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第二話 大陸の男
想ひ歌
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「――泡沫人は昼想ひ、夜夢む」
儚い人が昼も夜も誰かを想っている歌。
物心ついた時から自然と頭に浮かぶ歌詞は、誰が綴ったものなのか。答えを教えてくれる人はもういない。
ゆったりと弦をなぞり、ほんのわずかな声量で口ずさむ。花びらと葉の擦れる音が、か細い声を優しく包み込んだ。
聴衆はいない。誰もオトに「歌え」と強要していない。だが目の前の命を見捨てることなんてできなかった。それが見ず知らずの大陸人だとしても。
「ケホッ、ゴホッ、っく……!」
喉奥の鳴管を震わせ、酷く咳き込んだ。息が詰まり、声が割れる。とても人に披露できる仕上がりではない。もはや歌と呼べるのかもあやしい。
それでも。悪しきものを追い祓う神聖な声を絞り出し、目の前の命のためだけに、無様だろうと歌った。
「心憧る御霊はゆらら
さららと消えゆ月草の音
相響むまで、恋ひ渡る……」
短い歌が終わると、夢喰がふわりと飛び立った。歌が届いたのだ。
籠は持ち歩いていない。オトが指先を差し出すと、そこにはらりと黒い影が留まる。
「お行き、なるべく遠くへ。次は籠に入れられてしまうかもしれないわ」
喉が枯れ果てた聞き苦しい声で告げる。その言葉に促されるように、指先から飛び立った黒蝶はオトの頭上を一周し、空へ羽ばたいて行った。
上手くできた、助けることができた。その事実を噛みしめながら、あらわになった男の顔を見下ろす。そして思わずほう、と感嘆の溜息をこぼした。
(綺麗なお方……)
色素の薄い金糸の髪がさらりと風に揺れる。それと同じ色をした長いまつ毛が、日の光を浴びてきらりと光った。多くの人が美しいと感じる場所へ均等に添えられた目、鼻、口。カージュにも見目麗しい者は多いが、どこか別格に思える。
瞳はどんな色なのだろう。声は、どんな風で。
そんな考えが浮かんで、慌てて頭を振る。
生きる世界が違う人に焦がれて何になると言うのだろう。そもそも、この眉目秀麗な男の瞳に醜い自分が映ることに耐えられるのか。
立ち去ろう、少しでも早く。
口をきゅっと噤んでリラを風呂敷に包んだその時。
『――……どこだ』
「え……?」
大陸語で何かを呟いたと思ったら、男は上半身の力で勢いよく起き上がり、葉っぱだらけの頭をきょろきょろとさまよわせた。金のまつ毛に縁取られた意思の強そうな群青の瞳が、硬直するオトを突き刺す。
『蝶だよ、蝶! 俺が集めていた夢喰はどこ行った!?』
「えっと、あの……」
『クレセンティアに来たからには一度はお目にかかりたいと思って昼寝をしていたのに、まさか一匹も捕獲できないなんて! ……君か? 君が何かしたのか!?』
「ひっ……!」
美貌の人に両肩を掴まれ、乾いた喉が引き攣る。
何を言っているのかわからないが、すごく責められている気がする。男の詰問を真正面から浴びて、張り詰めた緊張の糸がぷつんと切れた。
「ご、ごめんなさい!!」
河川敷に響き渡る大きな謝罪。ここ数年で一番の声量だったと思う。
きつく瞑った目尻から堪えきれない涙が溢れたその時。耳を叩くような羽音が周囲の低木から鳴り響く。思わず二人は頭上を見上げ、目を見開いた。
『夢喰が、こんなにたくさん……』
男が無防備に呟く。
それは枝葉の間に身を潜めていた黒い蝶。澄んだ空を覆い尽くす圧巻の数が、オトの声に反応して一斉に飛び上がったのだ。
