。
 何故なら以前に、護衛として彼女と同じ時間を過ごしたことがあるから。

「朝からあんな調子じゃよ」
「……そっか」
 鷹乃の言葉に、舞奈は口元を歪ませる。

 それは友人として舞奈より近くにいる鷹乃も同じなのだろう。
 だから鷹乃は友人たちと距離を取り、ここにいたのだ。
 痛ましい彼女らを、見ていられなかったから。

「この前、見舞いに行った時には張も大事ない様子だったんだが」
「店主殿はかすり傷じゃ。一通りの検査をしたら店を開けると言っとった」
「そいつはなによりだ」
 苦笑しつつ答えた鷹乃に、舞奈も笑みを返してみせる。

 梓は張の義娘だ。
 その友人である美穂と鷹乃は、日曜だけ張の店でバイトをしている。
 だからという訳でないのだろうが、舞奈たちが他の要件で駆けずり回っている間にも張についていてくれたのが幸いだった。そして梓にも。

「……じゃが、問題は店主殿の怪我の程度ではないのじゃよ」
「だろうな」
 鷹乃は口惜しげに友人たちを見やる。

 心優しい梓は、自分のせいで張が傷ついたと思っている。
 以前に自分自身が狙われた時のように。

 彼女自身は何も悪くないのに、責任を感じている。
 自分のせいで皆が襲われたと思っている。
 だから歌うのが恐くなった。
 どんなにしっかりしていても、彼女は小学6年生の女子だ。

「わらわが梓と店主殿を守れていれば――」
「――いや、そいつは無理だったと思うがな」
「なんじゃと?」
 睨んでくる鷹乃の視線を笑顔でいなしながら、

「あんたの術じゃ目立ちすぎる。そもそも執行人エージェントのサチさんが無理だったことを、あんたができなかったからって落ちこんでたらキリないぞ」
「まったく、5年生のクセに……」
 語る。
 鷹乃は口元をへの字に歪めながらも、少し落ち着いた様子で遠くを見やる。

 九杖サチは怪異との戦闘における防御の要である。
 その防御魔法アブジュレーションは魔獣の打撃すら防ぐほどだ。
 それでも余人に魔法を見せられないという順法意識のせいで、友人を守れなかった。

 だが、そんなことは鷹乃自身が一番よく知っているだろう。
 でなければ、あの時に実践していた。
 以前に襲撃者から梓と美穂を守ったように。

 だからといって、目前で友人、知人を傷つけられた事実が変わるわけじゃない。
 悔やむなというのも無理な相談だ。
 梓と同様に感情の問題であって、道理ではどうにもならない。
 それが鷹乃が陰陽術士である前に、善良なひとりの人間である証拠だ。
 だからこそ、

「……で、だ」
 舞奈は空気を変えようとするように表情を一転させる。

「例の事故で車を運転してた爺がいたろ?」
「ああ、知っておる」
 憎むべき死塚不幸三の顔を思い出したか顔をしかめる鷹乃に、

「そいつを楓さんが殺った」
 何食わぬ表情で、つい先日に知ったばかりの事実を語る。
 鷹乃は一瞬、鳩が豆鉄砲を食ったような表情で固まる。

「信じられんことをするのぉ」
 そんな反応に舞奈は苦笑し、

「……だが次の日にはピンピンしてた」
 さらに告げる。

 鷹乃の表情が一転する。
 先ほどまでは友の苦境を憂い、仇を憎み、因果応報を笑っていた彼女。
 だが今は思考を巡らせていた。

「復活した……ということか」
「十中八九な」
 滓田妖一とその一味のように。
 その言葉の意味を、例の戦闘に参加した鷹乃は理解している。だから、

「こっちはこっちで調べてみるが、何かわかったら教えてくれ」
「無論じゃ」
 力強く答える。
 友人の苦境に沈む女子小学生の表情ではなく。
 数多の攻撃魔法エヴォケーションと式神を操り、社会の裏側に蠢く怪異を狩る陰陽師の顔で。

「あと梓ちゃんのこと、気をつけてやってくれ」
「言われるまでもないわ」
 鷹乃が不敵な表情で答えた途端――

 ――ドサリ。

「……うわっ」
 目の前に何かが落ちてきた。
 みゃー子だ。
 仰向けでかさかさ動いている。

 鷹乃は仰天のあまり背後の壁に張りつく。
 舞奈は無言でみゃー子を見下ろす。

 今まで虫みたいに天井にぶら下がっていたのだろうか。
 それが手足を上向けに突っ張らせたまま落ちてきて、背中から床に激突したのだ。
 相も変わらず傍迷惑でわけのわからないみゃー子の奇行。

 だが、かすかな既視感。
 それが何時のことだったかと思い出そうとした瞬間――

「――キョエエエエエエェェッ!!」
「やめろよ皆がビックリするだろ……」
 いきなり奇声をあげながら、みゃー子は身体をのけ反らせて飛び跳ねはじめた。
 まったく、こいつの考えはさっぱりわからん!

