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寝室
フェラチオ①
しおりを挟む「――っ!?」
ぶつりと画面が消えるように、視界に暗闇が広がった。
全身から嫌な汗が滲み出し、湿ったインナーが肌に張り付いていた。頭がじんと痺れ、胸は忙しなく鼓動を打っている。
突然現実に引き戻され、高いところから一気に突き落とされたような衝撃を受けていた。
傍らでは相変わらず妻の小百合が安らかな寝息を立てている。
柔らかく沈むベッドの寝心地も、ぼんやり浮かび上がる照明の形も、常夜灯のオレンジ色も、いつもと何も変わらない。にもかかわらず、漠然とした不安がじわじわと足元からにじり寄ってくる。
ふと下半身に違和感を覚え、掛布団をめくった。
驚愕の戦慄が背筋を突き抜ける。思わず飛び出しそうになる声を寸でのところで呑み込んだ。
違和感の正体は、布団に潜り込んだ千紘だった。夜這いを仕掛けた張本人は剥き出しになった修一のペニスに指を絡め、緩慢な手つきで弄んでいる。
「……ちょ、ちょ、ちょっと、何してるんだ……!」
「ふふっ……びっくりした?」
「さすがにこれは……マズイって……やめてくれ!」
慌てふためく修一は小声で制し、拒絶の意を示した。散々不貞を働いてきた彼も、すぐ傍で妻が寝ているこの状況においてはさすがに理性が優位に立つ。
しかし千紘はどこ吹く風といった様子である。猫のように修一のモノに顔を擦り付け、尖らせた唇でちゅっちゅと茎肌を啄んでくる。
「うっ……だ、だめだって言ってるだろ……いい加減にしてくれ……」
「ちゅっ、ちゅっ……んっ、大丈夫だって……おねえちゃん、一度眠ったらなかなか起きないって、修ちゃんも知ってるでしょ?」
「でも、さすがにこんなことしてたら起きるって……!」
「もう、心配性だなぁ。この状況を楽しもうよ……おねえちゃんが寝てるすぐ横で不倫セックス……最っ高にドキドキして、興奮しない? ね? 俺が楽しませてあげるからさ♡」
「あぁ……こらっ……」
有無を言わさずペニスの先がぱくりと千紘の口に呑み込まれ、ざらつく舌と上あごに挟み込まれた。ほの温かくぬめった口腔粘膜が海綿体に柔らかな圧を加えてくる。
「ふぁ……ぁぅ……っ」
「んぅ、ちゅっ、ちゅぅっ、くちっ……ん、うぅ~♡ ふふっ……おっひふぁっれいら……♡」
優しくもにゅもにゅ捏ねくられ、修一の意志に反してみるみる股間に血液が溜まっていく。千紘は口内でむくむく成長していく肉塊に笑みを深め、完全に勃起するまで解放しようとしなかった。
ちゅぽんと音を立てて千紘の口から飛び出した男根は、猛々しく反り返って天を仰ぐ。
「ほらぁ、もうこんなにカッチカチになっちゃったよ? 気持ちいいのにすぐに流されちゃう修ちゃんの不貞ちんぽ、可愛い♡」
「う……千紘くんのせいじゃないか……」
「俺の口、そんなにいい? 嬉しいな~♡」
「そういうことじゃなく……っ!」
千紘は伸ばした舌を亀頭に這わせ、くるくると舐めまわした。握り込んだ太茎をシコシコしごきながら、巧みな舌技で修一を翻弄する。
ざらつく舌が張り付くように亀頭を這いまわり、カリ下のくびれを丹念になぞった。神経の集まる部分を集中攻撃され、押し寄せる快感に修一の腰は勝手に浮いてしまう。
「う、ぐうぅ……っ!」
「ぢゅるっ、ちゅぷ……気持ちいい?」
「も、いい加減に……んひぃっ!」
鈴口からにじみ出る透明な汁をちゅうっと吸い上げられ、修一が悲鳴を上げる。慌てて己の口を塞ぎ、小百合が寝ていることを確認して胸を撫で下ろした。
「ちゅぅ、ちゅぅ、ちゅるっ……修ちゃん、声おっきい……おねえちゃんにヨガリ声聞いてもらいたいの?」
「そ、そんなわけないだろっ! 誰のせいだと思って……はぁっ……!」
好き勝手に振る舞う千紘は、今度はペニスの側面を咥えて顔をスライドさせる。ぬるぬるの唇に挟まれ、舌で裏側の敏感な一本道を擦られて、修一は生娘のように頬を上気させて熱い息を吐いた。
表皮がふやけるほどにたっぷり塗りたくられた唾液がゆっくりと垂れ落ち、玉を伝ってシーツに染みを作る。それを追いかけ下降した千紘の舌が玉袋をぺろりと舐め上げた。
「……っ!」
「ちゅっ……あむっ……ちゅぅ、ちゅぷ……♡」
そのまま睾丸を頬張った千紘は飴でも舐めるように舌の上でころころ転がし、いたずらにちゅうちゅう吸引する。くすぐったいような、ぞくぞくするような焦れったさに耐えきれず、思わず修一が身を捩ると、ギシリとベッドのスプリングが軋みを立てた。
「はぁっ……くっ……や、やめて……っ」
「んっ……ぢゅぷ、ぢゅうぅ……ちゅっ……ふふ、おちんぽぴくぴくしてる♡ もっとしゃぶって欲しいんだ? 奥さんの前なのに、こんなにビキビキにしちゃって……悪い浮気おちんぽだぁ♡」
「ち、ちが……っ」
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