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間章1
魔法と異能力の解説
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魔法とは、魔力を用いて数多の奇跡を起こす技術の総称。術とも呼ばれる。
魔法の使い手を総称して、魔道士(あるいは術者)と呼ばれる。
魔法は以下の3種類に大別される。
【魔術】
意思や感情といった精神的なパワーを凝固することで魔力を作りだし、術と成す。
周囲の環境による悪影響を受けにくく、手数も多く、強力な攻撃魔法を持つ。
だが施術のたびに魔力を作りだすため、持続する付与魔法は不得手。
戦闘魔術や高等魔術、ルーン魔術、陰陽術等が該当する。
魔術の使い手は、魔術師と呼ばれる。
【呪術】
森羅万象に潜む魔力と同調し、操る魔法。
大半の流派が回復魔法を持ち、広範囲への補助や回復も得意。
創造ではなく操作に特化しているため、周囲の環境に影響されやすい。
祓魔術やヴードゥー呪術、ナワリ呪術、古神術等が該当する。
呪術の使い手は、呪術師と呼ばれる。
【妖術】
自分の身体に蓄えた魔力を奇跡と成す、異能力(後述)の上位互換。
強力な自己強化の付与魔法を得手とする。
反面、魔力の投射に制限があるため長距離攻撃、範囲攻撃は不得手。
仏術や道術等が該当する。
妖術の使い手は、妖術師と呼ばれる。
魔法が内包する個々の術は、以下の8種類に大別される。
【攻撃魔法】
エレメントやエネルギー、物質等を殺傷目的で投射する。
魔道士の攻撃手段として最もポピュラーな術。
魔術師は生みだした魔力でエレメントやエネルギー、物体等を生成して投射する。
呪術師は周囲のエレメントを操り、敵を襲わせる。
妖術師は内なる魔力を手元でエネルギーに転換し、叩きつける。
魔力を『投擲』して『手放す』ため、魔法消去されやすい。
【防御魔法】
エレメントやエネルギー、物質等を防御目的で整形し、自身の周囲に配置する。
小規模なものは盾、大規模なものは壁やドームの形をとることが多い。
術者が魔力の『手綱を握っている』ため、魔法消去されにくい。
【付与魔法】
自身の身体や物品に魔法をこめて強化する。
身体を強化すればパワーやスピードが増大する。
武器を強化すればエレメントの属性を付与することができる。
上記と同様の理由で魔法消去されにくい(消去に対して抵抗しやすい)。
【補助魔法】
エレメント等の、上記3種のカテゴリに含まれない目的での生成、操作。
【探知魔法】
魔力を用いた情報収集。
超感覚による探知と、時空や森羅万象との意思疎通による情報の取得に大別される。
後者は『預言』と呼ばれ、代替不可能な諜報手段として重用される。
【召喚魔法】
魔力を用いて物品や生物を作る。
※既に存在する何かを呼び寄せる術ではない。
魔術師は因果律に干渉し、式神や魔神を『そこに存在したことに』して創造する。
呪術師は魔力を凝固させて天使や妖精、デーモンにする。
妖術師は自身で使うための物品を召喚する。
【回復魔法】
魔力を用いた治療や回復。
【大魔法】
上記7種の術に更なるリソースを投入し、大幅に強化した術。
攻撃魔法の強化版は戦略規模の超攻撃。
防御魔法の強化版は結界の生成。
――――――――――――――――――――
異能力とは、その身に魔力を宿した怪異や異能力者が持つひとりひとつの異能。
魔力を異能力として顕現させられるのは精力に満ち溢れた若い男性だけなため、異能力は少年のみ使用可能。大人になると弱まり、老いると消える。
女は年齢に関わらず使えない。
怪異には年齢や性別がないため、この条件は適用されない。
本編に登場する異能力の使い手は以下の通り。
異能力者の少年たち(ほぼ全章に登場)
泥人間・毒犬等の怪異(ほぼ全章に登場)
新開発区の百合(9~10章)
【火霊武器】
武器に炎をまとわせる。
【雷霊武器】
武器を放電させる。
【氷霊武器】
武器を冷気で覆う。
対象の手足を凍りつかせて動きを封じることもできる。
【重力武器】
武器を斥力場で包む。
使用者の身体を斥力場のフィールドで包み、防護することも可能。
【断罪発破】
脂虫を爆発させる。
喫煙者はアンデッドを操る術の対象となるため脂虫と呼ばれ、怪異とみなされる。
故に【機関】も悪臭と犯罪をまき散らす脂虫を人ではなく怪異と規定している。
有害で邪悪な脂虫が世界に対して、自身に対してできる唯一の善行は死ぬことだ。
【装甲硬化】
身に着けた防具を無敵にする。
衝撃までは防げず、防具に覆われていない部位に防御効果はない。
【虎爪気功】
気功によって筋力を強化することにより打撃力と耐久力、瞬発力を得る。
使用者の魔力によっては、筋肉が肥大することにより衣服が破損する。
【狼牙気功】
気功により素早さを増す。
敏捷性に特化しているだけに直接的な打撃力や耐久力は上記に劣る。
だが武器を使用するなら素早いこちらの方が有利。
【鷲翼気功】
身体を気功のフィールドで覆うことで空を飛ぶ。
使用者の体重と同じ大きさまでの持ち物を一緒に運べる。
【偏光隠蔽】
身体を気功のフィールドで覆うことで周囲の光を捻じ曲げ、透明化する。
音や気配は消せず、使用中は魔力感知の対象になる。
フィールドは使用者自身に加え、使用者の体重までの重さの装備品にも作用する。