 ふと思い出し、舞奈は側の鷹乃を見やる。
 そう言えば以前にも同じようなことがあった。
 そのときの彼女はみゃー子の奇行にビビりまくっていたのだが……

「キョエッ! キョエッ! キョエッ! キョエエエッ!!」
「あ、相変わらず面妖な奴め……。わ、わらわが相手してやるわい!」
 へっぴり腰ながらも身構えて、飛び跳ねるみゃー子ににじり寄る。

 彼女もまた恐怖を克服し、成長しようとしている。
 側に居る大事な人を、守り抜くために。
 そう思って舞奈が口元に笑みを浮かべた途端――

「キョエッ! キョエエエッ!」
「あひぃ!!」
「――あ」
 鷹乃は妙な悲鳴をあげながらあっけなく吹っ飛び、

「鷹乃ちゃん!?」
「鷹乃っち!」
 梓と美穂が血相を変えて走ってきた。

 ……そんなことがあったものの、舞奈はその足で視聴覚室を訪れた。

 高等部の校舎の一角にある視聴覚室には、昼間も授業以外での立ち入りは禁止だ。
 なので今いるのも、電子キーを勝手に開けられるテックと明日香だけだ。

「何かわかったか?」
 声をかける。

「まあ、いちおう調べてはみたけど……」
 端末を覗きこんでいたテックと、側の明日香が振り向いた。

 舞奈はテックに、死塚不幸三とKASCの関係について調査を依頼していた。

 死塚は乗用車で梓のサイン会につっこんだ。
 暴走事故を装ってはいるが、偶然にしてはできすぎている。

 その事故――事件のせいで、あずさは歌えなくなった。
 あるいは何かの歯車がずれていたら、更に致命的な状況になっていたかもしれない。

 それは【親亜音楽著作権協会KASC】の――歌い手と聴衆から関税をせびり取ることで人間社会から歌を奪い、私腹を肥やそうとする泥人間の組織の目的に適っている。
 何故なら、あずさは別の著作権管理団体に登録している。
 そしてあずさの歌は、人々を笑顔にし、プラスの感情を賦活している。
 どちらもマイナスの魔力から生まれた泥人間には耐えがたい事実だ。

 加えて同乗していた疣豚潤子はKASCの関係者らしい。
 先日もピアノ教室で無辜の女講師を襲っていた。
 その際に双葉あずさを目の敵にしていた。

 だから死塚とKASCの間にも、なんらかの繋がりがあると睨んでいた。
 今回の……あるいはここ数日で頻発している事件のいくつかが、KASCの差し金によって引き起こされていたのだと。

 その邪悪な関係を証明することができれば、奴を正規の手段で狩れるかもしれない。 そう思った。
 人間から簒奪した顔と地位を悪用して人の世に仇成す怪異の排除任務として。
 支部の皆の力を借りて。
 かつて舞奈が、日比野陽介の仇である滓田妖一に対してそうしたように。
 だが……

「……まあ、いちおうKASCの役員もやってるみたい」
 テックは言葉を濁すように、いまいち決定打に欠ける結果を告げた。

 死塚はいくつもの団体の役員を務めているらしい。
 所詮はKASCもそのひとつということだ。

 だが舞奈はいぶかしむ。
 その利益のために、表の顔を社会的な危険にさらして手を汚そうとするだろうか?

「その代わりかどうかは知らないけど」
「言ってくれ」
「死塚が役員をしているテレビ局があるんだけど、そこから件のスタジオに取材の予定があったみたい」
「件のスタジオって、屑田灰介が火をつけようとした?」
「ええ。その際にテレビ局から、セキュリティを切っておくように通達がでてるわ」
「その取材ってのは、いつの予定だったんだ?」
「例の事故の日」
「……そういうことか」
 思わぬ情報に、口元を歪める。

 つまり屑田が燃やそうとしたスタジオは意図的に警備の隙を作られていた。
 死塚不幸三の息のかかった組織によって。
 その持って回ったいやらしい手口に嫌悪を覚えつつ、それもチャンスだと思った。

「そのテレビ局ってのは、どんなよ?」
「――KASCに輪をかけて酷いわ」
 明日香が口をはさんできた。
 心の底からうんざりした口調。
 テックも隣で頷いている。
 件のテレビ局とやらは、よほど問題のある組織なのだろう。
 舞奈は無言で先を促す。

