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番外編
バイト始まる
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さっそく、バイトデビューとなるコノハ。
コノハはバイト服を着こなし、可愛らしさが一層増している。
巫女さんも頬を染めながら、ジッと見つめていた。
「アキラっ! 神木の巫女っ、恥ずかしいから、あまり見ないでっ!」
コノハはそう言って、もじもじとするようにフリルのついたバイト服を手で隠すように覆った。
僕と巫女さんは、思わずほっこりとした。
「アキラさん、ありがとうございます。まるで女神様のようで、うっとりします」
女神といっても、コノハは神さまだからそうなんじゃないか。
と、心の中でツッコミを入れた。
今日はコノハの仕事ぶりを観察することにした。保護者の目で見るように。
おや、お客さん来た。
綺麗なお姉さん2人だった。
「いらっしゃいませ! あ、2名さまですかぁ?」
「ええ、2名です。景色が見える窓側の席がいいわ」
「そこですねっ! ぜぇったい、おすすめですよっ! あたしのお気に入りの席へご案内いたしますっ!」
コノハは、バイト服というか巫女服でフリフリとしながら、可愛らしく招いた。
お客さん2人は、うっとりとコノハを見つめている。
「ねぇ、あの子、かわいくない?」
「めちゃ、可愛いよね。妹にしたい気分!」
あのー、ヒソヒソ話してるだろうけど、聞こえますよ。
確かに、コノハは、異国情緒から来たかような絶世の美少女だしな。僕もコノハのことを可愛いと思っているし。
巫女さんまでも感心しながら、はぁはぁと息が荒い。
「アキラさん。やはり、神さまはかわゆいです。ありがとうございます。ありがとうございます。眼福です。また、遊びにいらしてください」
巫女さんはニコッと笑いながら、一礼してくれた。
「出来れば、ここで一生……」
と、巫女さんは、コノハの働きぶりを眺めながら、僕におねだりしてくるが聞こえないことにした。
コノハはバイト服を着こなし、可愛らしさが一層増している。
巫女さんも頬を染めながら、ジッと見つめていた。
「アキラっ! 神木の巫女っ、恥ずかしいから、あまり見ないでっ!」
コノハはそう言って、もじもじとするようにフリルのついたバイト服を手で隠すように覆った。
僕と巫女さんは、思わずほっこりとした。
「アキラさん、ありがとうございます。まるで女神様のようで、うっとりします」
女神といっても、コノハは神さまだからそうなんじゃないか。
と、心の中でツッコミを入れた。
今日はコノハの仕事ぶりを観察することにした。保護者の目で見るように。
おや、お客さん来た。
綺麗なお姉さん2人だった。
「いらっしゃいませ! あ、2名さまですかぁ?」
「ええ、2名です。景色が見える窓側の席がいいわ」
「そこですねっ! ぜぇったい、おすすめですよっ! あたしのお気に入りの席へご案内いたしますっ!」
コノハは、バイト服というか巫女服でフリフリとしながら、可愛らしく招いた。
お客さん2人は、うっとりとコノハを見つめている。
「ねぇ、あの子、かわいくない?」
「めちゃ、可愛いよね。妹にしたい気分!」
あのー、ヒソヒソ話してるだろうけど、聞こえますよ。
確かに、コノハは、異国情緒から来たかような絶世の美少女だしな。僕もコノハのことを可愛いと思っているし。
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「アキラさん。やはり、神さまはかわゆいです。ありがとうございます。ありがとうございます。眼福です。また、遊びにいらしてください」
巫女さんはニコッと笑いながら、一礼してくれた。
「出来れば、ここで一生……」
と、巫女さんは、コノハの働きぶりを眺めながら、僕におねだりしてくるが聞こえないことにした。
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