【魔力破壊】
魔法消去。
魔道士に対する消去は、反撃により使用者の身体が破損する危険がある。
魔法の使い手を総称して、魔道士(あるいは術者)と呼ばれる。
魔法は以下の3種類に大別される。
【魔術】
意思や感情といった精神的なパワーを凝固することで魔力を作りだし、術と成す。
周囲の環境による悪影響を受けにくく、手数も多く、強力な攻撃魔法を持つ。
だが施術のたびに魔力を作りだすため、持続する付与魔法は不得手。
戦闘魔術や高等魔術、ルーン魔術、陰陽術等が該当する。
魔術の使い手は、魔術師と呼ばれる。
【呪術】
森羅万象に潜む魔力と同調し、操る魔法。
大半の流派が回復魔法を持ち、広範囲への補助や回復も得意。
創造ではなく操作に特化しているため、周囲の環境に影響されやすい。
祓魔術やヴードゥー呪術、ナワリ呪術、古神術等が該当する。
呪術の使い手は、呪術師と呼ばれる。
【妖術】
自分の身体に蓄えた魔力を奇跡と成す、異能力(後述)の上位互換。
強力な自己強化の付与魔法を得手とする。
反面、魔力の投射に制限があるため長距離攻撃、範囲攻撃は不得手。
仏術や道術等が該当する。
妖術の使い手は、妖術師と呼ばれる。
魔法が内包する個々の術は、以下の8種類に大別される。
【攻撃魔法】
エレメントやエネルギー、物質等を殺傷目的で投射する。
魔道士の攻撃手段として最もポピュラーな術。
魔術師は生みだした魔力でエレメントやエネルギー、物体等を生成して投射する。
呪術師は周囲のエレメントを操り、敵を襲わせる。
妖術師は内なる魔力を手元でエネルギーに転換し、叩きつける。
魔力を『投擲』して『手放す』ため、魔法消去されやすい。
【防御魔法】
エレメントやエネルギー、物質等を防御目的で整形し、自身の周囲に配置する。
小規模なものは盾、大規模なものは壁やドームの形をとることが多い。
術者が魔力の『手綱を握っている』ため、魔法消去されにくい。
【付与魔法】
自身の身体や物品に魔法をこめて強化する。
身体を強化すればパワーやスピードが増大する。
武器を強化すればエレメントの属性を付与することができる。
上記と同様の理由で魔法消去されにくい(消去に対して抵抗しやすい)。
【補助魔法】
エレメント等の、上記3種のカテゴリに含まれない目的での生成、操作。
【探知魔法】
魔力を用いた情報収集。
超感覚による探知と、時空や森羅万象との意思疎通による情報の取得に大別される。
後者は『預言』と呼ばれ、代替不可能な諜報手段として重用される。
【召喚魔法】
魔力を用いて物品や生物を作る。
※既に存在する何かを呼び寄せる術ではない。
魔術師は因果律に干渉し、式神や魔神を『そこに存在したことに』して創造する。
呪術師は魔力を凝固させて天使や妖精、デーモンにする。
妖術師は自身で使うための物品を召喚する。
【回復魔法】
魔力を用いた治療や回復。
【大魔法】
上記7種の術に更なるリソースを投入し、大幅に強化した術。
攻撃魔法の強化版は戦略規模の超攻撃。
防御魔法の強化版は結界の生成。
――――――――――――――――――――
異能力とは、その身に魔力を宿した怪異や異能力者が持つひとりひとつの異能。
魔力を異能力として顕現させられるのは精力に満ち溢れた若い男性だけなため、異能力は少年のみ使用可能。大人になると弱まり、老いると消える。
女は年齢に関わらず使えない。
怪異には年齢や性別がないため、この条件は適用されない。
本編に登場する異能力の使い手は以下の通り。
異能力者の少年たち(ほぼ全章に登場)
泥人間・毒犬等の怪異(ほぼ全章に登場)
新開発区の百合(9~10章)
【火霊武器】
武器に炎をまとわせる。
【雷霊武器】
武器を放電させる。
【氷霊武器】
武器を冷気で覆う。
対象の手足を凍りつかせて動きを封じることもできる。
【重力武器】
武器を斥力場で包む。
使用者の身体を斥力場のフィールドで包み、防護することも可能。
【断罪発破】
脂虫を爆発させる。
喫煙者はアンデッドを操る術の対象となるため脂虫と呼ばれ、怪異とみなされる。
故に【機関】も悪臭と犯罪をまき散らす脂虫を人ではなく怪異と規定している。
有害で邪悪な脂虫が世界に対して、自身に対してできる唯一の善行は死ぬことだ。
【装甲硬化】
身に着けた防具を無敵にする。
衝撃までは防げず、防具に覆われていない部位に防御効果はない。
【虎爪気功】
気功によって筋力を強化することにより打撃力と耐久力、瞬発力を得る。
使用者の魔力によっては、筋肉が肥大することにより衣服が破損する。
【狼牙気功】
気功により素早さを増す。
敏捷性に特化しているだけに直接的な打撃力や耐久力は上記に劣る。
だが武器を使用するなら素早いこちらの方が有利。
【鷲翼気功】
身体を気功のフィールドで覆うことで空を飛ぶ。
使用者の体重と同じ大きさまでの持ち物を一緒に運べる。
【偏光隠蔽】
身体を気功のフィールドで覆うことで周囲の光を捻じ曲げ、透明化する。
音や気配は消せず、使用中は魔力感知の対象になる。
フィールドは使用者自身に加え、使用者の体重までの重さの装備品にも作用する。
【魔力破壊】
魔法消去。
魔道士に対する消去は、反撃により使用者の身体が破損する危険がある。
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