「視聴するために受信契約を結んで受信料を支払う形式の局なんだけど」
「ああ」
「契約員や集金人がとにかく強引で、実家の案件になることがよくあるのよ」
「……おまえん家のか?」
「ええ、わたしの家の」
「そりゃ酷い」
 思わずツッコむ。
 明日香の実家は民間警備会社PMSC【安倍総合警備保障】。
 善良な市民を暴徒や怪異から守るための組織だ。

「ヤクザまがいの恐喝や、暴行が日常茶飯事なのよ」
「そいつは表の法律に引っかかったりしないのか?」
「各方面から忖度されているのよ。警察も迂闊に手を出せないわ」
「いつもそうだな、あいつら……」
 舞奈も思わず肩をすくめてみせる。
 なるほど明日香のうんざりした口調の理由が分かった。

「それに」
 テックが補足する。

「肝心の番組の方も酷いものよ」
「そっちはどんなよ?」
「偏った内容で、視聴者を政権批判に誘導しようとしてる」
「特定人権団体絡み……ってことか」
 言って舞奈は口元を歪める。

 表向きは問題の多いテレビ局。
 だが実際は国内に潜伏している怪異どもの活動母体という訳らしい。
 なるほどKASCに輪をかけて酷い。
 表の顔も裏の挙動も、薄汚い怪異どものやり口そのものだ。
 そんな舞奈を見やって、

「丁度そのテレビ局の、ニュースの時間よ」
 言いつつテックは情報窓を開く。
 どうやらテレビ番組をリアルタイムで表示させるつもりらしい。

「それがいいわね。見てみればわかるわ」
 明日香も言葉とは裏腹に見たくもないといった表情で、

「だいたいいつも現政権の揚げ足取りか、特定人権団体に忖度した偏向報道を……あ」
 少し間の抜けた声をあげる。
 視聴前にうんちく語りをするつもりが、出鼻をくじかれたらしい。
 ニュースの時間のはずの画面には、毒々しい色のテロップが表示されている。

「特番だと?」
 舞奈は訝しみつつ、無言で情報窓を消そうとするテックを手で制する。

 画面の中では薄笑いを浮かべたコメンテーターが並んでいる。
 そいつらは騒々しく無意味なパフォーマンスをしながらニュースをまくしたてる。

「普通にニュースやってればいいんじゃないのか……?」
 舞奈は言って口元を歪める。
 それでも要領を得ないコメントから、特番の内容を把握しようと額にしわを寄せ、

「……!? 何だと?」
 ひとりごちた。

 ファイブカードが遺した幻の曲が発見された。
 それが特番の総括らしい。

 だがファイブカードは10年前に解散したグループだ。
 それが何故、今ごろになって……?

 首を傾げながらも、昼休みの終わりが近づいていることにも気づいた。
 舞奈たちも表向きは普通の小学5年生だ。
 調査にかまけて理由もなく授業をボイコットする訳にもいかない。

 なのでテックは手早く端末をシャットダウンする。

 そして3人はニュースの内容を気にしつつも何食わぬ顔で教室に戻り……

 ……5時限目が始まる寸前の教室は、幻の曲の話題で持ちきりだった。
 誰かが携帯でニュースを見て広めたらしい。

 部屋の片隅から音楽が漏れ聞こえる。
 先ほど視聴覚室でも聞いたフレーズだ。
 まだ担任が来ないのをいいことに、携帯でテレビを見ているらしい。

「まったく、先生に見つかったら携帯取りあげられるぞ」
 やれやれと苦笑した途端――

 ――ガタリ

 音を立てて委員長が立ち上がった。
 なるほど生真面目な彼女は、度が過ぎた生徒を注意しようというのだろう。
 舞奈が、皆がそう思った。

 だが次の瞬間、

――♪

 あろうことか委員長までギターを取り出し、奏でた。

 皆は驚く。
 委員長の奇行に……ではない。
 そんなことなど気にならぬほど、その行動の中身に度肝を抜かれた。

「同じ……曲だと……?」
 舞奈は思わずひとりごちる。

 そう。
 ファイブカードが遺した幻の曲。
 そう発表されたはずのフレーズを、委員長は完璧に弾きこなしていた。

 耳コピではない。
 なぜなら委員長のギターは、フレーズのその先までをメロディとして奏でた。
 それはハイテンポで技巧を凝らしたバラードだった。

 皆が驚愕の表情で委員長を見つめる。
 それはそうだろう。
 伝説のバンドグループの新曲だと、今しがたテレビで発表された曲。
 それをクラスメートが目の前で完璧に再現して見せたのだ。

 だが、そんな皆に劣らぬほど目を見開いて動揺していたのは、当の委員長だった。

 その唇から何かが漏れる。
 驚愕のあまりにひとりごちたのであろうそれは、かすれて声にならなかった。

 だが唇の読める舞奈は気づいた。

――なんで……お母さんの歌が……

 眼鏡の奥の瞳を見開きながら、委員長は確かにそう言った。
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