一人の雛鳥が祓える夢喰の数はたかが知れている。だからこそ楽徒を組んで集団演奏をするのだ。しかしこの量は、その定説を遥かに越えている。
何が起きたのかわからず、涙を拭うことすら忘れて幻想的な空を見上げるオト。だが大声の謝罪が最後の留めになったのか、かつてないほど激しく咳き込んだ。男に背を向け、雑草に手をついて肩を上下させる。喉が内側から引き裂かれそう――そんな恐怖に襲われた。
「ゲホッ! ゲホッ! ~~~ッう゛、ぅ……!」
あまりの息苦しさに嗚咽を漏らした。
混乱する脳裏に浮かんだのは、かつて自分を囲っていた大人たち。歌う以外で声を発することを禁じられ、喉が潰れようものなら激しく罵倒された。言葉だけでなく、手を上げられることだって。
――私たちのために、死ぬまで歌っておくれ。
平手打ちされた右頬、失った羽耳の痕から血が滴る左頬。みんながオトに「歌え」と言う。縛って、閉じ込めて、叩いて。
美しいツツジ並木の風景が暗い洞窟に宛がわれた祭壇に掻き消されそうになった時。潤んだオトの視界を大きな手が塞ぎ、背後へ力強く引き寄せられた。ふわりと鼻孔をくすぐったのは、異国の薫香。
「ゆっくり息を吐け、過呼吸になってしまう」
震える右の羽耳へ寄せられた唇が、低く落ち着いた声を奏でる。今度は大陸語ではなく、島の言葉だった。優しく肩を叩く指先の感覚に合わせて呼吸を繰り返すと、徐々に脳へ酸素が回り出した。
冷静になった視界で恐る恐る背後を見る。そこにいたのやはり、先ほどの大陸人で。
「落ち着いたか?」
「は、い……」
近い。すぐ後ろに目鼻立ちの整った顔があった。しかも吐息がかかるほどの至近距離で、羽耳をじっくり見られている。途端に恥ずかしくなって身じろぎしたオトに、信じられない言葉がかけられた。
「綺麗な羽耳だな」
「…………!」
儚い人が昼も夜も誰かを想っている歌。
物心ついた時から自然と頭に浮かぶ歌詞は、誰が綴ったものなのか。答えを教えてくれる人はもういない。
ゆったりと弦をなぞり、ほんのわずかな声量で口ずさむ。花びらと葉の擦れる音が、か細い声を優しく包み込んだ。
聴衆はいない。誰もオトに「歌え」と強要していない。だが目の前の命を見捨てることなんてできなかった。それが見ず知らずの大陸人だとしても。
「ケホッ、ゴホッ、っく……!」
喉奥の鳴管を震わせ、酷く咳き込んだ。息が詰まり、声が割れる。とても人に披露できる仕上がりではない。もはや歌と呼べるのかもあやしい。
それでも。悪しきものを追い祓う神聖な声を絞り出し、目の前の命のためだけに、無様だろうと歌った。
「心憧る御霊はゆらら
さららと消えゆ月草の音
相響むまで、恋ひ渡る……」
短い歌が終わると、夢喰がふわりと飛び立った。歌が届いたのだ。
籠は持ち歩いていない。オトが指先を差し出すと、そこにはらりと黒い影が留まる。
「お行き、なるべく遠くへ。次は籠に入れられてしまうかもしれないわ」
喉が枯れ果てた聞き苦しい声で告げる。その言葉に促されるように、指先から飛び立った黒蝶はオトの頭上を一周し、空へ羽ばたいて行った。
上手くできた、助けることができた。その事実を噛みしめながら、あらわになった男の顔を見下ろす。そして思わずほう、と感嘆の溜息をこぼした。
(綺麗なお方……)
色素の薄い金糸の髪がさらりと風に揺れる。それと同じ色をした長いまつ毛が、日の光を浴びてきらりと光った。多くの人が美しいと感じる場所へ均等に添えられた目、鼻、口。カージュにも見目麗しい者は多いが、どこか別格に思える。
瞳はどんな色なのだろう。声は、どんな風で。
そんな考えが浮かんで、慌てて頭を振る。
生きる世界が違う人に焦がれて何になると言うのだろう。そもそも、この眉目秀麗な男の瞳に醜い自分が映ることに耐えられるのか。
立ち去ろう、少しでも早く。
口をきゅっと噤んでリラを風呂敷に包んだその時。
『――……どこだ』
「え……?」
大陸語で何かを呟いたと思ったら、男は上半身の力で勢いよく起き上がり、葉っぱだらけの頭をきょろきょろとさまよわせた。金のまつ毛に縁取られた意思の強そうな群青の瞳が、硬直するオトを突き刺す。
『蝶だよ、蝶! 俺が集めていた夢喰はどこ行った!?』
「えっと、あの……」
『クレセンティアに来たからには一度はお目にかかりたいと思って昼寝をしていたのに、まさか一匹も捕獲できないなんて! ……君か? 君が何かしたのか!?』
「ひっ……!」
美貌の人に両肩を掴まれ、乾いた喉が引き攣る。
何を言っているのかわからないが、すごく責められている気がする。男の詰問を真正面から浴びて、張り詰めた緊張の糸がぷつんと切れた。
「ご、ごめんなさい!!」
河川敷に響き渡る大きな謝罪。ここ数年で一番の声量だったと思う。
きつく瞑った目尻から堪えきれない涙が溢れたその時。耳を叩くような羽音が周囲の低木から鳴り響く。思わず二人は頭上を見上げ、目を見開いた。
『夢喰が、こんなにたくさん……』
男が無防備に呟く。
それは枝葉の間に身を潜めていた黒い蝶。澄んだ空を覆い尽くす圧巻の数が、オトの声に反応して一斉に飛び上がったのだ。
一人の雛鳥が祓える夢喰の数はたかが知れている。だからこそ楽徒を組んで集団演奏をするのだ。しかしこの量は、その定説を遥かに越えている。
何が起きたのかわからず、涙を拭うことすら忘れて幻想的な空を見上げるオト。だが大声の謝罪が最後の留めになったのか、かつてないほど激しく咳き込んだ。男に背を向け、雑草に手をついて肩を上下させる。喉が内側から引き裂かれそう――そんな恐怖に襲われた。
「ゲホッ! ゲホッ! ~~~ッう゛、ぅ……!」
あまりの息苦しさに嗚咽を漏らした。
混乱する脳裏に浮かんだのは、かつて自分を囲っていた大人たち。歌う以外で声を発することを禁じられ、喉が潰れようものなら激しく罵倒された。言葉だけでなく、手を上げられることだって。
――私たちのために、死ぬまで歌っておくれ。
平手打ちされた右頬、失った羽耳の痕から血が滴る左頬。みんながオトに「歌え」と言う。縛って、閉じ込めて、叩いて。
美しいツツジ並木の風景が暗い洞窟に宛がわれた祭壇に掻き消されそうになった時。潤んだオトの視界を大きな手が塞ぎ、背後へ力強く引き寄せられた。ふわりと鼻孔をくすぐったのは、異国の薫香。
「ゆっくり息を吐け、過呼吸になってしまう」
震える右の羽耳へ寄せられた唇が、低く落ち着いた声を奏でる。今度は大陸語ではなく、島の言葉だった。優しく肩を叩く指先の感覚に合わせて呼吸を繰り返すと、徐々に脳へ酸素が回り出した。
冷静になった視界で恐る恐る背後を見る。そこにいたのやはり、先ほどの大陸人で。
「落ち着いたか?」
「は、い……」
近い。すぐ後ろに目鼻立ちの整った顔があった。しかも吐息がかかるほどの至近距離で、羽耳をじっくり見られている。途端に恥ずかしくなって身じろぎしたオトに、信じられない言葉がかけられた。
「綺麗な羽耳だな」
「…………!」
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